「スキルのデフレ化とセンスのインフレ化」はあらゆるジャンルで進行している! 『ストーリーとしての競争戦略』(東洋経済新報社)の楠木建と『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』(光文社新書)の山口周が「仕事ができる」の正体を求めて新時代の仕事論を語り尽くす。仕事ができる人――本書でこの言葉の定義は「この人ならなんとかしれくれる」、もっと言えば「この人じゃないとダメだ」「余人をもって代えがたい人」である。プログラミングができる、英語が話せる、財務分析ができる――「あれができる・これができる」と言っているうちは半人前。スキルを超えたセンスにこそ「仕事ができる」の正体がある。スキルを伝授しようとする本は無数にある。しかし、センスの問題に正面から向き合った本は稀少だ。ほぼすべての人がセンスの重要性について薄々は気づいているにもかかわらず、である。本書はスキルとセンスの相克をテーマに、日本のビジネスシーンで「スキル優先、センス劣後」の状況が起きる理由から、「何がセンスを殺すのか」「センスを磨くとはどういうことか」まで、「仕事におけるセンス」の問題について2人が縦横に論じる。
Posted by ブクログ 2021年07月11日
価値基準が役に立つコトから意味あるコトへと変換する中で、問題解決についても、量から質へと転換しつつある。そんな中で、どの問題を解くのか、直観でアタリがつけられるセンスが非常に重要であり、そのセンスの内容を様々な好事例とアンチパターンから読み解く経営書。
センスがない場合は、「作業の誘惑」に負ける。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月26日
「自分自身はどこだったら勝てるのか。それをもう意図的に自分らしさを磨いていくということが、ほかの人には努力にみえないかもしれないけれども、そっちの方が本当の努力なんだと。」という、島田紳助氏の話が印象的でした。分かりやすい努力をしていると安心するけれど、そもそもマーケットや戦略を立てないで進んでいく...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月24日
役にたつことが求められた
→スキルが求められた
時代が意味があることを求めている
例
エアコン→薪ストーブ
キャンプ
アスリート型企業とアート的企業
アート型の方が向いてる?
外交官とコンピテンシーの話
平均点にお金は払われない。払われるのは一時的な人材不足の時だけ。
例 IT人材...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月05日
全体と部分とセンスとスキルは同じ構造であるというアナロジーがとても分かりやすかった。
スキルエビデンスとして数値化言語化できる。
センスには汎用性がある。
本当に仕事ができる人は、なんか仕事できる感が出ている。これがスキルの統合的なセンスから醸し出される。
スキル的な競争は気象資源の取り合い。
自分...続きを読む