山口周のレビュー一覧
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イシューから始められる
知的生産の入門書
知的生産は行動に依存し、行動につながる
■感想 ※概要は後述
知的生産に関する書籍の完成版は安宅和人氏の『イシューからはじめよ』と考える一方、イシュー〜難易度が高すぎる。(実際に安宅氏も「イシュー〜は5年以上知的生産に関わった人むけ」と発言)
本書は新書なだけあって、イシュー〜よりも優しく、口語も多めに含まれており、理解しやすい。イシューから始めるための入門書としては本書が最適ではないか?
■概要
知的生産は思考技術だけでなく、インプットとアウトプットの行動に依存する。知的生産のパフォーマンスが上がらない多くの場合、インプットやアウトプットの行 -
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価値基準が役に立つコトから意味あるコトへと変換する中で、問題解決についても、量から質へと転換しつつある。そんな中で、どの問題を解くのか、直観でアタリがつけられるセンスが非常に重要であり、そのセンスの内容を様々な好事例とアンチパターンから読み解く経営書。
センスがない場合は、「作業の誘惑」に負ける。小さなことに気を取られ、最も大きな問題に正面から立ち向かっていないケースなど。逆に、センスある人は、優先順位や取り組む手順が徹底されている。要は時間軸を持って、ストーリーとして戦略を語れるかという点である。
センスの特性としては、センスがあるかないかは客観視しづらいということ。特にセンスがない人は -
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ビジネスは歴史的使命をすでに終えているのではないか(物質的貧困を無くすというミッションが既に完了)、悲観すべきことではなく祝うべき祝祭の高原
成長率が高いのは遅れているから。
先進国は押し並べて下がっている。生産性ですら加工の一途、ただし日本はその下がり方が高いため叩かれている。
真に豊かで生きるに値すると思える社会がこれからの命題
市場経済が終わったわけではなく、その仕組みをハックし、経済合理性から喜怒哀楽に基づく衝動に転換する。
GDPは100年前にアメリカで大恐慌を乗り越えるため政策立案の立脚点になる指標として導入された。現在では目的を失い数値が一人歩きしている。かつこの値は政治 -
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劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~
著:山口 周
年をとっただけで「老いる」ということはない。つまり「オッサン」というのは、好奇心を失い、謙虚さも失い、驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言う。
そしてその人物像とは①古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する②過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない③階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る④よそ者や異質なものに不寛容で、排他的
本書はそんな「オッサン」への処方箋について以下の8章により説明している。
①なぜオッサンは劣化したのか
②劣化は必然
③中堅・若手が -
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再読だけど、また考えさせられることがあって読んでよかった。
・仕事ができるとは、どちらかというとスキルよりセンスの問題。
・仕事ができない人はTO DOリストで考える(タスクが並列)。できる人は、やるべき順序も含めて考える(物事の因果関係を意識している)
・部分だけではなく全体を見ている。
・具体と抽象を往復しながら両面で考えている。
・けっきょく意思の力。
みたいなことが述べられている。
目的意識の有無なのだろうと理解している。
その事業を通して(所属する組織の取組みを通して)何を実現しようとしているのか、その目的意識を持っている人は、実現に寄与するアクションを考えて実行するし、そうで -
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本書を読み、社会人になりたてのころ不思議に感じていた「経済成長しなければいけない、前年比〇〇%の売上を達成しなければいけない」という強迫観念の根拠は、たかだか100年くらい前に生まれた一時的な価値観に過ぎなかったことを実感し、「やっぱり僕の感覚が間違っていたわけではなかったんだ」となんだかすごくほっとした。
それと同時に、旧来のサラリーマン社会の不思議な常識に、十年以上かけて少しずつ自分を慣らしていき、やっとこさ立ち位置を手に入れたという自負も自分にはある。それに要した労力を振り返ると、ようやく折り合いつつあるこの社会の価値観が、また変わってしまうのを恐れる自分もいる。
一言でいえば、フレ -
Posted by ブクログ
「自分自身はどこだったら勝てるのか。それをもう意図的に自分らしさを磨いていくということが、ほかの人には努力にみえないかもしれないけれども、そっちの方が本当の努力なんだと。」という、島田紳助氏の話が印象的でした。分かりやすい努力をしていると安心するけれど、そもそもマーケットや戦略を立てないで進んでいくのはどうなのかという視点に納得。。
そしてそれはただ周りを伺って考えることではなく、出来合いの価値基準でなく自分自身で形成された価値観があることが前提だと。めちゃくちゃ難易度は高いけれど、自分と社会を見つけて考えまくって動きまくって行かねばと刺激を受けました。おふたり、本当に面白い!