あらすじ
★発売即重版!
★ベストセラー『選択の科学』著者、13年ぶりの最新刊!
「発想する」とは、「選び抜く」こと。
Netflix、ピカソ、ガンディー、ポアンカレ、Amazon、Microsoft、コロナワクチン開発etc… 事業・社会・人生を劇的に好転させる「アイデア」には共通の「型」があった――。
経営思想界のノーベル賞「Thinkers50」に4度選出。ベストセラー『選択の科学』、NHK「コロンビア白熱教室」の世界的心理学者が10年かけて開発した、思考&課題解決メソッド、ついに日本上陸。圧倒的支持を受け開講中のコロンビア大学ビジネススクール超人気講義を、この1冊に集約!
「まさに革命の書だ」
――マイクロソフト会長兼CEO サティア・ナデラ
NewsPicksビジネスカンファレンス「START UP EVERYTIME」(2023年11月21日・22日)著者登壇決定!
・「ブレインストーミング」の効果は研究で否定されている
・「オフィス空間」を奇抜にしても創造性は上がらない
・「リラックス中」に浮かんだアイデアに価値はない
・アイデアの質は「脳内のピースの質」で決まる
・すべての思考は「記憶の行為」である
・「多すぎる選択肢」は百害あって一利なし
・「パクりの天才」ピカソに学べ
・ガンディーは「既存の戦術の組み合わせ」で平和を勝ち取った
・「選ぶ」「分解する」「探す」の3段階で課題解決せよ
・課題を「HOW?」で言い換えよ
・まず「小さな課題を1つ」解決せよ
目次
第1章 「Think Bigger」とは?
第2章 創造的な脳――「ブレインストーミング」で最高のアイデアは生まれない
第3章 ステップ1:課題を選ぶ――あなたの解決したい課題は何か?
第4章 ステップ2:課題を分解する――あなたの課題を構成する「サブ課題」は何か?
第5章 ステップ3:望みを比較する――おもな意思決定者は何を求め、望んでいるか?
第6章 ステップ4:箱の中と外を探す――「別領域」で過去にうまくいった解決策は何か?
第7章 ステップ5:選択マップ――戦術の「組み合わせ」を何度も試そう
第8章 ステップ6:第三の眼――あなたが見ているものは他人にも見えるだろうか?
参考文献
訳者あとがき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
本著、『選択の科学』を著したコロンビア・ビジネススクール教授による「アイデアの作り方」をまとめた本。著者の本を読むのは2冊目ですが、今後は著者名を見たら必ず読むと決めて問題ないな…と感じました!
アイデアと言っても、ひらめきも天才的な才能も必要なし。創造は一握りの超人のものではなく、「手順を理解すれば、どんな人でも創造性を発揮できる」というのは希望に溢れたカッコいいフレーズだと思います。
1. (前提として)『選択の科学』のジャムの話
2. 伝統的日本企業に刺さるはず!
3. ついでに…コングロマリットのあり方
1. (前提として)『選択の科学』のジャムの話
本著でも再掲されていますが、『選択の科学』であった有名なジャムの実験の話にちょっと触れておきますと…
スーパーの店先に2台テーブルを用意し、1つには6種類、もう1つには24種類のジャムを並べる。人が来た人数は24種類の方が1.5倍。ただ、うち実際にジャムを買った人は24種類が3%、6種類が30%!
選択肢が多すぎるとイヤになってしまう。人が把握できる項目は「7個プラスマイナス2個」だよというお話です。さすが心理学者という感じですが、本著内でもアイデアづくりで行き詰まりそうなポイントに現実的な解決策を提案しています。
2. 伝統的日本企業に刺さるはず!
本著で著者が提唱している「Think Bigger」の手法、読んでいて感じたのは、失敗を避けるための、試行錯誤に頼らない手法であり、石橋を叩きまくるコトを、短時間で理論的にできるようになるのでは?というコトです。
つまり、慎重な日本企業にぴったり!
