山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一回読んで満足していないか。ただの物知りになっていないか。気付かされた本。
そもそも読むとは何か。文字を一言一句最後まで読むことが読書?自分自身そうではなく、読んだ知識を仕事や人生に活かしたいと思って読んでいるつもりが気づけば最初から最後まで読んで非効率に、しかも読んだことが活かせてないように思えて、正しい読み方、本との向き合い方を教えて貰った。
パレートの法則に従って自分にとって必要な情報は2割。
それを効率よく見つける為にまず、目次からまとめの章を探す。
まとめを読むだけで本のメッセージが分かる。
その後気になった章の一文を読んで見る。
面白いか面白くないかで読むか飛ばすかの判断。
ビジネ -
Posted by ブクログ
プロジェクトの進め方、仕事の進め方の基本となる考え方が書かれていて参考になった。
まずPJが成功するかどうかは、人選、目的で決まる。そこがあいまいだと失敗の可能性が高い。
そこまでは経験でなんとなくわかっていたが、仕事上、そのような状況で引き受けざるを得ない状況もあると理解してたが、立ち回り方は改めて参考になった。
また、目的志向についても何度も語られており、目的が明確であれば変えて良いこと、変えてはいけないことを見抜けるし、自発的に行動することを促せるようになると感じた。
メンバーへの伝え方については考える必要があるが、仕事軸のバイブルとして何度も読んで自分のものにしたい一冊。 -
Posted by ブクログ
この本は10年前に読んではいたものの、文庫化されたとのことで実質的には再読です。
大事なところに線を引いたり、読書メモを簡単につけたり、ということはこれまでも行ってきており、確かに血肉になっているようには思います(私はエバーノートではなくGoogle Keepを使っています)。
また、本書で提示されているビジネス書マンダラのようにきれいには描けないですが、自分なりのテーマを見つけてマンダラ化していたりします。
ビジネス書については多くの本が元本となるものがある、というのはその通りで納得感があります。私も5年ほど前から新刊のビジネス書がつまらなくなり、やたらめったら読むことをやめました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ正しいかどうかはさておき、この本を読んだ感想や思考の整理の場とします。
これまで、企業では市場分析や顧客分析から論理的に儲けられることの説明をして、ゴーサインがが出たものを商品やサービスにする事が正しいとされてきた。しかし、多くの場合いずれレッドオーシャンに突入することをこの本を読む前から感じていた。みんなが同じプロセスで考えていたら完全に同じでなくても、似たような答えに辿り着くことは容易に想像できる。
顧客にこれが良い!と提案する形のビジネスのあり方っていうのも面白い。今後はその視点でもビジネスを見てみようと思う。
近年、企業の価値の比重が、MVVやパーパスなどのソフト面に移動してきて -
Posted by ブクログ
映画をたくさん観ていると、最初のワンシーンで面白いかどうか分かるようになり、その次のステージではパッケージやトップ画像で面白いかどうか分かるようになってくる。さらに進むとなんかアマプラに呼ばれてる気がするという風になる。そして最終的にはこういう映画がそろそろ作られるなという感覚になる。
本書では書かれていないが、美意識には時間という軸が存在しないと小生は思っています。
時間を意識した時点で、時勢やタイミングが読めなくなる。時間から距離をおこうとすると、余計時間を意識してしまう。このジレンマから解き放たれるために人は美意識を鍛えるのである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
本書は、先の見えない不確実な時代において、「論理」や「数字」だけでは十分な経営判断ができなくなっているという現実に警鐘を鳴らしている。これまで通用してきたサイエンス偏重の経営スタイルには限界があり、今後は「美意識」=アート的視点が必要になる、というのが本書の主張である。
「正解がコモディティ化」している現代においては、論理的な思考だけでは差別化ができなくなった。その結果、企業はスピードとコストでしか勝負ができず、競争は“消耗戦”に陥ってしまう。このような状況から抜け出すために必要なのが、「何が価値あるものか」を見抜く力、すなわち“美意識”であるという視点は非常に示唆に富んでい -
Posted by ブクログ
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課題特定:見送っていい課題/疑うべき課題
説得より納得、納得より共感
弁論術:ロゴス(論理)エトス(倫理)パトス(情熱)
直感的にヤバい思ったらさっさと逃げろ、アンテナの感度と決断する勇気、自分を崩壊させず分裂させる
選択することを自分の意思で決定できること、それこそが自由、自分らしく在ることとは?
フロー状態の循環、挑戦レベル×スキルレベル
リスクを取り続けることだけが、唯一の脆弱さの回避
予測不能、不確実性が人間の大好物
どの行動や言動が適切かは、文脈次第
無知の知、反対意見ほど受け入れろ、分かる(わかる)とは人が変わる(かわる)こと
有能と思われている人ほど機会が与えられ有 -
Posted by ブクログ
ネタバレ印象に残った点
・スライドの作成手順14
★メッセージの3条件①1スライド1メッセージ、②明確な主張(ポジションを取る)、③短い(ポイントが明確)18
★メッセージの作り方:MECEとかは一旦忘れる。本当に言いたいことの断片をまずは集める。(MECEは構造化の技術、構造化は反省の繰り返し。いくらやっても想像にはつながらないので、「最初は」意識しない)23
★言いたいことの全体像を書き起こしてから、スライドの作成にうつる。25
★軸はメッセージの主語とあわせる92
★同じ言葉が2回以上1枚のスライドに出てくる場合は、スライドのレイアウトには改善の余地がある。95
・スライド上の視線の移動経路1