山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
流石の山口周さんの一冊。
リーダーシップ論からその根幹となるコンテキストの概念・歴史的な変遷までカバー.
●リーダーシップは受け手とのコンテキスト次第
最高の上司 / 最悪の上司の言動・発言、という調査において、
仕事を任せてくれる / 仕事を丸投げするという一見同一の”行為”がランクイン。
また仕事を任せてくれるを選んだかと思えば、”指示が明確・適格”というのも理想の上司の要件として入ってくる。
リーダーシップは”行為”ではなくコンテキスト。
●リーダーシップは”関係性”に関する概念
そもそも"ship"と名の付く概念は相手が会って成立する。friendship -
Posted by ブクログ
“適切な”リーダーシップはその時々の状況や、組織の構成員との関係性から見出される意味によって変わる。冒頭のアンケート結果にある、「最高の上司」「最悪な上司」の特徴の比較で表裏一体の項目が挙げられているのは面白かった。
メンバーは組織の構成員であると同時に、必ずしも論理にのみ従って行動するわけではない1人の人間であり、リーダーの言葉の意味づけはかなり主観的に行われるというのは納得感があった。
その性質を前提とした上でリーダーとして持つべき姿勢は、星と星の間をつないで星座として意味を与えるように、メンバーが共通認識として共有できるコンテキスト(なぜ重要で将来的に何をもたらすか)を冗長的ながらも -
Posted by ブクログ
私は理系分野、特に応用的な授業を担当している。世の中が変わり、社会や人の意識の変化により、今までの理論や戦略では立ち打ちできなくなってきた。そのような時になぜか引かれる学問領域が歴史学であった。これまでの先人たちが何を失敗し、どのように考えてきたのかと言うことが非常に参考になった。ちょうどその頃、書店にこの本が並べられ目を引いた。私が自分の専門領域だけでは立ち打ちが行かないと感じたことが、この本の中に解として書かれていた。
『はじめに』の中に書かれていた。AI時代になって必要となる知識は、アジェンダの設定と仮説の構築であり、そのためには歴史、哲学、文学がいかに重要であるか、改めて感じること -
Posted by ブクログ
『コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる』(山口周)は、「優れたリーダーには共通する資質がある」という定説を疑い、リーダーの良し悪しは、その人の能力だけでなく“置かれた文脈”によって決まると考える一冊です。
本書の面白いポイントは、「理想のリーダー像」を追い求める発想そのものを問い直している点。強い決断力を持つリーダーが必要な局面もあれば、メンバーに任せて聞き役に徹するリーダーが必要な局面もあります。ある組織では名経営者だった人物が、別の環境では成果を出せないことがあるのも、リーダーシップとコンテキストの相性から考えると理解しやすくなります。
特に興味深 -
Posted by ブクログ
『人文知は武器になる』(山口周・深井龍之介)は、歴史・哲学・文学といった人文学を「教養として知っておくもの」ではなく、現実の仕事や人生で使える“思考の武器”として捉え直す一冊です。
本書の面白いポイントは、「なぜ今、人文知が必要なのか?」を現代社会の変化と結びつけて考えているところ。正解が決まっている問題であれば、データや論理、そしてAIを活用することで効率よく答えを出せます。しかし、「そもそも何を目指すのか」「何を良いとするのか」といった正解のない問いになると、最後は人間自身が価値判断をしなければなりません。そこで重要になるのが、過去の人類が積み重ねてきた人文知です。
特に興味深いのは、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ印象に残った点
・最初の段階で読むべき2割が見えない場合は、そもそもその本には手を出さない。29
★5冊読むより、「1冊を5回」読む。読書家というと数多くの雑多な本を読んでいると思われるが、これは趣味の読書に許されるものの、知的生産に従事する人にはあまり有効でない。理由は単純で、1回読んだだけでは必ず忘れるから。37
★★知的生産性の基礎体力を高める読書は、深みのある本を何度も反芻しながら読むことで初めて可能。一度読んで「ああわかった」といった読書を繰り返している人は気を付けた方がいい。結局は「どこかで聞いたような話」をさもしたり顔で語るだけの薄っぺらい人物になるだけ。40
★エッセンスだけ -
Posted by ブクログ
・アート、クラフト、サイエンス
・アカウンタビリティは、「言語化できる」「再現できる」が重要。
・千利休はチーフ・クリエイティブ・オフィサー。
・デザインも経営も、選択と捨象
・マーケティングとは、パーセプション(認識)が全て。
・実定法主義と自然法主義
・Don'tBeEvil 悪者になるな。
・システムを修正できるのは、システムに適応している人だけ。
・オウムも戦コンも同じ。
・システムの変化にルールが追いつかない世界。
・アナクシマンドロス。水の哲学。
・哲学から学べるもの
1.コンテンツからの学び
2.プロセスからの学び
3.モードからの学び
・真に重 -
Posted by ブクログ
ラジオ番組は本書の元になったコーナーがメインではありますが音楽のコーナーが大変面白く放送開始から毎週欠かさず2年ほど聴いていました。
山口館長の解説が本の解説ではなくキーワードの解説であることに加えて長濱ねるさんとの対話であったことが、参考図書に興味が無くても読んでいなくても説得力があって興味を惹かれる大変魅力的な番組になった要因だと思っていました。
参考図書の全部が全部読みたいと思ったわけではありませんが気になった本は順次読んでいて大変参考になっています。本書では時系列とは別にテーマを決めてそれに沿った形でまとめていますが、放送時は今週のテーマは何だろう?というのも楽しみの一つではありました