【感想・ネタバレ】数字の翻訳―――スタンフォード経営大学院教授の「感情が動く数字」の作り方のレビュー

あらすじ

プレゼンの説得力、爆上がり。
スタンフォード経営大学院教授が教える、
直感に訴える「数字の言い換え表現」100連発。


×40%の人が、トイレのあと手を洗っていません。
◯あなたが握手する5人に2人は、トイレのあと手を洗っていないかも。

×「平均的なアメリカ人はSNSを1日2時間ほど利用します」
◯「金曜だけSNSをやめれば5か月で『戦争と平和』を読破できます」

×「1万3095人中7857人の兵士が命を落とした」
◯「兵士1000人あたり600人が死亡した」

×「家畜の温室効果ガス排出量は、世界全体の排出量の14.5%を占める」
◯「もし世界中の牛が集まって国をつくったら、世界第3位の温室効果ガス排出大国になる」

全米ベストセラーの超実践的メソッド。
世界150万部超 『アイデアのちから』 著者最新作。
全員、数字に強くなる本。

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Posted by ブクログ

個人的には数字の表現の仕方としてこんなものがあるのかと面白かった。
(以下事例)
太陽系の一番近い恒星(プロキシマ・ケンタウリ)との距離は、太陽系をコインとするとサッカーコートの対角線にあるのと同じ。
(4.25光年)
100万秒は12日、10億秒は32年
パキスタンはカリフォルニア(日本)の2倍
カリフォルニアの経済規模は世界5位
エベレスト8849mに対し、人をトランプ6枚とすると二階建てと同じ高さ
地球上に存在する水のうち、人間や動物が飲める水の割合は0.025%
全ての水を2lのペットボトル一本分とすると、真水全てで50ml、その大部分は氷河なので自家製角氷2個にも満たず、溶ける3滴ほどに相当する
ハチドリ(体重3g)の1日の消費カロリーを5キロカロリーとすると体重90kgの平均的アメリカ人は8時間睡眠として1時間に1本以上コーラを飲む

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2024年10月17日

Posted by ブクログ

触れたことないものに実感わかないから「バスケ通算得点→1試合27得点に変換する」とか、そもそも数字の使用なるべく避けるとか、視点が面白い。
・相手にやさしく、余計な計算をさせない(数字を丸める)。
→1未満の数は「バスケット方式」使うと、小数がリアルになる
・身の回りの環境になぞらえて説明すると理解が深まる

訳にとっつきにくい部分があり、どうしても日本人の書いた本より読む時間かかる。が、他の和訳本に比べると、日本の例を入れてくれてたりして、まだまし。

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2024年10月04日

Posted by ブクログ

数字の「翻訳」とは、数値を分かり易く、覚えやすく、理解できる「範囲」に変化させると言うこと。それは人間の脳が瞬間的にイメージできる数値とは基本的には二桁の10までと言い、もしくは例え言葉・物体で置き換えることで理解度を深めようとする目的の書籍なのだ。最近は富に数値データが多く「心理的麻痺」(数値が大きくなると鈍感になる)を起こしていると言う。例えば:「0.034165」は「10人中3人強」と言い換えたり、「49分の2」は「25人に1人」、「12.5%の人々」は「8人に1人」など数値を丸まることも印象付けするには大切だと言うことになる。「数値の翻訳」をまとめると3点:「なるべく小さい整数を利用する」「脳が最も処理し易いのは10以下の整数」「なるべく普通の言葉で置き換える」

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2024年07月29日

Posted by ブクログ

例えがアメリカ人ならではで、ピンと来ないものもあったが、、、

やはり、読み手に合わせて「ほどよい尺度」が重要だと痛感した

数字を相手に優しくするための鉄則は「小さい整数」を使うこと!

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2024年07月15日

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