櫻井祐子のレビュー一覧
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ネタバレ【感想】
歴史好きな人や世界情勢が気になる人はもちろん、想像力を豊かにしたい人や合理性を失わずに大胆な発想をしたい人にオススメの一冊。
温故知新とはこういうことかなと思う。
表紙カバーや目次だけ見ると、
「2050年日本、トルコ、アメリカ、ポーランドが宇宙で戦争」
やら、「2100年メキシコvsアメリカ」
などと書いてあり、一見SFモノかな、と思ってしまうような書きぶり。
ある意味、この感覚がこの本の価値だ。
100年と少し前、
1900年の大英帝国が世界を支配している時代、ロンドンにいたら、今のこの世界を想像できただろうか。
20年後にドイツが一回戦争に負けて、その後もう一度ヨーロッパを支配しかけるけど、また負ける。
さらにその後、アメリカとソ連がヨーロッパを二分し、にらみ合いが続く。
米ソのにらみ合いが終わったら、しばらくしてテロの脅威にさらされる。
1900年に生きていた人が、2000年までの100年間の出来事を知ったら、SFと思うかもしれない。
何が起きてもおかしくない。
そんな未来100年間を、論理性を尊重しつつ描かれている。
小説と言われてもおかしくないストーリーだが、読んでいると歴史と照らし合わせて、何か妙に納得してしまう。
なお、2014年頃に発行された本。
【要約】
・21世紀開始時点で、アメリカは驚くほど強力。中国や日本などに比べても、かなり強い。重要なのは世界の海洋を支配していること。
・アメリカの戦略として、対テロ戦争において、イスラム世界が混沌としていれば、アメリカの勝ち。(地域大国が出没しなければ良い)
・人口爆発の終焉→人口減少とコンピューターが新しい世界を作る
・次の紛争の火種は、中国、日本、旧ソ連、トルコ、メキシコ
・中国は世界的国家になることはない。(過去の日本の経済成長が、理想的な資本主義による成長ではなく、銀行システム、郵便局、その他政治的要素によるものだったのと同じように。)2020年頃アメリカは中国の挑戦を受ける→中国は政治的崩壊で分裂
・2020年を過ぎた頃ロシアは資源輸出国として生まれ変わり、各方面へ進出→ロシアの自壊で終焉
・中国、ロシアの崩壊→アメリカと同盟を組んだ、日本、トルコ、ポーランドが大陸の空白地帯に進出
・2040年、勢力が拡がりすぎた日本、トルコに対してアメリカは締め付けを強くする。宇宙戦争の気配。
・アメリカ、ポーランド対日本、トルコ。宇宙を制していたアメリカの勝ち。
・アメリカの黄金期
・メキシコが経済的に発展。メキシコはアメリカに大量の移民も有してアメリカへの影響力も有しており、アメリカに挑戦する。
【気付き】
・この世界、前提が帝国主義で成り立っていることを、未来予測という形で忘れないようにしてくれる。 -
Posted by ブクログ
「0ベース思考」とは、何とも堅苦しいタイトルですね。
以前読んだ「ヤバイ経済学」の著者だと気が付かなかったらスルーしていました。
原書のタイトルは、"THINK LIKE A FREAK"だから直訳すると「フリークのように考える」になります。
フリークという言葉は日本人にはピンとこないから、フリークのように考えて「0ベース思考」にしたのでしょうか。
タイトルの堅苦しさとは別にどこか遊び心があり、力を抜いて時々二タニタしながら楽しく読み進められました。
コブラの大量発生に困り、コブラの皮を持ってきた人に懸賞金を出すことにした。
これでコブラを減らすことができると思いきや、この懸賞金というインセンティブはとても効果があり、コブラの大量発生は加速した。
懸賞金目当てでコブラの養殖業者が生まれたのだ。
みたいな話が満載です。
人は「操られている感」を覚えると反発したくなる。
どんな問題も一発で解決できる魔法のやり方なんかない。
ちょっと違うやり方で、もうちょっと真剣に、もうちょっと自由に考えようということ。
この本には、どのように考えるかのヒントが沢山あります。
高いワインは美味しいか?ワインの目隠し試飲実験でわかった優秀賞を貰う秘訣の話。
ホットドッグの早食いで一気に昨年優勝者の倍の量の食べ方を考えた日本人(小林尊)の話。
自らビーカー1杯のピロリ菌を飲んで胃潰瘍になることを実験したノーベル賞医師の話。
他人のウ〇コを浣腸で注入し潰瘍性大腸炎を治療する話。
聞く耳を持たない人を説得するには?物語を語るのがいい。この本がそうだと言って上記のような話をしたのだと最後の方でばらします。
そして、最終章は「やめる」ということがテーマです。
仕事でも勉強でも運動でも趣味でも何でも、「しない」ことと「やめる」ことを決めることは難しいと感じています。
