【感想・ネタバレ】0ベース思考のレビュー

あらすじ

いま世界でも最も知的で面白い思考ができる著者コンビが、PKを「合理的に」どこに蹴るべきかを知る方法から、絶対に耳を貸さない相手を説得する方法まで、驚くべき「思考法」を伝授する。さまざまな問題に対して、既成概念を打ち破った考え方ができるようになる一冊。

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Posted by ブクログ



ヤバい経済学の著者で、経済学者のスティーブン・レヴィット

経済学=根本的にはインセンティブの研究
だからこそ氏の研究テーマは奇抜ながらも経済学として成立(フリーコノミクス)
→本書はフリーコノミクスで重要な「誰も考えたことのない"問い"の立て方 と カギを見つける嗅覚、目の付け所。いわゆる発想に着目

"子供の感性"
タブーを気にしない、切り込む
好奇心
知りたいことに答えを出す
ルールを破る楽しさ

フリーコノミクスラジオ→ポッドキャスト

・何を測定すべきか、どうやって測定すべきかさえわかれば、世界はそう複雑ではなくなる
・一般通年はたいていまちがっている
・相関関係と因果関係は別物だ

資源
食料、交通手段、教育、愛着

なぜ、フリークな思考ができない?
・バイアス、先入観
・同調することは楽、考えることを人任せにしたい
・忙しい

道徳のコンパスが判断を狂わせる

イギリスの国民健康保険 NHS
ゆりかごから墓場まで

人は実際のコストを払わずに済むと、無駄な消費をしがち
→食べ放題になると食べすぎるように
→医療の無料化は「病気心配症」の人たちのせいでコストが増える
→本当に具合が悪い人が十分な治療を受けられない、待ち時間が増える、高齢患者の終末医療にコストの大半が投じられる

自然実験→実験室ではとても実現できない社会実験の条件を自ずと満たしている国や地域を見つける
実験室実験、実地実験

知ったかぶりをするインセンティブは強い。
勇気を持って知らないという勇気を


答えがわからないということに勇気がいるように、
適切な問いを抱くこともまた、勇気を伴う
"どんな問題を解決しようとするときでも、たまたま目についた気になる部分だけに取り組んでいないかどうか、気をつけよう。時間と資源を使い果たしてしまう前に、問題を正しくとらえること、いっそ「正しくとらえ直すこと」が何より肝心だ

大食い・早食いというニッチで戦略を練りまくって優勝→小林尊
・他の選手と異なる問いを設定する
 「どうやってホットドッグをたくさん食べるか」ではなく「どうやってホットドッグを食べやすくするか」
・過去のベンチマークに固執しない

現代は原始的な時代と比べて人間が直面する課題が複雑化し、その根本原因は目に見えるところにない。
目に見える原因に飛びついて解決した気になっても無駄。
→ドイツの経済力の差は宗教革命のときの宗派の分離がルーツの一つ
→プロテスタントはカトリックより稼ぎが多い
→マックスウェーバーを思い出す。。

プロテスタント→勤労という世俗的概念と、神から与えられた使命のリンク

黒人と白人の平均寿命の差は何か?
→奴隷商人時代に
→汗を味見する 過酷な船旅に耐えられるかどうかのスクリーニング。ただ心疾患になりやすいし遺伝もする。

胃潰瘍、胃がんの原因→ピロリ菌
糞便移植という荒技で腸内細菌移植

大きな問題ではなく、小さな問題に手をつける
未開拓、大きな問題は大抵小さな問題の寄せ集め、解きやすく、変化を起こしやすい
→小さな成功、大きな効果

わかりきったことも臆せずいってみる

共通項→"楽しんでいること"

手品は子供より大人の方がトリックに乗せられやすい
→誘導に従う訓練を生涯に渡り受けている
→何かに集中できる
→定説を鵜呑みにする
→純粋な好奇心が薄い
→認識力が鋭くない
→深読みしない

インセンティブ 本音と建前
→行動経済学実験で赤裸々に。 
 道徳的インセンティブで判断すると答えつつも実際は群集心理インセンティブで動く
→寄付金で成り立つ慈善団体に寄付する人は利他的親切心や温情ではなく、社会的圧力を感じる恨めしく思いながら寄付をする

金銭的枠組み
敵対的枠組み
有効的枠組み
協調的枠組み
権威主義的枠組み
→枠組みを超えると人間関係の破壊も発展もできる
 中国とアメリカの緊張緩和、1971年、卓球外交

