【感想・ネタバレ】食欲人のレビュー

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科学的な根拠を持って論が展開される。動物にはタンパク質のターゲットがあって、それを満たすまで食べる。現在の超加工食はタンパク質を減らしていたり、消化速度を遅らせる食物繊維を減らしてるのでタンパク質ターゲットをはるかに超えて食べるので肥満になる。なので超加工食品は控えて、食事を整えようと思える本。

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2023年10月01日

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バッタの実験の話が長過ぎて飽きてしまう。
最後のまとめにかけては面白かったので全体としては良い。
自然界の生き物が炭水化物とタンパク質のバランス最適解を取るのはよく考えれば不思議のような、そうでもないような

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2024年03月29日

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超加工食品が私たちを病気にする。
メディアや世の中の利益の為に隠されている事実に目を向けなくてはいけない。
私たちは広告などに踊らされることなく、正しい知識を持って、食べていかなくてはならない。

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2024年03月15日

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人はタンパク質を必要量摂取するまで食べ続けてしまう、というシンプルな説を、様々な実験や観察を裏付けに解説してくれる本。

現代の加工食品は低タンパク質かつ安価で美味しく感じるようできているため肥満に繋がりやすい、というのも頷けます。
(炭水化物ダイエットをしていた知人が「ちゃんとタンパク質を採ろうとすると、食費がかさんで驚く」と言ってたのが思い出されます。)

巻末には各個人が必要とするタンパク質量の計算法も載っているので、健康のために必要な投資と思って、適切な食事を目指す意欲がわきました。

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2024年01月09日

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人間の食欲はタンパク質欲が支配しているとは…
いつもタンパク質の多い食事を心がけているけど中年はタンパク質取りすぎも老化の原因になるなんて!
超加工食品こぇー!!

今後の食生活においてすごく勉強になった。

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2023年12月20日

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何気ない食生活への警鐘を鳴らす本
全生物に共通するタンパク質欲は生きていく上で必要な栄養素を摂るための羅針盤としての役割を果たしてきた。
現代企業戦略の末多用されている化学物質は、有害であるだけでなく、食物のタンパク質比率を薄めてしまい飽食へも誘ってくる。

食べることは辞められないし、幸せを感じる大きな柱であるので、自身でコントロールして健康な生活を送っていきたい。

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2023年10月16日

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健康管理を真剣に考え始めて読んだ本。実践的ではないが勉強になる。必要なタンパク質を求めて人間はカロリーを摂り続ける。かと言ってタンパク質比率が高すぎても長生きできない。タンパク質比率を下げても問題ないのは食物繊維を十分に摂っている時。

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2023年08月30日

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ネタバレ

“どんな場合にも優先されるのは一定量のタンパク質の摂取なのだ”


生物学者である著者が、完璧な栄養バランスで食事をするヒヒや、バッタの食欲システムなどをきっかけに、あらゆる生物に普遍的に存在する食欲システムは存在するのかに迫った作品。そのカギとなるのはタンパク質である。

 昆虫や動物を含めた私たち生物は、タンパク質欲が満たされるまで食べ続ける。だからと言ってタンパク質を多く摂れば良いというわけではなく、タンパク質の過剰摂取は老化を早め寿命を縮める生物学的プロセスが作動する。
 現代の食事はタンパク質の割合を減らし、食物繊維の含まれていない“美味しい”食事によって食欲システムのブレーキが効きにくくなっているこれらを理解した上で、生物学的な食欲システムとうまく向き合っていく必要がある。

実験室の中だけでなく、気の遠くなるようなフィールドワークによる観察の過程が面白かった。摂食記録を得るために砂漠で12時間ぶっ通しで1匹の野性のバッタを追跡したり、観察対象のサルの警戒を解くために、デング熱や自然災害に晒されながら半年間森の中で生活したりと、この本の見どころは過酷で気の遠くなるような研究に挑んだ昆虫学者の執念なのではと思った。

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2023年08月25日

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とても読みやすかった。仮説のたて方、検証方法、分析と考察も、納得できるものだった。

p401『いま流行りの、ヴィーガンからケトンまでの様々な栄養哲学は、特定の状況では健康的な食事になるが、ほとんどの人は続けることができないし、経済的な既得権益や怒り、狂信が深く絡んでいる。』

