山口周のレビュー一覧
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ネタバレ・仕事ができる。は顧客に価値を与えられる。人に頼りにされる。これはスキルの延長線上にはない。マイナスからゼロへ。ゼロからプラスはセンス。平均点にお金を払う人はいない。
・スキルとセンス。「明らかにプレゼンテーションのスキルがあるにもかかわらず、話がものすごくつまらない人」がいる。「プレゼンテーションの構成や方法は出鱈目なのに話に大いに引き込まれる人」もいる。
・スキルは安心感がある、センスというと人々は不安になる。ただ役に立つ(便利)ことから意味があることにすでに世の中は移行している。
・解決がスキル、問題設定がセンス。環境変化では問題設定が。
・「私は直観派」「私は論理派」っていう分類自体が -
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経営戦略に用いられるフレームワークや考え方を人生に取り入れることについて書かれた本で、経営戦略論としても人生の考え方としてもとても学びの多い本だった。
プロジェクトの目的が経営でも人生でも重要という中で、著者の定義する人生の目的は共感するところが多かった一方、自分自身にとっても人生の目的をちゃんと定義していくべきであると感じた。
個人的に大きな学びや気づきなったトピックとして、
- 人生における資本を、人的資本、社会資本、金融資本の3つに整理されて語られていたこと
- モチベーションを組織の資源として捉えていたこと
の2点が挙げられた。
これら含めて本で取り上げられていた内容を、社会人のキャ -
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ネタバレ人生は逆張りのポジショニングが重要である。
なぜなら、自分の市場価値は需要と供給によって決まるため、今流行っている学位や資格ほど後々供給過多になり、頑張った分に対して得られるものが割安になる。
最近だとAIやIT人材がそれである。
では常に人気の逆の分野を突き進めばいいのか。そういうわけではない。
キャリアにおいて大切なことは2つある。
1つ目は他の人には真似できない自分の特徴を突き詰めることである。
それは競争優位には、模倣困難性、希少性、代替不能性をみたすことが出来るからである。
これらの条件を満たすものが他の人には真似できない自分の特徴になるため、多くは自分が最も時間をかけてきたものがそ -
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これからの人生の指針となる戦略
人生はゲーム
ゲームの勝ち定義
ウェルビーイング
ゲームの資本
時間資本
↓
人的 スキル、知識、経験
社会 信用評判 家族友人 ネットワーク
金融 現金
人生80年戦略、超長期プロジェクト
春20 試す 機会費用が安い 失敗するなら若いうち
秋30-40 築く
夏50-60 拡げる
冬70才から衰退期 与える
バーベル戦略
リスク低+高
アインシュタイン、小椋佳
イニシアチブポートフォリオ
色々やる
KPI 打率→打席
ペンチマーキング
真似る 学ぶ
サーバントリーダーシップ
ロバート・グリーンリーフ
結晶性知能
過去の経験や学習によって蓄積さ -
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・企業の目的は株主価値の増大だけでなく、すべてのステークホルダーに対して価値を提供することだ
・考えたとおりに生きなければならない。さもないと生きたとおりに考えてしまうから(ポール・ブールジェ)
・時期尚早でなければ勝てない。誰もが時期尚早であると考えるタイミングで大胆な意思決定をしなければ、キャズム前後の一瞬を捉えてアドヴァンテージを得ることはできない
・多くの人は、事業性を評価する際、市場の規模や顧客の数など、その時点での「市場や社会の断面図」二意識を向けがちですが、ベゾスが注目したのは「変化率」・・・数学の用語で言えば微分値なのです
・AIによる代替への対抗策:問題を提起する力を高める。 -
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ネタバレまず前提として、自分らしい生き方と経済的、社会的成功を両立させることが大切である。
そのために、さまざまな経営論を用いて人生戦略を説いてくれていたので、自分的に大切だと思ったことと、これから行動を変えていきたいことの二つを整理してみる。
●人生というプロジェクトの原理
私がコントロールできる変数は時間的資本のみであり、時間的資本が人的資本、社会的資本、金融資本を生み出すことができる。すなわち時間をどう使っていくかが人生を決める。
惰性的に使うスマホ時間がいかに無駄か痛感した、、
●人生のライフサイクルカーブ
春で様々なことに試し、自分の向き不向きを知る。
夏で自分の得意をもとに人的、社会 -
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キャリア晩年の過ごし方に関する記載が特に印象に残ったが、今まさに結果を求められている状況下、素直にサーバントリーダーシップの発揮によって満足感を得ている自分を想像するのは今は難しい。ただ、確実に訪れる第一線を退くタイミングに備え、自分がどうあるべきかを考える端緒となった。
・人生の目的が、世俗的な観点(金融資本、名声、地位)に埋もれていないか?
・人的資本→社会資本→金融資本の蓄積によって、ウェルビーイングをどう達成するか
・時間泥棒に時間を奪われないために
・居場所は10年で変える
・今いる場所から動いて、色々な場所を見てみないと、自分の立地は見つけられない
・自分の居場所を「社会的利益」