雑草を自分で引っこ抜く庭
インセンティブを巧みに使った分離均衡

ナイジェリア詐欺
→わざと馬鹿馬鹿しいメールを送って騙されやすい人をフィルタリング。偽陽性をさげる

銀行取引データからテロリストの洗い出し
→手口があまりにもうまい。ほれぼれ。


やめることは失敗、敗北ではない。ただの袋小路
勝利への次の一歩、機械費用の確保
サンクコスト、意地

死前検証
"プロジェクトの関係者を集めて、「プロジェクトが実行に移されたが、目も当てられない大失敗に終わった」と想像してもらう。それから一人ひとりに失敗した原因を具体的に書き出してもらう"

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2024年12月21日

Posted by ブクログ

本書を読んでみて、自分は普段から0ベース思考を行っているのだと気付いた。全てを実践している訳ではないが、どの章の考えにも納得できた。最終章が特に自分のお気に入りで、「やめる」ことの障害となりうるものについて考察している。筆者も言っているように全ての問題を解決する魔法は存在しないが、ほんの少しだけ広げた視野が世界を開けたものにしてくれるのかもしれない。

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2023年04月20日

Posted by ブクログ

・ゲームのルールを書き換える。脳が決めた限界を騙していく。

・昔にふりかえってみたり、ルールを見直してみたり、日本だけじゃなくて世界的なしてんでみてみたり、視点を変えてみたり、、、

・子供みたいに考える
あまりにも大きいこと(抽象)だけでなく、小さいこと(具体)を考える。
無知な方が有効なアイデアになることがある。

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2020年12月13日

Posted by ブクログ

「ゼロから考える」とは何か?
それは、子供のように考えることである。

分からないことを、素直に「分からない」と言ってみる。
世の中の「当たり前」に対して、「どうして?」と聞いてみる。
そして、どんな無茶なアイディアだろうと臆さずに口にする。

これは簡単なようで、実はすごく難しいことだ。
子供から学ぶことはとても多い。


また問題を解決する時に、「正しい」と「間違っている」で考えないことも重要だ。

人は、自分が正しいと思った瞬間に視野が狭くなってしまう。
だが、「正しさ」は人や立場によって違う。

「道徳のコンパスが判断を狂わせる」という表現は、まさに至言だと思う。


本書には、ゼロから考えること、そしてゼロから始めることの大切さが書かれている。

著者は「ヤバい経済学」の2人。
前著も素晴らしかったが、こちらも傑作だ。

突き詰めれば、本当にありきたりのことしか書かれていない。
しかし本書の言葉を借りると、「本当に大切なことは、いつだって子供の時から教わってきたような事」だ。

余計な先入観を捨て去ってみれば、きっと新しいものが見えてくるだろう。

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2020年09月02日

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【0ベース思考を読んで】
経済学界の異端児、スティーブン・レヴィットによる至極の一冊!

この本を読む前に著者のことについて少し知っておく必要があるでしょう。
スティーブン・レヴィットは2003年に、40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる「ジョン・ベイツ・クラーク・メダル」を受賞、2006年に、「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど世界の注目を集める存在。
しかし、彼の経済学へのアプローチは極めて異端で、本人も「経済学は詳しくない」と言うほど。では、彼は経済学をどう考えているのか?
「経済学は、答えを出すための道具は素晴らしくよく揃った学問だが、面白い質問に欠ける。」と表現しています。
そこで、彼が経済学を活用した先は「ごまかし、腐敗、犯罪」。これら、暴かれた真実を書いた本が大ヒット作「ヤバい経済学」「超ヤバい経済学」。

そしてその後に発売されたのが「0ベース思考」。
彼の研究の具体的な内容が「ヤバい経済学」や「超ヤバい経済学」なら、この本はそれをぎゅっと抽象化したものに感じます。

田村の業界なら、臨床現場で患者さんの疾患を評価したり、研究でメインの結果に対して要因がどう絡んでるか考察したり。
こんな場面で必要な客観的思考がレヴィットならではの視点で書かれた唯一無二の本でした!

