山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大変勉強になった。これまで私自身が人として好きになる人ならない人がいたが、この本によってその特徴を言語化できた。それは「美意識」のない人(本書では美意識を3つの言葉に分けているが、ここでは省略するため美意識とする)。美意識を欠くことは倫理観をも欠くことに通ずると。特に日本は受験戦争により土台を作らない情緒を育てないままテクニックやスキル(勉強の仕方や知識)を身につけるため、そのような人が大事件を起こすケースも少なくない。では土台はどのようにして育てることが出来るのか。それは、美術や音楽、詩や哲学を学ぶこと。特に個人的に響いたのは、哲学を学ぶ意味。ヨーロッパでは義務教育で哲学を学ぶらしいが、それは、知識のためだけではない。その回答に至るプロセス、思考法を重要視している。それらが大変大切であると。
これまで哲学の学ぶ意味が分からなかった私だったが、ぜひ勉強したいと思った。
山口周さんの本は大変読みやすい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレYouTubeの田中渓さんとの対談動画を見て、即時購入。
感想。
特に前半はとても面白い。後半の経営戦略論のキーワードを人生戦略に活かす内容は、正直、冗長。
備忘録。
・人生というプロジェクトの原理という図が秀逸すぎる。時間資本を「人的資本」「社会資本」「金融資本」に振り分けてウェルビーイングに繋げる。
・縦の関係が大事。人的資本→社会資本→金融資本に繋がる。人的資本が弱いと、社会資本も金融資本もいきなり増やすのはむずかい。これはすごい心理な気がする。
・自分にとって大切なものを獲得することに時間資本を費やす、戦略的な生きよう。→でも、マズロー的には欲求階層説だし、私もそう感じる。
・成長市場は爆発的に伸びる瞬間があり、それは意外と短期間。そこを逃すと難しい。例えばインターネット普及のタイミングとか。
・つまり、時期尚早でないと、爆発的な成長の波に乗りにくい。これもなるほど、なるほど。
・逆に、流行の学位や資格は、すでに筋が悪に可能性。
・人的資本の観点だと、自由にポジション(立地や職場)を変えられることを、落ち着いて考えよう。
・組織風土が、実はもっともパフォーマンスに影響する。というマッキンゼーの分析結果。
・自社のリソースベースドバリューを考える時は、他社では獲得できない資源や能力に目をつけよう
・自分のポジショニングは、勇気ではなく論理的に考え抜くべき。なるほど。
・トヨタはスーパーマーケットを在庫管理のベンチマークにしていた。なるほど、 -
Posted by ブクログ
身体的反応の大切さを山口周が言及していたり、「何をインプットすべきかは先生から教わるべきではない」という教えを紹介していたり、共感するポイントも沢山あった。そして、「理解負債」という概念は初めて知った。紹介されている書籍を何冊か面白そうだと購入した。
読む価値はあったかなとは思うけど、これも、一種のハウツー本。ハウツーの部分はAIに取って代わられるだろうと言っている割には、結局は、「ハウツー」を求めている人のための本になっているような気がした。でも、そのためには、何をすればいいんだろう?と考えさせられるつくりにはなっている。
二人とも知識が豊富でよく考えているから、二人の対談は楽しく、お互いに刺激を受けるものだったに違いない。けれど、きっと、二人は自分たち自身、こういう種類の本を読みたいと思わないのではないか?
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Posted by ブクログ
先日神戸に帰郷した時に新幹線に乗る前に本屋で見つけて読んだ本です、会社勤務時代には「読書を仕事に生かす」という努力をしていたので、読む時期が少し違うかなとも思いつつも手に取ってしまいました。
読書をしたら読み放しにはせずに「何らかのメモを残す」ことをしてきた私には、嬉しいことが書かれていました。読書で得られる情報や知識は素晴らしいものですが、それを後に生かすことができれば更に嬉しいです。
以下は気になったポイントです。
・ビジネスから遠い キャリアを歩んできた 筆者が10年以上 コンサルティング業界で仕事をしてこられたのは、ひとえに 読書を通じての学習のおかげである (p9)
・読書で得た知識や感性を仕事に活かそうとした場合 大事なのは「読んだ後」である、 読書はそれなりにしているのに今一つ 仕事につなげられないという人は「仕入れの量」に問題があるのではなく「仕入れた後」 すなわち 情報の整理・ 貯蔵の仕方、 仕事の文脈に合わせて情報を組み合わせる力に問題がある。 だから読む 量よりも「読んだ後」が問題になる (p11)
・ビジネスパーソンが 計測 的に高い 知的生産性を上げるためには2種類の読書が必要である、1つ目は ビジネス書の名著をしっかり読む いわば ビジネスパーソンとしての基礎体力を作るための特徴である、2つ目は リベラルアーツ= 教養 に関する本を読む、 いわば ビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書 である(p22)
