櫻井祐子のレビュー一覧

  • 100年予測

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    「影のCIA」と言われる情報機関の創始者が、今後100年の世界情勢の変化を地政学的見地から予測したものである。2009年に単行本で発刊され、今般文庫化された。
    単行本発刊後まもなく本書を読んだときに最も印象に残ったのは、2020年代以降トルコとポーランドが存在感を大きく高め、2060年代にはメキシコが世界有数の大国になるということであった。因みに、米国は今後100年間覇権国であり続けるが、中国とロシアの影響力は大きく低下するという。いずれも、地政学的見地から論理的に予測した結論である。
    単行本発刊後5年が経っており、本書の内容と現在の世界情勢を比較してみると、ロシアのウクライナへの介入は予測さ

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    2016年01月11日
  • イノベーションの最終解

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    実際は「最終章」として書かれた本ではないそうですが、名著の「イノベーションのジレンマ」を読んだ後に読むと、つながりがよくわかります。アンケートを実施することばかりに注力して、稚拙な分析をもとにをエビデンスだと言い張られそうな時、または、理論をベースに未来を見たいと思ったら、おすすめです。
    違う訳の本もありますが、「ジレンマ」から読む方は、こちらの訳を読む方がいいと思います。

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    2015年10月29日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    署名の位置で不正が減る。
    利益相反。スポンサーの絵を良いと評価する。本人は気付いていない。
    疲れると誘惑に勝てない。不正しやすい。
    偽物を身に付けると不正をしやすい。
    不正は感染する。同じグループの人が不正をするとその人も不正しやすくなる。

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    2015年10月09日
  • 英国一家、フランスを食べる

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    一見ユニークだけど、
    相当の負けず嫌いとみた。
    ここまで料理を極めておいて、
    フードジャーナリストに
    戻るところがすごい。
    いつも家族を大事にしていて
    微笑ましい。

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    2015年07月11日
  • イノベーションへの解

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    「持続」と「破壊」という縦軸に、章ごとに横糸を通す論理展開が分かりやすい。「ジレンマ」より更にパワフルな実践の書。

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    2015年06月08日
  • ずる 嘘とごまかしの行動経済学

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    人は[そこそこ正直で誠実な自分]でいられる範囲でズルをする。


    人間がいかに都合よく考えてるかがよく分かる一冊。

    テストが終わったら、自己採点した後にシュレッダーに答案用紙を入れてから自己申告した点に応じて報酬がもらえる実験。シュレッダーに入れる場合と入れない場合で「ずる」の度合いが変わる。
    また、周りにずるをするサクラを用意すると他の人も「ずる」が増える。ただ、あまりに極端な場合は罪悪感からそこまでずるの度合いは変わらないなど。

    その一方で、自分は立派な人間でありたいという欲求もあるから、自分にとって良い「つじつま合わせ」をする。

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    2017年01月15日
  • イノベーションへの解

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    ネタバレ

    イノベーションのジレンマの続編で、ジレンマを解決するための指針をまとめたもの。怖いのは、合理的な計画や判断が自らを破滅させるという前提があるということ。決して間違っていないにも関わらず破滅へ進んでしまう。気になるテーマはいくつもあるが、2点に絞る

    1点目は顧客を分析するのではなく「状況」を分析するというもの。顧客で分析すると、同じ属性の顧客をみつけるようになってしまう。本来、顧客が持つ課題を解決するのだが、手段が目的となってしまう。だからクリステンセンは常に顧客の「状況」を分析するように示唆している。実に的確だ
    2点目は人材。マネージャを選ぶ際に何を解決してきたではなく、何の問題に取り組んで

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    2015年03月28日
  • 100年予測

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    地政学に基づいて21世紀の世界を予想する試み。

    有史以来争いの絶えない地域というのはあるもので、土地というのは有力な変数と言えるのかも知れません。正直トンデモ感の否めない記述もありますが「事実は小説よりも奇なり」、納得感のある部分を参考に自分のこれからのとるべき選択肢を考える材料にしたいと思います。

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    2015年02月19日
  • イノベーションの最終解

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    イノベーションを起こせる企業と起こせない企業、その謎の解明の長い物語の最終解にあたる本書ですが、前2冊を補完するような内容になっています。ので、本書から読むのでしたら、付録に前2冊での主要な概念が載っていますので、そちらを理解してから読まれることをお勧めします。
    しかしながら、1冊目「イノベーションのジレンマ」で既存企業は新興の破壊的イノベーションに勝てない理由を明確にされ「じゃあ、どうすれば良いの?」と絶望を感じました。2冊目「イノベーションの解」でその解への希望を持ちそれでもその困難さにぞっとしました。さらに「解」に踏み込んだ3冊目の本書で大分すっきりしたと思います。イノベーションを起こす

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    2015年01月20日
  • イノベーションの最終解

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    イノベーション3部作の最終巻。競争戦略論としても示唆に富んでいた。原書発行から10年も経過してようやく翻訳されたのは、少し残念。

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    2015年01月15日
  • イノベーションの最終解

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    クリステンセンの「イノベーション」シリーズ最新刊、とはいっても2004年までのデータなので通信業界の話など少し古い感は否めない。
    非常にまとまった形で論旨が展開してあるので、「イノベーション」をはじめて勉強する人にとっては、これまでのシリーズの中では一番読みやすいと思う。

