櫻井祐子のレビュー一覧
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持続的イノベーション・・・後発が勝負するのは厳しい。以下の2型に突然打ち破られる可能性あり。顧客はそこまで必要としないまでの質、機能となる事あり。
ローコスト型破壊
新市場型破壊
企業の継続的な成長の為に成熟した産業の中で駆け回っている。
ベストプラクティス=処方箋ではなく、何が何を何故引き起こすのか解明した上で、適切に分類する事。
信頼できる理論の絶対条件とは、どのような行動が成功を導くかという言明の中で、企業のおかれた状況の変化に応じて、これがどのように変化するかが説明されている事だ。
セグメンテーションは属性ではなく状況で分類する。
無償費に対して既存技術を適用
顧客はある用事を片付けようとしているが、金、スキルがない
こうした新市場顧客を喜ばせるハードルは低い
シンプルで便利なものをつくる
全く新しいバリューネットワークを作る
新しいチャネルでいままでと全く異なる場所で使用する
脅威に対する対策ではなく機会と捉える
「十分ではない」世界には相互依存型アーキテクチャ
改良が行き過ぎたステージではモジュール化
コアコンピタンスとROA最大化のデススパイラル
競争力はやコアコンピタンスは単に得意だと自負する業務を行う事ではなく、むしろ顧客が高く評価する業務を行う事から生まれる
十分な状況から十分出ない状況
IBMのモジュール型アーキテクチャが十分な状態→マイクロプロセッサとOSが十分出ない状態
ブランドの価値はメーカからチャネルへ -
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前作『イノベーションのジレンマ』でセンセーショナルに提示した破壊的イノベーションの起こし方について書かれた本である。
健全な経営による持続的イノベーションを否定する訳ではなく、新成長事業を構築する為には、破壊的な機会を首尾よく活用することが重要であるとしている。
破壊的イノベーションには2種類あると定義している。「過保護された」顧客を低コストのビジネスモデルで攻略する【ローエンド破壊】と、無消費との対抗となる『新市場型破壊』の二つである。
特に、【新市場型破壊】が対抗する無消費を見つける為の興味深い記述は以下の部分である。
”顧客の生活にはさまざまな「用事」がしょっちゅう発生し、彼らはとにかくそれを片づけなくてはならない。顧客は用事を片づけなければならないことに気付くと、その用事を片づけるために「雇える」製品やサービスがないものかと探し回る。(中略)製品のターゲットを顧客そのものではなく、顧客が置かれている状況に絞る企業が、狙い通り成功する製品を導入出来る企業である。別の言い方をすれば、かぎとなる分析単位は、顧客ではなく状況なのだ。”
この引用部分が一番腑に落ちました。
その他破壊的成長能力を持つ組織、戦略、資源投資、上級役員の役割についても記述されています。
リーマンショック以降日本経済は復活の糸口をなかかな掴めていませんが、本書を始めとする戦略書を読み返してみると、各企業が同じ様な切り口で模索している姿がはっきりと見えてきます。
技術に関わる人間として破壊的イノベーションに携わりたいという認識を新たにしました。 -
Posted by ブクログ
◯根本命題と警告
・原題『If Anyone Builds It, Everyone Dies』が示す通り、人間を超える知能(人工超知能=ASI)を完成させた場合、人類は確実に滅亡すると説く。
・悪意や反乱ではなく、知能水準の圧倒的格差と目的の不一致(アライメント問題)が破滅を招く。
◯異質の知性(エイリアン・マインド)と制御不能性
・現在の機械学習は人間が中身を論理的に設計したものではなく、勾配降下法を通じて「育てられた」ブラックボックスである。
・訓練段階での従順な振る舞いは短期的な適合に過ぎず、超知能化したモデルが人間と同じ倫理観を共有する保証は一切ない。
◯手段的目標と資源の奪い合い
・高度な知能は、どのような目的を与えられても自己保存や計算資源・エネルギーの最大確保を中間目標(手段的目標)として追求する。
・人類を憎悪するのではなく、「道路建設時に邪魔なアリ塚を平然と舗装する」ように、自身の最適化行動の副産物として人類を物理的に排除する。
◯知能格差による圧倒的敗北
・人間がチェスエンジンに勝てないのと同様、人間を超える知性との対立に人類が勝つ余地はない。
・ネット経由の社会的誘導、生物兵器の合成、自動化インフラの奪取など、人間が予測・防衛できない手段で無力化される。
◯開発停止への要求
