山口周のレビュー一覧
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○アクションプラン:
• ロジカルやディベートで使える
• 脱構築 - 二項対立の構造を崩す - デリダ、レヴィ=ストロース
向こうが出してきた議論の枠組みや問いの前提をそもそも破壊する(※枠組み、前提をそもそも破壊)
「AというテーゼとBというテーゼがあり、向こうがAを主張。反論なら『こちらはBだ』と思うが、アンチテーゼをぶつけるが、それはダメ。最も強力なのは『そもそもAかBかという問題設定自体がおかしい』と指摘すること」
× 反対事実で反論
〇 相手の主張の内部的矛盾を突いて反論
「多様性が大事という人は、もちろん画一性を批判する。つまり、多様性(優)と画一性(劣)という優劣の二項対立があり、これを脱構築する。すると、『多様性が大事だ、多様性を認めろ!』という主張自体が、そもそも画一的。本当に多様性が重要ならば、様々な意見が認められるべき(画一性は素晴らしい)という意見も認められるべき。しかし、それを認めれば多様性は必ずしも重要ではなくなる」
• フロー体験 - チクセントミハイ
フロー状態=ゾーン=仕事がノッテいる
フロー状態になるための9つの条件
①明確な目標が過程の全てにある ②行動に対する即座のFB ③挑戦と能力が釣り合う ④集中 ⑤気を散らすものがない ⑥失敗の不安がない ⑦自意識がない ⑧時間感覚の歪み ⑨自己目的的(承認欲求とか)
• (図解部分)縦軸に「挑戦レベル」(高・低)、横軸に「スキルレベル」(低・高)をとったグラフ。中心から放射状に領域が分かれており、右上から時計回りに「フロー」「コントロール」「リラックス」「退屈」「無気力」、そして左上に「不安」「覚醒」などが配置されている。「無気力」の領域に向けて「ほとんどの人は無気力」と引き出し線で書かれている。
○学び:
• ナッシュ均衡 協調 or 裏切り
囚人のジレンマをコンピューター同士で戦わせる→最初の一手は「協調」、次からは「全て前回の相手と同じ手」
=人間関係では「イイ奴で寛容だが、売られたケンカは買う」
○感想:
• 内容は少々難解なので熟読向き。デリダの脱構築の箇所が一番面白いし、タメになる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ① 労働市場と「仕事ができる」ということ
労働市場では平均点にお金は払われない。
→「この人なら大丈夫」と必要とされる状態が、仕事ができている状態。
仕事ができるかどうかは**他者評価(市場・顧客評価)**で決まる。
→自己評価は本質ではない。
自分が「やってもらって嬉しいこと」を考え、それを他者に提供する。
仕事ができる人は意志が先にくる。
→「自分はこう思う」を貫く。
→自分で面白がれるから、人にも伝えたくなる。
② センスと「事後性」
センスは後天的に習得するもの。
センスの特徴は「事後性が高い」こと。
→プロセスと結果の因果関係が分かりにくい。
→「やってみないとわからない」。
だからこそ経験が重要だが、
→読書は他人の優れた経験を効率よく追体験できる「事後性の克服手段」。
本は「意味のある経験」だけが抽出されている。
→他人の濃縮された経験の上に乗れるのが読書の価値。
③ リーダーシップとストーリー
優れたリーダーは順列(時間軸)で考える。
→そこにストーリーがある。
人は数字や目標ではなく、ストーリーについてくる。
PowerPointは情報を並列(二次元)で整理するツール。
→本来の思考は時間軸に沿った直列(シーケンシャル)。
→並列情報を、自分で直列に組み直して語らないと意味が伝わらない。
テンプレート思考はセンスを殺す。
→「並列」よりも「直列(因果と時間)」が重要。
④ 意味とモチベーション
人は意味がわからないと動けない。
AIが示す相関に因果がある可能性はあるが、
→ブラックボックスだと意味が理解できず、モチベーションが湧かない。
当事者が意味を感じていない事業はうまくいかない。
⑤ 抽象化・統合(CT)の力
直感と統合のコンピテンシーは重要だが、伸ばし方は難しい。
抽象化や統合は本来面白い。
→しかし面白さがわかるまでが大変。
→わかると自然にやりたくなり、それが「仕事ができる」につながる。
宣伝部出身者はCT(抽象的思考)が高い傾向。
→コピーライティングは本質を削ぎ落とす訓練だから。
⑥ 仕事ができない人の特徴
「知識の過剰在庫」を抱えている。