フレームワークを用いてこれこれ分析して、こういうリスクが想定されるのでこうしてみまして…と説明すれば、少しは案件が通りやすくなる…かも?(笑
※どこどこのフレームワークを用いて、と言うとそれだけで反発心を持つ偉い人もいるかもしれませんが…
3. ついでに…コングロマリットのあり方
本著では、先行事例としてGEの経営に触れていましたが、個人的に問題意識を持っている「コングロマリットって結局良いの?悪いの?」への手掛かりになるなと思いました。
GEのトロッター・マトリックスは、「多種多様な業種が連携すればするほど、お互いから借用できる成功法則の幅が劇的に広がり、よい結果が生まれる」と主張しているそうで、このあたりもう少し深く学んでみようと思います。
ただ、最低限「借用できる成功法則」が社内で広く認知されていないと(その認知を実現する仕組みがないと)ダメってコトだなぁ。。
あとは、ブレストよりも個別にアイデアを考え出してから、複数人分をまとめてリスト化した方が質・量とも優れたアイデアが出る…というあたりも記憶に残りそうな重要ポイントだなと思いました。
本著を読んだ上で必要なアウトプットは、このレビューだけでなく、実際にやってみるコトだと思います。ちょうど目先でThink Biggerが役に立ちそうなオシゴトがあるので、活用してみようかと!
Posted by ブクログ
・イノベーションを生み出すプロセスの構造:課題を明確かつ具体的に定義する→次にそれを重要な部分に分解する→各部分を解決する既存の方法を探索する→それらの解決策を全体として調和して機能するように、新しい方法で組み合わせる
・人間が把握できる項目は「7個プラスマイナス2個」
・制約がなければ、あなたのアイデアはただの「騒音」で終わってしまう
・課題:誰かが欲しがっているが、手に入らずに苦労しているもの
・「この新技術をどう活用すべきか」など、解決策を押し付けることが間違った課題解決で多いケース。技術は課題を解決するためにあるのだから、課題を定義することが先に来るべき
・課題の階層を上げ下げして、解決可能性とインパクトを考慮したモチベーションが最大になる「スイートスポット」を探す
・何かを本気で考えるためには、柔軟性を持って、それをいろいろな方法で捉え、捉え直すことが欠かせない。課題を何度も定義し直すことでこそ、それをほんとうの意味で理解し、価値あるものを生み出すのに必要な知的、精神的エネルギーを費やす意欲が自分にあるかどうかを判断できる
・課題を解決するための第一歩は、あなた自身と他の人達が目的をはっきり理解できるような方法で課題を定義することから始まる
・経験上、適切なサブ課題を選べたかどうかの判断基準にしているのは(フレームワークでMECEにできたかではなく)「これらのサブ課題を一挙に解決するアイデアがあったら、既存の解決策よりかなり良いと言えるか」である
・外部者は、あなたの解決したい課題に思い入れがないから、フラットな目で課題を捉えられる
・理性や合理的手法によって課題を解決することはできるが、その課題は一体何のために解決するのだろう?もちろんあなたの望みを叶えるためだ!
・「顧客第一」ではなく、あなたの望みを第一に考える
・一般的な知的能力よりも感情的知性のほうが、起業家の成功を予測する有効な判断材料になることが示された。自分の感情に向き合い、それを意識すれば、自身と力を与えてくれる解決策を選べる可能性が高まる。だからこそ、Think Biggerでは望みを比較することを重視する
・臆面もなく盗む文化を広める
・多くの領域にまたがって探索し、先行事例の戦術を収集し、それらを組み合わせて新しいイノベーションを生み出す能力ーそして好奇心ーがThink Biggerの柱である
・好奇心を指針にしよう。ただし、特定分野の専門知識を身につけることと、全く無関係な分野を好奇心の赴くままに探索することのバランスを図ることが大事だ
・アイデアに含まれる「原材料」の組み合わせにおいて、親近性(なじみ深さ)と新規性(目新しさ)のバランスが取れたアイデアはより創造的と評価される
・急いで生み出したアイデアの価値は低い
・多様な文化を理解する人は、柔軟で開かれた心を持っているから、創造性が高い。
・新しいアイデアを考えるときには、最初に遭遇する情報がベンチマーク(基準点)となって、最終的なアイデアの新規性と有用性に大きな影響を与えることを、頭に入れておこう。想定内のものに遭遇するか、想定外のものに遭遇するかによって、その後のアイデア創出の道筋が全く変わってくる
・このアイデアはすべてのサブ課題を解決するだろうか
・市場の競合製品・サービスよりも全体として優れているだろうか
・あなたとチームメンバーはこのアイデアを気に入っているか
・他人はあなたのアイデアをどう「見る」のか
・人は判断に迷うときには、社会的影響を受けやすくなる
・SNSのせいで、ありとあらゆるものを評価することが、世の中の習慣になってしまっている
・アイデアは、多くの人がそれを理解し、共感し、自分のものにしてこそ、「大きな」アイデアになる。アイデアを見守る一人ひとりが、それに自分なりの理解を与えるうちに、アイデアそのものが、構想者が想像もしなかったほど大きくなっていく
Posted by ブクログ
「選択の科学」の著書シーナ・アイエンガーが13年ぶりに出版したこの本は、イノベーションを生み出す方法を示そうとする意欲作。
イノベーションは「既に知っているものの組み合わせ」によって生まれるというものは、ヨーゼフ・シューペンターの「新結合」やクレイトン・クリステンの「関係なさそうな事柄を結びつける思考」を踏襲している。
また、良いアイデアを生み出すには「解決すべき課題の定義」が重要であると言う点についても、クリステンセンの「ジョブ理論」と根底を共有している。
以上のように、イノベーションに必要な要素・理論という意味では新規性はない。
その上で、この本の最大の価値は、イノベーションを生み出す方法について、誰にでも使いこなすことができそうなわかりやすい手法に落とし込んでいることだ。
その手法の肝となるツールが、「選択マップ」である。
まずは課題を決める。良い課題の判断基準は2つ。
1.自分はこの課題を実際に解決できるだろうか?
