櫻井祐子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数年前に買ったまま、途中で投げ出して暫く積んでいたが、タリバンが勝利してしまったアフガニスタンのことを考えながら2021年09月に手早く読み終えた。
トルコとポーランドの扱われ方が現在時点からみるとfunnyに思われる。日中関係は、あり得ないことではない一方で、中共がそこまで簡単に弱体化するか、あまり信じることができない。生きている間のニュースで、ポーランドかトルコ、あるいはその両方が重要な地政学的プレーヤーとして語られ出した時、改めてこの本の中盤以降を読み直すことになるかもしれない。しかしまだその時ではない。
2040-60sに世界戦争が宇宙を舞台にするだろう、と書かれている下りで、これ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ世の中の多くの人が漠然と信じている一般論が果たして正しいのか、疑問に思っている人も多くいると思うが、その思っていることを的確に形にしてくれている。
身も蓋もないというところはあるが、この事実の方が腹落ちする。
わずかな事例だけに通用するホントとして始まったものが、あらゆる事例に当てはめられるうちにウソになる。
平均とはたんなる数学的概念であって、物質的世界には存在しない。
われわれの現実世界でせめぎあっているのは。仕事と生活ではなく、大好きなことと大嫌いなこと。
①どのチームで働くかが大事
②最高の情報があれば勝てる
③最高の企業は意味を連鎖させる
④最高の人材は尖っている
⑤人は注目を求 -
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Posted by ブクログ
足かせとなるルールを臆せずに破り、世間の常識に異を唱え、斬新な方法を見つける。
こうした反逆者が、イノベーションを生む。
彼らに共通する「反逆性」には、次の5つの要素がある。
①新奇性:手ごわいことや新しいことに飛び込む。
⇒仕事満足度、創造性、パフォーマンスを高める。
②好奇心:子どものように、常に「なぜ?」と問いかける。
⇒現状にとらわれがちな傾向を打破する。
③客観視:ものの見方を常に広げ、他者の視点で世界を捉える。
⇒課題や意思決定に取り組む際に、自分の狭いものの見方を打破する。
④多様性:お仕着せの社会的役割に異を唱え、自分と違う人たちを求める。
⇒人間の本能に深く染みついて -
Posted by ブクログ
ネタバレ基本的なフレームワークである5Fを学ぶために。
オリジナルは、高価である上に、読みにくそうだったので。
こちらを手に取った。まとまっていて読みやすく、全体感を把握するためには良かった。
とはいえ、これの使い方をマスターするにはこれでは不十分。もっとケースを知り、考えていく必要はある。
これを読みながら、「ブルーオーシャン戦略」や「ストーリーとしての競争戦略」をほうふつとする部分が出てきて、
やはり、古典を読むことの重要性を感じた
最高を目指して競争してはいけない。
平均的な人の最高の商品は、万人にとってのベストではない。無駄な機能が搭載されているということになる。
競争の収斂、皆が同じところ -
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タイトルに興味があり読んだ。ついついウソの方が正しいと感じてしまうが、実際に実例を読むと当たり前と思いスルーしていたことが多かった。
1.
ウソ:どの会社で働くかが大事
本当:どのチームで働くかが大事
2.
ウソ:最高の計画があれば勝てる
本当:最高の情報があれば勝てる
3.
ウソ:最高の企業は目標を連鎖させる
本当:最高の企業は意味を連鎖させる
4.
ウソ:最高の人材はオールラウンダーである
本当:最高の人材は尖っている
5.
ウソ:人はフィードバックを求めている
本当:人は注目を求めている
6.
ウソ:人は他人を正しく評価できる
本当:人は自分の経験なら正しく評価できる
7.
ウソ:人に -
Posted by ブクログ
とある雑誌で紹介されており、ポチる
【ザッと内容】
タイトル通り、私たちが仕事をする上であたかも当たり前のように認識されている事実9つをピックアップし、それらが実体と大きく離れていることについて語られた一冊。
【こんな人にオススメ】
・人事関連の仕事をしている方
・部下を持っている方
【感想】
悪くはなかったけど、期待値は超えなかったかな、と言うのが正直なところ。評価は3.4くらいのイメージ。9つの事項が嘘である理由は納得度が高かったが、じゃあ明日どうすればいいか?と言う点で新鮮味が薄かった。
世界で情熱を持って取り組んでいる人がどのくらいいるのか、好業績なチームにおいてリーダーや部下は -
Posted by ブクログ
人は、ズルをすることによって出来るだけ利益を得たいが、同時に自らのことを道徳的な素晴らしい人間だと思いたい。そこで、この二つの動機づけの折り合いがつく(自分で折り合いがつけられると判断する)範囲、つまり、肯定的なセルフイメージを壊さない範囲でズルをし利益を求めることになる。これが、不正が行われる原理として筆者が唱える「つじつま合わせ仮説」である。本書ではこの仮説が実験により得られた結果を用いて様々な面から考察されており、非常に説得力があると感じた。
署名や監視、(呼び起こされた)道徳心は不正を減らす方向に働き、自制心の消耗や他人のズルを目撃すること、また他人が自らのズルによって得る利益への -
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GoogleやGoogleVC で活用されている手法で、いわゆるアイディアソンからのプロトタイプ作成+ユーザーの試作体験を5日間で行うもので、リーンスタートアップの手順を細かく具体化し、5日分のワークショップ形式にまとめたもの。新規商品開発から、EC展開、改善提案など、あらゆる新規プロジェクトの実施に応用できるのがウリ。一日一つ「目標を固める」「思考を発散させる」「ベストを決める」「幻想を作る」「テストする」を実施するだけ。この手の手法はいろいろあり、また新しいのが出てきたという印象だが、「最も重要な課題を定義して、まずそれに取り組む」「部屋全体をチームの共有の脳に見立てる」「一年先の失敗を想
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Posted by ブクログ
#0ベース思考
経済学者のスティーブン・レヴィット 氏、ジャーナリストのスティーブン・ダブナー 氏の著書です。
本書の内容は、以下のようになります。
著者の主張は、基本的に以下の立場に立っています。
①現代生活はインセンティブの上に成り立っている
②何をどうやって測定すべきかわかれば、世界は複雑でなくなる
要は、「経済学的」に分析しているということになります。
バイアスをゼロにしてゼロベースで考えれば合理的な判断を下せるが、人は必ずしも合理的な判断をしません。
自分の利益を優先したり、道徳が判断を狂わせたりといったことが要因です。
「知らない」と認めなかったり、問題を正しく設定でき