山口周のレビュー一覧

  • 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~

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    山口さんの少し前の書籍。
    ある人が薦めていたので、読んでみました。

    タイトルからは、そんなに期待していなかったですし、
    読んでいて少し論理展開に無理があるなぁ…と思いながら読んでいたのですが、
    さすが山口さん、山口さんの思考をなぞるのが途中から楽しくなってきました。

    確かに、細かい点で突っ込みたいところは色々とありましたが、
    それでも山口さんがこれまでインプットしたリベラルアーツから、
    この考えを抽出されたのかと思うと、とても興味深く読めました。

    ・明治維新・太平洋戦争と革命ともいえる変革は、80年周期で起こっていると考えると、次は2025年(もう、すぐそこ!)。
    ・権力者に圧力をかける

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    2022年05月25日
  • 思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント

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    各領域のスペシャリストと山口周との対談集。彼らの専門性や価値観・世界観はまったく違っているが、根底にあるこだわりには同じものがある。
    そのこだわりこそが表題にもある「思考のコンパス」たりえるのだろう。VUCAの時代を生き抜いていくためにはある種の指針を貫くものが必要になる。

    興味深いトピックも複数あった。特に「自然は人工のものより圧倒的にビット数が多い」(北野唯我)「贈与間の時制のズレがエモーショナルを生む」(近内悠太)「カオスな環境に身を置くことで自分の課題と指針が見つかる」(高橋祥子)という話は面白かった。
    なによりこれらの専門家と話を合わせて内容を深掘りできる山口周の知見の広さがすごい

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    2022年05月10日
  • 仮想空間シフト

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    尾原和啓・山口周の2人が、対話形式で仮想空間シフトについて語り合う本。新型コロナウイルスにより、すでに進んでいた仮想空間シフトが急加速した中で、どの様な世界になるのか・どの様な人が進化できるのかを示唆している。

    現在は仕事が変わる段階で、これが進むと人間や社会が変わり、社会が変わると人生が変わり、人生が変わると国家や行政が変わると述べているが、概ね肯定である。小さい時から仮想空間に慣れている「デジタルネイティブ世代」が20〜30代となる10年後には、間違いなく仮想空間へのシフトが進んでいるし、同時に価値観も変わっているのは分かりきっている。その環境に順応し、進化する為には変化に前向きになり、

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    2022年05月08日
  • ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす

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    ◯なぜビジョンが必要なのか
    ・これまで評価されていたのは「与えられた問題に対して、早く正確な答えを出せる」こと。しかし、今は早く正解な答えがそこら中に転がっている。正解が過剰になり、問題が希少になっているので、問題を提示できるほうが優位になっている。
    ┗ 世界はこうあるべきではないか?という問いが重要
    ・豊かな世界になった。豊かになったということは足りているということであり、飢えていない。飢えてないのであれば、答えを出すことが難しいビジョンで飢えさせないといけない。
    ・VUCAな時代になり、スピードが早い世界になった。経済予測や3年計画が一瞬で崩れる。ビジョンのために仕事をすることで折れない指

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    2022年06月01日
  • マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

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    さらっと内容が理解できた
    商品展開もどこもかしこも似ている現代では背景のストーリーを商品に込めることが重要
    見るというセンスを身につける

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    2022年05月06日
  • 仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し 改訂『天職は寝て待て』~

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    キャリアと偶然性について述べたクランボルツの論をもとに、山口さんの経験や論を加えた一冊。転職後のフォローも書かれているのが新しい。光文社新書なのに表紙が斬新です。
    クランボルツを知っていたり、山口さんの『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』を読んだりした人は物足りなく感じるかもしれません。 

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    2022年05月04日
  • 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~

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    著者の社会構造の考察を通じて「劣化したオッサン」を分析している。そして今後の社会構造として、長く働く事や長く生きる事を前提に、学び直しや50歳以降の人生の歩み方の道標も示している。
    新しいことにチャレンジするのに歳は関係ないと言い切っている点が良かった。

    一方で個人的には「いつ取り組んでも遅くない」というなら、若いうちにうまく苦労できなかった人や、頑張れなかった人も「いつからでも取り組める」という内容があるといいなと思った。あくまで若い頃の良い仕事経験が前提のような感じがした。

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    2022年04月30日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    メタファー的読書とメトニミー的読書を使い分ける(P253)
    メタファーとは全体で全体を喩える、喩えられるモノに対して喩えるモノが水平的・跳躍的な関係にある
    メトニミーとは部分で全体を喩える、喩えられるモノに対して喩えるモノが垂直的・連続的な関係にある

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    2022年04月26日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    リベラルアーツを題材にした、角界の著名人と著者の対談集。
    変化の激しい時代。専門知識だけで物事を判断しようとしても、新しい変化には対応しづらいし、全体の流れとは別の方向に向かう判断をしてしまうリスクもある。全体を俯瞰して、総合的に判断する力が必要であり、それを支えるのがリベラルアーツである。ということだと理解していますが、リベラルアーツという言葉がややバズワードすぎて、時間とお金に余裕のある人の、単なる絵画、音楽、文学などの趣味の領域を指すものと、単純に理解されがちな嫌いもある気がします。著者の主張はよくわかるので、ビジネスだけでなく一般人が、日々の暮らしの中で総合的な判断をするために必要とな

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    2022年04月12日
  • マンガと図解でわかる 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

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    現在の分析開発では、
    膨大な情報過多な中で時間も足りないし、
    同じものに溢れてしまう
    →真善美の三つを鋭く見出す力の美意識を鍛える