2.自分はこの課題を本気で解決したいのか?
課題を決めたら、より小さなサブ課題に分解する。大きく考えるために、小さく考える。
次はようやくアイデア出し。サブ課題を解決するアイデアを考える。このとき、全く新しいことを思いつく必要はない。領域内と領域外の先行事例を見つければよい。領域内とは、自分の課題と同じ業界・製品の事例、領域外とは、自分の課題とは関係がない事例のこと。
これらのアイデアを組み合わせることで、筋の良い解決策に最短ルートで辿り着けるという。
以下は著書で紹介されていた具体的な事例。
キング牧師は「アメリカの人種差別と隔離をなくすには」という大きな課題に対して、ガンディーの非暴力・非服従運動に倣って人種分離された市営バスへのボイコットを呼びかけた。
GEは「家電の卸販売からオンライン販売へ移行するには」という大きな課題に対して、「家電をオンライン販売するには」というより小さな課題に縮小したうえで、社員向けのオンライン金融商品提供をヒントに「社員とその家族にオンライン販売する」というアイデアにたどり着いた。
NASAはコロナ禍で「人工呼吸器不足を緩和する装置をつくるには」という自分達が力になれる正しい課題を設定し、「医療従事者が扱いやすく、医療サプライチェーンに負荷をかけない人工呼吸器」というさらに具体的な課題に落とし込み、VITALを開発した。
要するに、課題は大きくとらえる(Think Bigger)だが、その課題を実現可能な方法にまで細分化することが肝要であるということと理解した。
また、良いアイデア得るための「良い手段」とされてきたことは、最新の研究によって否定されているものも多くあるらしい。
以下、気になったもの5つを記載。
①ブレスト(ブレインストーミング)では創造的なアイデアは生まれない。
集団力学が創造性を妨げる。忖度やさまざまなバイアスが「グループシンク」(集団で性急に合意形成を図ろうとして、誤った結論を導き出してしまうこと。集団浅慮)を誘発してしまう。複数人でアイデアを出し合うのであれば、事前に個人でじっくり考えたものを持ち寄るほうがよい。
ヘンリー・フォードは自動車の量産ラインを作るためにブレストは行わなかった。使えるアイデアを世界中から探してくるようにエンジニアに命じたことで、食肉処理工場の「動くライン」にヒントを得た。
②クリエイティブなオフィス空間は、役に立たない。
スタートアップがガレージから始まるように、創造性に必要なのは白い無地の壁。それから気が散るものがなく一人でじっくり考えることができる環境と休憩所などの人と気軽に会える場所。
③シャワー中に浮かんだアイデアは思ったほど役に立たない。
最高のアイデアが生まれるのは、頭を働かせている間、タスクに取り組んでいる最中。
推理作家アガサ・クリスティは、『オリエント急行殺人事件』を風呂場で思いついたが、その背景には何時間も机に向かって構想を練り、執筆に励んだからこそ、探偵物語の構想を得た。
④根本原因分析の限界。
なぜ?を繰り返す根本原因分析は、機械のような自立型システムには適している。しかし、社会的な課題、「ウェイターの仕事では収入が足りない」と言った問題を解決するには、分析を掘り下げれば掘り下げるほど課題が大きくなってしまう。シフトを十分に入れられていない、不況、労働者を過小評価する社会、チップが少ない・・・・。
⑤MECEの限界。
複雑な課題はさまざまな要因が複雑に絡まり合っている。全体として漏れがないリストはいつまで経っても実現できない。
Posted by ブクログ
思考法としてとても良い、かつ納得感があります。
タイトルからちょっとわかりにくい気もしますが、かなり実践的です。企画職の自分にとってはすぐに業務にとりいれられる内容でした。
良書です
Posted by ブクログ
こういう系の本は失敗を恐れるな、試行錯誤をしながら改良すべきっていう意見多いけど、本書は真逆言ってた。(かと言って極端でもない)
成功例を分解して重要な要素を戦略的模倣するというのは参考になる
ネックとして行動に移すまでに時間かかりすぎる(個人的にはアイデアはすぐ具現化して当たるまで数打つ派)
Posted by ブクログ
新しいアイデアは自分が知ってるものの組み合わせである。つまり未知のものから未知のものは生まれないと言うこと。
そしてその質は、物事やその問題を解決してくれるかどうかによる。様々な体験をして人生経験を得よう。
Posted by ブクログ