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2023年08月14日

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バッタからヒトまで30年以上にわたる細かな気の遠くなるような実験ではあるが、ヒトの寿命からすればまだ短いのか。それでも核心をついているように思われる。興味深い内容だった。
手元にある食品の原材料名を見ればNOVA超加工食品群に特徴的な成分がしっかり書かれている。何をどう選択して食べるかを問われている

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2024年04月01日

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ネタバレ

タンパク質レバレッジが重要。超加工食品は人体への悪影響の検証がされていないらしい。
この本を読むと、生物の本能としてタンパク質や炭水化物、脂質の割合を調整する機能が備わってることが分かります。
一番の驚きは、タンパク質をある量まで満たさないと、炭水化物などたくさん食べすぎてしまうこと。

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2024年03月07日

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なぜ肥満が増えているのか。食欲を我慢できないのか。その答えを30年かけて実験した結果がまとめられていてとても面白かった。

結論としてはたんぱく質欲により食べてしまうということ、食物繊維が重要ということがわかった。

さらに今は超加工食品によりタンパク質摂取が減り、より一層タンパク質を求めて総カロリーが増えてしまうこともわかった。

必要なタンパク質を満たすために食べなければいけない食事の量を1日のカロリー以内で収めることが大切。

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2024年02月16日

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①1日の必要摂取カロリーを計算しそのうちの18%がタンパク質をしめるようにする。
②超加工食品を避ける
③高タンパク質食品を食べる
④繊維を食べる
⑤カロリー信奉をやめる
⑥食べ物をシンプルに
⑦空腹を意識
⑧塩味が欲しい時はタンパク質(旨み、アミノ酸)を感じたい
⑨食欲を信じる
⑩運動にはタンパク質を20g
11夜間は食事を控える

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2024年01月23日

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ネタバレ

タンパク質欲
人、全ての生物はタンパク質ターゲットに基づき、
自然にその必要量を満たすように食事をする。

したがって低タンパク質食では脂質、糖質の摂取量が増え結果カロリーも増えてしまう。

近代の超加工食品の普及により、低タンパク質(なのに美味しい、人工的な味)食品が増えている。

妊婦が取るべきタンパク質比率は18-20%
少なすぎると赤ちゃんの体組成が高脂肪になり、高すぎると痩せた身体になってしまう。

また乳幼児期の食事では、低タンパク質食が良く、7%程度が推奨される。(母乳食の場合概ねこの水準)
粉ミルクはタンパク質が高く10%を超えてしまう。すると高BMIの幼児になりやすい。

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2024年01月09日

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【背景】
①なぜ読むか
心身の健康を食事から考える。
②何を得たいか
「タンパク質欲」への知識。
③読後の目標
知識を元に、食生活を改める。
【著者】
デイヴィッド・ローベンハイマー
スティーブン・J・シンプソン
【出版社】サンマーク出版
【感想】
食べたい物を食べることの大切さを学んだ。「食べたい」という思いは本能的なものであり、ホメオスタシスの影響を受けて、自然にバランスを考えてくれている。
自身の食生活を振り返ると、超加工食品があふれていることに気がついた。フレッシュな食材を選ぶようにしたい。

本書からは話が逸れるが、私たちの食生活は大きく変化しつつある。お惣菜やホットスナックのコーナーが年々拡大している。私たちの食生活から「調理」が減り、「購入」がその分を補填している。
私自身も魚を上手に捌くことができず、「これでいいのだろうか」と悶々としている。本書では、栄養素的な側面から警鐘を鳴らしていたが、文化的側面からも食を考えていかなければならないのではないのだろうか。、

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2023年12月23日

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タンパク質をターゲットとして食事の量が変わる。現在の食事環境から高カロリーの食事になりやすい要因を論理的に納得いくものとしてくれた。
また低タンパク質が寿命を長くするにはいい点は新たな発見だった。そしてそれには良質な炭水化物(野菜!)が必要であるということ。
意識して食べたい。

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2023年10月12日

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現代人の食生活に警鐘を鳴らす一冊。
食欲の根源は虫もヒトも【たんぱく質欲】、たんぱく質量が少ない食事だと食欲が満たされず、まだ食べられる感覚になる、というのには納得。(ポテチに手が伸びる感覚)現代人がどれ程身体に悪いものを摂っているのか。。企業の目論みも怖い。
論文であれば目にすることがないであろう程の研究結果が掲載されていたが非常に読みやすい一冊だった。

