あらすじ
★「人事考課は本当に正しいのか?」「毎年立てる目標に意味はあるのか?」
「リーダーシップなんてあるのか?」……職場の常識の真相!
★『さあ、才能に目覚めよう』著者マーカス・バッキンガム氏が
世界的巨大企業の重役とタッグを組んで実現した、
労働科学の知見を集めた世界・超話題ビジネス書!
★『ワシントン・ポスト』『フィナンシャル・タイムズ』『ブルームバーグ・ビジネスウィーク』他、
欧米主要メディア大絶賛!
「どの会社で働くかが大事」「ワークライフバランスが重要」「計画がすべてを左右する」
職場で言われるこれらの定説が、生産性を妨げていたら……
ビジネス界の黄金タッグだから実現した圧倒的スケールのデータ分析と聞き取り調査で
職場の虚構と真実を暴く、労働科学の金字塔、ついに邦訳!
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Posted by ブクログ
仕事に関する9つの嘘と言うものを読みました。まず1つ目はどの会社で働くかが大事と言うところです。よく働きがいランキングと言うランク付けがありますが、これ自体は何か数字や指標になっていないと言うところもあり、外から見て理解するのはとても難しいのです。つまり、どの会社で働くかと言うよりも、たとえ悪い会社であったとしても、その中のより良いチームに入ると止めにくくなります。世の中のほぼすべての仕事はチームワークで成り立っています。
2つ目の嘘は、最高の計画があれば勝てるということです。アメリカの特殊部隊がゲリラに連敗したのはなぜであるか、計画を立てただけで、満足してしまったからです。計画策定という言葉には甘美な響きがあります。計画は必ず変更になると言うことを肝に銘じて動く方がよっぽど理想的です。
3つ目の嘘は、最高の企業は目標を連想させると言うところです。ノルマがあるからダメになってしまいます。残念な話ですが、どんな大企業も目標自体が生産性を上げたと言うエビデンスはありません。さらに言えば、目標を上から貸すことが生産性向上につながることを示す証拠は何一つないのです。皮肉なことに目標そのものが天井の働きをしてしまいます。そして、その強制力は不正を横行させるのに最もです。
目標を優先しすぎると、現状の進捗状況がわからないままになってしまいます。さらに言えば、各業務も難易度がバラバラであるので、評価のしようがありません。
第4の嘘は最高の人材はオールラウンドであることである。実はあのメッシもサッカーでは左足しか使いません。強みを正しく定義すると得意なことではありません、これはあくまで能力にしか過ぎず、
Posted by ブクログ
組織のマネジメントの分野ではさまざまな理論が流行し、リーダーシップ教育、目標管理などすっかり定着したものから、360度評価やタレントマネジメント、従業員エンゲージメントなど比較的簡単新しいものまで、いかに良い人材が求められているか分かる。
これらの主に欧米発祥の理論は、HBRなどで論文発表され、根拠のある主張として多くのビジネスパーソンに活用されている。だが、そもそもリーダーシップやポテンシャル、パフォーマンスはどのように測定できるのだろうか。
本書は、多くの組織マネジメント理論の前提を9つの「ウソ」として暴き、抽象化された人材ではなく具体的な個人として見ることで、本当のところを明らかにする。著者は、ストレングスファインダーで有名なマーカス・バッキンガム。例によって、強みの話はしっかり入っている。さらに本書では、人のソフト面のデータの扱い方がポイントで、他の組織論とはレベルの違う説得力を持っている。
9つのウソごとに明かされる真実は、経験的に納得できるのにやっていなかったものから、目からウロコなものまでさまざま。仕事に関する考えが変わる一冊。
Posted by ブクログ
想像していたよりよかった!