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2020年09月01日

Posted by ブクログ

『最近の風潮として 、問題を解決する方法には 「正しい 」方法と 「まちがった 」方法があるという思い込みをもつ人が増えている 』

自分の中では、「正しい」と思っている解決策は、実は間違ってるかもしれない。過去の経験だとか、法則とかを無視して、子供心に捉え直してみると、解決策や、そもそも解決しなければならない問題が、全く違ったものに見えるかもしれない・・・。

それが、この本でいうところの「0ベース思考」であると私は思います。

素早く解決するためには、過去の経験を基にした、無意識の判断が、役に立つことはよくありますし、実際それで得をすることは多いです。

ただ、時にはじっくり腰を据えて考えなければならないときもあるのは事実です。

じゃあ、そんな問題にはどう立ち向かうかを、タイトルの硬さに似合わない、フワッとした楽しさで、教えてくれるのがこの本の面白さだと思います。

個人的に1番面白かったのは、「ソロモン・メソッド」のところですね。
洋書に日本人が出てくると、なぜかニヤッとしてしまいます。

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2020年08月08日

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わかりきったことに正面から向き合うと、他の人が考えもしない問いを立てられる。

子供は自分の傲慢さを愛し、周りの世界に心を奪われ、楽しいことをとことん追求する。

楽しむ、小さく考える、わかりきったことを臆せず言ってみる、こういう子供っぽさを、大人も忘れずにいたほうがいい

人の言うことを信じるより、その人がやっていることを見なさい

模範的な人間の理想的な行動より、生身の人間が現実にどう行動するかを考える

金銭的枠組み:売り買いに関する
敵対的枠組み:戦争、スポーツ、政治活動
友好的枠組み:友人、家族との関係
協調的枠組み:仲間、オーケストラ、サッカーチーム
権威主義的枠組み:親、教師、警官、軍の指揮官、上司

研修を終えた時点でやめたら給料1ヶ月分の金額2千ドルを支払う→お金を選ぶか、会社を選ぶか→楽に儲かる金を選ぶ人は会社に向いてない

フリークとは世間の慣習や常識にとらわれない人を指す

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

問題解決の基本を教わりました

「人はインセンティブに反応する」「これは単純明快、至極当然に思えるが、このことをしょっちゅう忘れて自滅している人が多いのにびっくりする。ある特定の状況に関わる全当事者のインセンティブを理解することが、問題解決の基本だ」

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2024年04月25日

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先入観をもたずに、まっさらで対応しろということをいっています。
ゼロベースって、やっぱり外人の思考なのでしょうか。

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2021年04月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人はみんなの利益より自分の利益を優先する。例えば、PKの際にデータ上では真ん中に蹴る方が成功率は高い。しかし、キッカーは外した場合の非難を恐れてサイドに蹴ってしまう。

人がゼロベースに考えにくい理由は3つある。
・政治的、思想的バイアスがかかる
・みんなと同じことをするのが楽だから
・忙しさの中で、じっくり考えることが難しくなっている。

人はコストを払わなくてよいとなると無駄な消費をしがちである。
・食べ放題で食べ過ぎてしまう。
・イギリスは医療費の無償化で病気心配症の人が増え、本当に治療が必要な人への対応が悪くなったり、待ち時間が長くなったりしている。

アメリカの研究で、生徒の成績に最も影響を与える要因は、教師の力量でないことがわかっている。それは、家庭での学びである。
・子どもが親からどれだけ学んでいるか
・学びたいという意欲を植え付けられているか
・家で学ぶ時間を確保できているか

ゼロベースの基本は、問題を正しく捉えられているかである。
・フードファイター小林尊は、ホットドッグの早食い大会で、それまでの記録を大きく塗り替えた。25本→50本に!
・他のファイターが「ホットドッグを多く食べるには、どうするか。」を考える中、小林は「どのようにホットドッグを食べるか。」を考えた。→無理して胃を大きくすることを考えるのではなく、自分の胃でできることを考えたのである。

避けて通りたくなるところに、根本原因がある場合が多い。
・アメリカでの犯罪率の減少は、妊娠中絶の合法化だった。犯罪に触れる人は、家庭環境や発育背景が苦しい場合が多かった。それは、望まれない出産から始まるものも多かった。しかし、中絶は道徳的バイアスにより避けられていたのである。

