あらすじ
「正解を出す力」にもはや価値はない! 直感/意味/構想/モビリティ/アンラーン/エグジット…今最も注目される著者が明かす、「アート」「美意識」に続くキーコンセプト。「思考法」「働き方」「生き方」「キャリア」「学び方」…切り替わった時代の生存戦略の決定版!
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Posted by ブクログ
「役に立つ」というポジションで戦おうとすると、勝者総取りの世界なので、後発組は負ける。
逆に「意味をうる」ことができれば、コピーされないし、競争の概念がはたらかなくなる。
コーチとして意味を得るには、「人柄」「これまでのストーリー」「チャレンジしている変化」をリアルタイムで発信して、自分という人間と関わることに意味を感じてもらう戦略が良いなと。
ここしか差別化要素はない。
◎ページ
109~125
Posted by ブクログ
山口周さんの著書を読むのは、「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」に続いて2冊目。
今回も本当におもしろい。
キーワードは、「コナトゥス探しの旅~とりあえずやってみる精神~」
以下リマインドまとめ
①正解を探す→問題を探す
モノの過剰化と問題の希少化という時代の流れ。
「(変化し続ける世の中において)ある瞬間においての環境への最適化の度合い<変化していく環境に対してどれだけしなやかに適合できるか(柔軟性の度合い)である。」
②予測する→構想する
問題が希少化している背景は、構想力(在り方、ビジョン)の不足である。
ex,日本企業は従来、先進国との差分から問題を見出していた
ex,日本人の基本的な態度は「キョロキョロ」することだ。自分外に上位の文化があり、善いものは外部からやってくるというスタンスの表れ。
③kpiで管理→意味を与え動機づけ
経営資源(ヒトモノカネ)のヒトにだけある特徴は「可変性」である。ヒトが発揮するコンピテンシー(高い能力を出す人材の行動特性)や能力は、その人に対して与えられた意味によって大きく変動する。
ex,まこの人生にサプライズを
ex,ピーチの若いうちに海外に友達を作り戦争を無くす
寡占化しやすい分野の4象限
④ルールに従う→自らの道徳観に従う
ルールさえ守ればいいは破滅の道。テクノロジーやビジネスモデルの変化に対してルールの制定が追いついてないから。だからこそ内在的な道徳観(真善美)に従うが吉
⑤緻密に計画し実行する→とりあえず試す
コナトゥスという概念→本来の自分らしい自分であろうとする力
ex,自然の中に身を置いて活力が高まる→コナトゥスに良い
自然の中に身を置いて孤独感に苛まれる→コナトゥスに悪い
★様々なものを試し、自分のコナトゥスについて経験的に知るべし。何が自分にとっていいかは試さないと分からない。大量に試して上手くいったものを残せ。今ここにおいて、自分の身体がどのように反応しているか敏感に感じ取る力を磨け。
⑥要約して理解する→慶長し共感する
★パターン認識能力によって目の前の事を理解した気になっていないか?
ex,要するに○○でしょ?相手から聞いた話を自分のメンタルモデル(世界を見る枠組み)に当てはめて理解しているに過ぎない。→これでは自分は変化しない。短兵急に「わかる」を求めるのではなく、逆に排他的に分からないと切り捨てるのでもなく、傾聴し共感することが必要となる
★インターネットの登場により、自分と似たような教育を受け、自分と似たような政治的態度を持ち自分と似たような経済的水準にある人とばかりつるみ、お互いの意見や行動に対して「いいね!」と乱発し続けるようなオールドタイプの行動様式は、私たちの精神世界を「分かり合えるものたち」だけの閉じたものにし、その外側にいる「分かり合えないもの達」を断絶する、もしくはいないことにする可能性がある。インターネットは孤立分散化を助長しているのでは?