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    2014年12月14日
  • イノベーションの最終解

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    『イノベーションのジレンマ』では大企業がイノベーションを行えない理由、『イノベーションへの解』がイノベーションを起す理論だったのに対して、企業や業界に着目してイノベーションを分析的に見る観察眼の指南書、前半が分析方法を説明し、後半がその分析方法を用いた教育、航空、半導体、通信などの業界の分析の実例、前半がことのほか私には難解でした。

    以下メモ的抜書き
    RVP理論:資源・プロセス・価値基準が合わさって企業の組織としての強み、弱み、死角を決定。VCE理論:バリューチェーン進化の理論、統合化を進めてほとんどの活動を社内で行うもしくは狭い範囲の活動に特化集中して、それ以外の付加価値活動を他の企業に提

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    2014年10月19日
  • イノベーションの最終解

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    イノベーションは偶発ではない、戦略である。本書では持続的イノベーションと破壊的イノベーションを明確に区別し、破壊的イノベーションのメカニズムを概説する。

    破壊を生み出す「無消費」と「過剰満足」のセグメントや、「剣と盾」と称する動機の非対称性など洞察の鋭さが光る。第2部では特定産業が取り上げられており、医療や教育、国家というおおよそイノベーションとは程遠い分野についても理論が当てはまることを検証している。付録の理論構築ステップも面白い。

    「イノベーションの最終解」としつつ、更なる理論のブラッシュアップが楽しみである。

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    2014年10月16日
  • イノベーションへの解

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    前作は、なぜイノベーションが起きない(起せない)かについての考察だったのに対して、本作はイノベーションの起し方についての指南を欧米そして日本企業の様々な事例を持ち出して解説する。ソニーのトランジスタラジオがエルビスを聞きたい若者(本書でいうところの無消費者)に売れたとき、販売ルートまで変化していたことに驚きましたが、製品だけではなく販売ルートにもイノベーションがあると納得。
    本書を荒っぽく要約すると、無消費者(用件を抱えているものの既存の方法は高すぎる)もしくはローエンドをターゲットとし、現在の事業が十分に収益のあるときから新規事業(イノベーション)を立ち上げる。販売ルートも合わせて既存の方法

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    2014年10月13日
  • イノベーションの最終解

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    本書ではイノベーション理論をもとに、新たな価値を創出する「イノベーション企業」がビジネスで生き残るための考え方を学ぶことができます。

    起業を志す人が増えている中で、ビジネスとして成功を収めるためには業界の動向にも気を配る必要があります。

    チャンスを逃さないための戦略構築が、イノベーションを成功させる秘訣です。

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    2014年10月09日
  • イノベーションの最終解

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    「イノベーションの最終解」(Seeing What's Next: Using Theories of Innovation to Predict Industry Change)は、「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションの解」に続いて2004年に出版された「シーイング-ワッツ-ネクスト(Seeing What's Next)」の新訳。

    2005年9月
    「明日は誰のものかーイノベーションの最終解」(宮本喜一訳)
    2014年7月
    「イノベーションの最終解」(櫻井裕子訳)

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    2014年10月09日
  • イノベーションの最終解

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    クリステンセン。2004年ごろまでの分析を元にした理論だが、2014年時点でもよく当てはまる。具体例の解説が米国ローカルなのが解りにくい部分もあるが、米国市場の勉強というテキストにもなる。おなじような仕事をする人にとって、ひと通り読んであることを前提とされる書であることは間違いない。職場の人で読んだことがある人はいるのかな?

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    2014年09月23日
  • 100年予測

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    おもろい。ぶっとんでるけど、ありえなくない範囲と思ってしまった。
    主題は未来予測だけど、やはり過去の分析から立ててるだけあって、いちアメリカ人から見た●●人観みたいなものもうかがい知れてすごく良かった。

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    2014年09月22日
  • 100年予測

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    地政学と経済予測の本ではあるが、とても読みやすい。アメリカびいきな部分も多いような気もするが、作者曰く”こういう予測は当たらない”らしい。読み物としては、未来から近未来100年を振り返った書き方になっているのでSF的な読み方もできる。ロシアのウクライナ侵攻は必ずあってその後ロシアは衰退するとの記述があった。読んでいるときに実際に起こったのでびっくり。

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    2014年08月31日
  • イノベーションへの解

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    前作「イノベーションのジレンマ」の実践編との位置づけ。「ジレンマ」では、合理的な判断を重ねた優良企業が、その合理性ゆえに破壊者に敗北していく様子をドラマチックに描いた非常にユニークな内容であったが、本書では新市場型破壊という陳腐な概念が持ち込まれ、より広い状況に対応する理論となっている。それだけに前作ほどのインパクトが薄れた印象。
    独特の用語を用いているので惑わされるが、片付けたい用事=潜在顧客ニーズの解決を優先せよ、製品ライフサイクルの初期には相互依存型アーキテクチャ=内部摺り合わせが有効、など言っていることは至極常識的なことばかりである。
    それでも6章以降は経営戦略に必要な考え方が極めて論

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    2014年09月06日