櫻井祐子のレビュー一覧

  • 地政学の逆襲 「影のCIA」が予測する覇権の世界地図

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    本書は10年以上前の世界情勢の話になりますが、現在のアメリカの分断や、ロシアのウクライナ侵攻などを考えた時に後書きにもありましたが、神の視点から見ると面白いと感じました。
    地理と地政学の違いを深く考えたことはないですが、
    技術が南北でなく東西に伝わる点が、改めて地理を意識したものであったり、
    東西を海に囲まれ、良質な港を持っアメリカの成り立ちや、メキシコや南米との関係。
    中東やトルコの立ち位置、中国の地理上の利点など興味深い点が多かったです。
    日本の説明が少ないのは、それだけ重要度が落ちた証しでしょうか。
    インターネットや飛行技術が如何に、地理に大きな影響を与えたかも面白かったです。

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    2024年07月26日
  • 食欲人

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    【良かった点】
    ・人間は摂取する栄養をどのようにコントロールしているのか、という問いに多様なデータから丁寧に答えている。事例も多く、数値データの羅列は少なめで比較的理解しやすいのではないか。

    ・研究が泥臭い作業の連続であるというエピソードを挟むことで、各データの重みも熱意も伝わる内容になっていた。


    【微妙な点】
    ・データに対してついている説明文に違和感があり、原文も本当にそうなのか?と思わされる部分が何箇所かあった。バッタはタンパク質欲が支配的という結論に、そこまでこのデータで言えるか?と思って数ページ読み返してしまった。

    ・後半の健康への警鐘が長過ぎる。気持ちは分かるが前半との連続性

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    2024年07月21日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    ネタバレ

    あらゆる種類の複雑な問題を解決するために、新しい選択肢を見出す手法を説明する本とのこと
    課題を分解し、部分を解決し、調和するように組み合わせる
    創造行為において常識とされつつあることを明確に否定していておもしろい

    メモ
    ・発明とは、見抜き、選択すること。戦略的模倣
    ・イノベーションを目指すプロセスの構造。課題を明確かつ具体的に定義することから始まる。それから各部分を解決する既存の方法を探索する。そしてそれらの解決策を全体として調和して機能するように新しい方法で組み合わせる。
    ・think biggerのロードマップ
    ステップ1課題を選ぶ 解決すべき課題を正しく選ぶ
    ステップ2課題を分解す

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    2024年07月15日
  • 食欲人

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    タンパク質とその他栄養素の関係や摂取比率という視点は初めて聞くものだったので、とても興味深く読むことができた。昆虫やら動物は、自然に摂取する栄養素を調整する能力を持っている。人間も本来は持っているものだが、様々な添加物を加えた超加工食品を生み出し、その機能が働かなくなってしまっていることも学びだった。当然のことではあるが、これだけやっていればよい、というような健康法はなく、バランスの良い食事・適度な運動と睡眠といった基本的なことこそやはり大切だと実感した。
    内容自体にケチをつけるつもりはないが、文章表現が非常に冗長で、読みにくいところが散見されるのでもっとシンプルだと良いなと思う。感覚的には、

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    2024年07月11日
  • 食欲人

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    人間の食欲において食物栄養素に含まれるタンパク質の比率が重要であるという「タンパク質レバレッジ説」について知りたいならこの本を読んだらいい。

    食欲人というタイトルはこのシリーズのために付けられたものだけど、Eat Like The Animalsというタイトルは原題で、本の内容をよく表している。

    参考文献と付録をPDFにしてWebサイト上に掲載していたりして、科学啓蒙書として広く読まれるにはこういった体裁のものもありなのかもしれないとおもった。

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    2024年06月30日
  • アリエリー教授の人生相談室 行動経済学で解決する100の不合理

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    ネタバレ

    この本のここがお気に入り

    「女性がダイアモンドの指輪をほしがる気もちについては、男性が指輪を買いに行くのが嫌だからこそ、女性はそれをほしがる、という見方もできる」「買いたくない気もちを我慢してまで買ってあげれば、君の愛情と思いやりを示す強力なシグナルを送れる」

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    2024年06月08日
  • シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

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    ・特殊知識を見つける:君が子供のころや10代のころに苦も無くやっていたことを考えてみよう
    ・今はるかに重要なのは、ずっと前に「正しい」ことを学んだかどうかよりも、9カ月や12か月で最新分野のエキスパートになれるかどうかだ
    ・所有権を持たないと、インプットとアウトプットが密接に連動するんだ。つまり君が投入した時間や労力に比例した報酬しか得られない
    ・限界費用ゼロで複製できるプロダクト:本、メディア、映画、プログラミングコード
    ・レバレッジによって判断や能力のわずかな差が増幅されて、大きな違いを生む
    ・自分に時給を設定し、その時給で計算した金額を惜しみなく使って、時間を節約せよ。君は自分で考える以

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    2024年06月06日
  • 創始者たち―――イーロン・マスク、ピーター・ティールと世界一のリスクテイカーたちの薄氷の伝説

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    読み切るのにとても時間がかかったが、この手の作品を日本人が読むと、面白さが今ひとつ刺さってこないことがよくあるが、翻訳が優れていると思うのだが、熱量そのままで読み切ることが出来たと思う。ベンチャーとして類稀な成功をおさめるか、ただのブラック企業として消えて行くか、紙一重だと感じたが、本書の終わりに記されていた「運」が大きく作用したと語られていたところは、とても印象的で本音だろうと納得した。
    イーロン・マスクが金融系のベンチャーからスタートだったことはこれで知った。