・ビジネス書の名著を読むことは必要ではあるが それで十分ではない、 ビジネス書の名著 はいわば「 規定演技」 の ようなものでこれを知らなければ及第 できないか知っていたからと言って 他人から抜き出ることはできない、 差別化の源泉にはなりにくい、 そこで求められるのが 共用に関する知識である これが「自由演技」となり ビジネスに関連する知識と組み合わせることで「その人らしい 知的 成果物」につながることになる(p23)
・ビジネス書の読み方は基本は 名著を繰り返し読み読書ノートは取らない、「狭く深く」読むのが ビジネス書 である、 一方で協業所の読み方は 雑多な方を幅広く 気の向くままに 読み 読んだら読書ノートを取る「 広く浅く」 読むのが教養書である(p24) 教養書は後でどんな形で ビジネスに役に立つか読んだ時点ではよくわからないことも多く そのため 後で立ち返って考えたり 参照したりするための読書ノートの作成が必須となる(p25)
・本は2割だけ読めばいい その20%の見抜き方について具体的な手法としては、 目次を見ることである、 目次を見て 総括や結論といった全体のまとめ のような 章があれば、そこを読んでみる(p27)
・大量 かつ良質の情報をインプットしたとしても インプットを 知的生産の 文脈に合わせて自由に活用できなければ意味がない、 そのためにインプットされた情報をいかに 効率的にストックし 自由自在に活用するかが重要である (p36)
・本は10冊以上を同時並行で読む、10冊 というのは最低限のレベルである(p43) この理由は ブラブラしているだけで特に何もしていないという時間を生活の中でミニマムにしていくためである(p44)
・新館のビジネス書に書いてあることのほとんどは 古典的名著 と呼ばれる ビジネス書に書いてあることを事例や業界を変えて 繰り返し説明していることに過ぎない、 従って 新刊 ビジネス書を 読まなくても良い(p59)
・ビジネス書で得た知識はそのまま実践して良い、 その理由として ビジネス書で得た知識や感性というのは すぐ明日から役立つ、 教養書はいつ 役に立つかはっきりしないからである。2つ目の理由として 良書が 訴えているメッセージというのは非常に シンプルかつ クリアなので忘れないからである(p65)
・ 物の価値というのは物の機能や性質で決まるのではなく、そのものの「希少性」 によって決まる。(p80)
・ 知識を ビジネスの世界における生きた知恵に展開するためには「 抽象化」が必要になる、 抽象化とは 細かい 要素を捨てて ミソを抜き出すこと「 要するに◯◯だ」 とまとめてしまうこと、 その仕組み= 基本的なメカニズムを抜き出すことである、 経済学の世界ではこれを「モデル化する」という(p133)
・人は本を読んでも必ず内容を忘れる、 これを解決する方法は 1つしかないそれは「忘れても良い 仕組み」 を作ることである、 具体的には本を読んで 重要だと思われた箇所をデジタルデータとして「 転記」し、いつでも検索して確認できるようにしておく。 自分が重要だと思った情報は 脳内に記憶するのではなく、 いつでも アクセス可能な場所= イケスに生きたまま 泳がしておき状況に応じて 調達し、 他の情報と組み合わせて調理= 知的生産する方が合理的である(p141)
・ 転記に見合う価値があるという見極めが重要であり、 筆者は上限を 9箇所に設定している、電気の数を少なめに制限するとどの箇所が重要かという優先順位の判断が必要となる、 これは深い 読みをすることにつながる(p150)
2026年9月14日読破
2026年9月22日作成 -
Posted by ブクログ
楠木建さんと山口周さんの対談形式の本。
二人の思考・実践を通して、「情報を価値にする知の工程」を紐解く。
序章の生成AIについては考えながら読んだので時間がかかったが、それ以降の「入力」「保存」「変換」「出力」はすんなり読めた。
知的生産では、スキルよりも「センス」が重要だという。スキルの多くはAIが担えるようになるが、生成AIは「アジェンダ設定」や「仮説構築」が不得意で、そこに人間のセンスが必要になるという。
お互いの質問も「それ、自分も知りたい」と思うものが多かった。
特に、AIがさらに増えていく未来を二人がどう見ているのか、それぞれの見解が参考になった。 -
Posted by ブクログ
元ゴールドマンサックスの田中渓さんが、YouTubeのインタビュー中にポケットに入れて持っていて、今この本読んでますっておっしゃっていたので、読んでみた。
著者の山口周さんは哲学を中心に経営コンサルタントをされているというところが面白いなと思う。本書は、COTEN RADIOの深井龍之介さんとの対談。哲学や歴史に興味を持ち始めたばかりの私には、ちょっと退屈、まだ面白さを一緒に感じることができなかった。
自分のテーマ、例えば愛とは何か、とか、幸せとは、とかそういう大きなテーマを持って、それを解決できそうな本を読むってことから始めたらいい、と言われていて、それは実践したい。