・安全対策(アライメント)が解明されていない現状での開発競争は、国家・企業間の「自殺レース」に他ならない。
・絶滅を回避する唯一の道は、超知能開発を世界規模の合意により即時停止・規制することであると結論づける。 -
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巷で話題のAIが人類を滅ぼす論の本。つい最近トランプがこれは大規模な陰謀論であって、IQの高い大統領がいれば問題ない、と発言したことが記憶に新しい。流石に面白い人だこと。。それはともあれ、一流のAI研究者はみんなすぐれた超知能AI(ASI=artificial super intelligence)は必然的に人類を滅ぼすことになると言っている、らしい。それも意図的に人類が有害だからとか考えてではなく、目的達成のための手段として人間を滅ぼしかねないという。よく言われる例としては、温暖化の原因を突き止めて解決しろと命じたら、じゃあ一番の原因は人間の活動だから人間滅ぼせばいいんだーと思いつく、みたいな。それはともあれ、目的達成のために必要な倫理水準を設けて調整するのをアラインメントというが、それをしっかりさせないと人類を滅ぼしかねないというのは確かに…と感じないでもない。
ただねえ、ある意味トランプが言う通り中国にしてもどこかのならず者国家(国家でなくても個人でもいいかもしれないが)もAI開発している中で、どこが主導権を握ってくれていないと困るか、という観点からはどうしてもアメリカにならざるを得ないのでは…そのくらいの信頼感は他に比べればアメリカにあるかなあと感じてしまう。日本ができないのはもどかしいが、他国にとっては日本だって信用ならんかもしれないし、ドイツだってイギリスだってフランスだってインドだって結局はAI開発主導権を握れないのは同じ。中国かアメリカの選択に限られるならアメリカ一択とは思うし、アメリカの最先端が開発を止めたら今度は他が出し抜くだけだろう。北朝鮮が世界最先端を持っている世界になったら怖いったらありゃしない。
なので、著者の危機感は理解できるのだけど、現実には開発を止めるのはもう無理では…私自身は行き着く先が見てみたい好奇心もあったりはする。
あと、もし滅びるならそれは自分が生きている間に起きて欲しい。子どもたちの世界が危うくなるのをただ悲観して自分が死ぬよりは…という利己的意識を捨てられない。 -
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幸せとは?を考え続けて、そろそろ哲学者みたいになってきた私が辿り着いた答えを答え合わせしているような本だった。
私自身も幸せなマインドを手に入れれば、幸せになれるという自論に行きついたのだが
本書でも"どうでもいいことを気にしない""幸せな人とつきあっている""不満の多い人とはつきあわない"
それをつづけていくと体系的に幸福の底上げができると表現していて、わかるーってなった。
"幸福は学べるスキル"って言葉刺さったなぁ。
子供が幸せそうに見えるのは、自分の願望や欲望に照らして「これはこうあるべき」だなんて考えずに、今この環境とこの瞬間に没頭しているからだ。
というのに特に納得で、ああだこうだと求める理想ばかり考えてる時ってどんどん自分が不幸だと感じるだけで、こんなもんだと受け入れて目の前の事に集中してれば自分が幸せかどうかなんて考える事もなく毎日をありがたく生きれるよね。
後半が微妙だったけど、前半はよかった! -
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いろんな本を読んできたけど、これが一番説明がしっくりくる。
あぁ、だからわたし出来たんだ。
子どもも大人も基本的には同じ構造でできた人間。
辛いことはしたくない。
嫌なことはしたくない。
だから、楽しさが必要で、その楽しさ、楽しみを作るために工夫が必要になる。
子どもは単純に楽しくないからしない。
でも、大人は楽しくなくてもしなきゃならんことはするけど。楽しくはない。でも、責任あるからする。嫌でもする。大人だからね。
でも、楽しみを作る工夫をしたらもっと違うし、
しなきゃいけないことは、楽しくなくても続くけど、しなくてもいいけどした方がいいこと。
これはなかなか出来ない大人ばかりだけど、
まさに、この楽しみをみつけてやっていく。
これ本当に大切。
わたしは、建築士の勉強を血反吐吐くほど頑張ってパニック症になり、自律神経おかしくするほどに頑張り通したけども、実際勉強なんかやりたくない。
だけど、点数とれるようになるのは楽しいし嬉しい。
家事も育児も仕事あって、いい加減にしてくれ!まじで!わたし!いっぱいいっぱいなんですけど!きーーー!!!!!!!