◎その他
◾︎努力すれば夢は叶うという価値観の危険性。努力に意味が無いのではなく、努力のレイヤーを上げる。
・仕事に求められる資質と本人の資質がフィットしてないがガムシャラに努力→レイヤ1の努力
・自分がこの仕事に向いていないという事実に向き合い、自分の資質にあった仕事を探して努力する→レイヤー2の努力
◾︎アイデンティティに固執するのは危険。自分のアイデンティティに縛られていないか?自分の価値観の外にあるものに手を出してもいい
◾︎常識を疑え△
見送っていい常識と疑うべき常識を見極める選球眼を持って疑え◎
Posted by ブクログ
最近読んだ本の中では一番面白かったです。日頃ぼんやり考えていることが、分かりやすく整理されていて、あっという間によみおえました。これからはサイエンスではなく、アートのセンスが大切だという点は納得しました。
Posted by ブクログ
この10年の間に自分の仕事で起きてきた事を思い出しながら、曖昧に言語化できずにいたことがクリアになった気がする。
もっと早く出会ってればよかったー
いや、今出会えたことをラッキーと思うべきか。
この先、何度も読み返して自分のやるべきことを確認していく本になるだろう。
Posted by ブクログ
これからの社会に大切な心構え、スタンスをオールドタイプとニュータイプという言葉で対比させて説明。モノが過剰に溢れる世の中で、これからは役に立つではなく意味があるものの価値が上がることや、問題解決ではなく問題の設定にこそ価値がある等、納得させられることばかり。
Posted by ブクログ
・これまでの時代は課題が溢れて、それに基づきサービスを作ることも容易だった
・現代は豊かになり、課題が減って、新しいサービスを作ることが難しい
・何より便利なものは簡単に真似をされ、最終的に価格勝負に陥る
・これからは課題を解決できる能力ではなく、課題を見つける能力が必要
・それはビジョン(世界がどうあるべきか)を持たないとGAPを見つけられず、課題を発見できない
・またここでの課題提起はビジョンであり、共感をされるものであるということが大事
・市場で勝つには、便利では無いが意味があるものを作ること
・トヨタは便利だが意味がない、ポルシェは便利じゃないが意味がある
・つまりは、自分なりのビジョンを持ちGAP考え、意味があるものを普及し共感を得ていくことが成功には大事だと
Posted by ブクログ
・一番役に立つ人だけで良い、2番は要らない。
・意味がある人、浮き沈み、失敗をする、挑戦すればいい。これはストーリーが生まれるか、生まれないかでやることを判断→挑戦するしかないよね、と。
Posted by ブクログ
古い価値観であるオールドタイプから脱却し、新しい価値観を持つニュータイプになったほうがいいよって話
これからのキャリアや人生を考えていく上で非常に重要な示唆を与えてくれる一冊
正解を探すのではなく、問題を探す
予測するのではなく、構想する
生産性を上げるのではなく、遊びを盛り込む
ルールに従うのではなく、自らの道徳感に従う
一つの組織にとどまるのではなく、組織間を越境する
厳密に計画し実行するのではなく、とりあえず試す
奪い独占するのでなく、与え共有する
経験に頼るのではなく、学習能力に頼る
Posted by ブクログ
とにかく、様々なことを学べた一冊だった。
読み始めはなんとも抽象的で、カタカナの多い本書に頭が痛くなったが、読み進めるほどに新しい発見をさせてくれる、ページをめくるのが楽しくなる本。
自分自身、資本主義に対する懐疑心は持っていたものの、どうすればこの壮大なシステムから脱却し、心豊かな人々を増やせるだろうと悩みながら、答えが出せず、長い物に巻かれることに終着していた。
しかし、それが社会不適合的な思考ではなく、この先の時代を生きるためのヒントであると、そう強く思えた。
一読では足りない、また日をおいて読み直したい、そう感じさせてくれる良い本に出会えた。
Posted by ブクログ
人のリソースには限りがあります。
その中で自分を変えるために新しいことにチャレンジする、新しいことを始めるためには、すでにぎゅうぎゅうに詰まったスケジュールの中で「何かをやめる」必要があります。
著者は、何かを始められない人は、この「やめる」ことができたい人だと言います。
確かに始められない理由を「忙しいから」と言ってしまいがちです。
「理想の自分」を目指す上で、より必要ではないことをやめて、より必要なことを始めてみる(試してみる)。もし自分に合わなかったり、あまり効果がなかったりすればそれもやめて、次の新しいことを始める時間を空ければいい。
そう思うと、ガッツリやることリストを作るよりも、とりあえずやってみる。そんな簡単なことでいいのかな、と思えました。
Posted by ブクログ
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「思考法」「働き方」「生き方」「キャリア」「学び方」をまとめた新時代の決定版ガイド。
近年、社会構造の変化やテクノロジーの進化に伴い、個人や企業は、新しい考え方や成功モデルへの書き換えを求められています。
これまで長いこと評価されてきた能力や資質は今や飽和状態となり、急速に凡庸なものへと変わっています。
本書は、今起こっている社会構造の変化を「6つのメガトレンド」として読み解き、これから求められる24の新時代の思考・行動様式を、オールドタイプ(旧型の価値観)からニュータイプ(新型の価値観)へのシフトという形で解説します。
◎サイエンスからアートへ。今、社会で起きている6つの変化とは?
