櫻井祐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大型プロジェクトがなぜ計画通り進まないのか。ほとんどのメガプロジェクトが、予算超過、期間延長、便益過小の3つに陥ってしまうのはなぜか。著者は1万6000を超えるプロジェクトのデータベースを集め、予算・工期・便益の3点をクリアするプロジェクトはわずか0.5%だという。
直感に頼らずに計画に時間をかけ、不測の事態が起こる確率を減らすためにできるだけ短期間で実行する、「ゆっくり考え、すばやく動く」が成功のカギだとする。
成功例として挙げているのが、度重なる試作で完成度を上げたグッゲンハイム・ビルバオやピクサーの映画作り、パーツを共通化し作業者の熟練度を上げていったエンパイア・ステート・ビルの建設、経営者から現場作業員まで一丸となって「歴史を作る」という気概で建設したヒースロー空港のターミナル5(T5)など。
逆に数ある失敗例の中でも本書で触れているのが、工事中に問題が噴出し工期が遅れていった「すばやく考え、ゆっくり動く」プロジェクトのカリフォルニア高速鉄道、性急な着工で大幅に予算超過したシドニーのオペラハウス、毎回前の大会の経験が生かされないオリンピック(永遠の初心者症候群)、60年と150億ドルを使った高速増殖炉もんじゅ、など。
東芝の原子力事業や三菱重工のMRJなども、何が問題だったのか掘り下げて扱ってほしい。 -
Posted by ブクログ
表紙の「ずる」に惹かれて読みました。
内容は、人間のシンプルな合理的犯罪についての多くの実験結果に基づき進められます。
シンプルな合理的犯罪とは、誰もいない車もこない深夜の赤信号渡るなど日常で人間がやってしまう「ずる」が、どどのような要因で起こり、どのように「ずる」を回避できるのかを説明されており、人間の意思の弱さを感じました。
割れた窓ガラス効果ように職場の人数が、多いほど「ずる」が起きやすくなる。
名前のない仕事(コピー用紙補充、書類整理など)を一部の職員がやって困っていたのでこの本を参考に少しでも「ずる」の少ない職場になってほしいと願います。
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Posted by ブクログ
行動科学に基づいた具体的なテクニックが学べる一冊でした。特に「フレッシュスタート」や「誘惑バンドル」の考え方が参考になりました。
自分自身はある程度忍耐で乗り越えられることも、高校生の子どもにはまだ難しい。この本を読んで、忍耐だけに頼るのではなく、好きなことと学習を組み合わせて続けられる仕組みを作ることの重要性を理解できました。
また、「人は助言をされるよりも、誰かに助言することで自信がみなぎり成果を出す」という知見も印象的で、実践してみようと思いました。
新学期などの節目を利用する戦略など、今後の有効なヒントとなり得そうな内容が豊富でした。 -
Posted by ブクログ
ゲノム編集技術であるCRISPR。エマニエル・シャルパンティ氏とともに、2020年にノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナ氏による著書。その技術はCas9酵素を用いてガイドRNAで標的DNAを切断する。塩基配列を思いのままに操れるまさに夢の技術。一方、優生思想に基づくデザイナーベイビーや人体増強や細菌兵器といった軍事転用の懸念も否めない。
本書では前半では著者の細菌基礎研究者としてのキャリアをなぞりながらCRISPER発見に至るまでの道のりを振り返り、中盤ではCRISPERを活用した遺伝子性疾患などへの応用医療の事例、後半ではCRISPERという「神の技術」に対する道徳的問題や倫理的課題とそれらに対する取り組みが語られている。
本書を読んで最も良かったと思うのがCRISPER技術がジェニファー・ダウドナ博士とエマニュエル・シャルパンティエ博士により発見されたこと。この技術の持つ素晴らしさとともに恐ろしさに目を逸らさず真摯に向き合い、国際的な倫理フォーラムを開催している。オッペンハイマー氏のように発明と利用を切り離すのでなく、表裏一体として扱う倫理観を持った著者らに発見されたことは人類にとって有望な光といえよう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ生物は自分に必要な栄養をどうやって判断し摂取しているのか。
考えてもみなかった謎だったけれど、とても面白かったです。
そして、どうして人間は自分の食欲を制御できずに肥満になっていくのかについて、なるほどなぁ〜と。
様々な研究があり、いろんな考えた方がある。
一概に食品添加物や超加工食品がすべて悪いとはいえないし、この便利な世界を今更放棄することもできないけれど、あきらかに人工的な食事に頼るのではなく、健康に生きられるにはどんな食べ物を選べばよいのかを考えるきっかけになりました。
と、言いつつアイスクリームもポテチもチョコだって食べちゃいますけどね。でも、体に良いか悪いかという線引きが自分の中で明確にできるようになったように思います。 -
Posted by ブクログ
いわゆる行動経済学をわかりやすく説明するため、人間が不合理な行動をとるかという例を用いて解説している。
つまり人間は合理的といわれる行動を頭ではわかっていても必ずそういう行動を取るとは限らない。仕事でも顧客はこちらが考え予測通りには対応しないということだ。
特に印象に残ったのは2章の働く事の意味、4章の自前バイアス、9章の感情と共感について、10章の短期的な感情がおよぼす長期的な影響。
仕事の意味を理解させる事でモチベーションに大きな影響がある事。自分で考えた事に愛着を持つあまり他人の意見を素直に聞けなくなる。大勢の危機よりも顔の見える具体的な相手に対しての方が助ける対象になる。一時の感情に任せて決定したことがその後長期的に影響を与える事がある。
10章は特に今の自分の家庭の状態そのもの。ポジティブ思考でこの状態から抜け出さないと。納得の内容でした。 -
Posted by ブクログ
すごく仕事のできる人の思考法と感じた。
あたりまえのレベルが違いすぎて、参考にならないのではと。
それでも参考にできそうなことをチャレンジしてみたい。
・同じゲームを何度も繰り返す。富、人間関係、知識
・特殊知識を見つける。子供の頃や10代の頃に苦もなくやっていたこと。凝り性。
・特殊知識に100%のめり込む
・いつまでも学び続ける能力が最重要スキル
・基礎がとにかく大切
・これはということを見つけ、これはという人を見つけたらおもいっきりそこに投資しよう
・ただ楽しいから何かをするときにこそ、最高の仕事ができる
・人間は他人が心の奥底で思っていることを感じ取るようにできている
・何よりも自由を大切にする。お金は自由を買えるが、束縛する。自由を大切にすれば、それほどお金を欲しいと思わなくなる
・痛みを感じる苦しみの瞬間は、真実を悟る瞬間でもある
・難しい決定をめぐって意見が割れたら、短期的な苦痛が大きい方を選ぶ
・幸福は内にある
・幸福はスキル、ポジティブに考える
・自分より成功している人、幸せな人とつきあう習慣を身につける
・君はいつか死に、すべてが意味を失う。だから楽しもう。前向きなことをしよう。愛を伝えよう。誰かを喜ばせよう。ちょっと笑おう。今この瞬間を味わおう。そして、君にしかできないことをしよう。
・すべては自分の体の健康を第一優先する
・本気で瞑想するなら、朝一番の1時間を60日続ける。ただ何もせず、腰を落ち着けて座るだけ。1時間休みを与える。雑念が浮かんでも浮かぶまま、抗わない受け入れようとしない。考え込まない、退けない。ただ目を閉じて1時間座っている