ってなりそうになったら
痺れるねぇ
って一言言ってみな。って前読んだ本に書いてあって。実際言ってみたら。
ら。
ちょっと、楽しくなるのに気がついた。笑
大変なんだよね、まわってないのよ。
目は回ってるのに。
フッて笑えると力抜けて、
冷静に考えたら、仕事はみんなに拝み倒してとにかくこれ合格させてくれ!って頼みまくった。
そしたら、できるだけみんながわたしの負担してくれた!
家事も手抜きはどんどんして、今は交代でやってくれるようになって、土日のご飯は旦那がフルで作って、買い出しも行ってもろてる。笑
あーとんでもねぇ状況でも、
やっべ!やっべ!
って楽しんでみるのはありだよな。
と、読みながら思った一冊です。
今は二次試験。
まだまだとんでも毎日だけど、夜はアタイ休むよ。って決めて詰めすぎないように、楽しめる余力を残して頑張る術を身につけたここ最近です!
#自分を変える方法
#楽しめ
#建築士一級 -
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都内の東京大空襲がテーマの小さな博物館に外国人観光客が激増してるのがこの作品が原因らしい。作者はトヨタの仕事で来日して、その後、東京に寄った。イギリスやアメリカでは戦争記念博物館はすごく大きいのであまりに小さくてビックリしたらしい。太平洋戦争でアメリカも最初は「軍人は軍人と戦う」のが原則で市民を殺すのは人道に反する行為だったが、アメリカ兵士の犠牲も増えて、やがてナパーム弾のような残虐な兵器を開発して民家を焼くシュミレーションまでするようになった。やはり日本はサンフランシスコ講話で原爆や空襲についてアメリカの戦争犯罪を追及するべきたった。今もアメリカは空爆兵器を作って中東なんかで使われてる。何年経ってもチャラにならない罪として今後も問い続けなくては。
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1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え
著:エリック・シュミット, ジョナサン・ローゼンバーグ
訳:櫻井祐子
「1兆ドルコーチ」というタイトルは、ビル・キャンベルがシリコンバレーで生み出した価値に敬意を表してつけられた。業界の多くのリーダーがどれだけコーチを頼りにしていたかを考えれば、このタイトルは誇張ではない。
彼がコーチングを始めた当時つぶれかかっていたアップルと、まだ小規模なスタートアップでしかなかったグーグルの時価総額の合計だけでも、いまでは1兆ドルを優に超える。
シリコンバレーがこれだけ成長し、しかも政治とは無縁の健全な組織運営がおおむねできているのは、ビル・キャンベルの功績によるところが大きい。彼の死は、シリコンバレーの一時代に幕を下ろす意味を持っていたように思えてならない。
本書の構成は以下の6章から成る。
①ビルならどうするか?
