櫻井祐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
クリステンセンは、「イノベーションのジレンマ」を読んで、面白かったものの、その後の本は読んでいなかったところ、先日、たまたま「ジョブ理論」を読んで刺激を受けたので、こちらも読んで見た。
「ジョブ理論」については、わたしは面白いと思ったのだが、「新しみがない」という評価も多そう。ということから類推すると、「ジョブ理論」は、「イノベーションへの解」の焼き直しなのかな?と想像していたのだが、そうでもないかな?
「イノベーションのジレンマ」が問題提起編だとすると、こちらは「対応編」。
とは言え、ものすごく新しいことが書いてあるような感じでもないな。
色々な他の研究で言われているようなことをうま -
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Posted by ブクログ
工業製品が花盛りだったインターネット以前、市場投入が許されるのは完成品だけで不備や欠陥は瑕疵と直結する時代だった。それがインターネット以後はソフトウェア的な発想が根付き「バグはあるもの」でありアップデートで改修や機能追加や当たり前となった。その考え方がビジネスへも拡がり、完成度よりむしろスピードが重視される時代となった。
本書で紹介される「スプリント」はグーグルの手法であり、ITスタートアップで一般的なワークスタイルである。「ハッカソン」とも呼ばれる。初日に課題設定、2日目に解決策検討、3日目で意思決定、4日目にプロトタイプ開発、5日目にユーザーテストし、超高速で有用性を量る。(議論と調整に -
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■感想
スプリントが出来たらいいとは思うが、関係者を5日間拘束することができない
一人スプリントと称して使えるエッセンスを実践するのが現実的だと感じた
■要約
5日間、関係者(7人以内)の時間を確保して企画からプロトタイプ作成、FBまで実施する
ブレストには効果がない。成功したアイデアは一人で考えた時に思い浮かんでいる
テストは5人まででいい。それ以上はROIが薄れる
話を聞く5幕構成
親しみを込めた歓迎
顧客の背景を理解するための質問
プロトタイプを紹介
タスクと促し
簡単なデブリーフィング
みんなで言い回しを練らない
■行動
このウロジェクトは、半年・一年・五年後にどうなって -
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ラスコー遺跡の壁画に動物が描かれていることはよく知られている。一方で、平行線や点などの幾何学模様(記号)も描かれていることはあまり知られていないのではないだろうか。私も知らなかった。岩絵は何度も見たことがあるから、記号の存在に気がつかなかったのだろう。著者は、研究されていない古代の記号をデータベース化し、文字の起源であると思われるものを研究している。記号のデータを集めるだけでも大変な苦労がある。研究は始まったばかりであり、本当の成果は数年先でないと出てこないだろう。本書は、古代ファンを惹き付ける研究分野があることを知ることを目的に読んだ方がいい。著者が慎重なのか、推定でしかない事を断定すること
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Posted by ブクログ
参加者が個性を持たないコモディティ市場では、価格のみが取引の成否を左右する。一方、参加者の個性こそが重要であるマッチング市場では、その効率性は市場デザインのディテールの巧拙で決まってくる。本書はスピード、混雑、コスト等の切り口から市場デザインの重要性を説き、マッチングの一般理論を分かりやすく解説するもの。
著者は情報経済学の分野でノーベル賞を受賞したマーケットデザインの権威。と聞くと象牙の塔に籠った衒学的な内容を予想しがちだが、本書では実際に著者を始めとする研究者グループが腎移植や研修医リクルーティングの実地でトライアルアンドエラーを繰り返し、実践と理論のフィードバックを試みる様が描かれてお -
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マーケットプレイスは市場の厚みが必要。
決まった時間に取引するのは、市場の厚みをつけるため。
ただし、混雑をどうやって避けるか。
コモディティ市場によって厚みを実現できる。
クレジットカードのポイントは、最終的には消費者が払っていることに注意。
腎臓交換。金銭を媒介にしないマーケットを機能させるには?
クリアリングハウスを通じて望ましい交換の連鎖を見つける。
閉じたサイクルの腎臓交換は同時に行われないと提供を受けられないリスクがある。
提供だけをするドナーが存在すれば、連鎖が切れるリスクを避けられる。
マッチングの容易な患者を出し惜しみする=仲介業者の常套手段。
抜け駆けの問題=ロース -
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Posted by ブクログ
地政学。
こういう大きい視点で見ると小さい争いにあくせくするのがバカバカしくなる。カウフマンが言っていたような歴史上の出来事に関する法則を探す学問、プリゴジンの言っていた意思決定の理論化の話、コンフリクトの原因が時間の感覚の違いであることなどを思い出す..
アメリカが地政学的有利にも関わらず憂鬱な心理状況である理由。
1 この乖離がアメリカの力がまだ発達しきっていないことを示している。
2 これがアメリカの途轍もない強さを露わにする。アメリカは不安を感じていたからこそ冷戦に途轍もない労力とエネルギーを傾けた。
政治指導者から技術者、軍人、インテリジェンスの幹部に至るまでアメリカ人の冷戦との