【感想・ネタバレ】外資系コンサルのスライド作成術 作例集―実例から学ぶリアルテクニックのレビュー

あらすじ

実際に使われたスライドだから、迫力が違う! 学びが違う!
経営者の意志決定を促し、巨額のビジネスを動かした、
珠玉のキラーチャートを一挙公開!

スライド作成のテクニックを向上させるために一番有効なのは、スライド作成の達人が作成したスライドをたくさん見て、出来ればそれを紙に模写することだ。本書では、範例となるようなスライドを46例を厳選し、解説する。

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Posted by ブクログ

スライド構成で軸とする考え方を学べた。
デザイン的な話を論理的に説明しているので美的センスみたいなものがなくてもずっと入ってくるわかりやすい本

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

外資系コンサルのスライド作成術 作例集
実例から学ぶリアルテクニック
著:山口 周
出版社:東洋経済新報社

良書 スライドと丁寧な解説の組み合わせになっています

こまったとき、ときどき見ています。
大変重宝しています。

買ってよかったと思える書です

解説を書いてなかったので、メモ程度で。

いわゆる、One Paper で、相手を秒殺する

そのためのツールを探す図鑑と理解しています
複数のページの連携などはない。あくまでも One Paper なのでご注意を
パラパラめくって、どんどん、パクっていけばいい

また、グラフは、1つしか使ってはいけないとは限らない。
自分の伝えたいことが2つのグラフで表現しなければならないのなら
その2つのグラフを、狭いA4という空間にどう置けばいいのかのヒントを与えてくれる

要は、自分が相手に何を伝えなければならないのかが、分かってから手にする書だと思います

気になったのは、以下です。

・スライドの6つの要素 メッセージ、タイトル、グラフ・チャート、脚注、出所、ページ番号
・縦横ルールというのがある
・重複を避けよ
・平面でよい、立体ではわかりにくくなる
・直観、視覚

・面積 テーマごとに数値を表現する
・滝グラフは便利 全体とその部分について構造を分かりやすく表現できる
・バリューチェーン 各プロセス別に整理ができる
・4象限マトリックス 2軸の関係を表現する
・Before / After
・流れ、時系列をひと目でわかるようにする
・ベン図 どこが重複しているのか、どこが複数の条件を満足しているのかが一読できる 等

目次

はじめに

PART1 スライド作成の基本ルール

 01 スライドの基本フォーマット
 02 タテヨコのルール
 03 非冗長性のルール
 04 二次元のルール
 05 視覚ボリュームのルール

 Column 世界を変えた視覚表現① ナイチンゲールの鶏冠グラフ

PART2 スライドの作例集

  このPARTの読み方

CHAPTER1 数値を効果的に表現する

面積図を使う
 Model 01 面積図で2つの数値を同時に表現する①
 Model 02 面積図で2つの数値を同時に表現する②
 Model 03 複数の面積図で「Before」「After」を対比させる
 Model 04 複数の面積図で時系列の変化を表現する
 Model 05 複数の面積図を組み合わせて全体像を可視化する
 Model 06 面積図を並列させることで問題点を可視化する
散布図を使う
 Model 07 散布図を用いてダイナミックな変化を表現する
 Model 08 散布図で時系列に変化する2つの指標を表現する
 Model 09 散布図に補助線を引いてプロットの意味を明確にする
 Model 10 散布図で示した状況を数値データで補完する
 Model 11 散布図を使って時系列の変化を鮮明にする
滝グラフを使う
 Model 12 滝グラフでプロセス別のインパクトを表現する
 Model 13 滝グラフを並列させて2つの指標を同時に表現する
折れ線グラフを使う
 Model 14 折れ線グラフでプロセス別の差分を表現する
 Model 15 折れ線グラフ×面積図で量と内訳の変化を表現する
その他の技法
 Model 16 ベン図で重複の度合いを表現する
 Model 17 重複感を出さずに複数のグラフを並列する
 Model 18 軸の最大図・最小図を揃えて複数のグラフを並列させる
 Model 19 縦横の軸で同じ単位を使用して表現する

