山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
私はある時から衝動的に読書に目覚め、興味や問いの赴くままに、日々本を読み耽っています。それでもふと、「あれ、こんなんでいいのかな?」と思ってしまうことはあります。
独学だ、研究だと自分に言い聞かせながら、どこかで“役に立つこと”を意識してしまう。そんな自分はやっぱり、この時代の常識に絡め取られているのだなと感じます。
独立研究者・山口周さんの『独学の技法』は、れっきとしたビジネス書。
もちろん社会で役に立つことを前提に書かれていますが、ところどころで、「刹那的な興味関心で読むこと」も勧めていて、読んでいて嬉しくなりました。
やっぱり、無目的に、貪るように読書することはものすごく大きな可能 -
Posted by ブクログ
本を読んでいるけど、身につかないと思っていて手に取った本。
だいたい書いてあるようなことは自然としていた。
役に立ったのは、私は常に20冊ぐらい読みかけだったり読んでない本がある状態で、それはどうなかと思っていたけど、本には読む気分のモードがあるから、その気分に合うように常に同時進行で複数の本を読むことがいいらしい。
あと、これはという本をひたすら読むのが良いとのこと。これだけ読めばいいビジネス書マンダラが記載されていて、これから制覇していこうと思う。
・リベラルアーツに関連する本は、役に立つかどうかよりも、面白いかどうかのほうがずっと大事な評価軸。
-
Posted by ブクログ
サステナビリティ経営の前線や、各社の事例を中ぐらいの広さ・深さで学べる。個人的には、トランプ第二次政権になって、一時、多くの金融機関が脱退したNZBA(ネット・ゼロ・バンキング・アライアンス)の仕組みが勉強になった。
「世の中にいいことをすれば中長期的には儲かる」というCSV的な思考は、まあそうだろうな、と思いつつ、紹介されている企業が生存者バイアスが入っているように感じるし(その裏で、綺麗なことを言って多くの企業が倒産したり株価を落としてたりしているでしょう)、「地球にやさしい」という言葉も違和感。人類が地球に与えている影響なんて、地球の体積1%にも満たないことでしょう。せいぜい「人間にとっ -
Posted by ブクログ
勝ちパターンが存在した20世紀後半は異常な時代。負けパターンが存在するということは、不健全で閉塞感のある社会を生み出す。
リスク回避性が高い日本だからこそ、リスクを取りにいく効果は大きい。
職業選択にあたって、地道な努力を続けられるかどうかぎ最も重要な着眼点になるので、自分は何になりたいのか?という質問よりも自分は何がやりたいのか?何をしていると楽しいのか?という質問の方が重要である。
パーソナリティとフィットしていない組織に属したり仕事に就いたりすることは、一見うまく適応してるように見えても本当の幸せは得られない。仮面が剥がれなくなったピエロのようにアイデンティティクライシスに陥ってし -
Posted by ブクログ
字が多いので読書に苦労。難易度は高い。多方面からの切り口で新しい気付きを得られる。今まで読んだ本のある種の集大成、エッセンスを感じた。例えばスピノザのくだりは、暇と退屈の倫理学を思い起こさせる。楠木建氏の本との接点も多い。専門家じゃないので、深掘りはあえてしたくないけど、十分深い話が多い。参考文献と実例もあり説得力がある。著者は参考文献の一文をこうも簡単に紹介しているが、そのページをどうやって記憶しているかが興味深い。それはこの本を書こうと思った著者の動機を考えることにもあるかも知れないが。結局人生は気の持ちよう、考え方ということかな。
-
Posted by ブクログ
『武器になる哲学』は、山口周による実践的な哲学入門書。ソクラテスやカント、ニーチェなどの古典的哲学者から現代思想家まで、ビジネスや人生の課題に活かせる“思考の武器”として哲学を紹介している。特徴は、抽象的な概念をビジネスシーンや日常の判断にどう応用できるかに焦点を当てている点。たとえば「正しさとは何か」「幸福とは何か」「自由とは何か」など、複雑なテーマに対し、哲学者の考えを“道具”として使う姿勢を学べる。
感想としては、哲学が「役に立つ」ことを鮮やかに示してくれる一冊で、思考力や視野を広げたい人にとって格好のガイドブック。特に若手ビジネスパーソンや自己成長を求める人には刺さる内容で、「迷った時