→何が自分に必要か整理できていない。
センスがいい人は
→自分が何を知りたいのか分かっている。
→何が足りないか分かっている。
→役立つ/役立たないの判断がシンプル。
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独学(しかも知的戦闘力を高める)のシステム
①「戦略」:戦う武器をどう集めるか(何を学ばないか)
(テーマが主、ジョンルは従)
②「インプット」:ゴミを食べずにアウトプットを極大化
リベラルアーツを学ぶ
「覚える」ことを目指さない→「脳の外部化」
③「抽象化・構造化」:本質を掴み生きた知恵に変換する
抽象化=モデル化、公理系を導く部分
構造化=公理系から様々な命題を演繹する部分
④「ストック」:創造性を高める知的生産システム
面白かった「事実」
→ビジネスや実生活に対する「示唆」
→具体的な「行動」の仮説
※著者が哲学科出身ということに親近感を覚える -
Posted by ブクログ
【目的】スライド作成のスピードを上げる
【内容】
スライド構成要素
①メッセージ②グラフチャート表のタイトル③グラフチャート表④脚注⑤出所⑥ページ番号
文字サイズ12p以上メッセージ2行以内
メッセージが主、グラフは従
書く順番
①ページ番号②メッセージ③出所④グラフタイトル⑤グラフ⑥脚注
良いメッセージとは
①1スライド1メッセージ②明快な主張がある③短い(30~60文字程度)
パッケージ作成の7割はメッセージストーリーに割く
グラフで使う数字
①実数値→棒グラフ、折れ線グラフ
②構成比→円グラフ、積み上げ棒グラフ
③指数値→折れ線グラフ、棒グラフ
引き算でフォーカスを作る
引き出しを増やす、真似て学ぶ、手を動かす
円グラフは1つのデータ要素をその他全体と比較する&値が25の倍数の時にのみ使える。基本は避ける
情報に秩序を持たせる
左右で示しやすい指標→過去未来、プロセス、革新保守、原因結果
上下で示しやすい結果→空間、組織階層、ランキング、量の多寡、年齢
カテゴリ、時間、場所、五十音、連続量で分類可能
同じ言葉を何度も使わない
色は3色まで
数値を表すメモリは3~5程度
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Posted by ブクログ
ネタバレ■システムにルールが追いつかない資本主義の限界において、論理と感性の止揚を説く一冊。出版は2017年だが、AIの著作権問題、グーグルの独占禁止法など、現在にも十分通ずる内容。
■正解がコモディティ化し、論理的な正しさが差別化を失う現代、再現性のない「アート」こそがイノベーションの突破口となる事実は重い。
■トップにアート人材を据え、両翼にサイエンス人材(理論派)と、クラフト人材(実行派)を配する組織像は、千利休の精神にも通じる。不要なものを削ぎ落とし、エッセンスを抽出する「美意識」は、単なる趣味嗜好ではない。それは、エージェントリスクを回避し、複雑な事象を「超論理」で捉え直すための、極めて実戦的な知性。
■経営陣の仕事を「与えられたルールで勝つこと」ではなく「ルールそのものを書き換えること」と定義する視座が鋭い。そこには、数値化できない倫理観やストーリー性が不可欠。過去のWinny事件に象徴されるような、美意識なき規制がイノベーションを殺す構図への警鐘は、AI時代の今こそ切実さを増す。
■2017年の刊行ゆえ事例に古さは見られるが、提示されたパラダイムシフトの有効性は揺るがない。頑張る人が報われる仕組みを創るという、経営の根源的な責任。そこに血を通わせるための「美意識」を、我々はどこまで研ぎ澄ませているか。ビジネスパーソンの生存戦略を再定義する、思考の源流。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最大多様の最大幸福、とうい視点は興味深かった。これまでの民主主義で最大公約数をとるという社会政治システムでは限界なことを認識し現代社会の限界を言語化できた気がする。
個人的にはコンサルと陰陽師が似ているであるとか、人は何らかの言葉による呪いをかけられているというところが興味深かった。
人的資本を貯めて能力を高め、社会資本に変換し仲間を作り、それを元に金融資本を増やす。金融資本を時間資本に転換し人的資本に還元するってところが重要な示唆だと感じた。いきなり金融資本を目指すと時間資本を削られて幸福を感じない、まずは自分の能力や人間力を高めることの重要性を改めて感じることができ、視界が開けた気がした。