山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
やはり楠木さんの書籍は面白い。
スキルばかり追い求める風潮に対して、スキルだとコモディティ化してしまう。スキルはセンスとやりたいことがある時に有用な手段であって、もっとセンスを重要視するべきと説く。
巷に転がる静的なベストプラクティスを「シナジーだ」「サブスクだ」と単発で飛び付いてそこから何をやるかを並列にリストアップしていくストーリーなきアウトサイドインではなく、何がやりたいかというたぎる思いを出発点にして必要なことを時間軸と勝ち筋のストーリーをもった戦略の中で組み立てていくインサイドアウトによって動いていくべきであり、抽象化して要約しつくした本質を見抜いて勝つために何をすべきかがわかるのが -
Posted by ブクログ
外で読むには少し恥じらうタイトルですが…
流石の内容。読後感も清々しい。春の日の午後の読書にうってつけ。
センスは、正体不明で、いわく言い難く、優劣も付け難い。そのためこれまでなんとなく存在を感じつつも、科学的経営アプローチではなかなか議論に登らなかった。先進国の経済発展が爛熟を迎えて、課題よりも解決が溢れるようになると、課題を発見する力としてのセンスが注目されるようになってきた、という事か。
普段から戦略や企画を練る立場して、世界のどこかできいたようなアイデアをパワポでキレイに箇条書きするだけで悦に入ってた自分を恥じたい。
ありきたりな施策でも実行順序とストーリーこそがオリジナルなもので、そ -
Posted by ブクログ
ネタバレスキルないよりあった方がいいけど、スキルだけではこれからは厳しい時代になるのだろうと、自分の仕事に対する姿勢を考えさせられる本でした。
この本のテーマ「センス」。
センスを磨くためには、自分の頭で考えながら仕事していくことが大切なんだろうなと思った。
例えば、
この仕事の目的は?
どうして上手くいかなかったのか?
今回のケースはあの時の失敗から学んだ、あの考えが応用できるかもしれない。
そうか!これはあの本に書いてあるあのことを抽象化すると同じことが言えるかもしれないぞ
・・・のような。
自分のセンスが発揮できる場所を選ぶことが必要だし、それはモチベーションの高く仕事できるところなのだろう -
Posted by ブクログ
ネタバレ■ひとことで言うと?
転職時には転職動機と失うものを十分意識せよ
■キーポイント
・コナトゥスとエイドス
→コナトゥス:本来の自分らしい自分であろうとする力
→エイドス:自分の姿形や立場などの形相
・人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。 by アン・モロー・リンドバーグ
→何が好きかはやってみないとわからない
・「好き」と「憧れ」
→好き≠憧れ
→自分は何になりたいのか? < 自分は何がやりたいのか?
・内発的動機と外発的動機
→内発的動機:自分起因による動機(好奇心、使命感など)
→外発的動機:外部起因による動機(報酬、ステータスなど