とくに、モメンタムの話は納得で、目的地の方向とそのスピードをリーダーが引き出してあげる、アクセルを踏むための後押しをしてあげる、がとくに学び。
Posted by ブクログ
仕事をする上で間違っていると思われる噂を実例を用いて証明している。全ての企業に当てはまるとは思わないが、常識を覆すという視点とそのエビデンスは興味深い。
Posted by ブクログ
評価の部分はよく聞く話だったが、目標設定の方はそうだよなと思うことがまとまっている。目標が天井の働きをすることを前提として、推進力にする企業は目標を落とし込まず、意味を落とし込んで、自発的に設定する。何をすべきかではなく、なぜそうするのかを伝える。
Posted by ブクログ
とても雑にまとめると、
合理的でちょっと冷めた人間向けの自己啓発本
根性じゃなくて、冷静に(時にはデータを用いながら)哲学チックにやる気にさせてくれる感じがいい
Posted by ブクログ
仕事に迷った時やチームで動くことに違和感を感じた時に読むと面白いです。この本は自分がチームリーダーの研修を受けている時に読みました。なので、多角的に見れて良かったです。読んでると納得する部分も結構ありました。まぁかなり尖ってる本だとも思います
Posted by ブクログ
2021年1冊目はこの本をチョイス。
仕事をする中で言われがちな9つのことについて、誤解であることを説いてくれる一冊。 読んでいて、どのトピックも違和感なく受け入れることができた、というのが正直なところ。リーダーに向けて…という面がある中で頭に入れて日々仕事に励まないとな、と思わせてくれた。
Posted by ブクログ
9つの嘘は、読み進めるとどれも納得がいきます。これまで良かれと思ってやってきていることが、ビジネス社会の「こうあるべき」にとらわれてやっているだけ、という気がしてきました。
私も現状に異を唱えることがありますが、「前例」や「常識」「みんなの意見」にかき消されてしまうのがほとんどです。
「こんなことやっても意味ないじゃん」と感じることを、自分が良いと思うやり方でうまくやれれば説得力があるのですが、いかんせん私の能力が足りず、異端児になってしまうこともしばしば。
著者のように、「嘘」だと言い切れるほどの強さを持ちたいと思いました。
Posted by ブクログ
仕事に関して重要と言われている事の中にウソがある事を述べている本。全部で9つウソについて例を挙げてまとめている。
当たり前だと思った事が、よくよく考えるとウソだと分かり非常に面白かった。
本の最後にウソに対する本当の事もまとめられているので参考になる。9つのウソを頭に入れて、誤った行動を取らない様に注意したい。
9つのウソXと本当○は以下。
1.Xどの会社で働くかが大事
○どのチームで働くかが大事
2.X最高の計画があれば勝てる
○最高の情報があれば勝てる
3.X最高の企業は目標を連鎖させる
○最高の企業は意味を連鎖させる
4.X最高の人材はオールラウンダーである
○最高の人材は尖っている
5.X人はフィードバックを求めている
○人は注目を求めている
6.X人は他人を正しく評価できる
○人は自分の経験なら正しく評価できる
7.X人にはポテンシャルがある
○人にはモーメンタムがある
8.Xライフワークバランスが何より大切だ
○仕事への愛が一番大切
9.Xリーダーシップというものがある
○われわれは尖りについていく
Posted by ブクログ
世の中の多くの人が漠然と信じている一般論が果たして正しいのか、疑問に思っている人も多くいると思うが、その思っていることを的確に形にしてくれている。
身も蓋もないというところはあるが、この事実の方が腹落ちする。
わずかな事例だけに通用するホントとして始まったものが、あらゆる事例に当てはめられるうちにウソになる。
平均とはたんなる数学的概念であって、物質的世界には存在しない。
われわれの現実世界でせめぎあっているのは。仕事と生活ではなく、大好きなことと大嫌いなこと。
①どのチームで働くかが大事
②最高の情報があれば勝てる
③最高の企業は意味を連鎖させる
④最高の人材は尖っている
⑤人は注目を求めている
⑥人は自分の経験な、正しく評価出来る
⑦人にはモメンタムがある
⑧仕事への愛が一番大切
⑨われわれは尖についていく
Posted by ブクログ
これらを認めてしまうとタレントレビュー、評価制度、マネジメント研修とか人事の仕事が全て意味ないことになってしまうけれど、それなりに価値はあると思うんだよなあ。
Posted by ブクログ
タイトルに興味があり読んだ。ついついウソの方が正しいと感じてしまうが、実際に実例を読むと当たり前と思いスルーしていたことが多かった。
1.
ウソ:どの会社で働くかが大事
本当:どのチームで働くかが大事
2.
ウソ:最高の計画があれば勝てる
本当:最高の情報があれば勝てる
3.
ウソ:最高の企業は目標を連鎖させる
本当:最高の企業は意味を連鎖させる
4.
ウソ:最高の人材はオールラウンダーである
本当:最高の人材は尖っている
5.
ウソ:人はフィードバックを求めている
本当:人は注目を求めている
6.
ウソ:人は他人を正しく評価できる
本当:人は自分の経験なら正しく評価できる
7.
ウソ:人にはポテンシャルがある
本当:人にはモーメンタムがある
8.
ウソ:ライフワークバランスが何より大切だ
本当:仕事への愛が一番大切
9.
ウソ:リーダーシップというものがある
本当:われわれは尖りについていく
Posted by ブクログ
とある雑誌で紹介されており、ポチる
【ザッと内容】
タイトル通り、私たちが仕事をする上であたかも当たり前のように認識されている事実9つをピックアップし、それらが実体と大きく離れていることについて語られた一冊。
【こんな人にオススメ】
・人事関連の仕事をしている方
・部下を持っている方
【感想】
悪くはなかったけど、期待値は超えなかったかな、と言うのが正直なところ。評価は3.4くらいのイメージ。9つの事項が嘘である理由は納得度が高かったが、じゃあ明日どうすればいいか?と言う点で新鮮味が薄かった。
世界で情熱を持って取り組んでいる人がどのくらいいるのか、好業績なチームにおいてリーダーや部下はどのようなマインドを持っており、どのような行動をしているのかに関するサーベイは興味深かった。
オススメ!という感じではないが、現状他に読む本ないしなーくらいの人は手にとってみても良いかも。