必要量のたんぱく質を摂取する→15-20%、超加工食品の摂取を控える、繊維を取る
は即実践しようと思う。

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2023年10月08日

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昆虫やクモの食性と栄養の研究から始まって、野生動物、霊長類そしてヒトの栄養学まで科学的に突き詰めていった筆者らの探求心に敬意を表したい。その結果として、生き物が食べるものを選択するときに重要な要素はタンパク質の比率であることを発見したところは興味深かった。現代人が(特に米豪で)肥満に悩まされていることについて、食べやすい(超)加工食品を販売して過剰摂取を促している大手食品会社の罪だと断じていることについては、一方的な議論なのではと思った。保管しても安全で時短で食べられる加工食品が、子育てと食事作りに追われる家庭人たちや、低所得の人たちの日常を支えている「功」の面もあると思う。要は食についての教育次第なのではないだろうか。

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2023年10月03日

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食事、ダイエットについてお悩みの方におススメの本。

帯に書いてある通り、人間を含むあらゆる動物は一定の「タンパク質」の接種を求める、という内容。
いろんな研究をドキュメンタリーみたいに読ませつつ伝えてくれるので、論旨は単純だが面白いしなかなかの説得力。

お金に困っている人に肥満が多いのも、安い食品には糖質や脂質が多いわりにタンパク質が少ないものが多いから、一定のタンパク質を取るために摂取量が増えてしまうからとのこと。
つまり痩せたければ、食事を高タンパク質の食品へ置き換えていくことが大切と考えられ、だとすれば大変シンプルでよい(逆に太りたければ低タンパク質の食事にする)。

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2023年09月14日

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とても参考になった。炭水化物を控えるような流行りもあるが年齢によって変化させないといけない。

ただ要は満遍なく本能に従って食べる事が良いと。但し、資本主義経済で粗悪な食べ物もあるからな注意しながら摂食する必要がある。

研究による結果として健康を考える場合知っておくべき情報かと。

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2023年08月27日

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食が細いのもあって自身の食管理についてとりたてて役立てなければならないという道理もないのだが(逆説的には用いうるかも)
なにかで触れたタンパク質と食欲(におけるアクセルとブレーキ)の関係の研究内容を取り扱ったもので興味深かった。

第一章がいきなり「バッタ」を取り扱ったもので、確かに人間の食欲を専門的に研究するにも健康との関連を意識した長年月のものに取り掛かるには、ひとまずより適した研究対象を用いる必要があり、我々の実生活に結びつくサイエンスがこういうニッチから始まっているのだと思うと学問の経済性とはやはり難しいものだと感じる。

改題や装丁で手にとりやすい書籍に仕上がっていて、ややもすると健康トンデモ本にも似たようなテイストのものがあるにはあるが、元は重ための硬質な本のようで信頼が置けそうに思える面白い経緯。

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2023年08月19日

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ネタバレ

少し前に話題になっていたので読んでみた。
35年以上の研究を経て、食欲の謎に迫った本。
結論から言うと、もっと早く読んで食生活を改善しておけばよかった。

本の9割はさまざまな事実の解明とそれに至ったあらゆる実験について書かれてあるので、途中で少し飽きてしまったけど、根拠を示すという意味では重要だし、科学的なアプローチに興味がある人には面白いのかも。

結論だけ見たい人は、最後の1割読めば実生活に活かせそう。

★一番のポイント
タンパク質は大事だけどとにかくたくさん摂ればいいというものではなく、ターゲットを決めて摂るのが大事。また、人生のフェーズによってターゲット分量も異なる。低タンパク・高カロリーな食事ばかりしていると、タンパク質欲を満たしたいがためにどんどん食べてしまってカロリー過多になる。

