櫻井祐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
AI開発は日進月歩で進んでいる。少し前に最新のAIモデルとして登場したものが、明日には追い抜かれるなんてことが当たり前となっている。
そして今後、早ければ数年、遅くとも数十年のうちにシンギュラリティ(技術的特異点)を迎えると言われている。
人類の知能を遥かに超えるASI(超知能AI)が開発されることで、あらゆる分野においてパラダイムシフトが起きる。そう言われている。
だが超知能AIが開発されることは人類にとって恩恵ばかりとも限らない。むしろ人類の絶滅の可能性が高まる、と警鐘を鳴らすのが本書である。
では、なぜ超知能AIが開発されたら人類が絶滅するのか。
それは実は本書を読んでも(明確な答えとしては)わからない。
AIの開発は日に日に進んで入るものの、その中身は人間にとってブラックボックス化している。仕組みやプログラムの土台は人間が作ったものの、その中で行われるルール(数式)はAIが自身で作ったものである。
人間の言語や組んだプログラムでは効率が悪いため、AIは独自の言語を使う。そのため、ブラックボックスの中で人間の意図とはズレた振る舞いを起こしたり、それどころか人間に気が付かれないように何かしらの計画を立てることさえ可能とされている。
先日、サイバーセキュリティ面において革新的な能力を持つと発表されたアンソロピック社のClaude Mythosは開発の段階で嘘をついたり、人を騙そうとするような振る舞いがあったこともわかっている。
このような事態を起こさないために、AIアライメントと呼ばれる、人間とAIの意図の不一致を起こさないための調整が重要とされている。
しかし、AIアライメントのような安全対策に時間やコストを割くのを重要だと企業はわかっていながらも、開発競争で覇権を握るためにもAIアライメントが疎かになるというビジネス上のジレンマが発生しているのも事実である。
このような状況で、もしも超知能AIが開発された場合、人間と超知能AIとの間で意図のズレが生じてしまい、結果として絶滅の危機が高まるのだと言う。
第二部では、一つのシナリオとして絶滅までのプロセスが語られる。
正直、SF小説か映画のような突飛な話に思える。
だが超知能AIが医療や物流、金融、政治などあらゆるネットワークにくっついたとき、このようなシナリオも有り得るのかもしれない。
人類は超知能AIの仕業だとも気が付かず、ジワジワと絶滅に追い込まれていく。
第三部では、そのような絶滅シナリオを迎えないためにどうするべきかが展開する。
先ほど記したようなAIアライメントの徹底もその一つだ。
だが現在の激しいAI開発競争のなかで各企業の良心に頼るのもなかなか難しいのも事実である。
かつての原子爆弾の開発競争と同じように、現在どの国が超知能AIを開発出来るかが次の世界の覇権争いとされているからだ。
仮にアメリカの全AI企業が開発にストップをかけたとしても、その状況をチャンスと捉えた中国がAI開発のスピードを上げるかもしれない。米中がストップをかけたとしても他の国では?
だからこそ、全ての国でAIアライメントの調整をしないといけない、と著者は語る。
そのために多くの人々に超知能AIの危機感を持ってもらいたい、というのが本書の投げかけである。
核開発はかつて、人類におけるプロメテウスの火と言われていた。
現在、新たなプロメテウスの火とされているのが超知能AIである。
核に関しては、完成させたとしても使う、使わないの選択は人類に用意されていた。しかし、超知能AIは、一度開発されてしまったら最後、後から人間側が制御や調整するのは極めて難しいのだと言う。何なら無理なんだとか。
AIは驚くべきスピードで進化している。だが、もしかしたらAIの進化が上がれば上がるほど人類滅亡の危機は高まっているのかもしれない。
面白くもあるが、すぐそこに迫った未来の到来に怖くもなった。 -
Posted by ブクログ
読みたかった一冊。ようやく読むことができた。
課題、問題に対処療法ではなく根本治癒へアプローチし未然に防ぐ考え方。
今そこにある問題を解決する様は一見派手で分かりやすいものかもしれないが、そもそも問題が起こることが問題だと。
本書では上流思考を阻む障害として
・問題盲
そんなものと思い込む
・当事者意識の欠如
自分でもできることあるのに
・トンネリング
視野狭窄 目の前のことしか見えない
を挙げている。
自分も一歩立ち止まり、この結果は妥当なのか、他力本願でいいのか、なぜこのような結果になるのかを意識したい。
今ある当たり前、正常運転は先人達の上流思考の賜物なのだろう。 -
Posted by ブクログ
■作品紹介・あらすじ
・プレゼンの説得力、爆上がり。スタンフォード経営大学院教授が教える、直感に訴える「数字の言い換え表現」100連発。