インセンティブ(要因)は、4つの種類がある。
・金銭的インセンティブ
・道徳的インセンティブ
・社会的インセンティブ
・群集心理インセンティブ

人を動かすには、相手の本当に関心をもっていることを探らねばならない。それは、言葉ではなく行動から探らなければならない。

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2021年03月28日

Posted by ブクログ

感想メモ

①人はインセンティブに反応する。ある特定の状況に関わる全当事者のインセンティブを理解することが、問題解決の基本。
②「作用」と「根本原因」、「症状」と「原因」。大本を意識する。
③やめることは、フリークのように考える方法の核心にある。

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2020年12月16日

Posted by ブクログ

相手が関心のあると言っていることを鵜呑みにせず、本当に感心のあるものを突き止める

相手にとって価値があるけれど、自分には安く提供できる面でインセンティブを提供する

経済学の根本的な問題なインセンティブ

フリーク

シンプルイズベスト

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2020年10月03日

Posted by ブクログ

「0ベース思考」とは、何とも堅苦しいタイトルですね。
以前読んだ「ヤバイ経済学」の著者だと気が付かなかったらスルーしていました。

原書のタイトルは、"THINK LIKE A FREAK"だから直訳すると「フリークのように考える」になります。
フリークという言葉は日本人にはピンとこないから、フリークのように考えて「0ベース思考」にしたのでしょうか。

タイトルの堅苦しさとは別にどこか遊び心があり、力を抜いて時々二タニタしながら楽しく読み進められました。

コブラの大量発生に困り、コブラの皮を持ってきた人に懸賞金を出すことにした。
これでコブラを減らすことができると思いきや、この懸賞金というインセンティブはとても効果があり、コブラの大量発生は加速した。
懸賞金目当てでコブラの養殖業者が生まれたのだ。
みたいな話が満載です。

人は「操られている感」を覚えると反発したくなる。
どんな問題も一発で解決できる魔法のやり方なんかない。
ちょっと違うやり方で、もうちょっと真剣に、もうちょっと自由に考えようということ。
この本には、どのように考えるかのヒントが沢山あります。

高いワインは美味しいか?ワインの目隠し試飲実験でわかった優秀賞を貰う秘訣の話。
ホットドッグの早食いで一気に昨年優勝者の倍の量の食べ方を考えた日本人(小林尊)の話。
自らビーカー1杯のピロリ菌を飲んで胃潰瘍になることを実験したノーベル賞医師の話。
他人のウ〇コを浣腸で注入し潰瘍性大腸炎を治療する話。

聞く耳を持たない人を説得するには?物語を語るのがいい。この本がそうだと言って上記のような話をしたのだと最後の方でばらします。

そして、最終章は「やめる」ということがテーマです。
仕事でも勉強でも運動でも趣味でも何でも、「しない」ことと「やめる」ことを決めることは難しいと感じています。
多くの人がやめるべきことを続けています。
やめることは失敗を認めることになるからです。
もう1つの要因が「サンクコスト」で、取り返しのつかない時間・お金・労力が無駄になることを避けようとあがくのです。
いつ手を引くかの判断は、永遠の課題です。
そして、さっさと安く失敗するのが理想だとも言っています。
失敗に数千万ドルつぎ込む前に、数万ドルで終わりにできれば、ずっと多くの事をするチャンスができる。
なるほど、やめることによって別の何かができると考えるのですね。

やめた方がいい結果になる具体的な証拠はあるか?に対しては、
達成不可能な目標を断念した人たちは、無理してやり続けている人たちより身体的、精神的に良い状態にあることがわかったそうです。
やめなくて良かったこともありますが、やめて良かったと感じることも数多くありストレスから解放された記憶は残っています。

「やめる」を「捨て去る」と言い換えると前向きな気持ちでいられていいようです。
自分を押しとどめている一般通念を「捨て去る」と確かに世界が広がるように思えます。
「いろんなことをやめた経験を重ねるうちに、何を捨て去り何を残すかを見極めることができるようになる」は、そのとおりでしょう。

この本を読むと、自分の頭の固さを見透かされたような気分になるに違いありません。

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2020年08月26日

Posted by ブクログ

前著『ヤバい経済学』より読みやすかった。いいたいこともこちらの方がわかりやすい。ただし今回のメインテーマは思考法である。前著のような興味深いエピソードを面白がるだけではなく実際に思考に生かしていくことが大切だろう。

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2020年08月11日

Posted by ブクログ

この本は世の中にある政治、犯罪、環境、詐欺、恋愛、スポーツ等にあるさまざまな問題とそれに対する斬新でユニークな解決方法を紹介し、そこから問題に対するベストな考え方を教えてくれる本!

