櫻井祐子のレビュー一覧

  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    ヒトは、一方では自分は正直で立派な人物と思いたいが、もう一方ではごまかして金もうけをしたいと思うものです。
    ですからちょとしたズルをします。
    そしてズルしたことを正当化する言い訳を自分の中で作り上げます。
    ダン・アリエリーは、実験を通してどのような時にヒトはズルな行動をとるのか調べています。
    面白い実験です。
    小さなズルをして自分をごまかしてないか常に振り返ることって大事なことですね。

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    2014年02月17日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    社会で周りを見ると、本書で指摘されている「ずる」な人が沢山…
    でも本当にずるいのは自分かもしれない。
    組織マネジメントで、よく覚えておきたい。

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    2013年12月13日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    わたしたちは、「正直でありたい」と思いながら、その一方で「ずるをして得/楽をしたい」とも考える。そのせいで、「正直な人間」という自己イメージと実際の行動との間にズレが生じることがある。わたしたちはそんな時、柔軟性を発揮し、「つじつま合わせ係数」の大きさを自在に変える(行動を正当化する)ことで、ズレを解消しようとする。誰もが、要件が揃えばいとも簡単にずるをする。しかし、ずるは新たなずるを生み、また伝染して巨悪へつながることがある。ずるを減らすためには、宣誓/署名/道徳心を呼び起こす仕掛け/監視、など。

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    2013年11月09日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    今少々流行りの行動経済学関連の本。

    「ずる」は、悪意を持っただましというよりも、悪意も意図もなく自身をごまかしてしまうことを言う。
    人は容易に、かつ自らも意識することなく自らを欺いてしまうことが心理学的実験から示される。これは、意識が後付けで自らの行動を正当化するものであるとする近年の認知心理学の知見にも合致する。

    これらを利用して「ナッジ」するというのもひとつの方法だが、少なくとも人は弱いもので、かつ強いものであることを意識すべきだということだ。

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    2013年09月24日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    不正がなぜおこるのかを追求した行動経済学の本
    いろいろな実験が記載されてありその実験手法と
    そこから導きだされる。考え方が非常に面白かった。
    なぜ不正が行われるのかという部分については、
    なるほどと思われる部分が多かったが、なんとなく
    感覚的にわかっていた内容が多かったかと。
    その分、それらが実験であらわになる部分が
    逆に面白いと思った。

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    2013年08月30日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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     家庭や社会において、我々はどのようなメカニズムで不正に手を染めてしまうのか―――人間の業とも言える「嘘」や「ごまかし」を行動経済学の視点から考察し、効果的な予防方法を様々な実験により検証した貴重なレポート。
     罪を罪と認識させる、嘘をつかないことを宣誓させる、前例を作らない、大義名分を与えない、罰則の強化はあまり効果がないなど、興味深い実験データ満載だ。
     誰かが自分に向けた不正を見極めるため、あるいは社会に対して無意識に不正を行いたくなる自分を律するため、役立つ書籍になるかもしれない。
     ただこの本を読んで最も困難だと感じたのは、自分が自分に対して行う不正についてである。
     例えば・・・ダ

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    2013年06月12日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    世の中には不正をなくすために考えられた仕組みがたくさんある。
    多くは、罰則を厳しくするとか、ばれる確率を上げるような、
    費用便益的なリスクを増やすことで、不正を抑制しようとするものである。

    でも人はそんなに合理的じゃない、
    いつもメリットとデメリットを天秤にかけて行動しているわけじゃない、
    ということを、面白い実験を通して明らかにしていく。

    本書全体を通して論証している仮説は、
    人は自分で正当化しやすいほど悪いことをしやすい、
    というもの。

    だから、

    ちょっとした不正はだんだんエスカレートし、
    誰のお金か分かりにくくなるほど、金融のモラルハザードは大きくなり、
    会社の金庫から1円を持っ

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    2013年05月24日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    なかなか刺激的だった。
    単純な実験で母数に関する記述がないため、非常に少ないようであることが気になるところ。
    不正は金額が少ないとか多いとか、ばれる確率が高いとか低いとかがその量を変えるわけではない。
    不正を防ぐものは直前に倫理的なものを呼び起こすこと、倫理条項への署名、誓約、意思疎通の持てない監視者がある。
    不正を促すのは社会的要員の不正を目撃すること、他人が自分の不正から利益を得ること、前頭前野が消耗した状態であること、ちょっとした不道徳から道を外していくこと、創造的な思考で正当化する能力、利益相反、クライアントとの付き合いの長さ、否定的なイデオロギーなどがある。
    一旦不正をすると不正に酔

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    2013年05月20日
  • イノベーションへの解

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    クレイトン・クリステンセン、2003年。
    人が生活のなかでやり遂げたいと思うことは、基本的なレベルではそう変わらない。
    デジタルカメラがなかった頃、まばたきをしたかもしれないから同じポーズで2度撮り、友人に送るために人数分焼き増しした。デジタルカメラはこれらの用事を効率的にやり遂げることを助けた。一方、デジタルカメラがなかった頃、現像した写真は、98%が引き出しにしまわれ、二度と眺められることはなかった。稀に几帳面な人だけがアルバムに張ってきちんと整理した。オンラインアルバムは、顧客が以前やろうともしていなかった用事を簡単に整理して分類できますよ、という提案だから、顧客の優先的な用事を解決する

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    2012年07月15日
  • イノベーションへの解

