山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ短期の合理は長期の不合理
短期の不合理は長期の合理
20代にいろいろ手を出して経験して模索する
30代以降に何に集中するか探る。幅を広げる
2割の壁を超えると一気に変化が起こる
市場におけるスキルの価値は「能力や知識の水準」ではなく「需要と供給の関係」によって決まる
AIが正解を過剰供給するなかで人間が担うべき仕事は「見過ごされてきた問題を提起する」こと。 誰もが常識だと考えていること、仕方がないと飲み込んでしまい最早意識されることもない様々な理不尽なことについて問いかけ、現状と異なるあるべき姿について構想する力
教養=リベラルアーツ=自由に思考するための技術
流行のスキルではなく、「他の人にはない、私のユニークな特徴は何か?」について考え、その特徴をどうやってキャリアや仕事につなげるかを考えるべき。
自分で自分のプロデューサーになることが必要
打率よりも打席の数の方が重要
打率1%の人が100打席立てばヒットを打つ確率は63.4%
優れたアウトプットのリターンは、ダメなアウトプットによるロスより程度が大きいことが多い、非対称
パフォーマンスを上げる選択肢 と ゲームに勝つ選択肢 は異なるものである。
人々の発達、成長は「研修の場」だけでなく、「業務の場」においても追求されるべきである
-
Posted by ブクログ
・私たちの眼の前にある現場がどんなにネガティブに見えるものであっても、その状況に対置される「あるべき姿」が構想できなければ、そこに問題は存在しません。つまり「我々が認知的に生成しなければ、すべての問題は存在しない」ということです。
・クリティカルビジネスは、単に経済的な利益を追求するだけではなく、社会的な変革や価値の実現を目的としています。このため、従来のビジネスモデルでよく見られる「シェアの奪い合い=ゼロサム・ゲーム」の考え方とは異なるアプローチ、つまり「市場全体を増やす=プラスサム・ゲーム」を追求します。
・理想的な社会とはどのような社会ではないのか、と言うクリティカルな態度こそが社会運動・社会構想に必要
・人が身銭を切って解決するのは、まずは何をおいても個人的問題。市場原理の枠組みの中では「社会問題」は解決されにくい
・企業は「大きな問題」から順番に解決をしていくので、年を追うごとに社会に残存する問題は小さく、難しくなります。求められる成長は年を追うごとに大きくなっていくのに対して、解決することでリターンをもたらしてくれる問題はどんどん小さく、難しくなっているのです。
・人々は、多数派の意見に触れたときには「表面的な態度は多数派に接近するが、本音は変わらない」のに対して、少数派の意見に触れたときには「表面的な態度は変化しないが、本音は変わる」
・グラミン銀行の画期的にクリティカルだった点は、貧困という問題を「お金の不足」と捉えるのではなく、生活様式・生活習慣が絡んだ複雑なシステム問題として捉え、有志と同時にこの点を改めることを顧客に強く求めたことです。
・「普遍性の低い問題」も、空間軸を大きく捉え直し、「普遍性は低いけれども、グローバルにあまねく存在する問題」としてし設定できれば、非常に大きな経済的インパクトをもたらす魅力的な事業機会になりうる
・複雑なシステムの世界で上手に生きていくということは、時間軸と思考の範囲を広げるだけではなく、結局のところ、思いやりの範囲を広げるということです
・「場所」は意味的な価値を形成するうえで非常に重要です。すでに意味的価値の固まってしまった地域に根城を構えることで、これまで、それらの場所が蓄積してきた意味的価値の影響を大きく受けることになってしまうからです。
・難易度の高いアジェンダは優秀でモチベーションの高い人にとって報酬なのです。一方で凡庸でモチベーションの低い人を逆に遠ざけるという、クリティカルビジネスにおあつらえ向きの非対称性があるのです。
・手元にあるもので始めることで、リスクの低減、ステークホルダーの誘引、学習の加速のメリットがある
・フィードバックの持つ価値は、事業運営に関する選択肢の最も多い初期段階ほど高く、時間を経て様々な選択肢の柔軟性が失われるにつれて減少していきます。「とにかく試してみる」ことによって、事業の早期の段階で良質なフィードバックを得ることが可能になります。
・より大きなシステムを捉える。複雑な状況では、人は大抵、自分に都合の良い視点から問題を捉えます。複雑なシステム問題について関係者の共通理解を形成するために、各人が描く局所的な枠組みを包括する「より大きなシステム」を捉えるコンピテンシーがシステムリーダーには欠かせません。
・生成的な対話を促す能力。内省の結果を各人が他者と共有することで、組織や個人からなる集団がそれぞれの異なる意見をほんとうの意味で聞き、互いの見ている現実を認知的だけではなく、感情的にも理解し合うことが欠かせないステップとなります
・システムリーダーは、変化が生まれ、変化が自律的に継続するような場を生み出すことに注力します
・Leadはもともと「境界線を超える」という言葉を源にしている。単に導くだけでなく、過去の規範や慣習や定石などの「一線を越える」ことにこそリーダーシップの本質があるのであるとすれば、逸脱を許容しない社会からはリーダーもまた生まれない -