多くの人がやめるべきことを続けています。
やめることは失敗を認めることになるからです。
もう1つの要因が「サンクコスト」で、取り返しのつかない時間・お金・労力が無駄になることを避けようとあがくのです。
いつ手を引くかの判断は、永遠の課題です。
そして、さっさと安く失敗するのが理想だとも言っています。
失敗に数千万ドルつぎ込む前に、数万ドルで終わりにできれば、ずっと多くの事をするチャンスができる。
なるほど、やめることによって別の何かができると考えるのですね。
やめた方がいい結果になる具体的な証拠はあるか?に対しては、
達成不可能な目標を断念した人たちは、無理してやり続けている人たちより身体的、精神的に良い状態にあることがわかったそうです。
やめなくて良かったこともありますが、やめて良かったと感じることも数多くありストレスから解放された記憶は残っています。
「やめる」を「捨て去る」と言い換えると前向きな気持ちでいられていいようです。
自分を押しとどめている一般通念を「捨て去る」と確かに世界が広がるように思えます。
「いろんなことをやめた経験を重ねるうちに、何を捨て去り何を残すかを見極めることができるようになる」は、そのとおりでしょう。
この本を読むと、自分の頭の固さを見透かされたような気分になるに違いありません。 -
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仕事に関して重要と言われている事の中にウソがある事を述べている本。全部で9つウソについて例を挙げてまとめている。
当たり前だと思った事が、よくよく考えるとウソだと分かり非常に面白かった。
本の最後にウソに対する本当の事もまとめられているので参考になる。9つのウソを頭に入れて、誤った行動を取らない様に注意したい。
9つのウソXと本当○は以下。
1.Xどの会社で働くかが大事
○どのチームで働くかが大事
2.X最高の計画があれば勝てる
○最高の情報があれば勝てる
3.X最高の企業は目標を連鎖させる
○最高の企業は意味を連鎖させる
4.X最高の人材はオールラウンダーである
○最高の人材は尖っている
5.X人はフィードバックを求めている
○人は注目を求めている
6.X人は他人を正しく評価できる
○人は自分の経験なら正しく評価できる
7.X人にはポテンシャルがある
○人にはモーメンタムがある
8.Xライフワークバランスが何より大切だ
○仕事への愛が一番大切
9.Xリーダーシップというものがある
○われわれは尖りについていく
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良い理論ほど実践的だ、とはよく言われるが使いこなせるだけの読解力が要求される。 使いこなすためには、自分のもつ事例で研究しなくてはならない。これらが私の率直な感想だ。幸いクリステンセン教授の扱ったメインの事例が情報通信業界なので、とても有意義だった。 新しい技術潮流で格好の事例を見つけたので、研究してみたいと思う。
経営学理論の教科書としては最高だと思う。論旨の構造が洗練されていて、変化のシグナル、競争のバトル、戦略的選択、環境要因を含めた影響分析の有機的な関係性の論じ方は、やはりハーバードがトップレベルの大学なんだなぁと感じさせる。ちょっと難解すぎたり、アメリカに偏っている感も否めないので、4つとしておこう。 -
Posted by ブクログ
大切な人を失ったときに、どう悲嘆をコントロールするか、レジリエンスを強くするか。
Lean inでパートナーの大切さをかいていたので、親友でありよき理解者だったパートナーを突然失ったあとどのように過ごしているんだろう、と怖いながらも手に取った。
大切な人を失った人にかける言葉をいつもなくしてしまうけど、すごく参考になった。特に日本人は気をつかいすぎて、言わないようにしていることが多い気がするので、いつでもいるよ、と声をかけることだけでもだいぶ違う。
・立ち直りを妨げる3つのPを遠ざけること
自責化 Personalisation
普遍化 Pervasiveness
永続化 Permanence
・部屋のなかのゾウを追い出す
・レジリエントな子供を育てる
①自分の人生はある程度自分でコントロールできる
②失敗から学ぶことができる
③自分は一人の人間として大切な存在である
④自分のために役立て、他人とわかちあうことのできる強みが自分にはある
弔辞の文章が素敵だったなぁ。デーブの人となり、そして愛情を表していた。これくらい日本でもお葬式に血の通った弔辞があったらいいな。
また訳者の櫻井裕子さんが文中で「母親」「父親」と訳しそうなところを「お母さん」「お父さん」と訳していて、それだけで優しい気持ちになれました。言葉って大事。 -
