山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ何気ないビジネス書な装いだが、多くの人がわかりやすく現代社会を認識し行動を改めるきっかけになるという点で名著なのではと思いました。
我々はクリア後のゲームをプレーしているようだ
そりゃあつまらない
こんな言い方はしていないけれど
成熟した社会で見込めない経済合理的な成長を自己欺瞞を繰り返し人生を消費するのはやめよう
〇〇%成長の根拠は?
なぜ成長が必要なの?
それで社会は良くなるの?
そしたら人類は滅びるよ?
ビジネス社会あるいはそれを構成する我々がよく口にする欺瞞に対してソクラテスのように問いまくりたくなる一冊
キーワードは人間生に根付いた「衝動」です
生きるに値する社会に変えて -
Posted by ブクログ
既存社会の常識に対する批判的な価値観を進めるビジネスが必要になってきている。競合は必ずしも打ち倒すべき敵ではなく、同じ社会課題の解決を目指す同志の側面。競合を持つメリットは、問題意識の啓発、情報知識の拡張、学習加速。ゼロサムゲームではなく新たな市場形成でプラスサムを目指す。テスラのオープンソース特許…短期的な利潤を追求しないと明言して投資家の期待値コントロールが重要。儒教やローマカトリックの影響が強い国は権力格差が強くなりがち。プロテスタント系の国は格差が小さい傾向。共感力の高い人間の増加により市場発展が支えられている。現代は禁欲・節制を欲求化する欲望のアップデートが行われている。物質主義から
-
Posted by ブクログ
最近リベラルアーツのように実学とは異なる領域が脚光を浴びていることが気になっており、本書でヒントが得られればと思い手に取った。
ロジカルシンキングのように言語化できて再現性のある手法は真似されて差別化が難しくなること、現代のようにシステムに法対応が追いついていない世の中では後出しジャンケンで違法とされるリスクがあり自然法主義的な考え方が重要になる、など美意識の重要性を具体例を交えて分かりやすく説明されており腹落ちした。
具体的にどのように美意識を鍛えれば良いのか難しいが、まずはアートに触れる機会を増やし、観察眼を養うことから始めてみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ想像よりも、より高い視点から見た人生戦略の立て方を論じている。
基本的には、考え方は与えるが具体的な設計(手を動かす)は各々お願いします、というスタイルであると感じた。
第一章は人生のルールについて述べている。信頼が大切ということか。
第二章は人生の計画に関することについて。人生を春夏秋冬に分けている。それぞれにおいて合理的なふるまい方は変わるという意見は納得。個人的にもやもやしたのはキャズム。タイミングを逃すなと言いたいのだろうが、実現は難しいと感じた。適応戦略は柔軟性が大事だということ。
第三章は職業選択についてとあるが、実質的にはポジショニングと自分の能力の伸ばし方について。ポジショニン -
Posted by ブクログ
人生の最終目的が「幸せになること」であれば、それを達成するために、一体何の要素が必要で、どういう手順で攻略していけばよいのか。
まさに「人生というマラソンを、戦略的に考えて行動する」ということであるが、混沌とした時代だからこそ、必要な考え方だと思う。
しかしながら、本当に自分の人生を、自分自身の手でコントロールできるものなのか?
人生とはハプニングの連続で、思い通りに行かないことはよく理解している。
一方で、自分の人生が理想通りに行くことも、心の奥底で強く願っている。
もし自分の人生が思い通りになって、幸せな生活を送れるならば、何て素敵なことだろう。
果たして、そんなことが実現可能なのか?