Posted by ブクログ
ネタバレセンスとはなにかが分かる。よみやすい。
スキル×センス
役に立つ×意味がある
論理×直観
良し悪し×好き嫌い
すぐに分析×事後性
絶対にうまくいく×ひょっとしたらうまくいくかも
・センスとは具体と抽象の往復運動
・並列箇条書きではなく直列
・起点はセンス。何を知りたいかが一番大切な問い。山の両側からトンネルをほる。
センスは事後性が高い。あとから気づくもの。
黙ってやれという世界にも一定の合理性。
・リベラルアーツとは、自分の価値基準を自分の言葉で説明できること
・P=WTP-C
・横串の前にまずお前が縦串をさせ
タペストリー
横串を通して=関係部門とうまくやっといて
・行き場を失った運動エネルギーが位置エネルギーになっているのではないか -
Posted by ブクログ
サイエンス頼みの意思決定では立ち行かない時代に、アート=美意識を取り戻すための本。
企業競争がコスト/スピード勝負から、「自分の美意識で判断する」フェーズに移った。外のモノサシでは測れない不安定な世界で、アート・サイエンス・クラフトの再バランスが必要だと説く。
「美しいチーム」を選べるリーダーが、課題を突破する時代へ。
日本企業の停滞は“サイエンス偏重”だったと腑に落ちた。内なるモノサシ=美意識を立てることが、リーダーの条件になるというが、アートの感性自信なし。
毎週1回、名画鑑賞やNASA宇宙写真アプリなどを使ったVTSで“見る力”を鍛えてみるか、、、 -
Posted by ブクログ
通勤中の読書で毎日50頁ずつぐらい読み進めて読み終わった。気分を仕事へと切り替えるにおいて、とても心地の良い、面白い本だった。
読む前に想像していた内容よりも、より俯瞰的(捉える範囲や時間軸)な見方が多く言及されており、社会学や歴史学の要素、あるいは多くの参考文献にも触れられており、大変面白く読むことができた。
単に仕事の中での部下、同僚、上司とのコミュニケーションだけではなく経営陣とのコミュニケーションや、仕事を離れたところでのあらゆる場面でのコミュニケーションに活きてくる本。
人は結局は、自分という“フィルター”を通してしか世界を見ることができない。どんなに客観的な見方を意識しても逃れられない。その前提をおいたうえで、また相手も相手の“フィルター”を通して世界を見ていることを理解することで理解しようとする努力ができるのではないか。「(相手が)間違っている」「許容できない」「理解できない」で思考ストップではなく、もう一歩、二歩先に。
参考文献リストも大変豊富にあったので、ここからさらに深堀りしていくこともありか。 -
Posted by ブクログ
「同じことを言っているのに、人によって受け止め方が全然違う。」
仕事をしていると、そんな場面に何度も出会います。良かれと思って任せた仕事が「信頼された」と受け取られることもあれば、「丸投げされた」と感じられることもある。この違いは何なのだろうと思っていました。
山口周さんの『コンテキスト・リーダーシップ』は、その答えを「文脈(コンテキスト)」という言葉で見事に説明してくれる一冊です。
本書が伝えるのは、「優れたリーダーには決まった型がある」のではなく、組織の状況や相手との関係性によって、同じ行動でも意味がまったく変わるということ。リーダーシップとは技術ではなく、「今、この場では何が求められているのか」を読み取る力なのだと気づかされました。
特に印象に残ったのは、IBMを再建したルイス・ガースナーの話です。経営危機のIBMで彼は「今のIBMにビジョンは必要ない」と語りました。一見するとリーダーらしくない言葉ですが、会社が生き残ることが最優先だった当時の状況を考えると、とても理にかなっています。そして実績を積み重ね、組織との信頼関係が築かれた後に「e-business」という未来を示した流れは、以前読んだ『巨象も踊る』ともつながり、とても腑に落ちました。
AIが正解を出せる時代だからこそ、人が担うべきなのは「何が正しいか」を教えることではなく、「今、この組織にはどんな意味が必要なのか」を考えることなのかもしれません。
リーダーだけでなく、部下として働く人にもおすすめしたい一冊です。相手の言動を「良い・悪い」で判断する前に、「どんな文脈だったのだろう」と考える癖がつくだけで、人との関わり方が少し変わるような気がしました。 -
Posted by ブクログ
参考にしたいこと。
•リーダーシップとは、個人の能力やスキルではなく、周囲との関係性から生まれる現象であり、高度に社会的なもの。
・組織に問題がある場合は、必ずリーダーに問題がある。
・マネジメントの本質は行動ではなく、コミュニケーションにある。
・コンテキスト・リーダーシップとは、変化を読む力とそれに応じて編む力の統合体である。
・流動性知能のピークは20歳だが、結晶性知能(知識、知恵、経験知、判断力)のピークは60歳である。
・イノベーションとは生産性を均等に押し上げるものではなく、ボトルネックの位置を移動させるものである。
・最上流と最下流が付加価値の源泉となる一方で、中段はコモディティ化する。
・ボトルネックはAIが代替できないプロセス、具体的には、上流のアジェンダの設定、仮説の構築、下流の実行、実装のプロセスとなる。