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NETFLIX創業時メンバーであり、元NETFLIX最高人事責任者の著書。
巨大企業著伝あるあるの「それ弊社では無理」な内容は少なく、学びが多い。また書き手の実力がたかく、最後まで読みやすいのも特徴。
日本においてはリストラに対しての制約が非常に厳しいが、それ以外は会社に落とし込める記述である。
〇優秀人材にとっての最高の報酬はなにか
・他のハイパフォーマーとチームを組んで学び合えることが、最も強力な決め手となる。
・ハイパフォーマーを採用することは優れた従業員特典である。
・ハイパフォーマーを採用するには、ボーナスやストックオプション、高額な給与、昇進の確約でさえ、決め手にならない。
・ハイパフォーマーに絞ることで離職率も低減する。
・ハイパフォーマーにとってのモチベーションは人材濃度と魅力的な課題
・優秀な同僚と達成すべき成果の周知徹底、この組み合わせが、パワフルな組織の秘訣である。
・エンパワーメントやエンゲージメント、ベストプラクティスなんて効果が薄い。
・ハイパフォーマーな同僚と難題に挑戦できる環境は、ハイパフォーマーにとって最も重要な要素。
→人事制度で管理したり、やる気を引き出す施策は意味がない。
〇従業員に学習させるべきこと
・属する事業のしくみを正しく理解することが何よりも大切な学習。
→どんな従業員の能力開発研修よりもためになる。
・フィードバックは頻繁に行う。
〇事業推進および会社成長のポイント
・マネージャーは成功しているスポーツチームを参考にすべき。優れたスポーツチームは絶えず新しい人材をスカウトして布陣を入れ替える
→マネージャーの仕事は強いチームを作ることであって家族を養うことではない。
・重要でない評価指標に固執しない。絶えず見直して良い。
・今のチームがこの先必要なチームになる事を期待してはいけない。
・6ヶ月後に必要な人材を今雇う
・従業員に一貫してとってほしい行動をとなえつづけ、それを実行させるための規律を定着させる。
・パフォーマンスの高い企業は意図的に不平等主義である。業績にインパクトを与えられる部署に重点的にスター人材を配置すべき。
・従業員の才能と情熱が、会社の目指す将来に合っているかを見極め、他社の方があってれば積極的に解雇する。
・ビジネスリーダーの役割は、すばらしい仕事を期限内にやり遂げる、優れたチームをつくること。これが経営陣のやるべきことだ。
・優れたチームとは、これからどこに向かおうとしているかをメンバー全員が知っていて、どんなことをしてでもそこに到達しようとするチームのことだ。 -
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ネタバレシェリル・サンドバーグ(1969年生まれ)は、2011年フォーブズ誌の「世界で最もパワフルな女性100人」のランキングで、メルケル、クリントン、ルセフ(ブラジル大統領)、インドラ・ノーイ(ペプシコCEO)に続き5位に評価。ハーバード大卒業し、米財務省、グーグル副社長を経て、フェイスブックのCOO。そのサンドバーグが2014年、休暇先で夫を突然失った。自ら逆境に陥ったサンドバーグが、友人で著名な心理学者のアダム・グラント等のサポートをえて、逆境から脱するレジリエンス(復元する力、折れない心)を模索していく…。
「オプションB」とは、「次善の選択肢」。「最良の選択肢(オプションA)」ではなく、オプションBを選ばざるをえなくなった時、どう対応していけばいいか。立ち直りを妨げるのは、自責化(自分が悪い)、普遍化(全てが悪い)、永続化(悪いことがいつまでも続く)。だから、「①自分『だけ』が悪いわけではない、②悪いこと『だけ』ではない、③悪いことは『いつまでも』続くわけではない、④もっと悪い事態にならなくてよかった」というポジティブ思考ができる人が逆境を乗り越えることができる。感情をコントロールできる力、自分の力を過小評価しない自尊感情が回復を促し、「あなたならできる」と、周りから背中を押してあげることが回復の力を強めていく。人生でも仕事上でも逆境は必ずある。ただ、逆境は必ず乗り越えることができるし、逆境を乗り越えると強くなり、逆境をバネに成長が図れる。逆境に陥った人をどうサポートしていくかを学ぶためにも好著。 -
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この本は世の中にある政治、犯罪、環境、詐欺、恋愛、スポーツ等にあるさまざまな問題とそれに対する斬新でユニークな解決方法を紹介し、そこから問題に対するベストな考え方を教えてくれる本!