 Column 世界を変えた視覚表現② ガリレオ・ガリレイが残したスケッチ

CHAPTER2 概念構造を表現する

ロジックツリーを使う
 Model 20 ロジックツリーで全体観を表現する
 Model 21 ロジックツリーでパターン別の分類を表現する
バリューチェーンを使う
 Model 22 バリューチェーンを使って業界構造を表現する
 Model 23 バリューチェーンを使って業界構造を地図化する
 Model 24 バリューチェーンと組織図を合成する
 Model 25 バリューチェーンでビジネスのカバー範囲を分類する
 Model 26 バリューチェーンと滝グラフを組み合わせる
その他のフォーマットを使う
 Model 27 ライフサイクルカーブを使ってパターンを表現する
 Model 28 数式を使って組織構造の違いを表現する
マトリクス構造にする
 Model 29 マトリクスで複数要素の時間軸の変化を表現する
 Model 30 マトリクスで4象限の関係を表現する
 Model 31 マトリクスと構成ロジックを同時に提示する
並列させる
 Model 32 並列により複数の関係者の関係性を比較する
 Model 33 組織図を並列させ対比を鮮明にする
 Model 34 破線を使って「Before」と「After」を明確にする
その他の技法
 Model 35 線分をプロットした散布図で表現する
 Model 36 共通項目を括り出すことで非冗長性のルールを守る
 Model 37 縦軸と横軸の両方をプレセスに使う
 Model 38 軸に共通の目盛を導入して比較を容易にする
 Model 39 左右で2分割し、一部をクローズアップする

 Column 世界を変えた視覚表現③ メンデレーエフの元素周期表

CHAPTER3 プロセスの作例集

 Model 40 複数のプロジェクトを並列させて関係を示す
 Model 41 プロセス図×滝グラフ×折れ線グラフで表現する
 Model 42 プロセスに沿って会議体の連携を示す
 Model 43 「重なり」を使って三次元で表現する

 Column 世界を変えた視覚表現④ 東京オリンピックのピクトグラム

CHAPTER4 スケジュールの作例集

 Model 44 モジュール化して「重なり」を利用する
 Model 45 プロジェクトステップを使い全体と個々を関連する
 Model 46 縦横軸でプロセスを使い複数のプロジェクトを同時に示す

 Column 世界を変えた視覚表現⑤ 五線紙

あとがき

ISBN:9784492557594
出版社:東洋経済新報社
判型:4-6変
ページ数:152ページ
定価:2000円(本体)
2015年04月09日発行

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2025年08月16日

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実際にプロジェクトで見かけたものは多いものの、いくつかは新たな発見をもたらしてくれて非常に役に立つものであった。上司に言われたように、複雑な物事を思考・説明する際は簡単なMECEに落とし込むことを意識していきたい

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2025年07月27日

Posted by ブクログ

定量的な説明、概念、構造を1枚のスライドに文字の説明とともに図解するスライドを実例で説明してくれる。

良いと思ったのは、
モノクロなので、単純にスライドの構成が勉強になること
「普通ならばこうなんだけど、このスライドのポイントは」と言うふうに、一般的な発想と工夫した発想を比較して教えてくれる。

今までも自分が作れたパターンや、自分では惜しいところまで作れたけど、もう一歩、というスライドもある。

結局は自分で作ったり、修正しないと身にはつかない。でも、この本のおかげで、身につくスピードが上がるのは間違いないと思う。

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2023年05月09日

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一流のコンサルのグラフ・チャートついての実例集であり大きな価値がある。
(著者のオススメ通り筆写も実施)
一部補助線の位置など誤植?のようなものは見られたし、グラフもこうしたほうがより良いみたいなものもあったが、それでも★5なのには相違ない。

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2022年05月08日

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作成例も役に立ちますが、冒頭のスライド作成の基本ルールを理解することが最も大切です。これからコンサルになりたい方、コンサルになりたての方は大変参考になります。

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2020年05月04日

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眺めて、こんな書き方が!と思える良い本です。
良い資料作りは、良い資料をどれだけ見てきたかと、どれだけをそれを真似して作ってみたか!だと思います。

