山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
スライド作成を「早く、分かりやすく、正確に」行う方法をまとめている。本書は、難しい言葉がなく、シンプルな作りで読みやすい。逆に家b、スライド作成の真髄は、実践によるところが大きく、地震の感覚を養うことが大切だと言える。
グラフの選択とチャートの見やすさがスライドの極意である。グラフは、実数値、構成比、指数値の使い分けが大事である。実数値は、絶対的な数字を表すので、見せ方次第で大きく印象が変わることが見受けられる。値の変化を見せるのに有効である。一方で、構成比は相対的な値なので、円グラフや面積図を使うことが効果的で、比率の移り変わりが良く見える。指数値は、長い時間や変化を細かく分析したいと -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白く読んだ。
一方で気になったのは以下の点。
1、「今は第三次ガラガラポン革命の前夜」(第二章)
80年周期から組織が一新されるのは2025年前後という予想。明治維新と太平洋戦争終結による組織の一新からの年数からの推論だが、では明治維新以前の80年前は、あるいは160年前は、と考えていくと……。この種の予想は希望を持たせるためのものなのかもしれないが逆効果ではないか。そもそも尋常ではないレベルの外圧や未曽有の敗戦がなければパラダイムシフトができないということになってしまうのではないか。
2、「アートにもサイエンスにも弱いオッサンたち」(第一章)
前著で欧米先進企業と日本企業との対比をくっ -
Posted by ブクログ
株式会社に勤める私、高い成長率や売上目標が課され、目標達成のための事業企画や営業企画を泣きながら作るような毎日に疲れて手に取った本。
今すぐに大きく変えられる問題ではないけど、本気で変えたいのであれば、この状況を疑問に思っている我々がちゃんと資本主義をハックして少しずつ疑問を呈していくことで、徐々に変えていこう、という仲間を募るような本。他力本願ではダメだと叱責頂いたよう。
今の仕事を続けることが現状維持に加担していることになるので、転職への重い腰を上げる時かと思ったりもする。が、転職が面倒に思えていまだに腰は動いていない。
まずは、今の職場でコンサマトリーな仕事ができるよう、周囲への配慮を始 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書はコンサルのHowについて一通りの整理がなされており、知的生産に関わる方にとっては思考や行動の整理として読むべき一冊だ。
私も現在コンサル企業に勤めているが、コンサル業務は詰まるところ以下7つのステップに集約される。
1. 論点整理と、問いの洗い出し
2. 仮説構築
3. 調査や検証アプローチの設計/スケジューリング
4. 期待値コントロール
5. インプット/情報収集
6. プロセッシング(分析/示唆出し)
7. 行動へのガイド
これらの各ステップについて、本書の内容も併せてまとめてみようと思う。
1. 論点整理と、問いの洗い出し
顧客から依頼がある場合、往々にして論点や課題が整理 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
野球のプロは一軍登録選手
300人だけど
陸上選手の300位は評価きれない
→戦うフィールドは非常に重要
マック 原田氏
従来は作り置き→多額の投資→注文されてから作るスタイル→全支店で!このタイミングで100円マック→多くの人が美味しくなったと実感
マックは体に悪いとわかりながらも売れる
ストーリーがあるから人がついてくる
数字や目標では人はついてこない
▪︎キャリアプラン
正解がないが自分自身をどうプロデュースするか
優れた人はぶれない
意思決定がはやい
努力していると安心する
自分が生きるポジションを理解して
身を置くこと -
Posted by ブクログ
知的戦闘力を高めるための生産性の上がるシステム構築
漠然と取り組みがちな学習に対して背景に照らした視点を明確にしてくれる内容
戦略=テーマ(何について学ぶか)は持つべき
インプットの評価は知識量を増やすことではなくそこから新たな問いの量を増やすことができたかどうかが基準となる。(本やネットで拾えるものをそのまま取り込むことは不効率)
構造化、抽象化が身につけるということ。クロスオーバーに直結。人生三毛作、個性・強み・自己ブランディングはクロスオーバー(=領域をまたがる)知見。
イノベーション、知は予定調和しない。セレンディピティ、偶有性によって生まれる。クロスオーバーが大事。
-
Posted by ブクログ
組織のトップは世代を経るごとに劣化していく、そうして各組織のトップに収まっているオッサンは一流から二流、二流から三流になっていく。
オッサンは長生きはしているものの、それだけでは尊敬には値しない。
ダメなオッサンには、オピニオン(意見)とエグジット(離反)を使って圧力をかけよう。
若者は、組織外でも生きられるモビリティを獲得せよ。
どっちかというと、若者が読む前提で書かれた本でしたね。無能なのに権力の座にすがっているオッサンにどう対応していくか、ということで、所属した組織へ依存しなくても済むようスキルを身に着け、やめるやめないの選択肢を得るという至極当然な結論だったように思います。
あんまり