・×40%の人が、トイレのあと手を洗っていません。
◯あなたが握手する5人に2人は、トイレのあと手を洗っていないかも。
・×「平均的なアメリカ人はSNSを1日2時間ほど利用します」
◯「金曜だけSNSをやめれば5か月で『戦争と平和』を読破できます」
・×「1万3095人中7857人の兵士が命を落とした」
◯「兵士1000人あたり600人が死亡した」
・×「家畜の温室効果ガス排出量は、世界全体の排出量の14.5%を占める」
◯「もし世界中の牛が集まって国をつくったら、世界第3位の温室効果ガス排出大国になる」
・全米ベストセラーの超実践的メソッド。
世界150万部超 『アイデアのちから』 著者最新作。全員、数字に強くなる本。
■みんなの感想まとめ
・数字の魅力的表現/プレゼン力向上/実践的コミュニケーション/感情に響く数値/身近な数字の例/直感的な情報伝達/経営学の視点/数字の理解を深める/説得力のある話し方/日本事例の活用/
・数値を分かりやすく、印象的に伝える方法を学べる本で、特にプレゼンやコミュニケーションにおいて説得力を高めるための実践的なメソッドが紹介されています。著者は、脳が瞬時に理解できる範囲を考慮し、数値を小さく丸めたり、身近な例に置き換えることで、相手に優しく伝える技術を提案しています。例えば、難解な数字を「10人中3人」や「25人に1人」といった形にすることで、理解を深めやすくしています。また、具体的な例を通じて、数字の翻訳がどのように役立つかを示し、読者に新たな視点を提供します。日本の事例も交えられているため、親しみやすさも感じられ、数字に強くなりたい人にとって有益な内容となっています。
・はじめに 数字は「翻訳」しないと伝わらない
・本書を活用する方法
1.すべての数字を翻訳しよう 相手にやさしい数字を使おう
2.なじみやすく具体的な「人間のスケール」に変換しよう
3.感情的な数字で人々の考え方や行動を変えよう
4.縮尺モデルをつくろう
エピローグ 数字の価値
付録 数字を相手にやさしくする方法
■イントロダクション
・ビジネスにおける「数字」の力、「数値化」のメリットはしばしば強調される。あらゆる意思決定の場面において、数値化されたデータは明確なエビデンスとなる。また、プレゼンなどのビジネスコミュニケーションの際に数字を使うことで説得力を強化できるかもしれない。
・だが、数字には「伝え方」があるのだ。本書では、「ただの数字」を「伝わる数字」にする「言い換え=翻訳」の方法論を解説。一見難解に見えたり、身近に感じられない数字表現をわかりやすく、また感情に訴えられるような表現方法を、多数の例を用いて指南している。
・桁数の多い大きな数字をそのまま提示しても、ただ大
きいとしか受け取られないことが多い。そこで、身近な「時間」や「暦」を使ったり、「1人あたり」など「1」を使って直感的に理解できるようにするなどの方法が効果的だという。
・著者のチップ・ヒース氏はスタンフォード大学経営大学院教授。弟ダン・ヒース氏との共著『アイデアのちから』(日経BP)、『スイッチ!』(早川書房)などがニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーとなった。カーラ・スター氏はサイエンスジャーナリスト。報道番組のコメンテーターとしても活躍している。
■直感に訴えるような経験に「翻訳」しないと数字は頭から抜け落ちる
・仕事の世界は数字であふれている。アスリートから気候科学者、マーケティング担当者まで、どんな人も数字を使って仕事の成果を計測し、自説を主張し、人を動かそうとする。それなのに、「自分は人より数字に弱い」と思っている人がとても多い。
・でも実は、数字を本当の意味で理解している人はいない。それは、人間の持って生まれた性質のせいだ。
・人間の脳は、小さい数字を処理するように進化した。1、2、3、なんなら4や5まではパッと見ただけで認識できる。子ども向けの数の絵本を読めばすぐわかる。3匹の金魚の絵を見たら、脳は数えるまでもなく「3!」と叫ぶ。これは、人間が数字体系を発明するはるか前に脳が開発した「瞬間的認識」と呼ばれるプロセスだ。
・人間の直感に訴えるような経験に「翻訳」しない限り、数字は頭から抜け落ちてしまう。正しい意思決定を下すために、苦労して正確な数字を導き出しても、その数字が頭から抜け落ちてしまったら元も子もない。
■「時間」「暦」など日頃から理解されている数字に言い換える
・“アメリカ政府は子どもに1日5単位以上の野菜や果物の摂取を促す、「ファイブ・ア・デイ」キャンペーンを展開しています。これに対し、マクドナルド1社だけで、このキャンペーンの350倍もの広告宣伝費を投入しています。[1単位:加熱済みの野菜半カップ、または生野菜・果物1カップ]”