◎今後は問題を「解決」できる人より、「発見」できる人の価値が増す
◎「人工知能に奪われる仕事」を考える人ほど生き残れない理由
◎「部下が使えない」と嘆く管理職が決定的に勘違いしていること
◎日本企業からイノベーションが起きない、喜劇的だが本質的な理由
◎アップルが市場調査をやらないのに勝ち続けられる理由
◎ケネディやチャーチルの演説が心に響く理由
◎革新的な企業が生産性向上のために、あえてやっていること
◎努力は本当に報われる?「1万時間の法則」がデタラメな理由
◎人生の豊かさは「逃げる」巧拙に左右される
◎人生は大量に試して、うまくいったものを残すしかない
◎アマチュアなのに、いつもエリートに勝てる人とは?
◎リベラルアーツを「武器」にする思考法とは?」
→ まゆさんが「1万時間の法則ちゃんとやってね」とよく言うけど、なんか嘘っぽく聞こえてた。
Posted by ブクログ
ゴミ仕事というインパクトのある言葉には大袈裟に言い過ぎだと思ったがどこかで納得してしまった。
オールドタイプとニュータイプが比較して書かれていたが、自分、あるいは自分の周りの環境はオールドタイプのほうが多く、移り変わりのはやい現代社会においては通用しなくなるとどこかでは分かっていたけど再認識した。管理職のような立場ではないが、オピニオンとイグジットの姿勢をもつことを大切にしたいと思った。
個人的には子供の頃によく言う「将来使わないし役に立たないのになぜこれを学ぶのか」という問いの答えが感じとれたと思い、これからは問題を解決するのではなくみつけていくことに視野を広げたい。
Posted by ブクログ
バブル、リーマン、震災、20世紀、令和、コロナなどなど何かのインパクトを境にして、世代分けして比較しているよくある内容と感じました。
著者の考えでまとめられているので、とても共感できるところあり、難しく感じるところあり、新しく聞く考え方ありで読み応えのある書籍でした。
Posted by ブクログ
【どんな本か一言で】
ざっくり言うとこれまでの古い人間のタイプは、マジで淘汰されていくよ。だから新しいタイプの人間になる必要があるよ、という話。
その思考法について書かれている。
時代背景として、この世はモノで溢れかえっている。また、正解を出す事の価値が下がってきている。
これからは「意味」と「問題提示」が必要。
【ちょっと一言】
山口さんの本は、面白い。
だけど難しい言葉、他の本の引用も多く少し読みづらい。カロリーが高く胃もたれする。
だけど面白い。
一気に読めないから休み休みやみました。
Posted by ブクログ
内容はわかりやすいが、ところどころわたし程度のレベルでは辞書がないとわからない言葉が出てくる。もちろん意図的に使っているのであろうが…。それも頻繁に…。辞書を片手にお読みください。
「VUCA」化している世の中では「経験の無価値化」「予測の無価値化」「最適化の無価値化」が進んでいるという話から始まり、終始納得できる内容であった。これからの社会を生き抜く上で必読であろう。
Posted by ブクログ
これからの時代に必要な考え方、ニュータイプの思考について学べる本。自分自身がこれまで大切にしていた、価値観として適切だと思っていた考え方がオールドタイプの考え方になっていることに気づきがあり、自分の考え方の癖自体を否定して変えていく必要があると自覚できた。ニュータイプの施工としても納得できるものも多く、自分としては良書と感じる。
