【感想・ネタバレ】食欲人のレビュー

あらすじ

※本書は、2021年1月に小社より刊行された『科学者たちが語る食欲』を加筆・再編集したものです。

食欲のしくみ初解明!
私たちは「タンパク質欲」を満たすために食べていた
科学誌『New Scientist』ベストブック受賞!

「人類にとって重要な書」と
世界中のアカデミアから絶賛、続々!

「面白くて一気読みした」
D・シンクレア(ハーバード大・医学大学院教授)

なぜ人間だけが食べすぎるのか――
シドニー大学の世界的栄養学者2名が
「人類の食欲の謎」に迫る。
旅は、「バッタ」から始まる――。
門外不出の研究写真つきで贈る
知的興奮の冒険!

本能のしくみを明らかにした本書を読めば
「食べすぎ前」に満足し、
体重を増やさずすむ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

論文の正当性をしっかり自分の目で確認する必要はあるが、とても有益だった

・タンパク質は大事
・年齢によって、また目的によってもタンパク質の摂取量を変化させる必要がある
・低タンパク質/高炭水化物は長寿
・高タンパク質/低炭水化物は低寿命の代わりに生殖能力が高くなる
・比率が大事
・超加工物は避けた方がいい、つまるところお菓子やジュースの摂取をなるべく避けた方がいい

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生物は自分に必要な栄養をどうやって判断し摂取しているのか。
考えてもみなかった謎だったけれど、とても面白かったです。
そして、どうして人間は自分の食欲を制御できずに肥満になっていくのかについて、なるほどなぁ〜と。

様々な研究があり、いろんな考えた方がある。
一概に食品添加物や超加工食品がすべて悪いとはいえないし、この便利な世界を今更放棄することもできないけれど、あきらかに人工的な食事に頼るのではなく、健康に生きられるにはどんな食べ物を選べばよいのかを考えるきっかけになりました。
と、言いつつアイスクリームもポテチもチョコだって食べちゃいますけどね。でも、体に良いか悪いかという線引きが自分の中で明確にできるようになったように思います。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後半の加工食品へのネガキャンは置いておくとして、新しい考え方で面白かった。
生活の中で、明らかに足りているはずの塩分が欲しくなるのは何故だろう?ということを知りたくて読んだので、しょっぱいものが食べたくなったら「タンパク質欲しい!」のサインと考えて、とりあえず牛乳を一杯飲んでみようと思った。
何か食べたい!となったらタンパク質を意識すること、炭水化物と繊維をしっかり食べること、油脂を取りすぎないこと、くらいを実践してみようと思った。
無駄なものを省くだけでバランスが良くなる、というのが、言われてみれば確かに!と思った。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

“この寿命と繁殖のトレードオフの関係から、一方のプロセスにエネルギーを費やすことが、他方のプロセスに犠牲を強いる、という考えが生まれた。つまり、生物は寿命を延ばすことか、子を産み育てることのどちらか一方にしかカロリーと資源を費やもないという考えである”

炭水化物とタンパク質の割合で、子を産むことが多くなったり、寿命が伸びるといった実験結果は面白かった。(たしかショウジョウバエを使った実験)

なお以前、タンパク質の摂り過ぎは腎臓に負担が掛かるということで、プロテインは避けて、極力豆腐や味噌汁など豆類から取るように食事を変えたのだが、この本からタンパク質の依存はあるということを知った。結局、お菓子や加工食品は避けて、バランスの良い食事と適度な運動が一番身体にいいんだろう。

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2025年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少し前に話題になっていたので読んでみた。
35年以上の研究を経て、食欲の謎に迫った本。
結論から言うと、もっと早く読んで食生活を改善しておけばよかった。

本の9割はさまざまな事実の解明とそれに至ったあらゆる実験について書かれてあるので、途中で少し飽きてしまったけど、根拠を示すという意味では重要だし、科学的なアプローチに興味がある人には面白いのかも。

結論だけ見たい人は、最後の1割読めば実生活に活かせそう。

★一番のポイント
タンパク質は大事だけどとにかくたくさん摂ればいいというものではなく、ターゲットを決めて摂るのが大事。また、人生のフェーズによってターゲット分量も異なる。低タンパク・高カロリーな食事ばかりしていると、タンパク質欲を満たしたいがためにどんどん食べてしまってカロリー過多になる。

★個人的なメモ
・タンパク質が乏しいカロリーが豊富な食環境では、ヒトはタンパク質の摂取ターゲットを達成しようとして、炭水化物と脂肪を過剰摂取する。だが高タンパク質食しか得られない場合は、炭水化物と脂肪を過剰摂取する。
・子ども時代の食の嗜好は一生ついてまわり、そのまた子どもにも引き継がれる可能性がある。
・子どもは「マーケティング担当者」の格好の餌食。ジャンクフードを親しみあるゲームやキャラクターと絡めて食べさせようとする。
・タンパク質ターゲット:ハリス・ベネディクト法で一日のエネルギー必要量を計算→子ども・青少年は0.15、若年成人は0.18、妊婦・授乳婦は0.2、成人(30代)は0.17、中年(40-65歳)は0.15、老年(65歳超)は0.2を掛ける→その数値を4で割って、一日に摂取すべきタンパク質のグラム数を計算

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2024年04月28日

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