山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ■ひとことで言うと?
転職時には転職動機と失うものを十分意識せよ
■キーポイント
・コナトゥスとエイドス
→コナトゥス:本来の自分らしい自分であろうとする力
→エイドス:自分の姿形や立場などの形相
・人生を見つけるためには、人生を浪費しなければならない。 by アン・モロー・リンドバーグ
→何が好きかはやってみないとわからない
・「好き」と「憧れ」
→好き≠憧れ
→自分は何になりたいのか? < 自分は何がやりたいのか?
・内発的動機と外発的動機
→内発的動機:自分起因による動機(好奇心、使命感など)
→外発的動機:外部起因による動機(報酬、ステータスなど)
→その決定は本当に内発的動機によるものか?
・キャリア・アンカー
→安定・バランス型、自律・挑戦型、管理型、奉仕型
・平均への回帰
→状況は上昇と下降を繰り返す傾向にある
→「耐える」も一つの戦略(あと半年待てないか?)
・自由とは?
→自由には孤独と責任が伴う(自由のコスト)
→自由のために一度不自由を受け入れる
・得るものと失うもの?
→暗黙的に失うもの(社会的信用、保障、安心感など)も意識せよ
・課題先行型と好奇心駆動型
→課題先行型:与えられた課題を解決する
→好奇心駆動型:自ら課題を設定し行動する
→求められるスキルがまったく異なることに注意
・エモーショナル・サイクル・カーブ
→転職後の心は上昇局面と下降局面を経験する
→「仕事に対するリアリティ・ショック」と「組織に対するリアリティ・ショック」
→過去の成功体験と決別し、今を受け入れる -
Posted by ブクログ
流行ったビジネス書はだいたい漫画版がでるので概要を把握しておくのに便利ですよね。
短く分かりやすくまとめられていて良かったです。
データ解析なんて誰でも出来てしまって(しかし重要ではある)、正しいだけのものはすぐに陳腐化してしまう。
何が当たるかわからない時代に何を武器にするのか。
Twitterで炎上する企業は、この本でいうところの真善美のどれかを見落としているのだろうなと思いました。
ただの言い掛かりみたいなものも多いですが。
消費者は機能や価格だけでなく、企業のイメージや商品にまつわるストーリー、その商品を使う自分のイメージまでひっくるめて判断しているので、美意識の欠けた商品は選ばれなくなっていくのでしょうね。
Twitterなどで企業の美意識が直接感じられるようになっているわけですし。
とはいえ、安さは強いとおもいますが。
お話の中で例に出たアップル製品も、意識高い(笑)と揶揄されそろそろ古くなってきております。
次の美はなんでしょうね。
ところで、美意識と名付けられた思考を学ぶためにアートがわかりやすかったので教材にされていますが、そんな思考やビジネスなんかとは関係なくアートは面白いので、みんなで(各自)美術館へ行きましょう。 -
Posted by ブクログ
・新しいテクノロジーとかプラットフォームが生まれた時、人はそれがまだよくわからないうちは、古い文化や風習をそのまま被せて使ってしまうんです。
・この仕事にはどんな意味があるのかを語る。どんな価値を生み出して、会社や社会がどう変わるのか、というのが本来の目的
・IKEAのミッションは「家具をデモクラタイズする」こと。障害を抱える1割の人が快適に家具を使えない状態はデモクラタイズされた状態とは言えないからソリューションを生む
・仮想空間の解像度を上げる4象限(ひとりでorみんなで/目的型(Do) or 非目的型(Be)
①決まった目的をみんなでやり切る
②決まってないからこそ、みんなで蓄積する
③一人で目的をやり切る
④ひとりで自分らしさを取り戻す
・ポートフォリオ・オブ・イニシアティブ:短期的な収益と、将来のための種まきのバランスをしっかりする→自分をその視点で経営する
・ある一つの限定的な局面においては、その人の替えが効かない、というのが優秀な人材である
・ありがとうを言い合える社会は、お互いの社会での居場所を明確にすることができるから、精神的に救われる人も多いはずです
・出世する人の特徴は「質問する」こと。質問という行為自体が「あなたを尊敬しています」というメッセージの代替になるから
・noteでは、「こんなnoteは嫌だ」という美学を流すことで、数字にとらわれて間違ったほうへ歩んでしまわないようにしているのです。監視コストをいたずらに上げないために、明確な美学を示すことのできるチームを示すことが大切 -
Posted by ブクログ
・転職後は、自分が引きずっている前職の癖やノスタルジーにケリをつけることが必要。