★個人的なメモ
・タンパク質が乏しいカロリーが豊富な食環境では、ヒトはタンパク質の摂取ターゲットを達成しようとして、炭水化物と脂肪を過剰摂取する。だが高タンパク質食しか得られない場合は、炭水化物と脂肪を過剰摂取する。
・子ども時代の食の嗜好は一生ついてまわり、そのまた子どもにも引き継がれる可能性がある。
・子どもは「マーケティング担当者」の格好の餌食。ジャンクフードを親しみあるゲームやキャラクターと絡めて食べさせようとする。
・タンパク質ターゲット:ハリス・ベネディクト法で一日のエネルギー必要量を計算→子ども・青少年は0.15、若年成人は0.18、妊婦・授乳婦は0.2、成人(30代)は0.17、中年(40-65歳)は0.15、老年(65歳超)は0.2を掛ける→その数値を4で割って、一日に摂取すべきタンパク質のグラム数を計算

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2024年04月28日

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昆虫やイースト細胞、マウスや霊長類を長期・個体観察してわかったこと。生物はタンパク質・炭水化物・脂肪・ナトリウム・カルシウムの5種の比率が一定になるように食べている。高タンバクは繁殖に有利だが長生きしない。高炭水化物は長寿。工業製品となった超加工食品には高価な材料であるタンパク質が少ないため、過食になっている。

食べる時には、タンパク質レバレッジ、と唱えなければなりませんね。

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2024年04月20日

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ネタバレ

食欲の正体とバランスの取れた食事の必要性、とりわけタンパク質ニーズについて様々な実験・虫などの生物による研究に基づいて述べられている。著者は昆虫を専門としていた生物学者で、バッタの研究にはじまり、マウス、ヒヒなど色々なケースで事例が述べられている。
あまり新しい発見はなかったのだが、タンパク質は体重×1gとかじゃ全然足りないので、日頃から意識していく必要があると認識

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2024年02月18日

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人が、「いま食べたいもの」をどのように決めているのか、その決め手が「タンパク質」にあるということは知りませんでしたし、様々な実験からデータを取って論理的に展開される議論は説得力があります。

体が必要とするタンパク質を摂取するために「食欲」があり、それに従って食事をしていれば、「本来であれば」体調を壊したり、肥満や高血圧などにはならない、というのも面白い分析だと思います。人々がそれぞれの(多様な)ライフスタイルの中でどのように「必要なタンパク質量」を変化させているのか、そしてその影響はどのようなものなのか、というところにも支店が向けられています。

一方で、後半からは「科学的に生成された(人工的な)食糧は体に良くない」という議論へと向かい、それはそれで間違いではないのでしょうが、ちょっと興ざめだった、というのが正直なところです。

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2024年02月16日

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細かくは読めてないけど、内容は興味深かった。

バッタの食生活などを実験、観察することで、勝手にタンパク質を求めていることが分かる。

トレーニングをしだしてからタンパク質の大切さや、食事についての興味が出てきたのでタイムリーな本だった。

タンパク質ファーストで食べることで食べ過ぎを防げる。
ダイエットする人などには、必須知識!

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2024年02月06日

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全体的として見れば、興味深く読めた本だと思う。

タンパク質欲をキーワードに、タンパク質の必要量(割合)を満たす中で炭水化物や脂肪を摂りすぎることがあること、タンパク質の摂りすぎは寿命に影響してくるという点が、特に見どころ。

一方、11,12章で超加工食品の話を長く展開してしまったのが、個人的にマイナスポイント(流れ上行くとは思ったが、余りにもテンプレ過ぎる)。
ここから最後のポイントのところで戻せなかったら、評価もっと下げてたと思う。

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2023年12月25日

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科学者の忍耐強さ執念深さがすごい。手っ取り早く結論が欲しい自分を反省。
前半部分の地道な調査のところが科学の読み物として面白かった。
自然の不思議、生物の神秘を改めて感じる。
後半部分の業界や政治への言及はない方がいいかも。
後ろの方は、よくある健康指南書、食べ方指南書みたいになってしまった印象。

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2023年12月02日

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タンパク質の摂取が食欲の鍵であるという科学者のまとめ

おそらくこれが最新の研究で本当なのだろうが、現代社会の食生活は不健康を促し、それによって資本主義が成り立っているという恐ろしい話でもある。
昆虫学者による実験やフィールドワークも興味深い。

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2023年11月02日

Posted by ブクログ

ユーチューブや本で、加工食品や添加物による病の話をよく聞くようになり、食生活に気をつけるようになりました。タンパク質も気をつけて取っていきたい。

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2023年10月26日

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