試行錯誤に頼ってはいけない
失敗したアイディアは参考になるが、選択マップに取り入れてはいけない
言われてみれば、その通りだが、具体的な例えと共に明確に言語化され、ようやく自分のなかに収まった。
作者が視力を失っていることを全く感じさせない表現の数々に驚かされた。
Posted by ブクログ
最高のアイデアを得るために。
前著をさらに発展させた実践的な思考法。
・イノベーションは「戦略的模倣」
◯「発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせをつくることである。発明とは見抜くことであり、選択することなのだ」(アンリ・ポアンカレ『科学と方法』)
・ブレインストーミングは、「情報の洗い出しと共有」でしかなく、「箱の中の思考」
・人間が把握できる項目は「7個プラスマイナス2個」
◯Think Biggerのロードマップ
ステップ1:課題を選ぶ
・「課題の定義」が9割
・課題を「How?」で言い換える
・課題のUP/DOWNの階層分析をし、「意味があるほどには大きいが、解決できるほどには小さい課題」を特定する
・情熱テスト
ステップ2:課題を分解する
・サブ課題に分解する
・MECEでなくてよい。重要なのは、課題を理解するプロセス。解決策のヒントになる
ステップ3:望みを比較する
・「あなた」「ターゲット」「第三者」の望みを満たすものか?
ステップ4:箱の中と外を探す
・サブ課題ごとに、汎用検索・部分検索・並行検索をする
ステップ5:選択マップ
・領域内と領域外での戦略の組み合わせ
・最低でも3つに絞る
ステップ6:第三の眼
・フィードバックの中で自分に聞かせる
Posted by ブクログ
印象に残った一文
私たち一人ひとりは、未来を予測することはできないが、代わりにできることがある。解決したい課題をはっきり意識し、なぜそれを解決したいのかを明確にする。その課題を解決することが、なぜ自分にとって大切なのか、自分の考えた解決策がどういう仕組みで働くのかをしっかり理解する。この全てができたなら、think biggerを通して大きく考えていることになる。
Posted by ブクログ
イノベーションは他の物事の組み合わせで起きる
その組み合わせを考えるための具体的な方法論
課題の選定、設定に時間をかける
サブ課題に分解する
サブ課題に対する戦術をそれぞれの課題に対して複数出す
専門領域内、領域外それぞれ戦術を考える
類似事象を探す→車の製造に食肉工場のアイデアを取り入れる
効果的な戦術の組み合わせを検討する
第三者の目から観てどのような評価か確認する
粘り強く繰り返すことでアイデアの質が上がる
Posted by ブクログ
あらゆる種類の複雑な問題を解決するために、新しい選択肢を見出す手法を説明する本とのこと
課題を分解し、部分を解決し、調和するように組み合わせる
創造行為において常識とされつつあることを明確に否定していておもしろい
メモ
・発明とは、見抜き、選択すること。戦略的模倣
・イノベーションを目指すプロセスの構造。課題を明確かつ具体的に定義することから始まる。それから各部分を解決する既存の方法を探索する。そしてそれらの解決策を全体として調和して機能するように新しい方法で組み合わせる。
・think biggerのロードマップ
ステップ1課題を選ぶ 解決すべき課題を正しく選ぶ
ステップ2課題を分解する サブ課題を多くリストアップし5-7に絞り込む
ステップ3望みを比較する 3つの重要な当事者を特定し、解決策に何を望んでいるかを洗い出す
ステップ4箱の中と外を探す(業界内外など) 様々な分野業界過去の時代からすでにある解決策を探し、リストアップしていく
ステップ5選択マップ パズルのピースのようにいろんな方法で組み合わせ、ピッタリハマる組み合わせが見つかるまで繰り返す
ステップ6第3の眼テスト アイデアを他人がどう見るか。アイデアを理解するために、他人があなたのアイデアの中に何を見るかを理解する
・大事なのは好奇心と粘り強さ
・創造性を最も促すのは無地の壁、
・多すぎる選択肢はやる気を削ぐ
・人間が把握できるのは7±2
・3つのツール
選択マップ 課題、分解したサブ課題、サブ課題に対する戦術を選び組み合わせる
全体像 当事者にどう感じてもらいたいかを書き出す
第3の眼 アイデアを評価判断する
・課題を書き出す
毎日の生活に起こる解決したい課題は?
