山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・新しいテクノロジーとかプラットフォームが生まれた時、人はそれがまだよくわからないうちは、古い文化や風習をそのまま被せて使ってしまうんです。
・この仕事にはどんな意味があるのかを語る。どんな価値を生み出して、会社や社会がどう変わるのか、というのが本来の目的
・IKEAのミッションは「家具をデモクラタイズする」こと。障害を抱える1割の人が快適に家具を使えない状態はデモクラタイズされた状態とは言えないからソリューションを生む
・仮想空間の解像度を上げる4象限(ひとりでorみんなで/目的型(Do) or 非目的型(Be)
①決まった目的をみんなでやり切る
②決まってないからこそ、みんなで蓄積する
③一人で目的をやり切る
④ひとりで自分らしさを取り戻す
・ポートフォリオ・オブ・イニシアティブ:短期的な収益と、将来のための種まきのバランスをしっかりする→自分をその視点で経営する
・ある一つの限定的な局面においては、その人の替えが効かない、というのが優秀な人材である
・ありがとうを言い合える社会は、お互いの社会での居場所を明確にすることができるから、精神的に救われる人も多いはずです
・出世する人の特徴は「質問する」こと。質問という行為自体が「あなたを尊敬しています」というメッセージの代替になるから
・noteでは、「こんなnoteは嫌だ」という美学を流すことで、数字にとらわれて間違ったほうへ歩んでしまわないようにしているのです。監視コストをいたずらに上げないために、明確な美学を示すことのできるチームを示すことが大切 -
Posted by ブクログ
・転職後は、自分が引きずっている前職の癖やノスタルジーにケリをつけることが必要。
・終身雇用は日本古来のものではなく、むしろ戦後のこと。国策として、伸ばすと決めた産業に対して労働コストを低く抑え続けることで、コスト競争力を高めようとした。
・個人が発揮できる能力は、その仕事についていろいろと試行錯誤を経てみないと結局のところわからない。
・好きと憧れを混同すると、職の選択に後悔する。
・オンリー1ということは、価値を持っているという意味ではない。
・自由を得るには不自由を経験した先にある。そのジレンマを乗り越えられる人が自由を手にできる。
予測不能な時代に対して、いい偶然を招き寄せるための習慣をしていこう、ということ。 -
Posted by ブクログ
アフターコロナにおける仮想空間シフトによって社会がどのように変化し、人々に求められるものは何か対談形式で語られている。
学校現場に携わるものとして、Z世代の子供達がこれから生きる社会がどのように変わっていくのかを俯瞰するためにとても参考になった。
一方、本書で述べられているデジタルディバイドが教師間で広がっているというのもひしひしと感じる。
コロナによって前倒しされたGIGAスクール構想はこれからの社会に生きる子供たちにとって必要不可欠だが、教師がそれを「使おうという価値観を持っているかどうか」は大きい。
この価値観を持っていない教師にとってはこれから大きなハンディキャップになりうる。
と同時に、使いこなすことができれば本書で語られているように、自分自身とてつもない勢いで進化することができるだろう。
改めて、来るべきその時に備えておこうと思えた。 -
Posted by ブクログ
活字が読めないビジネスマンのための『まんがでわかる』シリーズ。
活字が読めないビジネスマンなんて、正直その時点で終わってる感があるけど、そこはツッコんじゃダメ。世の中にはいろんな人がいていい。
今回はMBAを持たずに外資系コンサルとして活躍する山口周さんの著者から。
ビジネス書というのはストーリーがないため、基本的に読んでも忘れやすい。というか、実行しない限りは99%忘れる(笑)
まんがはストーリーがある。それだけでいい。
ストーリーがあれば人間の脳は忘れにくくなる。
はい。
という訳で、ポイントだけ最後に参考までに。
◆もはや、「正解」には大して意味がなくなった
◆それに変わるのが「真善美」の意識
◆じゃあ、「真善美」って?
◆そして、どうやってビジネス(仕事)に活かす?