まず、難問を解決するためにこの本の著者が何度も言っているのが、『フリークになれ』ということ。
フリークとは、物事に関して熱狂的、簡単に言うとオタクとかマニアって意味。
一般的な人とフリークの考えはかなり違っていて、それをホットドック大食い選手権で優勝した日本人、偶然から潰瘍を治すきっかけを発見した医者、エルサレムの第一神殿を築いたソロモン王、などなどのすごい思考を持った人たちを元に所謂フリーク的な考え方について紹介してあった!
著者2人はこの考え方を元にイギリスのテロ対策に協力したりしてて、その協力の仕方もあっと驚くような感じで面白かった笑
結局、一番すごい考え方してるんはこの考え方を導き出した著者の2人やと思った笑
あと、この人らが問題解決に一番効果的やと言ってるのが『庭に雑草を引っこ抜かせる方法』
やねんけど、これだけやったら意味わからんと思うねんけど、ほんまにユニークで頭良い方法やから是非読んでほしい -
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ネタバレ◆イノベーションの主要な概念
①破壊的イノベーションの理論
②資源・プロセス・価値基準の理論
③ジョブ理論
④バリューチェーン進化の理論
⑤経験の学校の理論
⑥創発的戦略の理論
⑦動機付け/能力の枠組み
◆概要
既存の企業と新規参入企業の社内外環境の違いから、既存企業がハイエンド向けの持続的イノベーションに囚われると同時に、新規参入企業が、ローエンド向けの破壊的イノベーションに取り組むのかを、更に航空機、教育、医療、通信、半導体業界の事例から、理論と対応指針を解説
◆考察
・組織の判断は資源・プロセス・価値基準に則って合理的になされるからこそ破壊的イノベーションが生まれるスキが生じてしまう。
・一見合理的な判断材料の中には、顧客の要求は考慮されないことが多い。
・エンジニアとして、①VC高度化、②剣と盾の追求、③ステークホルダーとの連携したビジネススキームの仕組みを作る力が求められる
・イノベーションとそれを具現化するためのバリューチェーンの高度化も必須。
・変化のシグナルを察知するだけでは片手落ち。それをスピーディに機会に変えることができる組織が生き残る。
◆第一歩
VC高度化のビジョンの具体化 -
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★本書のメッセージ
自分の直感に疑いを持ち、よりよい決定をくだすために、自分なりの実験をし続けよう
★本の概要・感想
行動経済学者によるダン・アリエリーによる、人間の行動側面、性質について語られている記事。どの論も、実生活として結びつけ、即座に自分で検証できることが多い。「行動」経済学なので当たり前ではあるのだが。
★本の面白かった点、学びになった点
*超高額ボーナスは社員のやる気に逆効果
・とくに、単純な課題よりも、認知スキルが必要とされる場合に、この傾向は強まる
・なぜなら、超高額ボーナスは一種のプレッシャーであるからだ。認知スキルが必要な課題には、冷静に、頭をよく使って、取り組まなればならない
・しかし、超高額のボーナスがその邪魔をする、ということだ
・思考を金銭的なインセンティブが埋めるのは、その仕事のパフォーマンスを上げることにおいて、良くない
*「逆たかり行動」という動物の本能-働くことの意味
・猿かラットかは、実験で、同じ量の食物が与えられるとしても、自分の手で得られるものを好んで食べる傾向にある。「自分が何か影響を与えたのだ」とそう思える食事が欲しいのだ。猫以外、ほとんどの動物がそうした
→シジフォスの神話と同じだ。無意味に岩を上に持っていくだけの苦行
*分業の行きすぎが仕事のやりがいを奪う
・自分の行っている行為が、どのような結果に結びつくのか、イメージできないということだ
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*俺がネクストビートで働いてものすごく辛かったのは、「自分の仕事に意味が無いようん感じた。そのような仕事が蔓延している会社に思えた」からだ
→「仕事」で最も大切なのは、「意味」だ。部下や後輩を退職に追い込む簡単な方法は、この「意味」を部下の仕事から取り上げることだ
*自前主義バイアスを活用して、新しいプロジェクトや活用に取り組む自分を鼓舞できる
*「報復」という本能によって、人間は互いを傷つけあうことを抑制しあってきた
・しかし、報復という行為自体は、客観的に観察すれば、とても意味のない行為である
*「報復」と「怒り」は伝染する