最も苛立たしく解決またれる課題は?
関心のあるテーマや詳しく知りたいテーマは?
一番大切にしていることは?食事?読書?
・意味があるほどには大きいが、解決できる程には小さい課題
Posted by ブクログ
前作の「選択の科学」も良かったがより一層良い内容でした。
著者が全盲の方なので、その状態からマーケティング理論やフレームワークに切り込んで別の解を出すのは面白い。
(特にブレーンストミングが効果が薄い箇所は良かった。)
次回作も、期待したい。
Posted by ブクログ
イシューの見極めと分解。
サブイシューの解決策を専門内外から探し、組み合わせ、選択する。
イシューに関わる意思決定者の望みを知りスコア化することで全体像が分かる。
アイデアは第三者に話し、このアイデアを追求する価値があるのかを判断する。
この他人の目を入れるところが本書THINK BIGGERの新たな視点であると捉えた。
Posted by ブクログ
一通り読んだが、実践的な内容の本なので、次は紙とペンをもって手を動かしながらもう一度読み直したい。
発明とは有用な組み合わせを見抜いて選択すること、領域外に先行事例を探すことが重要である、複数人でアイデアを考える場合はいきなり集まってブレインストーミング等ではなく個人でじっくり考えた結果を持ち寄るのが大切、組み合わせを考える選択するプロセスにじっくり時間をかけること、といった点が心に残った。
様々な分野からイノベーションの事例を紹介しており、読み物としても面白かった。
Posted by ブクログ
全盲の人が書いたとは思えない具体性とわかりやすさ、実行のしやすさ。前著、選択の科学、もトライしてみたい。ただそもそもの発想には、その動機となる疑問や好奇心が必要。そこをどう醸成するかは引き続き議論の余地があろう。
Posted by ブクログ
ひらめき、イノベーションを体系化、手法化して整理している本。一度手順に沿ってしっかりやってみたい。こういうワークをコンサルが取り入れそう。
課題、サブ課題のチョイスとブラッシュアップが大切。検索を前提とした手順なので、AIと人がうまく相乗効果で手順がブラッシュアップされていきそう。
新しいと思われる考えも全て過去の情報と体験の組み合わせというのは、同意。なんにせよ、知らないこと、未体験のことは捻り出せないということや、領域外の情報と組み合わせるという要素は重要。
Posted by ブクログ
イノベーションとは複雑な課題を解決するための、古いアイデアの新規かつ有用な組み合わせである。
Think biggerは、アイデアの量より質を求める。質の高いアイデアを得るためには、最初のアイデアでは満足せず、粘り強く考え続けることが欠かせない。
Posted by ブクログ
解決すべき課題をどのようなプロセスで組み立てることがイノベーションに繋がるかの話。
課題の設定とそれを共通認識とすることの重要性や、発想のステップを示されている。
個人的には、途中から失速してしまい、前半30%くらいで満足してしまった。
Posted by ブクログ
ジャムの実験で有名なアイエンガー氏の本。一気に読まないと内容を把握できないことを再認識。ブレスト意味ない説。チームは作業には向くが思考には向かない説。どちらもやり方次第ではある。一方で,ブレストすれば,チームですれば,かならず良い成果が上がるとはいえないことを理解する。失敗は最良の教師ではない説。失敗例から学ぶ余裕があるか?成功例を試していく。課題をいかに設定するか。その解決方法を,汎用検索,部分検索,並行検索する。創造的なアイディアは追い込まれたところで出やすい。この実験は追試したら面白そう。
Posted by ブクログ
『選択の科学』に対して、こちらは実践的な内容。いいアイデアを生み出すためのマニュアル。考え方の説明で詳細なものをみたことがなかったので新鮮だった。会社や学校でプロジェクトを進めたい人におすすめ。
Posted by ブクログ
新しいアイディアは過去のアイディアの組み合わせ。選択。
