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「スキルのデフレ化とセンスのインフレ化」はあらゆるジャンルで進行している! 『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)の楠木建と『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』(光文社新書)の山口周が「仕事ができる」の正体を求めて新時代の仕事論を語り尽くす。仕事ができる人――本書でこの言葉の定義は「この人ならなんとかしれくれる」、もっと言えば「この人じゃないとダメだ」「余人をもって代えがたい人」である。プログラミングができる、英語が話せる、財務分析ができる――「あれができる・これができる」と言っているうちは半人前。スキルを超えたセンスにこそ「仕事ができる」の正体がある。スキルを伝授しようとする本は無数にある。しかし、センスの問題に正面から向き合った本は稀少だ。ほぼすべての人がセンスの重要性について薄々は気づいているにもかかわらず、である。本書はスキルとセンスの相克をテーマに、日本のビジネスシーンで「スキル優先、センス劣後」の状況が起きる理由から、「何がセンスを殺すのか」「センスを磨くとはどういうことか」まで、「仕事におけるセンス」の問題について2人が縦横に論じる。
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Posted by ブクログ
どうしたら仕事ができるようになるのか、ではなく、仕事ができるということの意味を問いかける一冊。
好きな著者お二人の対談とあらば、読まないわけにはいかない。
テーマも面白いし。
スキルは言語化・数値化できるが、センスは言語化・数値化が難しい。
スキルは習得出来るけど、センスは身につけるための定型的・標準的な方法はない。
「役に立つ」はスキルで、「意味がある」はセンス。
…なんてことがお二人の間で軽快に問答されていくのが楽しい。
センスとは具体と抽象の往復運動、ということは
楠木さんが著作「経営センスの論理」でも指摘されていたことで、あらためて納得。
センスがある人をよく視ることが、センスを手っ取り早く錬成する方法でもある。
これからは、スキルを身に付けるより、センスを磨き続けることの方が大事になるんだろうな。
Posted by ブクログ
価値基準が役に立つコトから意味あるコトへと変換する中で、問題解決についても、量から質へと転換しつつある。そんな中で、どの問題を解くのか、直観でアタリがつけられるセンスが非常に重要であり、そのセンスの内容を様々な好事例とアンチパターンから読み解く経営書。
センスがない場合は、「作業の誘惑」に負ける。小さなことに気を取られ、最も大きな問題に正面から立ち向かっていないケースなど。逆に、センスある人は、優先順位や取り組む手順が徹底されている。要は時間軸を持って、ストーリーとして戦略を語れるかという点である。
センスの特性としては、センスがあるかないかは客観視しづらいということ。特にセンスがない人はそのことに一生気付かない。また、センスは全方位のものではないので、自分の土俵をわかることもセンスのうち大切。様々な土俵(バッターズボックス)にたち、どこが自分のフィールドかを実感することが大事だ。
逆にセンスを阻害するものとして、偉い地位を維持しようとすることだったり、CEOがChief Executive Tantoshaとして作業に集中して「横串おじさん」になっていたりするとまずい。エリートは、わかりやすい努力をすれば上にいける世界を求めがちで、その弊害がこの社会には残っている。
センスを磨くには、具体と抽象を往復し、抽象レイヤーの思考を鍛えること。後天的に磨ける部分が多い。ただ、努力に逃げてはいけない。島田紳助も練習するなと言ったように、戦略づくりに時間を割くべきだ。尚、センスとは事後性が高く、振り返ればあのときの経験が活きた、というもの。なので、読書のようにすぐに結果が出ない投資であることを念頭に置きたい。最後に、自分はこう思う、が先に来るコトも大切。そこの意思を持ち続けることが重要だ。
その他メモ
・リベラルアーツ、自分の価値基準を自分以外の人にわかりやすく話せる
・Willingness to Pay - Cost = Profit
Posted by ブクログ
再読だけど、また考えさせられることがあって読んでよかった。
・仕事ができるとは、どちらかというとスキルよりセンスの問題。
・仕事ができない人はTO DOリストで考える(タスクが並列)。できる人は、やるべき順序も含めて考える(物事の因果関係を意識している)
・部分だけではなく全体を見ている。
・具体と抽象を往復しながら両面で考えている。
・けっきょく意思の力。
みたいなことが述べられている。
目的意識の有無なのだろうと理解している。
その事業を通して(所属する組織の取組みを通して)何を実現しようとしているのか、その目的意識を持っている人は、実現に寄与するアクションを考えて実行するし、そうでない人は言われたこととか目の前のTO DOをこなす(具体とか部分に終始する)だけである、ということだと思う。経営者で言っても、社会をどうしたいとか会社をどうしたいとかどんなサービスを手掛けたいなどの意思(と実行力)がある人はできる(具体的な事象から本質を見抜いて効果的な打ち手を導き出せる)人で、そうでない人はできない人ということだと思った。
自分は当然前者でありたいと思っているけど、簡単ではない。
(いきなり他責になってしまうが)所属する組織が自分たちの実現すべきこと、存在意義を定義できていないと思う。だから、所属員は目的意識を持って働いている人はほとんどいない気がするし、いてもバラバラだと思う。(自分たちの実現すべきこと、存在意義を定義できていて、共有できている組織なんて、なかなかないのではないかという気もする。)
自分が組織の存在意義を定義することを引っ張っていければかっこいいけどそんな実力はないし、自分一人だけでも目的意識を持って取り組もうとも思うけどけっきょく楽な方に流されたり挫けたりそもそもなにが目的なのか見出せなくて、いまいち楽しくない。
愚痴みたいになってしまった。
で、本の内容とは離れるけど読んでみて思ったのは、自分は本当は社会に対して何を実現したいとかどんな付加価値を提供したいとかはけっきょくないのではないか。誰かと楽しいことをして、そこそこ感謝とか信頼されたり面白いやつだと思われたいだけだなどうやら、と思った。
そんなふうな発見があったことが、読後の成果でした。
見方によってはとても甘い考えだと思うけど、そんなような欲望を叶えられる働き方を手に入れたい。フリーランスの生き方を模索してみようと思った。
Posted by ブクログ
実際に示すことが出来る能力(スキル)と、そうではない能力(センス)という切り口を中心に仕事が出来るとはどういうことかを楠木氏と山口氏が対話している本。お二人と一緒に会話しているような気分になれる良い本
タイトルの仕事が出来るというのはどういうことかというと、「人に頼りにされる」ことなんじゃないかと書かれています。そして、当然ながら職位によってもどういう人が頼りにされるかというのは変わってくるということ。
個人的には、センスはスキルを運用する能力と言い換えられそうかなとおもったりした、結局スキルがないと情報の取得などはできないので、どちらも大事だけど職位が上がるにつれて比重が入れ替わっていくという話なのかなと思ったりした。
また、男のマウンティングは本能で家柄、経歴は変えられないので明示できるスキル開発にマウンティングのためにも勤しみがちというのは面白かった。
銀行の社友の話もなかなか味が有って良かった。色々と思うところがあったのでそれぞれnoteなどで取り上げてみたいところ。
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ビジネス・実用
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