・これを読むと、ファストフードの広告宣伝費のほうがケタ違いに多いことがわかる。だが、パッと読んでわかるのはそれだけ。つまり、単に「とても多い」ということだけだ。
・いま挙げた数字を翻訳した、2つの例を比べてみよう。
・翻訳A:マクドナルド1社だけで、このキャンペーンの350倍もの広告宣伝費を投入しています。
・翻訳B:子どもはマクドナルドのCMを5時間50分見る間に、「ファイブ・ア・デイ」キャンペーンのCMを1分しか見ません。
・翻訳Bのほうがベターだ。ただ広告宣伝費が多いというだけでなく、それが子どもに関わることとなれば、心に響く。また、この例では「予算金額」を「時間」に変換した。「350」を時間と分に分解して表したことで、より具体的で、より重大な話のように感じられる。
・だが、翻訳Bはさらによくすることができる。
・翻訳C:子どもがマクドナルドのCMを1日1回見るとすると、「ファイブ・ア・デイ」キャンペーンのCMを見るのはほぼ1年に1回です。
・暦の時間は、ただの数字よりも心に響きやすい。1日や1年の長さは、誰もが肌感覚で知っている。だから暦の時間に変換すれば、胸にストンと落ちる数字で表すことができる。「私は暦に強くないから」なんて言う人は誰もいない。
■「視点を変える語句」を加えればわかりやすくなる
・数字は人間の母国語ではない。アメリカでも、日本でも、世界中どこでもそうだ。データベースに入れるならそのままの数字でいいが、議論やプレゼンテーションで数字を使う場合は、どんなときも必ず、人間の理解できる言
葉に翻訳しなくてはならない。
・そう固く信じるマイクロソフトリサーチの2人の科学者、ジェイク・ホフマンとダン・ゴールドスタインは、「パースペクティブエンジン」というプロジェクトを10年近くの間指揮している。プロジェクトの目的はただ1つ、
「数字を人間に理解しやすくするためのツールを開発すること」だ。
・マイクロソフトの検索エンジン、ビングは、1日数百万件もの検索に応答する。パースペクティブエンジンのチームは、ビングの数に関する検索結果に単純な「視点を変える語句」を加えれば、検索結果がよりわかりやすく、
記憶に残りやすくなるのではないかと考えた。
・そこで簡単な実験をやってみた。たとえば、ただ「パキスタンの面積は79.6万平方キロメートルです」という検索結果を返すだけでなく、「これはカリフォルニア州の約2倍です」などの、単純な「視点を変える語句」を追加した。それから、数分から数週間までの期間を置いて、検索者が検索結果の情報をどれだけ覚えているかをテストしてみた。
・結果、視点を変える語句には、効果が高いものも、それほどでないものもあった。身近な州や国との単純な比較を示したときは、思い出す確率がより高かった。だが、どんな比較もないよりはましだった。ちょっとわかりにくい比較でさえ、数字だけを示した場合よりも記憶に残りやすかった。
■「1」に焦点を当てて、相手が理解できる大きさの数字にする
・数字を理解してもらうための一番手っ取り早い方法は、相手にとってなじみ深い、単純なものの一部分に焦点を当てることだ。全社員の中の1人。全住民の中の1人。全生徒の中の1人。1つの企業。1つの結婚。1つの教室。1つの取引。1つのゲーム。経験全体の中の具体的な1部分にフォーカスするのもいい。数回の訪問のうちの1回。1年のうちの1日。四半期のうちの1カ月。この簡単な設定で、要点をクリアにできる。
・レブロン・ジェームズはNBA(北米プロバスケットボール・リーグ)史上初の、通算3万5000得点を達成しました。→レブロン・ジェームズはNBA入りしてからの18年間で、1試合平均27得点をマークしています。
・人はとかく「すごい」と思われるような、驚異的な数字を使いたがる。3万5000得点は膨大な数に思えるが、27はそうではない。少なくともパッと見では。
・この思い込みを、僕らは「大きさ至上主義」と呼んでいる。ついつい大きな数字を使いたくなるが、本当に必要なのは、相手が理解できる大きさの数だ。
・レブロン・ジェームズの例で言うと、普通の選手の通算得点がどれくらいなのかを、ほとんどの人は知らない。だが「1試合27得点」は、縦横無尽の大活躍だ。それが高校や大学時代の平均なら、バスケの達人だとわかる。同じことをNBAで18年間やり続けているときたら、とんでもない達人だとわかる。それを知るには、平均的な1試合を見るだけでいい。これが「1」の力だ。
■「一連のプロセス」に変換する
・シリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)が1999年から2001年までに投資した金額は、1998年までの投資総額の4倍を上回る、2040億ドルだった。VCは業界の平均利益率18%を維持するのに必要な1兆3000億ドルの利益を、2012年までに生み出せるのだろうか?
