山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
転職についての本であるけれど、転職以外にも応用できるような深い内容が多くがとても勉強になった。
冒頭に書いてある言葉「重要なのは著書が『何を言っているか』よりも『どのように考えたか』という点です」 が示すように、内容を鵜呑みにして暗記するのではなく、なぜそのように考えるか深く考察することが重要で、この本からはさまざまな学びがあった。
その中で一つ心に残ったことをここに記録しておく。
「ロジカルシンキングは大事だけれど、適切な状況下でロジカルシンキングを捨てることがコアに求められる」
全て言語化してロジカルに考えがちであるが、それにこだわりすぎるとうまくいかないこも多い。
職業柄職場での悩み相談を聞くことが多く、職員同士のいざこざの仲裁をすることがあるが、大抵の場合はコミュニケーションエラー、特に言語化にこだわる人が言語化しきれない内容または人に対してイライラしているケースが多い。
ある程度相手の意図を汲んで溜飲を下げることも必要。かといって、何でもかんでも我慢すれば言い訳ではなく、絶妙なバランスでロジカルシンキングとそうでない場合とを切り替えることが大事なのだろう。 -
Posted by ブクログ
またもや山口周氏にしてやられる。
イノベーションを実現したけりゃ、組織とリーダーシップを見直せ。自分を新たにする=イノベーションなのだ、と。
以下、ヒットした所から抜粋。ニーチェがゴイゴイスー。
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日本企業の組織診断を行なっていると「自分には権限がないので」ということをよく口にする管理職がいるのですが、ではその人は権限を手に入れたら何かを始めるのでしょうか?僕はそうは思いません。今日、自分の判断で動き出さない人は、明日、権力を手に入れたとしてもやはり動き出さないでしょう。
経営においては「合理的な解は、そもそも合理的な解になり得ない」というパラドックスを持っているということをよく再確認しておいたほうがいいでしょう。合理的というのは論理的に正しいということですが、論理的に正しいことを追い求めれば解は必ず他者と同じになり、しかもスピードは遅くなります。ところが戦略というのは本質的に差別化とスピードを求めますから、ここには二重のパラドックスが発生することになります。
リーダーとは、フォロワーの人生をどのような企てに投下するかを意思決定する「権限と責任」を持っている人たちのことです。そのような立場にあるリーダーが、フォロワーの心を鼓舞できるような「where」を示さないまま、いたずらにフォロワーの人生を組織の延命のために浪費しているとすれば、それはほとんど犯罪ですらあると筆者は思っています。
「where」を提示できないのは、自分たちが行なっている営みの価値を突き詰めて考えられていない、何を実現したいのかについて浅いレベルの思考しかしていない、から。
ニーチェ:権力への意志
ニヒリズムとは何を意味するのか?至高の諸価値がその価値を剥奪されるということ。目標が欠けている。『何のために?』への答えが欠けている。
今ここで、企業内のサブ・サブシステムとしてチームや部門を率いる立場にある人が、そこでビジョンを打ち出せないのであれば、大きな組織を率いる立場になってもビジョンを打ち出せない。ビジョンの提示は、企業トップのみならず、フォロワーを牽引する立場にある全ての組織内リーダーに求められるものである。 -
Posted by ブクログ
同じ著者の「ニュータイプの時代」が面白かったので手にとった。ビジネスでの意思決定モデル、言い換えればその人が仕事をする上で何を得意としているか、その人のビジネスツールのモードを「サイエンス(理性・論理)」「クラフト(経験・知識)」「アート(感性・直感)」であるとし、サイエンス、クラフトだけでは複雑化した世界に対応しきれないということを指摘。アート的思考を取り入れた美意識としての「真(認識)」「善(倫理)」「美(審美)」がこれから大切だと説く。自分の場合に限るがこれを読んで理解したとしても、仕事で出世するとか収入がアップするわけではないがとても面白く読んだ。漫画の絵柄のタッチも好み。深く学ぶために新書版もちゃんと読んだほうがいいかなとも思った。
マーケティング書の「ドリルを売るなら穴を売れ」とも共通する面白さを感じた。 -
Posted by ブクログ
・自由を獲得するためには、大いなる不自由を一度受け入れなければならない
・いい偶然を呼び込むには、同僚ゾーンに紹介してもらう。そのためには今の仕事、人脈をまずは大事にする。なんでもない毎日を丁寧に生きる。
誰に対しても裏表のない、自然体の、「いい奴」でいる。
いい偶然、をキャリアも結びつけるためには
英語、読書
読書
面白がって読むこと。積読を恐れない。
吸収効率が高いかは面白いか、面白くないかで判断していい。
関連分野を固めて読む。繋がりが生まれてくるため。
ノウハウ本ばかり読むのは危険。物事を本質的に考える力が落ちていくため。
攻めの転職では、何を失うかを考える。
大企業の信頼や福利厚生は、それを失った状態を考えることは難しい。
好きなことでも、それでお金をもらうようになると、嫌いになる可能性が高い。
「仕事選びを予定調和させることはできない。自分をオープンに保ち、いろんなことを試し、しっくりくるものに落ち着くしかない」
「内発的な動機」にこだわる
譲れないものは何か -
Posted by ブクログ
大企業にイノベーションを起こすことを考える機会があったので、
何冊か手に取った内の1冊。
少し古い本ですが、想像以上の出来で、とても驚きました。
こんな良い本だったとは…。
著者は、日本にイノベーションが起こらないのは、
個人の資質の問題ではなく、組織やリーダーシップの問題だと主張します。
そして、どういった組織やリーダーシップであれば、イノベーションを起こすことができるのかについて論じています。
ただし、この本は、イノベーションの「起こし方」については深く語っていません。
(著者もそれは理解しています。)
そのため、イノベーションを起こすための土壌の上に、
イノベーションを起こすべき方法論が加われば(つまり、それについて書かれた別の本を読めば)、
(現時点では)天下無敵になることでしょう。
「現時点では」と言ったのは、そもそもイノベーションは、起こしたくても起こせるものではないからです。
必要なのは、上記2本柱に加え、運とか忍耐とか自分を信じ続けるマインドセットでしょうか。
それが、現時点の自分の理解です。
いや~、本当に素晴らしい本に出合えて満足です。
この本は、自分の殿堂入り本棚行きですね。
そして、著者のファンになってしまいそうです。 -
Posted by ブクログ
ゆっくり読みたいと思って、休日1日使って一気に読みました。この本はパワポで資料作成するときの技術などを学ぶには最適な本です。スライドの事例があるので、まずは真似てみるのが良さそう。ただ、思ったのがこのスライド事例にある絵を自分が思いつくかどうか。読んでいて気が付いたんですが、やはり資料は作る前にノートなどに手書きで作成しないといい資料が出来上がらない。1つのページで伝えたいことをしっかり頭で考えて、その内容を手書きでノートに落とし込む。その後に資料作成をする。仕事で資料作成を山ほどしますが、この本の技術を最大限生かして、より見やすい資料を作っていきたいです。ただ、資料作って大変なんですよね。。思った以上に時間かかるし、手書きで絵を作るのも、頭をフル回転させないといけないので(涙)