    美意識の鍛え方は、
    固定概念からの脱却目的のVTS

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    2022年04月03日
  • 思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント

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    7名の教養人とのインタビュー形式の対談。その中でそれぞれの主張に対して、山口周が独自の視点をぶつけながら切り込んでいく。対談で思考が補強されていくプロセスが面白い。

    以下、著書に書いてある事ではなく、そこにインスピレーションを受けた自分自身の考え。昔でいう書き込み、みたいなものだが、自ら対談に加わりたくなるような興味あるインタビュー。

    都市とは所詮、自然と対比すればバーチャルな存在でしかない。ならば、テレワークは、そもそもバーチャルな空間であった都市からの変化とも言える。オンライン対談での通訳機能や自動要約機能も出てくれば、やはり世の動きは不可逆的だろうと共感した。一方で、山口周の考えは、

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    2022年03月23日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    いわゆる「TIPS(コツ)」がズラーっと書かれている。章立てがされていて、それぞれがひとまとまりなので必要な章ごとに読んでもようと思う。いろんな仕事に応用できそうだと感じた。2週は必要か?

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    2022年03月20日
  • 知的戦闘力を高める 独学の技法

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    今まで本は読みっぱなしだったが、これを読んでからGoogle keepを使い始めた。
    貯まっていけば確かに、自分の財産になりそう。

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    2022年03月18日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    ネタバレ

    VUCAの時代と言われるいまでも、多くの企業がコンサルティング会社や広告代理店に巨額の費用を支払って、「何年先にどうなるのか?」という未来予測を依頼しています。はっきり言ってそんな発想が時代遅れなのです。未来を他人に聞くのではなく、「あなたは、一体どうしたいのですか?」と、そろそろ問いそのものを変えなければならない時期に来ているのだと思います。

    複雑で不安定な現代社会では、「分析」「論理」「理性」といった、これまで絶対視されてきたサイエンス重視の意思決定や方法論が限界にきていることを述べ、このような時代には、経営の判断にも、自らの「真」「善」「美」の感覚、すなわち「美意識」を鍛え、拠り所とし

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    2022年03月13日
  • ニュータイプの時代―――新時代を生き抜く24の思考・行動様式

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    1.持っている課題と、この本を読んだ理由--------------------------------
    【課題】自身の行動・思考がオールドタイプの典型では?
    【理由】山口周さんが好き、ニュータイプの行動・思考のインプット

    2.得た知識・気づき----------------------------------------------------
    ・ジョンク・ランボルツの研究にて、結果的に成功した人たちのキャリア形成のきっかけは、80%が「偶然」であるということ。(80%がキャリアプランをもっていなかったというわけではない)
    ・キャリアは偶発的に生成される以上、中長期的なゴールを背ってして頑

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    2023年12月08日
  • 知的戦闘力を高める 独学の技法

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    変化が早く、従来の常識がすぐに通用しなくなる現代において、「知的戦闘力」を高めるための効率的なインプット、それを使える知識として整理しておく抽象化・構造化、ストックが重要だと説く。本書では、インプットすべき内容(リベラルアーツ)の紹介を含め、それらの具体的な方法について解説している。
    人生を豊かに生きるためというよりも、ビジネスにおいて自分というブランドを確立し、生き抜いていくための戦略、戦術を解説した本といったほうが適切だと思います。

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    2022年02月25日
  • 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~

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    ・なにかにチャレンジする、ということはそれまでにやっていたなにかを止める、ということでもあります。
    ・「学ぶ」ということは本質的な意味での「若さ」を保つ秘訣でもあります。‬‪
    ・年をとっただけで「老いる」ということはありません。つまり「オッサン」というのは好奇心を失い、謙虚さも失い、驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言うのです。
    ・最もシンプルかつ重要な処方箋は、私たちの一人ひとりが謙虚な気持ちで新しいモノゴトを積極的に学び続ける、ということになると思います。

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    2022年02月24日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

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    視覚的な表現技法を示しながら、情報の整理の仕方が分かる。グラフやチャートを作る際に、手元に置きたい。

    [メモ]
    ・スライド作成の基本的な流れ
     ページ番号をつける→メッセージを書く→出所を書く→グラフ/チャートのタイトルを書く→グラフ/チャートを書く→脚注をつける
    ※出所を書くことは大事(書いていないスライドをみる場合は、出所を確認する)
    ・文字の大きさ12pt以上、メッセージは2行以内
    ・メッセージの3条件
    ①1スライド1メッセージ
    ②明快な主張(ポジションを取る)
    ③短い(端的で分かりやすい)
    ・グラフの使い方、作り方
    ・情報をそぎ落とす、まとめる(近接/閉合)
    ※練習問題あり

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    2022年02月23日
  • 世界で最もイノベーティブな組織の作り方

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    “イノベーション”をテーマとしつつも、組織論やリーダーシップ論について考えが深まる良書です。

    ☑︎イノベーションは「新参者」から生まれる
    ☑︎ビジョンに求められる「where」「why」「how」→『共感できること』

    おすすめの一冊です!

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    2022年02月22日
  • ハーバードの美意識を磨く授業

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    タイトルから、ビジネス書ではなく自己啓発系かと思って読んでしまった!

    たくさんの企業の実践している方法やマーケティング術を惜しげもなく披露してくれているので、とてもイメージしやすく、わかりやすかった。
    そういうことだったのか!と納得することもたくさん。
    ブランドの背景を知ること、何をコードとしているのかを見極めること。
    ここが刺さった。

    美意識、美の価値観を付与すること。
    自分はビジネスに関わるときには、またこの本を読みたいと思った。

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    2022年02月10日