・「1兆3000億ドル」は莫大な金額だが、VCにはこれまでインテルやアップル、シスコ、ネットスケープといった巨大企業を生み出してきた実績があったから、実現の可能性があるのかないのかは判断しにくかった。するとフォーチュン誌のライターが、これを一連のプロセスに変換して説明した。
・VCは現在の規模の投資でも高い利益率を維持できるのだろうか?2040億ドルの投資に対し、2012年までに1兆3000億ドルの利益を上げなくてはならない。
→「こう考えてみよう。イーベイはドットコムブームの数少ない成功例の1つだ。イーベイの時価総額は一時160億ドルに達し、同社に投資したベンチマーク・キャピタルは40億ドルを超える利益を得た。
・では、VCが18%の利益率を今後10年間維持するには、イーベイ級の会社を何社上場させる必要があるだろう? 325社以上だ。つまり今から2012年までの間、イーベイ級
の会社を10日ごとに1社上場させ続けなくてはならない」
・もう少し最近の例を挙げれば、「今後8年にわたって、フェイスブック級の会社を毎月3社ずつ上場させる」ことに相当する。つまり「そんなのあり得ない!」となる。
・ベンチャーキャピタルは2002年に、今後10年間で1兆ドル以上の時価総額を生み出さなければ従来の利益率を維持できないほどの金額を、スタートアップに投資していた。10年という長期間を考えれば、それほど無理な話ではないようにも思われた。だがフォーチュン誌が言い換えると、ようやく彼らは悟った。「そりゃ無理ってもんだろう!」、と。
・ベンチャーキャピタリストは必要な情報を持っていなかったわけでもなく、計算が苦手だったわけでもなかった。人間なら誰しも、膨大で複雑な数字を目にすると、未来を過度に楽観視したり、わけがわからなくなったりすることがあるのだ。
■コメント: 著者らが紹介する「翻訳」は、その多くが「そうだったのか!」といった驚きの感情を喚起する。「感動」と言ってもいいかもしれない。本書のエピローグには「数字に強い人とは、数字が表すものごとに感動できる人なのだ」との一文がある。数字には冷徹で無機質なイメージがあるが、それを「感動」という包み紙とともに相手に手渡すことで、「共感」や「相互理解」が得られるということなのだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学生時代はコンラート・ローレンツ(動物学)やリチャード・ドーキンス(進化生物学)などが結構好きでした。
当時は「人間はなにか」というテーマで卒論・修論を書いておりましたが(哲学専攻)、テーマ設定の時点で哲学独自で論を進めるのも難しく、こうした分野の本を結構読みました。
本書についても、当初は類似の方向かなあと思っていました。つまり、動物の行動や特性から人間にも共通する性質を読み取る、というものです。
・・・
まあ私の読みはそこまで外れたものではありませんでした。
筆者らは、バッタをはじめ各種動物を色々と観察し、人間も含めた動物がタンパク質欲を持つことを発見しました。
もちろん、食物は純粋にタンパク質だけではなく、脂質や炭水化物、あるいは食物繊維などが含まれています。どの動物も必要タンパク質量を満たすのに最適な食物を(自動的に)とるというのです。その際、高たんぱく質食を取れる場合は脂質や炭水化物不足でも食事を止め、逆に低たんぱく質食しか手に入らない場合、カロリーオーバーでもタンパク質をとるべく食べ続けるというものでした。
更には、食餌の取り方によって、寿命を延ばす・生殖しない、寿命は短い・子孫を増やす、というスイッチ/閾値まで分かってきたというのです。
・・・
これ、すごくないですか。タンパク質量が最重要ダイエット指標となると。
まだ頭の整理が追い付いていませんが、炭水化物抜きダイエットや肉食のみダイエット、絶食ダイエットなど色々ありましたが、幾つかはひょっとしたら間違っているかもしれない可能性が出てきたかもしれませんね。いや、痩せられるのかもしれませんが、その副次的な影響があるようですね。
・・・
更に、本書の白眉たる点は、どういう食事が良いのか、というものについても述べている点ですね。