まず、難問を解決するためにこの本の著者が何度も言っているのが、『フリークになれ』ということ。
フリークとは、物事に関して熱狂的、簡単に言うとオタクとかマニアって意味。
一般的な人とフリークの考えはかなり違っていて、それをホットドック大食い選手権で優勝した日本人、偶然から潰瘍を治すきっかけを発見した医者、エルサレムの第一神殿を築いたソロモン王、などなどのすごい思考を持った人たちを元に所謂フリーク的な考え方について紹介してあった!
著者2人はこの考え方を元にイギリスのテロ対策に協力したりしてて、その協力の仕方もあっと驚くような感じで面白かった笑

結局、一番すごい考え方してるんはこの考え方を導き出した著者の2人やと思った笑

あと、この人らが問題解決に一番効果的やと言ってるのが『庭に雑草を引っこ抜かせる方法』
やねんけど、これだけやったら意味わからんと思うねんけど、ほんまにユニークで頭良い方法やから是非読んでほしい

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2020年02月02日

Posted by ブクログ

大食いコンテストの日本人チャンピオンの話などとても面白かったが、「0ベース思考」というタイトルは少し違うような。
原題どおり「フリーク経済学」の方が相応しい。

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2019年06月08日

Posted by ブクログ

Freakonomics の続編
うまくいかない場合は、がんばらないで、やめると、事態が改善することがよくある。確率は、50%超。

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2019年05月21日

Posted by ブクログ

「0ベース思考とは」といった解説はほぼなく様々な実例からどのように考えることで成功を得たのかを「0ベース思考」をもとに説明する形を取っている。押し付けがなく読み手の受け取りに任せられているので気楽に読め、エピソードも入ってきやすかった。とても読みやすい一冊。

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2019年05月14日

Posted by ブクログ

物語調でエピソードを紹介していて読みやすいなぁと思っていたら、それすらテクニックだったと紹介されて気づき、感心しました。なかなか実践できない視点ではありますが、考え方のベースとして面白かったです。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

ゼロベースで、問題を正しく捉え直す。

脳を鍛え直して、大小問わず、いろいろな問題を普通とは違う方法で考える。

目のつけどころを変える。
直感や主義主張を排除する。
知っていると思い込んでいる。
徹底的にさかのぼって要因を見つける。

直感や思い込みというのは、怖いと思った。
もっとシンプルに、違う角度でものを見るということは、とても大事。
参考になった。

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2024年05月22日

Posted by ブクログ

タイトル通りにあらゆるバイアスから自由にはなれなかったし、問題解決をシンプルにできるようにもなれなかった。けどもたくさんの示唆、思い込みや、誰もが自分とかわらないから、疑ってかかる(そんなことはいってなかったかも)とかを得ることできました。結構面白い本でした

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2023年09月01日

Posted by ブクログ

0ベース思考は、捨て去るという行為が核心にある。
一般通念、習慣、ルール、バイアス、クセ、恐れる気持ちなど、自分をどこかに固定してしまうあらゆるものを捨て去る。
悩んだとき、頭の中で唱えよう。何か捨て去るものはないかと。

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2023年05月21日

Posted by ブクログ

0ベース思考。
人は知らず知らずのうちに自分なりの偏見に則って、物事について考え,行動している。インプットから人間の思想は生まれていると考えていたが,認識できない偏見であるゆえ,より意識してフラットに考える必要があると感じた。視点を変えた具体的な施策は,非常にユニークで面白かった。がんじがらめになった偏見から失敗について考えが書かれており,何かをやめて選択を取ろうとしている自分にとってタイムリーな内容であった。

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2023年04月02日

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原題 THINK LIKE A FREAK
2014
変人のように考えろ(?)

