山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「毎日忙しい。でも、自分の仕事は本当に社会を良くしているのだろうか?」
そんな気持ちを抱えながら働いている人に、本書はかなり刺さると思います。
山口周さんの『クリティカル・ビジネス・パラダイム』は、単なる経営書ではなく、「これからの仕事は何を目指すべきか」を考えさせる本でした。
本書で語られるのは、「お客さんが欲しいものを作る」だけではなく、「社会の前提そのものを問い直す」ビジネスへの転換です。
つまり、ただ商品を売るのではなく、「このままで本当にいいのか?」という違和感から、新しい価値を生み出していく。
特に印象に残ったのは、テスラやパタゴニアの話です。彼らは単なる人気企業というより、 -
Posted by ブクログ
前書きと第一章だけでお腹いっぱいになったが、なるほどたしかにという本質であった。
タイトル通り、まさに「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まることを1冊かけて語り、何がリーダーに重要なのかを解釈している。
従来のリーダーシップ論は、「優れたリーダーは○○をする(傾聴する、任せる等)」という行為が中心だったが、同じ「仕事を任せる」という行為も、文脈次第で「信頼の証」にもなれば「無責任な丸投げ」にもなり得る。
同じ行為でも、文脈=コンテキストに応じて「最高」にも「最低」にもなるということ。
つまりリーダーシップは行為という静的・画一的なものではなく、過去から現在に至る人間関係や、その場の状 -
Posted by ブクログ
人文知とは、哲学・歴史・文学・宗教・芸術などお学問から得られる知識と思考様式の総称である。人文知は、世界の切り取り方、つまり解釈の幅を広げるために必要。人はなぜ、そのように感じ、行動するのかを描く想像力を与えてくれる。AIにより正解が導き出され、政治によって簡単に正解の判断が揺らぐ時代に必要不可欠。面白い問いを立てる能力も、現在地を把握しつつ実行していくことも人文知が役立つ。
リーダーには、古今東西、時代を通じて成功する共通項があり、「それは正確な現状認識」ができているという点である。外部環境の変化を見抜いたり、内部のステークホルダーの感情を理解したり、組織メンバーの戦略への理解度などの現状 -
Posted by ブクログ
AIが台頭する社会にあって、既存の職業が淘汰される可能性がある、と聞く。
そんな中で、身につけておくべき力として、「情報」が挙げられている。
AIを含めて、使い方を知る側にいなければならない、ということだろうか。
個人的には、プログラミングというものこそ、AIの十八番なんじゃないかな……と思いつつ。
一方で、文学というものは大学でも高校でも、はっきりと「不要」なものとして扱われている。
この本を読んで、本当に「人文知」に未来はあるのだろうか、そう信じていいのだろうか、と思う。
それでも、どこかで、人のこれまでの姿から見えるものが、あるような気もしている。
本や読書そのものが衰退している -
Posted by ブクログ
今まで読んだ筆者の本を並べると、美意識・ニュータイプ・ビジネスの未来・リベラルアーツと来て人生の経営戦略が本書のテーマです。
経営する意思はビジネスだけでなく我々の人生にも必要と言う要旨には同意しますが、過去の著作が世の中に対する筆者なりの洞察をベースにした人生を経営する意思にも働きかける幅と深みのあるものだったのに対して、本書は経営する方法と言う少しテクニカルな面に寄りすぎていると感じてしまいました。
筆者は経済的成功か自分らしく生きるか『どちらか』ではなく『どちらも』と言っていますが、方法論の難しいところは、その方法が最適かどうかは人と時と場合によるとなってしまう点にあると思います。