山口周のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一般のサラリーマンとして生きていく中で、いつもいろんな社会人がモヤモヤしていることを一つ一つ丁寧に言語化してくれた内容だと感じました。
日頃ニュースやビジネス系の発信者から受け取る情報は見るタイミングによって点の情報で受け取り他とのつながりを考える処理に難しさがありますが、この本を読むことで自身のウェルビーイングを軸に資本をどう分配すべきか考えること、そして家族、仕事、社会、経済にどう自分の価値を届けていくのか繋げながら考えられました。そんなきっかけを与えてくれた本です。
とはいえ、このフレームに当てたらスッキリするのか?と言われると難しさも感じるため、考えながら自分の思考の訓練も必要だと -
Posted by ブクログ
ネタバレ■システムにルールが追いつかない資本主義の限界において、論理と感性の止揚を説く一冊。出版は2017年だが、AIの著作権問題、グーグルの独占禁止法など、現在にも十分通ずる内容。
■正解がコモディティ化し、論理的な正しさが差別化を失う現代、再現性のない「アート」こそがイノベーションの突破口となる事実は重い。
■トップにアート人材を据え、両翼にサイエンス人材(理論派)と、クラフト人材(実行派)を配する組織像は、千利休の精神にも通じる。不要なものを削ぎ落とし、エッセンスを抽出する「美意識」は、単なる趣味嗜好ではない。それは、エージェントリスクを回避し、複雑な事象を「超論理」で捉え直すための、極めて -
Posted by ブクログ
ネタバレ最大多様の最大幸福、とうい視点は興味深かった。これまでの民主主義で最大公約数をとるという社会政治システムでは限界なことを認識し現代社会の限界を言語化できた気がする。
個人的にはコンサルと陰陽師が似ているであるとか、人は何らかの言葉による呪いをかけられているというところが興味深かった。
人的資本を貯めて能力を高め、社会資本に変換し仲間を作り、それを元に金融資本を増やす。金融資本を時間資本に転換し人的資本に還元するってところが重要な示唆だと感じた。いきなり金融資本を目指すと時間資本を削られて幸福を感じない、まずは自分の能力や人間力を高めることの重要性を改めて感じることができ、視界が開けた気がし -
Posted by ブクログ
「『正解』のコモディティ化」という言葉が記憶に残った。
「『人材』のコモディティ化」を意識したのが新入社員の頃。
ほかの人とは違うアプローチで仕事をしようとした結果が今の仕事歴につながっている。
しかし、最近のAI事情からすれば、AIに聞けばある程度の確度で正解が返ってくる。
それを誰でもできるようになったということは、誰もが正解を引き出すことができるわけで、それこそ誰に聞いても同じ回答が返ってくれば考える人はいらなくなる。
ゆえに、「正解」がコモディティ化しているというのは、その通りだと思った。
差異がなくなりコモディティ化において何が必要かというのが本書がいう「アート」で -
Posted by ブクログ
今更ながら、、と思いつつ、スライドのあるべき形を言語化しておくために通読。今更と思って読んでおいて良かった。
・インクは、紙の白に対して「差異」を形成する。この「差異」とは情報そのもの。必要な情報のみを効率的に見せること。
・先方にとって「Surprising」な情報がなければ、その資料は先方にとって余り意味のないものである可能性が高い。更に、「Surprising」な情報が含まれていたとしても、それが先方にとって違和感のある(=「Wrong」)な情報だとすれば、先方の認識を改めてもらうに足るだけの十分なサポートデータが必要。
フォントやチャート使いで綺麗に見せるテクニックも無論習得が必要 -
Posted by ブクログ
かつての行動成長経済危期、バブル期はむしろ考えないことが強く求められた。
今はgdp成長率ほぼゼロ。
組織社会国家の問題を解決するには?発言と離脱。
結果が全てマキャベリと、自分らしさのルソー。その中間のアリストテレス。人生の目的をエウダイモニア=善き生と置いた人。
蛇のように賢く、鳩のように素直に。聖書の言葉。第三の道。
自分でコントロールできる戦略変数は?時間資本。
目的は?人生の最後にウェルビーイングを実現すればいいではない。自分がいつ死ぬかわからない。すぐ死ぬかもしれない。だからいつも、持続的に幸せが目的。
3つのウェルビーイング。自己効力感、社会的つながり、経済的安定性。