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    2024年06月02日
  • 創始者たち―――イーロン・マスク、ピーター・ティールと世界一のリスクテイカーたちの薄氷の伝説

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    アメリカで創業されたペイパルの物語。壮絶の一言。自分がいかにペイパルについても、イーロン・マスクについてもほとんど何も知らなかったのかがよくわかった。起業家精神というものの一端を垣間見れた気がした。気軽にさくっと読めるような単なる成功物語ではなく、十分に読み応えがあり、読むものに強烈な余韻を残してくれる作品だと思う。大変に面白かった。

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    2024年06月02日
  • 1兆ドルコーチ―――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

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    トップ経営者ばかりが出てくるので、記載されていることはかなりの確率で正しいと思われる。一方でビルのコーチングに合わなかった人がどうなったのか、成功しなかった人ばかりなのか、単に使えない例として記載されていないのか、が分からないため、共通解かどうか疑問が残る。

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    2024年06月02日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    前作の「選択の科学」も良かったがより一層良い内容でした。

    著者が全盲の方なので、その状態からマーケティング理論やフレームワークに切り込んで別の解を出すのは面白い。
    (特にブレーンストミングが効果が薄い箇所は良かった。)

    次回作も、期待したい。

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    2024年05月26日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    イシューの見極めと分解。
    サブイシューの解決策を専門内外から探し、組み合わせ、選択する。
    イシューに関わる意思決定者の望みを知りスコア化することで全体像が分かる。

    アイデアは第三者に話し、このアイデアを追求する価値があるのかを判断する。

    この他人の目を入れるところが本書THINK BIGGERの新たな視点であると捉えた。

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    2024年05月22日
  • シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

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    ●どんな人へ向けて書かれた本?
    富と幸せを手に入れたい人へ

    ●いつするか?誰とするか?なにをするか?
    あえて付け加えるなら、
    どんな状態でするか?が最重要

    ●ナヴァル・ラヴィカントとは?
    投資家、思想家、面白そうな人、

    ●この本から受け取ること
    参考文献やおすすめ本が良書ぞろい
    少しずつ読んでいく

    ●実際に行動すること
    自分の内側、自分を知る


    ●実際に行動したこと

    瞑想←これは手段に過ぎない

    ●行動した結果どうだったか

    自分の内側からしか無限のエネルギーはわかないことがわかった

    ●おわりに

    ナヴァルさん、ほんとうにありがとうございました!

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    2024年05月22日
  • 不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」

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    ダン・アリエリー氏の「予想どおりに不都合」に続く2作目であり、アリエリー氏の過去の体験や実験に基いた人間の不合理性について書かれています。

    ページ数はそれなりにありましたが、人間が何故不合理な選択を取ってしまうかを学ぶことができ、楽しく読み終えることができました。前作に比べアリエリー氏の体験を通した内容が多く親近感が芽生えました。

    特に印象深かったのは、人間は報酬よりも仕事の意義に価値を見出すこと、大勢が犠牲となる事件より顔が分かる犠牲者の方に強い関心を持つ、これらの内容は普段仕事していたりニュースを見ているときに思い当たるなぁと感じました。

    ただ、読んでいて実験の説明については何か図を

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    2024年04月27日
  • 0ベース思考

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    ネタバレ

    問題解決の基本を教わりました

    「人はインセンティブに反応する」「これは単純明快、至極当然に思えるが、このことをしょっちゅう忘れて自滅している人が多いのにびっくりする。ある特定の状況に関わる全当事者のインセンティブを理解することが、問題解決の基本だ」

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    2024年04月25日
  • OPTION B(オプションB) 逆境、レジリエンス、そして喜び

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    ページをめくるたびに涙が溢れて、なかなか先にすすまず、、、1カ月くらいかけてゆっくり読みました。。。

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    2024年04月20日
  • シリコンバレー最重要思想家ナヴァル・ラヴィカント

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    インド出身でアメリカで大成功している思想家の発言をまとめたビジネス書

    流石インド出身ともいうべきか、成功や人生に対する考察が素晴らしい。
    たくさんの内容が盛り込まれていて、これをまとめた著者に感謝。
    無料でPDFでも読むことができるのがまた凄い。

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    2024年03月29日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    一通り読んだが、実践的な内容の本なので、次は紙とペンをもって手を動かしながらもう一度読み直したい。

    発明とは有用な組み合わせを見抜いて選択すること、領域外に先行事例を探すことが重要である、複数人でアイデアを考える場合はいきなり集まってブレインストーミング等ではなく個人でじっくり考えた結果を持ち寄るのが大切、組み合わせを考える選択するプロセスにじっくり時間をかけること、といった点が心に残った。

    様々な分野からイノベーションの事例を紹介しており、読み物としても面白かった。

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    2024年03月28日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    全盲の人が書いたとは思えない具体性とわかりやすさ、実行のしやすさ。前著、選択の科学、もトライしてみたい。ただそもそもの発想には、その動機となる疑問や好奇心が必要。そこをどう醸成するかは引き続き議論の余地があろう。

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    2024年03月03日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    ひらめき、イノベーションを体系化、手法化して整理している本。一度手順に沿ってしっかりやってみたい。こういうワークをコンサルが取り入れそう。

    課題、サブ課題のチョイスとブラッシュアップが大切。検索を前提とした手順なので、AIと人がうまく相乗効果で手順がブラッシュアップされていきそう。

    新しいと思われる考えも全て過去の情報と体験の組み合わせというのは、同意。なんにせよ、知らないこと、未体験のことは捻り出せないということや、領域外の情報と組み合わせるという要素は重要。

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    2024年02月29日