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2020年04月04日

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すぐに活用できる見て分かりやすいフレームワークが載ってる。思考の整理とアウトプットイメージづくりとして参考にする。

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2019年11月22日

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ゆっくり読みたいと思って、休日1日使って一気に読みました。この本はパワポで資料作成するときの技術などを学ぶには最適な本です。スライドの事例があるので、まずは真似てみるのが良さそう。ただ、思ったのがこのスライド事例にある絵を自分が思いつくかどうか。読んでいて気が付いたんですが、やはり資料は作る前にノートなどに手書きで作成しないといい資料が出来上がらない。1つのページで伝えたいことをしっかり頭で考えて、その内容を手書きでノートに落とし込む。その後に資料作成をする。仕事で資料作成を山ほどしますが、この本の技術を最大限生かして、より見やすい資料を作っていきたいです。ただ、資料作って大変なんですよね。。思った以上に時間かかるし、手書きで絵を作るのも、頭をフル回転させないといけないので(涙)

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2018年07月16日

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コンサルが求めるPPTのクオリティスタンダードを、実例を通じて学べる本。前作「図解表現23のテクニック」が理論編とすれば本作は実践編。サニタイズした実例スライドを基に、スライドの良し悪しが解説されている。
個人的に「なるほど!」と思うものも多かったが、何割かは「これ分かりやすいか?」と思うものも。文脈から切り離されたプレゼンもないスライドだと、限界があるのかもしれない。
結局スライドは引き出し勝負だなとも改めて。何か表現したいと思った時に、パッと見られるお手本。本書もそんな位置づけになりそうな気がする。

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2022年01月24日

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プレゼンも他の分野と同様「守破離」が重要である。上達の第一歩としてまずは良質な表現を盗み真似ること。本書は優れた46スライドが取り上げられている。特に散布図とバリューチェーンの表現方法は非常に勉強になった。

もちろん読みだけでは身にならず使わなければ身につかない。活用する機会が直ぐにはないだろうから本書は辞書的に使うのが良いだろう。そういう意味では事例の掲載数は少ないので良質なプレゼンを集めた辞書なんかがあると良いと思う。

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2015年06月21日

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スライドを作るときのテクニックが書いてあった。知らないことも結構あったので勉強になった。無い物ねだりとなってしまうが、パワポの使い方を同時に書いてくれているテキストがあれば非常に心強い。

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2015年03月20日

Posted by ブクログ

明瞭簡潔でわかりやすかった。官公署において、そのまま転用できるかは疑わしいが、要点を活用することは十分可能だろう。あとは日々の業務で実践あるのみ。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

本家もこの作例集もそうだが、ちょくちょく誤植や述べているポイントを踏まえていない箇所がある気がする。
スライドの構成ポイントにおける誤字は結構致命的で混乱する。

P33 チャートタイトルなし
P34 横軸は絶対値ではなく、構成比?

ただこれらを差し引いても良書

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

PART1がとても参考になりました。
シンプルな考え方なので理解しやすいです。
事例は、私も、個人的には見にくいと感じたものも多くありました。

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2022年04月09日

Posted by ブクログ

パターンを網羅的に学ぶことはできる。ただ、会社や領域によって、使うパターンは限られているので、このように網羅的に学んでも、実際の仕事でダメだしを食らうことは多々あると実感。結局この手のスライド作成は上司や会社の好みがすべてだなと思う。

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2022年01月12日

Posted by ブクログ

作図の際の基本ルールをまとめた1冊。著者もあえて定石破りをしたりしているが、定石を知っていて効果的に破るのと、テキトーにやっているのでは意味合いが違う。

正直、「スライドに正直これだけ情報を盛り込んだら理解しにくいんじゃない?」と思われる図もあったのだが、作成する資料に応じて、取捨選択して使うといいだろう。

もっと読みたくなったのが、「世界を変えた視覚表現」で、「ナイチンゲールの鶏冠グラフ」「メンデレーエフの元素周期表」「東京オリンピックのピクトグラム」など、歴史的に高い評価を受けている視覚表現が5つ紹介されている。これだけ集めても面白い読み物ができそうだ。

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2020年08月23日

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