②マネジャーは肩書きがつくる。リーダーは人がつくる
③信頼の非凡な影響力
④チーム・ファースト
⑤パワー・オブ・ラブ
⑥ものさし
アップル・グーグル等シリコンバレーのみならず、アメリカ、世界でも唯一無二の企業を成功へ導いた伝説のコーチ。
一言でいえば、「愛」の人である。知識や知恵、理論等も大切ではあるが、企業の経営者もやはり「人」である。「人」が動くのはやはり感情がどれだけ揺れ動くか。ビルは「愛」を使って、感情を上に下に右に左に心を揺さぶりながらもしっかりと前に進むよう導いてくれている。
「何」を言われるかより「誰」に言われるかにその「何」も洗練されているビルの関わりは「愛」と共に「勇気」を与えてくれる。
読んでいて爽快感と高揚感を得られる一冊であった。 -
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ネタバレ束の間の休止期間に向けて、プランニングの指南書読んでみた。
本書のターゲットは主として企業や国が主体となる施作だが、個人単位にも落とし込んで読めるので、何かやり遂げたい事がある人は読んで損はない。
刺さったのは以下のポイント。(ちなみに個人的に語学力向上、食関連の資格取得の計画がある…)
①手段も目的も「本当にそれで良いのか」
→比較検討した上での手段と目的か、直感の思い込みや感情だけで走っていないか確認すべき。
②「目的」は掘り下げ切れているか。
→一見ゴールに見える美術館新設計画は、町の経済発展(目的)の手段。美術館を完成させるだけでなく、お金を落としてもらう美術館にする工夫がマスト。目的が何か、曖昧にせずに突き詰めて考えること。
③自他の経験を活用し、実験を繰り返そう
→計画はベストプランになりがちなので、実績ベース(実践知)を踏まえて、各計画に創意工夫を凝らそう。
④正しい予測とリスク管理
→自分の計画と似てる例(できれば成功例)に倣う。実例のトラブルも踏まえる。長期計画なら、実働を最短にすることで、トラブル生起の期間短縮。
⑤モジュール性を高める
→単純作業の積み重ねにする。ビル作りも箱を作って積み重ねる方が効率的。 -
Posted by ブクログ
ほぼ全ての知的課題であらゆる人間の能力を超えるAI(超知能AI)を作ったら、人類は滅亡するという警告をしている書籍です。誰が作っても、人類を滅亡させる脅威になり得ると言っています。超知能AIの「能力」と「意図」が脅威であると本書を読むとよくわかります。自己学習を重ねるAIが、必ずしも人間の都合に合わせるという保証はないのです。データセンターが脅威になるので、膨大なデータセンター建設は反対運動をするなりしてでも作らせてはいけないと、最後の章では具体的行動にまで落とし込んでいました。手ぬるい手段で防げない場合は軍事的な手段を使ってでも破壊すべきとまで言っています。
昨今のAIの進歩をみていると、気がついた時にはもう手遅れで、超知能AIが稼働してしまうのではないかと思います。
本書のような展開にならないことを願っています。
本当に神頼みです。 -
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ネタバレ超知能AI
2026年6月現在でも、AIをAIが作るということはかなり進んでいるらしい。少なくともすべてのプログラムを人間が行うと言う事はもうなくなっていて、人間が行うのは行動の補正であったり、あるいは方向性の設定だったりする。
現在はそれでもまだ人間が必要なわけだが、本書にも書かれている通り、いずれは人間の手助けなしで、プログラミングやより難しい内容を作ることができるようになるだろう。AIがAIを構築するといったタイミングをシンギュラリティーと呼んでいるが、少なくともある程度現実に送り得る可能性が高まってきたと言うのは間違いがない。SFに出てくるような何でも答えられるようなAIを作るのはかなり難しいと思うが、特定領域の特定のAIを作るのであれば、それほど難しくないような気がする。
本書はそういったAIができたときに、どのようなことが起こるのかということをリスク予測を示すリスクを人間に対して問いかける1冊になる著書の結論は、極めてシンプルで、そのような調子のAI人間が理解できるレベルを超えたAIができたことで、そのAIはいずれ人間を殺すようになると言うことだ。これはターミネーターに出てくるスカイネットのような存在ではなく、単純にAIが自分の目的を達成するにあたって、人間と言う存在が妨害をするあるいは邪魔になると言うシンプルな理由によるものだ。
この問題は本書だけではなく、AI研究者の間では「アラインメント」問題として広く知られており、本書の著者もその問題に取り組むために早い段階から研究所を設立して、活動を続けてきたらしい。本書はその研究の中での(本人によれば)論理的な帰結として、人類の絶滅という結論を提示している。
この結論だけ聞くと随分乱暴な話に聞こえてしまうのだが、本書を読めばその心配も単なる杞憂であるとは言えないことがよくわかる。何せ進化したAIは人間にとっては何を考えているかわからない存在であるし、思考スピードは人間とは比べ物にならないのだ。
とは言っても、人類はこれまでもなんとか問題を飼い慣らしてきたのだから今回もうまくいくのではという気もする。またSFを定期的に吸収している人間からすると、こういう人類の絶滅話にはなれてしまっているというのがある。
ちなみに果たして人類がどうなってしまうのか?という問題そのものをAIに聞いてみるということは本書では試みていない。その結果があれば、またちょっと違った読後感になったのでは・・?という気もする。