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    破壊的イノベーションの事例がふんだんに紹介されていて、その点においてとてもわかりやすく、よかった。
    また、顧客は用事を解決するために雇うのだ、という、比較的身近に捉えやすく理解しやすいものもあり、良かったと思う。

    ただ、多くの人が評価するのと同様に、なにか少し読み難い部分があり、また、どうしてもジレンマに比して見劣りするように感じたのは確かであった。

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    2012年07月27日
  • 1兆ドルコーチ―――シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

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    真似ることは難しいが、リーダーシップ論を学ぶには良い本だ。ただ分厚いので読むのが大変。所々で流し読みしながらなんとか完読。

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    2025年12月14日
  • ハーバード医学教授が教える 健康の正解

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    かなり意見の偏った本だと感じた。
    海外が原作というのがよく伝わるような書き振り。
    …という意見もある。という程度の認識のほうが良いような。ただエビデンスがある!と書かれているのでなんとも。ナッツをどんだけ食べても太らない、とかは私も好きだけどやっぱり過去に太ったなと感じたこともあるので…。
    あとコーヒーは4杯以上飲め、など。
    最近瞑想を始めたので瞑想の効果を良く書かれている本は読みたかったのでそういう意味ではよかった。

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    2025年12月07日
  • サム・アルトマン:「生成AI」で世界を手にした起業家の野望

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    期待していたほどは面白くなかった。OpenAIの立ち上がり前後でマスクと協力関係を持ち、やがて離反するあたりだけ面白かった。
    アルトマンの妹の話だとか、興味を持てない。なぜアルトマンが人脈、資金獲得力を身につけてきたか、本書からはほとんど読み取れなかった。

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    2025年11月30日
  • 不合理だからうまくいく 行動経済学で「人を動かす」

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    軽く読めると思い、書店で手に取ってから5年近く
    ようやく読み切る事ができた。

    読み始めて、何となく自分に合ってないような本も、
    積読で寝かしておいたら、その時の環境で捉え方が変わってくる。
    これも一つの決定か。

    自分を俯瞰で見ることは、簡単に言われても実践は難しい。

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    2025年11月30日
  • サム・アルトマン:「生成AI」で世界を手にした起業家の野望

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    技術的にも天才だが他社から資金を引き出すことにも長けている。
    社会を良くすることを考えているのかお金が欲しいのかがはっきりわからない人物?

    数十年後にはAIが人間を凌駕する姿が見えていそう。

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    2025年11月24日
  • 食欲人

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    ネタバレ

    後半の加工食品へのネガキャンは置いておくとして、新しい考え方で面白かった。
    生活の中で、明らかに足りているはずの塩分が欲しくなるのは何故だろう?ということを知りたくて読んだので、しょっぱいものが食べたくなったら「タンパク質欲しい!」のサインと考えて、とりあえず牛乳を一杯飲んでみようと思った。
    何か食べたい!となったらタンパク質を意識すること、炭水化物と繊維をしっかり食べること、油脂を取りすぎないこと、くらいを実践してみようと思った。
    無駄なものを省くだけでバランスが良くなる、というのが、言われてみれば確かに!と思った。

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    2025年11月16日
  • ボマーマフィアと東京大空襲~精密爆撃の理想はなぜ潰えたか~

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    東京を初めとする、日本の都市で民間人を狙って大量虐殺を行なった米軍。

    元は、精密爆撃で相手の継戦能力を奪うことを理想としていた一派があったらしいのだ。その挫折を、ちょっとだけ描く。

    かなり精密な照準器を作っていたらしいんだけど実戦では全くダメだった。特に日本では初めて出会ったジェット気流に翻弄されて、クソの役にも立たなかった。

    だからどうしたって話で、欧州では士気爆撃だっけ、民間無差別爆撃やったけどさほど効果がなかったんで、大量殺戮用のナパーム焼夷弾まで作って、民間人が逃げられないよう、できるだけ沢山焼け死ぬように工夫に工夫を重ねた米国に何の変わりはない。

    その酷さを語っているふうでは

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    2025年10月25日
  • スタンフォード大学の人気教授が明かす 教養としての権力

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    豊富な実例は面白いが、
    こういう振る舞いができる人が
    権力を握れると言われても
    イヤな人はイヤだろうなと
    思う。
    読み物として楽しむもので
    マニュアルではないと思った

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    2025年10月19日
  • THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義

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    解決すべき課題をどのようなプロセスで組み立てることがイノベーションに繋がるかの話。
    課題の設定とそれを共通認識とすることの重要性や、発想のステップを示されている。

    個人的には、途中から失速してしまい、前半30%くらいで満足してしまった。

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    2025年09月21日
  • 自分を変える方法―――いやでも体が動いてしまうとてつもなく強力な行動科学

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    ・自分を変えるには、キリがいいタイミングが有効(大晦日、新年、誕生日、何かの記念日)→成功率が高い
    →なぜか?普通の平日ではきっかけが弱い→大きな背中を押してもらえるきっかけが必要
    ・成功率は上記方法をとって、2割。つまり、失敗がデフォルトである。
    ・3回習慣とめると、辞める可能性が格段に上がってしまう
    ・人間は今すぐ得られる快楽を優先する
    ・飴と鞭の飴を準備する- 誘惑を味方につける。(根性論でやらない) 快楽にリスクを設定する。(罰金を作る、など。鞭は自分が痛いと思う内容でなければ意味がない)
    ・忘れないために、目標を書いて紙を貼る

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    2025年09月21日