学びメモ
・人工知能という汎用性が高いテクノロジーが実用になりつつある中で、問わなければならないことは、人工知能を人間が手にしたことで、私たちにどのような可能性が開けるのか、テクノロジーによって私たちはどのように人間を進化させられるのか、という問いである。進化するテクノロジーを用いることで現在の社会が抱える課題をどのように解決できるかを考える。
・ヒトの能力はそれを導くリーダーの意味の与え方によって簡単に増減する。意味を与えることで、ヒトというリソースから大きな能力を引き出すことができる。
・努力すれば夢は叶うという価値観は危険性を孕んでいる。努力原理主義のような主張には注意する。努力だけに依存して状況を打開するのではなく、どうやっても成果の出ない場所で不毛な努力をするのではなく、柔軟に機動しながら常に自分の価値が相対的に高まるポジションに居続ける行動様式が必要。
Posted by ブクログ
仕事する上で量的生産性より、
意味を持ち価値ある生産性が重要
問題の解決者より問題を発見できる人になる
野性的感覚、好奇心、発言力を重視することで
自分のアイデンティティに繋がる
what=何をするために存在するのか
why=それは何故重要なのか
HOW=どのようにして実現するのか
を明確化し、それらを整合的に共感できるストーリーとして伝えることが重要
今までの仕事のやり方=オールドタイプ
新しい仕事のやり方=ニュータイプ
が、わかり参考になった。
ただ、私が知らないだけなのか
カタカナとか専門用語使いすぎ…
もっとシンプルに書いて欲しい。
その解説として用語を使ってくれれば
もっと分かりやすい。
Posted by ブクログ
筆者の出す具体例や根拠を読んでいるとさまざまな経験、学習をしてきたことが伝わってくる。自分もなにか述べる時このくらい引用が上手にできるようになりたい。
Posted by ブクログ
これからの時代に適応する考え方、思考方法、行動の仕方、など様々学べる機会となった。
オールドタイプとニュータイプで比較しており、スムーズに読むことができた。
オールドタイプが全て悪いとは思わないし、大事な面もあると思う。だが、そのような考え方だけであれば取り残される可能性があることは理解すべきであると感じた。
Posted by ブクログ
良書。印象に残った箇所をメモ:
・以前は「モノ」が希少で「意味」が充足していた。
・現代は「モノ」が過剰で「意味」が希少になっている。
・「意味」はコピーできない。
・進化のスピードが早く、複雑化していく世界において、外圧的なルールだけに頼って行動を律するにはリスクが大きすぎる。
・ルールが追いつかず、未整備な世界にあっては、自分の内在的な規範や美意識に基づいて判断していくための「成熟した知性」が不可欠になっている。
・自分の中にある「真・善・美」の基準に照らして、自分の行動を律していかなければならない。
Posted by ブクログ
1.持っている課題と、この本を読んだ理由--------------------------------
【課題】自身の行動・思考がオールドタイプの典型では?