*報復したいという欲求を感じするその瞬間には、こらしめる相手がだれかということは、問題にならず、代理人であれ、依頼人であれ、とにかく誰かに代償を支払わせたいだけ
*謝罪には、絶大な効果がある。「謝罪」条件で、実験協力者がダニエルに返した金額は、「いらだちなし」条件とまったく同額だった。つまり、「すみません」という言葉には、いらだちの影響を完全に帳消しにする効果があった
・復讐心をバネに成功する人も多い
*キツいリハビリに耐えた人は痛みに強くなる
・私が言いたいのは、こんな不愉快きわまりない治療にさえ、私の限界を改善し、身体を動かせる範囲を広げる目的があった、ということなのだ
*人々の仕事への喜びは、給料の絶対水準ではなく、給料の変化と強く相関していることを立証した
・一般に、人は、今貰っている給料の水準が高かろうが低かろうが、いつかはそれに慣れる、ということだ
→年功序列で賃金が上昇していくのは、実はよくにできた仕事に意味を感じさせるための仕組みなのだ
*人は順応する。それほど壊滅的なダメージを与えないことが多いのだ。この結論をもとに行動するのが、はたして社会全体にとって望ましいことかどうかは分からないが。それでも、失恋をそう気に病むことはないのは、たしかなようだ
*ぜいたく品は、一気に買ってしまってはダメ。散財戦略ではなく断続戦略でいこう
*順応するプロセスを中断すると、順応が遅くなる。これを利用して、厄介なことは一気に片付け、楽しいことは休み休みやれば、満足度が大井いに高まる
*ただ、検索可能な商品のように、人と人をマッチングさせてもうまくいかない
・最初から、何かを一緒に体験する場で出会うことが自然、恋愛においては。無機質なマッチングで人と会っても、うまくいかない
*顔のある犠牲者効果と焼け石に水効果
*感情は長期的に自分の行動に影響を及ぼさない。ただ、感情と共に下した、何らかの決定は、自分の行動に常に影響を及ぼし続ける
●学んだことをどうアクションに生かすか
*順応プロセスを把握する。一度に新しいことを始めるのではなく、少しずつ、新しいモノ、行動、習慣、仕事を生活に取り入れていく
*嫌なこと、面倒なことはとっとと終わらす
*本当に感情が高ぶっているときは、決定を下さない。感情をコントロールすることに意識を傾ける
★そもそも読んだきっかけ
・本屋で見かけて、目に留まった。ゼミの教員がダンアリエリーの本を読んでいた、読書会で選定されていた影響もあるだろう。 -
Posted by ブクログ
・人は日常の多くの場面で、お金に関する心理的過ちを犯す。例えば、普段は節約しているのに、カジノで大金を使ってしまう。こうした矛盾が起こるのは、カジノでの出費を、生活費とは別の「心の勘定科目」に仕訳しているから。
・モノやサービスの価値は、単体で計るのが難しいため、多くの場合、競合製品などと比較する(相対性)。ただし、相対性で価値を検討する際は、その金額で買えるすべてのものと比較しなければ、正しく計れない。
つまり、お金に関する決定を下す際は、機会費用について必ず考える必要がある。だが、多くの人は考慮していない。これが判断を間違う大きな原因である。
・今日、ビットコインやアップルペイといった新しいシステムが次々に登場している。これらは、私たちにより多く、より簡単にお金を使わせようとするため、支出行動に拍車がかかり、お金を使いすぎる恐れがある。
お金を賢く使う方法として、次のようなことが考えられる。
└機会費用を考えるための計算を行うアプリなど、消費者の助けになるツールや金融の環境をデザインする。
└お金を使う時間枠の表現(時間、週、月、年など)を工夫する。例えば、退職後の収入を全額ではなく月額で示すと、貯蓄が足りないと感じ、貯蓄額を増やさねばと考える。
お金の問題における最大の敵は、外部要因ではなく私たち自身。まずは自らの欠点を理解し、認識すること。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ巨大システムの失敗の原因を密結合した多要素からなる複雑系にあるとして、様々な事例と対策を紹介している。
対策としてあげられている手法:
・構造化されたツールによる意思決定:主観的確率区間推定法(SPIES)による見積もり、ペアワイズ・ウィキ調査での項目の優先順位付け、死亡前死因分析によるリスクの洗い出し
・小さな失敗から学び大きな失敗を防ぐ:ヒヤリハット
・チームの多様性を確保して認知バイアスを回避する
・システムの透明性を高め、スラックを大きくすることで、システムを見えるようにし結合を疎にする
タイトルにはたった一つの方法とあるが、一つじゃなかった。