山口周のレビュー一覧
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ニュータイプの時代などの多くのベストセラーを出す山口周氏と一橋ビジネススクール教授の楠木健氏の2人が仕事におけるセンスについて自身の経験や知見から語り尽くした一冊。
仕事におけるセンスとスキルの違いについて様々な観点から考察されており、第一線で活躍され、柳井氏や永守氏などとの一流の2人だからこそ知り得るエピソードなどをもとに漠然としたテーマを深掘りされており非常に興味深い内容でした。
弱い人、不安な人ほど法則を求めることや人間はわからないものにはモチベーションを感じないことなどセンスを高める上での具体的な行動パターンや
順番のアートやインサイド・アウトとアウトサイド・インなどと言った用語を -
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流行ったビジネス書はだいたい漫画版がでるので概要を把握しておくのに便利ですよね。
短く分かりやすくまとめられていて良かったです。
データ解析なんて誰でも出来てしまって(しかし重要ではある)、正しいだけのものはすぐに陳腐化してしまう。
何が当たるかわからない時代に何を武器にするのか。
Twitterで炎上する企業は、この本でいうところの真善美のどれかを見落としているのだろうなと思いました。
ただの言い掛かりみたいなものも多いですが。
消費者は機能や価格だけでなく、企業のイメージや商品にまつわるストーリー、その商品を使う自分のイメージまでひっくるめて判断しているので、美意識の欠けた商品は選ば -
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・新しいテクノロジーとかプラットフォームが生まれた時、人はそれがまだよくわからないうちは、古い文化や風習をそのまま被せて使ってしまうんです。
・この仕事にはどんな意味があるのかを語る。どんな価値を生み出して、会社や社会がどう変わるのか、というのが本来の目的
・IKEAのミッションは「家具をデモクラタイズする」こと。障害を抱える1割の人が快適に家具を使えない状態はデモクラタイズされた状態とは言えないからソリューションを生む
・仮想空間の解像度を上げる4象限(ひとりでorみんなで/目的型(Do) or 非目的型(Be)
①決まった目的をみんなでやり切る
②決まってないからこそ、みんなで蓄積する
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Posted by ブクログ
・転職後は、自分が引きずっている前職の癖やノスタルジーにケリをつけることが必要。
・終身雇用は日本古来のものではなく、むしろ戦後のこと。国策として、伸ばすと決めた産業に対して労働コストを低く抑え続けることで、コスト競争力を高めようとした。
・個人が発揮できる能力は、その仕事についていろいろと試行錯誤を経てみないと結局のところわからない。
・好きと憧れを混同すると、職の選択に後悔する。
・オンリー1ということは、価値を持っているという意味ではない。
・自由を得るには不自由を経験した先にある。そのジレンマを乗り越えられる人が自由を手にできる。
予測不能な時代に対して、いい偶然を招き寄せるための習 -
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アフターコロナにおける仮想空間シフトによって社会がどのように変化し、人々に求められるものは何か対談形式で語られている。
学校現場に携わるものとして、Z世代の子供達がこれから生きる社会がどのように変わっていくのかを俯瞰するためにとても参考になった。
一方、本書で述べられているデジタルディバイドが教師間で広がっているというのもひしひしと感じる。
コロナによって前倒しされたGIGAスクール構想はこれからの社会に生きる子供たちにとって必要不可欠だが、教師がそれを「使おうという価値観を持っているかどうか」は大きい。
この価値観を持っていない教師にとってはこれから大きなハンディキャップになりうる。
と同 -
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活字が読めないビジネスマンのための『まんがでわかる』シリーズ。
活字が読めないビジネスマンなんて、正直その時点で終わってる感があるけど、そこはツッコんじゃダメ。世の中にはいろんな人がいていい。
今回はMBAを持たずに外資系コンサルとして活躍する山口周さんの著者から。
ビジネス書というのはストーリーがないため、基本的に読んでも忘れやすい。というか、実行しない限りは99%忘れる(笑)
まんがはストーリーがある。それだけでいい。
ストーリーがあれば人間の脳は忘れにくくなる。
はい。
という訳で、ポイントだけ最後に参考までに。
◆もはや、「正解」には大して意味がなくなった
◆それに変わ -
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本書の「おわりに」で書かれているが、この本は決して「イノベーション」の話ではない。
本筋は「組織論」「リーダーシップ論」の話なのだ。
組織とリーダーがきちんと機能すれば、結果的に「イノベーション」につながるはずだという。
本当にその通りと思う。
しかしこの本の初版が2013年だったことを考えると、本当に恐ろしい。
すでに何年も経過しているにも関わらず、日本企業の状況は全く変わってないってことなのだ。
そうこうしている内に自分自身も歳を取る。そして劣化していく。
今はそうならないためにどうすべきかを考えてしまう。
この本を40代前半で読んだ時に感じること。
自分が50代を迎えて読んだ時に感じるこ -
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新しい時代を創っていく人が言語化されている
山口周さん著書はどの本を読んでも、次世代を創っていく人々を言語化するレベルが高く、かなり学びになる。
様々な新しい時代を創っていく人の特徴が述べられていて、自分の現状にモヤモヤしている人にはオススメ。
個人としては
・未来を構想する
・WHAT+WHYを語る
・論理と直感を状況に応じて使い分ける
・ルールよりも自分の倫理観に従う
という部分が心に残った。
・未来を構想する
未来はより予測できないものになっている。グローバル化が進み、社会の不安定さは増している。そうなった現在は、予測するのではなく創っていくことが重要である。
・WHAT+WHY