我 -
Posted by ブクログ
タイトル通り仕事を進めるうえでのコツが書かれている。
コンサルらしく非常に整理された内容で図などを多用し説明している。
ただ、既知の内容やよく言われていることも3割くらいあった。また、ところどころ精神論が見え隠れする感じもした。(P77「とにかく何とかする」等)
ただ、基本的な心構えを整理するという意味では有用な本。
特に第1章の「知的生産の「戦略」」の章は自分はあまり意識していなかったので非常に勉強になった。仕事に対して、一生懸命全力投球していれば報われると考えていた自分にとっては相手の期待値をコントロールするなどは新鮮だった。
また、第5章の「知的ストックを厚くする」のイケスの概念な -
Posted by ブクログ
ネタバレ親から唐突にこの本が送られてきて、めちゃめちゃ真面目なタイトルから、すわ啓蒙本かと一瞬身構えてしまったが、結果としてはだいぶ分かりやすくおもしろく、色々と考えるきっかけになる良い本だった。タイトルで敬遠されてそう。少なくとも自分は買おうとは思わないだろうな。
茂木さんはもちろん知ってるし、もう一人の山口さんも、名前は覚えてなかったけど『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 』はだいぶ前に読んで、面白かったという記憶はあるので、内容としては結構合ってた。
連載自体は2022年のプレジデントと結構前だけど、編集で結構時間がかかったようで茂木さんがケルンでこのまえがきを書いたのが2025年 -
Posted by ブクログ
「成長」や「効率」を最上位に置いてきた近代的ビジネス観を問い直し、経済活動に人間性をどう取り戻すかを探る一冊です。
本書の出発点は、物質的な不足が解消されつつある成熟社会において、従来型の“問題解決型ビジネス”は限界に近づいているという認識です。機能的価値をいくら磨いても差別化が難しい時代に、これから重要になるのは「意味」や「美意識」といった、人間の内面に関わる価値だと論じます。
印象的なのは、アートや哲学の視点を経済論に組み込んでいる点。合理性やデータだけでは測れない領域こそが、これからの競争優位を生む源泉になると説きます。効率を追うほどに疲弊していく社会構造に対し、ヒューマニティ(人間 -
Posted by ブクログ
なんで読みやすく、ビジネスマンとしても1人の人間としても学びが多い本なんだろうか。山口さんの本は平易に表現されていながらも、整理され中身がぎゅっと詰まっている。本当に山口さんの整理する力には憧れる。
ここでの学びとは①フレームワークやファクトに基づいた知識、②山口さんや過去の偉人たちの経験にも基づいたノウハウ、③本を通して感じる私自身の改善点である。
頭では理解するものの、目先のことに囚われてしまったり、人のものさしで比較をしては「自分は
…」と落ち込む。そして「頑張ろう」とする。頑張るは楽しむには勝てない、確かにそうだ。私ごととして英語を頑張ろうとしているが、楽しさを忘れ、時々苦行化する -
Posted by ブクログ
アートや美意識の観点から、現代のエリートに
求められる視点を教えてくれる一冊。
何が正しいのか判断するための美意識、
会社や社会に染まれば染まるほどわからなくなる
「会社の常識が社会の非常識」という問題、
前に勤めていた会社で、特に出世した方に対して、
強く感じていた違和感。
馴染むほどに疑うことは難しいけれど、
哲学や社会学など、自分が興味を持っていた分野が
自分の美意識を鍛える力になっていたのかも。
共感しているうち、あっという間に読み終わった。
AIの台頭で論理的思考によるアウトプットに
偏りや優劣が生まれにくくなってきた時代、
急速な変化や複雑な因果関係のなかで
明快な正解が分か -
Posted by ブクログ
ネタバレ30代を迎える自分にとって非常に勉強になった。
以下メモ
もっとわがままに自己決定して生きる
自分らしい人生かつ、経済的、社会的に安定した人生
蛇のように賢く、鳩のように素直に
人生のパーパスとは
持続的なウェルビーイングかつ、いつ死んでも良い人生だったと思える
戦略=時間資本をどう配分するか
人的資本に変換する
失敗者とは、仕事ばかりに時間を使い、家族や友人と楽しい時間を過ごせなかった人のこと
ウェルビーイングとは
自己効力感
社会的なつながり
経済的安定性
金融資本は一定を超えるとウェルビーイングに貢献しない
豊かな社会資本こそが幸福感
短期合理の罠にハマっていないか?
キャズムの