・終身雇用は日本古来のものではなく、むしろ戦後のこと。国策として、伸ばすと決めた産業に対して労働コストを低く抑え続けることで、コスト競争力を高めようとした。
・個人が発揮できる能力は、その仕事についていろいろと試行錯誤を経てみないと結局のところわからない。
・好きと憧れを混同すると、職の選択に後悔する。
・オンリー1ということは、価値を持っているという意味ではない。
・自由を得るには不自由を経験した先にある。そのジレンマを乗り越えられる人が自由を手にできる。
予測不能な時代に対して、いい偶然を招き寄せるための習慣をしていこう、ということ。 -
Posted by ブクログ
アフターコロナにおける仮想空間シフトによって社会がどのように変化し、人々に求められるものは何か対談形式で語られている。
学校現場に携わるものとして、Z世代の子供達がこれから生きる社会がどのように変わっていくのかを俯瞰するためにとても参考になった。
一方、本書で述べられているデジタルディバイドが教師間で広がっているというのもひしひしと感じる。
コロナによって前倒しされたGIGAスクール構想はこれからの社会に生きる子供たちにとって必要不可欠だが、教師がそれを「使おうという価値観を持っているかどうか」は大きい。
この価値観を持っていない教師にとってはこれから大きなハンディキャップになりうる。
と同時に、使いこなすことができれば本書で語られているように、自分自身とてつもない勢いで進化することができるだろう。
改めて、来るべきその時に備えておこうと思えた。 -
Posted by ブクログ
活字が読めないビジネスマンのための『まんがでわかる』シリーズ。
活字が読めないビジネスマンなんて、正直その時点で終わってる感があるけど、そこはツッコんじゃダメ。世の中にはいろんな人がいていい。
今回はMBAを持たずに外資系コンサルとして活躍する山口周さんの著者から。
ビジネス書というのはストーリーがないため、基本的に読んでも忘れやすい。というか、実行しない限りは99%忘れる(笑)
まんがはストーリーがある。それだけでいい。
ストーリーがあれば人間の脳は忘れにくくなる。
はい。
という訳で、ポイントだけ最後に参考までに。
◆もはや、「正解」には大して意味がなくなった
◆それに変わるのが「真善美」の意識
◆じゃあ、「真善美」って?
◆そして、どうやってビジネス(仕事)に活かす?
ここまでが本書のおおまかな内容。
より深く知りたくなったなら、迷わず本家の『世界のエリートは、なぜ「美意識」を鍛えるのか』を手に取ってもらいたい。
これからの日本のためにも。
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Posted by ブクログ
本書の「おわりに」で書かれているが、この本は決して「イノベーション」の話ではない。
本筋は「組織論」「リーダーシップ論」の話なのだ。
組織とリーダーがきちんと機能すれば、結果的に「イノベーション」につながるはずだという。
本当にその通りと思う。
しかしこの本の初版が2013年だったことを考えると、本当に恐ろしい。
すでに何年も経過しているにも関わらず、日本企業の状況は全く変わってないってことなのだ。
そうこうしている内に自分自身も歳を取る。そして劣化していく。
今はそうならないためにどうすべきかを考えてしまう。
この本を40代前半で読んだ時に感じること。
自分が50代を迎えて読んだ時に感じること。
その感じ方は大きく異なるだろうと思う。
パニック映画について、ハリウッドと日本では解決するリーダー像の描かれ方が異なるのは気付かなかった。
ケネディのキューバ危機の際の失敗および解決方法も非常に興味深い。
リーダーとは「Where・Why・Howを明確に示すことが大事」も刺さった。
上司に盾突けない日本人の特性に対して、上下関係なくフラットに自己主張する英米人。
そういう民族の文化がある中で、どうやって組織を作って行くのか。
まさに今のリーダーに求められていることだと思う。
とにかく今は特にVUCA(Volatility変動性・Uncertainty不確実性・Complexity複雑性・Ambiguity曖昧)の時代だ。
過去の成功体験も、まったく意味がない。
マニュアル化してもすぐに陳腐化するので、それも意味がない。
つまり「都度状況に対応する能力」が求められているのだ。
仲間とコミュニケーションをとり、きちんと方向性を示す(Where)。
なぜ(Why)今はその答えなのかを納得させ、具体的にどう(HOW)するかを指示する。
劣化していく自分にどこまでできるだろうか?
そんな事を感じてしまった。
(2020/1/26)