【理由】山口周さんが好き、ニュータイプの行動・思考のインプット
2.得た知識・気づき----------------------------------------------------
・ジョンク・ランボルツの研究にて、結果的に成功した人たちのキャリア形成のきっかけは、80%が「偶然」であるということ。(80%がキャリアプランをもっていなかったというわけではない)
・キャリアは偶発的に生成される以上、中長期的なゴールを背ってして頑張るのはむしろ危険であり、努力はむしろ「いい偶然」を招き寄せるための計画と習慣にこそ向けれるべきと主張
▼「いい偶然」を引き起こすめの要件
・【好奇心】:自分の専門分野だけでなく、いろいろな分野に視野を広げ、関心を持つことでキャリアの機会が増える
・【粘り強さ】:最初はうまくいかなくても粘り強く続けることで、偶然の出来事、出会いが起こり、新たな展開の可能性が増える
・【柔軟性】:状況は常に変化する。一度決めたことでも状況に応じて柔軟に対応することでチャンスをつかむことができる
・【楽観性】:意に沿わない異動や逆境なども、自分が成長する機会になるかもしれないとポジティブに捉えることでキャリアを広げられる
・【リスクテイク】:未知なことへのチャレンジには、失敗やうまくいかないことが起きるのは当たり前。積極的にリスクを取ることでチャンスを得られる
3.ひらめき・アクション------------------------------------------------
・専門分野のみに閉じない
・最初はうまくいかなくても続ける
・楽観性にてポジティブにとらえる
・未知なことへのチャレンジ、失敗は当たり前
4.新たに持った疑問----------------------------------------------------
なし
5. 以下メモ------------------------------------------------------------
なし
Posted by ブクログ
新しい時代を創っていく人が言語化されている
山口周さん著書はどの本を読んでも、次世代を創っていく人々を言語化するレベルが高く、かなり学びになる。
様々な新しい時代を創っていく人の特徴が述べられていて、自分の現状にモヤモヤしている人にはオススメ。
個人としては
・未来を構想する
・WHAT+WHYを語る
・論理と直感を状況に応じて使い分ける
・ルールよりも自分の倫理観に従う
という部分が心に残った。
・未来を構想する
未来はより予測できないものになっている。グローバル化が進み、社会の不安定さは増している。そうなった現在は、予測するのではなく創っていくことが重要である。
・WHAT+WHYを語る
グーグル、アポロ計画、チャーチルのビジョンが共感を産むのは、WHAT、WHY、HOWが力強いからだと感じた。
・論理と直感を状況に応じて使い分ける
直感も大切ではあるがそれだけに頼っていたらダメで、状況に応じて最適なものを使い分けていくことの大切さに気づいた。
・ルールよりも自分の倫理観に従う
グーグルの「Don’t be evil」に代表されるが、ルールの整備が追いつかない現代では、強い倫理観が重要である。
少し言い過ぎかもしれないが、自分の価値観が言語化されている気がして、非常に面白い本だった。
Posted by ブクログ
字が多いので読書に苦労。難易度は高い。多方面からの切り口で新しい気付きを得られる。今まで読んだ本のある種の集大成、エッセンスを感じた。例えばスピノザのくだりは、暇と退屈の倫理学を思い起こさせる。楠木建氏の本との接点も多い。専門家じゃないので、深掘りはあえてしたくないけど、十分深い話が多い。参考文献と実例もあり説得力がある。著者は参考文献の一文をこうも簡単に紹介しているが、そのページをどうやって記憶しているかが興味深い。それはこの本を書こうと思った著者の動機を考えることにもあるかも知れないが。結局人生は気の持ちよう、考え方ということかな。
Posted by ブクログ
これからの社会で活躍できる人材の要件をまとめた本。
現代社会に対する洞察や、対応する人材の要件については確かにそうかも?と思わされます。
ただ、内容が広く浅く、意見の根拠まで書いてあるわけではないので、さらっと読んで、気になった部分は自分で深堀りしないといけないと思いました。
内容的には、ビジネスマンとして評価される人材像という感じなので、そもそもそこに価値を置かない場合読む必要性は薄いと感じました。
6つのメガトレンド
飽和するモノと枯渇する意味
問題の希少化と正解のコモディティ化
クソ仕事のまん延
社会のVUCA化
スケールメリットの消失
寿命の伸長と事業の短命化
内容で刺さったのは、要約し理解するより、傾聴し共感する能力が大事という点。
ついつい、要するにこういうことでしょ?ってなっちゃうタイプなので、気をつけようと思いました。
Posted by ブクログ
2024.06.25 久しぶりの山口周氏の本。読み終わりましたが、基本的には同意です。この本に関しては少しモリモリな気もしますが、個々の指摘は相変わらずおっしゃる通りで興味深い。