課題は分解して考える。
ざっくりこの2つが重要だと自分は受け取った。
例え話がかなり多く、要点が掴みにくいと感じた。
とはいえ例え話も過去の成功例の話なので、読み物としてはおもしろいと思う。
Posted by ブクログ
ブレストが効果を生まないといった
経験値はあるものの、それに変わる手法と
して提示されていると思いながら
読んでました
こういった本は一度やってみないと
わからないものの、課題を定義し分解し
内外の目線で案出しをするといった
あたりをフレームワークの1つと捉え
少しずつでも取り込んでみるのが
良いかもしれない
Posted by ブクログ
2025年3月29日、Yahooフリマで以前からフォローしてた「コナ」さんの新着通知が大量に来て、その人のほかの出品物を見たら出会った本。1,600円。
Posted by ブクログ
特に目新しさを感じなかったが、イシューからはじめる&立ち戻る事の重要性を再認識。また、イノベーティブな発想は既存×既存の組み合わせによるものである、という考え方も強く共感した。
Posted by ブクログ
正直なところ、ちょっとイマイチな印象でした。長ったるくて、頭に入らない、目が冴えるような鋭い説明や知見がないという印象。
ただ、その一方で、とても実用的な本だと思った。アイディアを作成するプロセスにおいて、これだけしっかりと実施したら、自分のような凡人でもしっかりとしたアイディアを作れるような気がしました。
もう一回、この本を読み返しながら、実際にアイディアだしの作業をしてみたいと思いました。
Posted by ブクログ
課題解決の発想は一部の天才のひらめきではなく、先人たちが築いた集合知の上にもたらされるものでありその方法は型化することができる。
型は以下の6つのステップから構成されている。
1.課題を選ぶ
2.課題を分解する
3.望みを比較する
4.箱の中と外を探す
5.選択マップ
6.第三の眼
Posted by ブクログ
ジャムの実験(6種類と24種類のジャムを並べると6種類の方が10倍売り上げた、多すぎる選択肢が購買意欲を削ぐことを立証)で有名な著者が、最高の発想を生むためにどのようにしたらいいか、実践できるようにそのプロセスを解説。ビル・ゲイツからポール・マッカートニーまでのインタビューから、その成功の秘訣はこのThink Biggerの要素が入っていると説く。豊富な事例と丁寧な解説がわかりやすく、そのステップがよく理解できる。
アイデアの磨き方
イノベーションは既にあるものの組み合わせ。自分のアイデアにすぐに飛びつかず、過去の人を含む他人の考え、知見などで磨きをかけ、大きくしていくことと理解した。
Posted by ブクログ
シーナ・アイエンガー氏の新作ということで興味惹かれ、読んでみた。
大きく考えるために、ブレインストーミングのような量を出すのではなく質を追求するというのが、結構新鮮だった(ブレストは範囲内で出すことしかできないからというので、一理あるなと)。
著者が掲げる発想のための具体的なステップが一直線でない中で、豊富かつ分かりやすい事例がサポートする流れになっている。
トータルで370ページと結構なボリュームだが、わりかし読み進めやすかったのはこうした構成の良さが大きかったのかと思った。
Posted by ブクログ
新しいものごとは
要素を組み合わせる方法が新しい
ブレストは創造的ではない。
参加者の域を出ない箱の中の思考になる
Think Biggerは箱の外で広げる
アイデアを考える前に
課題を考え抜いてそれで本当に合っているのか?を徹底的に問うべき
※階層分析
UP 環境に害をなすあらゆるものを減らすには?
UP あらゆる汚染を減らすには?
課題 プラスチック汚染を減らすには?
DOWN 国内のプラスチック汚染を減らすには?
DOWN この市のプラスチック汚染を減らすには?
多くの領域にまたがって探索し
先行事例の戦術を収集し
それらを組み合わせて新しいイノベーションを生み出す能力と好奇心が柱