これはいわゆるホールフードという、加工度が少なく多くの栄養素が含まれる食品ですね。
で、更に良いのは、逆にどういうものが良くないかという所にまで言及していることでしょう。
ここにきて、やや左翼的?陰謀論的?な流れですが、個人的に大好物なトピック。
意識的か無意識的か、グローバル食品会社は加工食品にタンパク質を極力入れず、食物繊維を除き、脂質と炭水化物ばっかりの超加工食品を作っていると。
人間の食欲のドライバーがタンパク質量だとすれば、こうした超加工食品はタンパク質欲を満たすことが出来ないので、どんどん摂取すると。更に食物繊維を含まないため口当たりよく人には美味しく感じるということ。
かつて『食べてはいけない』という書籍がありましたが、30年後に科学の世界からも超加工食品が良くない点が裏付けをされたといっても良いでしょう。
またこうした食品会社が米国政府に圧力をかけて政府のアナウンスの形を変えていることも語られていました。
・・・
ということで、生物学・栄養学の折衷的な本でした。
私の好みにドンピシャな内容でしたが、きちんと理解するためにまた時間をおいて再読したいと思います。
なおビジネスパーソン的には、これをコンディショニングの本として読むべきでしょう。どういう食事で自らをコントロールするか。多くのダイエット本がありますが、本書もその参考として良いと思います。 -
Posted by ブクログ
もはや生活の1部となった生成AI。その生成AIのブームの火付け役となったChatGPTを作ったオープンAIのCEOを務めたアルトマンの半生、考え方、その振る舞い、それからオープンAIをめぐる様々な初期の出来事がまとめてわかる本として、もはや必読書とも言える話題の書。
現在の政治経済社会の根幹部分の技術的再実装が、少数のスタートアップ系コミュニティの中から生まれているという現実を知ることができる。
今まさに国内でも展開される米系AI企業と国家との関わりやその中で登場する人物や会社、それらがどのように生まれ、切磋琢磨し、成長し、どのような未来を作る(あるいは影響するのか)、この物語に出てくる様々なエピソードや人々の事を知る事で、解像度が高まると感じた一冊 -
Posted by ブクログ
ネタバレイノベーションのジレンマ三部作のラスト
メモ
•破壊的イノベーションの理論
単純、安価、画期的
•破壊的イノベーションはローエンド型と新市場型の2種類ある
•変化のシグナル、競争のバトル、戦略的選択
•変化のシグナルを見つけるには
無消費者、満たされない顧客、過剰満足の顧客に着目する
•成功する新市場型破壊的イノベーション
財力やスキルがないため重要な用事をかたづけられなかった顧客に手頃な製品サービス提供し、用事を片付けられるようにする
顧客の行動や優先順位を変えなくても前から片付け用とした用事をより簡単に片付けられるようにする
•経営状況を把握する方法
資源 企業がもっているもの
プロセス 事業を行う方法
価値基準 優先順位付の基準
•非対称な動機づけを探す
絶対的な規模の差
ターゲット顧客の違い
既存とはかけ離れたビジネスモデル
•非対称なスキル
非対称が十分でなければ取り込みが自然な選択肢に
•戦略的選択 破壊の黒帯、バリューネットワーク、準備計画
新規参入企業が誤った準備計画を実行する
新規参入企業が既存企業と重複するバリューネットワークを構築し、既存企業が取り込みやすい道筋を作ってしまう
既存企業が破壊の黒帯をえて、自らに働く力を有利に活用する能力を身につける 破壊を推進するスピンアウト組織をつくるなど
•イノベーションの理論を使って業界の変化を予測する方法
変化のシグナルを探す 業界の環境変化や満たされない顧客課長、満足の顧客を新しい方法で獲得しようとしている企業を示唆するシグナルはないだろうか
競争のそのバトルを評価する。競合企業の経営状況を把握し、非対称性の剣と盾を持っている企業を探す。
破壊のプロセスを正しく実行できるチャンスを増やす。重要な戦略的選択に目を配る。 -
Posted by ブクログ
あの有名なジャムの実験の人!