ここまでが本書のおおまかな内容。
より深く知りたくなったなら、迷わず本家の『世界のエリートは、なぜ「美意識」を鍛えるのか』を手に取ってもらいたい。
これからの日本のためにも。
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Posted by ブクログ
本書の「おわりに」で書かれているが、この本は決して「イノベーション」の話ではない。
本筋は「組織論」「リーダーシップ論」の話なのだ。
組織とリーダーがきちんと機能すれば、結果的に「イノベーション」につながるはずだという。
本当にその通りと思う。
しかしこの本の初版が2013年だったことを考えると、本当に恐ろしい。
すでに何年も経過しているにも関わらず、日本企業の状況は全く変わってないってことなのだ。
そうこうしている内に自分自身も歳を取る。そして劣化していく。
今はそうならないためにどうすべきかを考えてしまう。
この本を40代前半で読んだ時に感じること。
自分が50代を迎えて読んだ時に感じること。
その感じ方は大きく異なるだろうと思う。
パニック映画について、ハリウッドと日本では解決するリーダー像の描かれ方が異なるのは気付かなかった。
ケネディのキューバ危機の際の失敗および解決方法も非常に興味深い。
リーダーとは「Where・Why・Howを明確に示すことが大事」も刺さった。
上司に盾突けない日本人の特性に対して、上下関係なくフラットに自己主張する英米人。
そういう民族の文化がある中で、どうやって組織を作って行くのか。
まさに今のリーダーに求められていることだと思う。
とにかく今は特にVUCA(Volatility変動性・Uncertainty不確実性・Complexity複雑性・Ambiguity曖昧)の時代だ。
過去の成功体験も、まったく意味がない。
マニュアル化してもすぐに陳腐化するので、それも意味がない。
つまり「都度状況に対応する能力」が求められているのだ。
仲間とコミュニケーションをとり、きちんと方向性を示す(Where)。
なぜ(Why)今はその答えなのかを納得させ、具体的にどう(HOW)するかを指示する。
劣化していく自分にどこまでできるだろうか?
そんな事を感じてしまった。
(2020/1/26) -
Posted by ブクログ
**武器になる哲学/山口周**
哲学の本ではあるが、教養として学ぶのではなく判断の道具として使えるよう整理されている一冊。並行して読んでいた他の本とも次々につながり、読みながら気づきが立体的になっていく感覚があった。
印象に残ったのは、まず「自由とは自分で選択して決定すること」という定義。一方で自己実現は他者との差異によって成り立つとも書かれており、自分で考えて決めたつもりでも、その基準は周囲を参照している。本当の意味で周りに全く流されないということはない、という指摘にはハッとさせられた。
もうひとつ強く響いたのは、努力が報われる=評価されるという前提で生きると危険だという話。努力は必要だし大事だが、報われると考えていると、報われなかった時に組織を恨む思考になってしまう。成果になるかどうかは環境が決めることであり、だからこそ自分がどこに身を置くかが最も重要で、自分で納得して取り組むことに意味がある。公平な評価がかえって差を生むという逆説とも合わせて読むと、努力の意味づけを自分の中で完結させておく必要性がよくわかる。
未来は予測できないという点も実務的だった。過去に専門家が立てた予測は見事に外れている。だから予測しようとするより「未来をどうしたいのか」という意志の観点で考えるべきだという。VUCAの時代には根拠が揃うのを待たず、根拠なく動くことが成長につながるという話とも一直線でつながる。
自然淘汰の考えに基づけば、環境の変化によって人は変わる。逆に言えば、環境を意識的に変えていくことで適応力が上がるということでもある。思考停止した人が悪事をするという指摘も、考えることを放棄する怖さを改めて突きつけてくる。
全体を通して、自分の外に基準や報酬を預けないこと。ただし完全に独立した自己などないことも認めた上で、参照する他者と身を置く環境は自分で選ぶこと。そこに集約される一冊だった。
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**自分に合う教訓3つ**
**① 努力の報酬は自分の中で完結させる**
努力が報われる=評価されるという前提を持つと、報われなかった時に組織を恨む思考になる。成果になるかどうかは環境が決めること。自分でできることを増やすことを目的にすれば、評価は結果としてついてくるかどうかの話になる。昇進を考える上でも、部下に何を渡すかを考える上でも効く。
**② 未来は予測できないから「どうしたいか」で決める**
予測精度を上げようとするより、意志を持って動く方が実効的。根拠が揃うのを待っていたら動けない。目的は進めながら見出せばいい。
**③ 環境は自分で選ぶ**
成果も、人の変化も、環境に大きく左右される。だからこそ身を置く場所と参照する他者を意識的に選択する。これは異動や昇進の判断にも、日々どんな情報を取り入れるかにも当てはまる。