シカゴ大 経済学教授
『ヤバい経済学』の人


それは「失敗」ではなく「袋小路の発見」である
248

 →機会費用の損失から逃れる大撤退

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2022年11月03日

Posted by ブクログ

偏見や思い込みを排除した0ベース思考に憧れて読んでみた
けど、ちょっと難しい
読みやすくはなってたし、一つ一つ確かに、と納得できたりはしたけど
これを自分に応用って難しいなあと思う
人を説得するためには相手の立場になって、何がメリットになるのかを見ていかなきゃいけないし
いろんなインセンティブの話は面白かった

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2022年08月07日

Posted by ブクログ

知っていると思い込んでいる
ホットドッグでの大会新記録

物語で語ると人の記憶に残りやすいということが
最後に書かれていたが納得した

子どものようにゼロベースで考える大切さ
自分の思い込みで限界を決めているということを
感じた

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2022年02月05日

Posted by ブクログ

この題名だと何かの自己啓発書のように見えるがさにあらず。
結構楽しめながら読めます。

・なぜより豊かな人ほど「自殺」するのか
・ホットドッグ早食い競争チャンピオンの小林尊の物語
・ピロリ菌を発見した胃腸科専門医の物語

この人の本をもう一冊読んでもいいかな、と思いました。

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2021年07月24日

Posted by ブクログ

#0ベース思考

経済学者のスティーブン・レヴィット 氏、ジャーナリストのスティーブン・ダブナー 氏の著書です。

本書の内容は、以下のようになります。

著者の主張は、基本的に以下の立場に立っています。
 ①現代生活はインセンティブの上に成り立っている
 ②何をどうやって測定すべきかわかれば、世界は複雑でなくなる
要は、「経済学的」に分析しているということになります。

バイアスをゼロにしてゼロベースで考えれば合理的な判断を下せるが、人は必ずしも合理的な判断をしません。
自分の利益を優先したり、道徳が判断を狂わせたりといったことが要因です。
「知らない」と認めなかったり、問題を正しく設定できていなかったり、要因を原因までさかのぼれていないことも多々あります。
対応策としては、小さく単純に考える方法があります。

また、人間はインセンティブで動くものだという認識も大事です。
本当に有効なインセンティブを考えるのは難しいですが、相手を注意深く観察することで知ることも可能です。
嘘をつく人は、正直な人と違うインセンティブに反応するので、それを利用した対応策もとれます。

人を説得するには正面から言うより、そっと示した方が有効です。
良い、悪いを言わないことも大事です。

人は「やめる」決断も苦手です。
失敗を認める、サンクコスト、機会費用などの影響ですが、やめるメリットは大きいです。
実際に著者たちは、夢を捨て、夢のような仕事もやめることで幸せになったそうです。


【本書で学べること・考えること】

・ゼロベースで考えることの難しさ
・「知らない」と言うことの難しさ
・適切な問題設定の難しさ
・原因までさかのぼることの難しさ
・小さく、単純に考えるメリット
・インセンティブの効果
・インセンティブを考える時の注意点
・インセンティブ+ゲーム理論の活用方法
・説得する際の注意点
・止められない理由
・止めることのメリット


読んでみての感想です。

本書に出てくる例題に興味深いものが多かったです。
・PKをける場合の成功率
・胃潰瘍とピロリ菌
・学力アップとメガネの関係
・インセンティブの悪用例
・詐欺メールの大げさな内容の理由
・人生の選択をコイン投げで決める 等

特に詐欺メールの例は興味深かったです。
私も多くの迷惑メールが来ますが、
こんなとんでもないメール内容に引っ掛かる人がいるのか?
と思ってましたが、詐欺師のコスト削減案だったんですね。
たしかにやり取りが必要なタイプはとんでもない内容で、フィッシング型は本物っぽくなっていますね。
これもコストの差で説明が可能です。

自分の行動も思い返してみると合理的でないことが多々あったと思います。
少しでもクールに賢く判断できるようになりたいです。

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2020年08月14日

Posted by ブクログ

「反論は利用価値がある」
〇〇さんの意見だからというネームバリューだけでみんなが同意してくれるようになったときこそ危険だ。反論があるということは実は価値がある。

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2020年05月12日

Posted by ブクログ

ベースとなる主張は、「直感」や「主義主張」ではなく、データなどの事実に基づいて考えるべきというもの。こうしたバイアスにより、本来の問いに行き着けてないというのが著者の主張である。
そうした観点から事例を取り上げて、自らの主張をサポートさせている。
特に、考えるべき問題がちゃんと設定されずに、課題が解決していないことを指摘している。
目次に著者の主張がほぼ要約されており、そこから本の中身が大体わかる。
特に目を引いたのは、ザッポスの人事採用方法である。本来考えるべき機会費用を人事に反映されているが、一般的な基準や考え方の企業ではまねできないように思う。
全体的には読みやすく、参考になる点も多々あるように思う。

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2020年02月21日

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