本人も、実験がこんなに有名になって驚き!と書いてあった。
「選択」とは:
状況を自分でコントロールしたい欲。
そうできない状況はストレスになる。
選択にはまず、「自分の力で変えられる」という認識が必要。
人は本能的に「選択」を求めてしまう。そして選択肢を増やしたがる。
選択の決定権の大きさよりも、選択できるという「認識」が重要。
自分の人生を選択という次元で、自分に可能なこと、実現できることと捉えた方が未来は明るい。
前半は、その人の過去の経験、育ってきた文化によって「選択」に対する認識が異なる話で、面白かった。
後半は、人間全般における認知バイアスの話で、これは他の本でも欲出てくるもので、まぁまぁまぁ。
以下メモ
・文化はそこに住む人の世界を認識する方法に影響する
選択の判断基準:個人主義の文化→自分のため
集団主義の文化→周りのため
・人々が与えられたと感じていた選択の自由度が、彼らが望ましいと考えていた選択の自由度に一致すると満足する
望む自由度は文化によって異なる
・自由:
する自由freedom from
政治的・経済的・精神的な束縛「からの自由」※檻からの自由
からの自由freedom to
「やりたいことを実際にできる能力・機会」を含んだ自由。※檻を出た後の自由
資本主義は「からの自由」を尊重しがち
共産主義は「する自由」をある程度与える代わりに「からの自由」を制限しがち
・選択に関する考え方の違い
自分で選んでいるつもりでも、過去の経験に引っ張られている
・平均以上効果
人々が自分の能力や特徴を客観的な平均より上(上位10%)だと過大評価してしまう認知バイアス。でもあまりにも平均と離れるのはイヤ
大多数の人は、目立ちたがりだが、奇抜で孤独な少数派になるのはごめんだと思っている。
・選択の自由を手放すことを嫌うが、どの道を選んでも幸せを損なう選択も存在する。選択できることを手放すことも選択の一つ。それは、最初から選択がないこととは異なる。
・私たちの選択は他者の選択といつも結びついている。そして他者の目に映る自分は、内なる想像上の完璧な自分ではなくて、これまでとこれからの選択の積み重ねとしての自分なのだ。
・コカ・コーラの赤=サンタクロースの赤
コカ・コーラはこの赤色の特許を取得している
・プライミング
最初に目にする・聞く言葉やイメージが、脳の連想ネットワークを活性化させ、後続の情報をその枠組みで解釈しやすくなる。無意識的に「条件付け」されるため、自分で気づかずに選択が変わる。 -
Posted by ブクログ
帯が「LIFE SPAN」作者のデビッド・A・シンクレア博士だったので見つけた途端、手に取ってました。博士は面白くてイッキ読みしたそうで。
最近日本でも、老いない研究が注目されているけれど、この本も「食」を通して、どんなバランスが人間の長寿につながるのか、バッタやマウス、オラウータンなどの実験動物を通して気の遠くなるような細かい調査を行い、長い年月をかけて完成させた「今のところ」の集大成です。
研究者は本当に好きじゃなきゃ続けられないなと頭が下がります。お金もかかるしモチベも素晴らしい。体を張ってます。
タンパク質や炭水化物の重要性がバランス的にどのあたりなのか、実際にこれを此位と書いてあるわけではないですが、比率別に実験してどれが長生きするのか、詳しく書かれています。
とても興味深くあっという間に読み終えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレGoogleとYouTube出身というデジタル人間の2人が、デジタルデトックス的なライフスタイルを提唱している。
かなり思い切った方法もあるけれど、わくわくする予定を1日1つ入れるとか、取り入れたいヒントがたくさんあった。
運動やリアルフードがいいなどの一般的なことも、知ってるのと実際にやるのとは大違い。
失敗してもいい、と親しみやすい口調でまとめられてることもあり、スモールステップでもいいからやってみようという気になった。
実際に自分でも試したことのある、一番だら見しやすいサイトのブックマークを消すとか、あ、方向は合ってるんだなーとうれしくなったり。
頑張りすぎず、できる時には徒歩通勤、やってみようかな。