あらすじ
ベストセラー『人生の経営戦略』著者の人気既刊書を文庫化!
「競争戦略論で考えると、読書こそが周囲との差別化を図るための最強の投資である」と説き、
独学で自らもキャリアを切り開いてきた著者が、オリジナル読書術&勉強術を明かす。
第1章 「仕事につなげる読書」6つの大原則
第2章 【ビジネス書×何を読むか】ビジネス書は「これだけ」読めばいい
第3章 【ビジネス書×どう読むか】古典には読む「順番」がある
第4章 【教養書×何を読むか】好きな本を読んで「ライバルと差別化」する
第5章 【教養書×どう読むか】情報の「イケス」をつくれ
第6章 「書店を散歩する」技術
第7章 「本棚」で読書を仕事につなげる
【これだけ読めばいい! 「ビジネス書マンダラ】と読書リスト付き~
・イノベーションのジレンマ
・競争優位の戦略
・企業参謀
・経営戦略の思考法
・小倉昌男 経営学
・巨象も踊る
・ルネッサンス
・石橋を叩けば渡れない。
・稲盛和夫の実学
・グロービスMBAファイナンス
・コーポレート・ファイナンス
・経済性工学の基礎
・マネー・ボール
・戦略的思考とは何か
・決断の本質
・組織の経済学
・U理論
・組織は戦略に従う
・「空気」の研究
・企業文化
・燃えよ剣
……ほか多数収録
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読書を意識的に始めて1年が経ちこの読書は、身になってるの?と一度立ち止まってみようと思いこの本を読みました。
毎月10冊以上読むようになってからは、読みたい本がないということはなくなりましたが(積読がどんどん増えていく方が多い)、本の選び方も偏ってきていると思い別の視点で本探しをしようという思惑にピッタリの本でした。
さまざまな本を読むと行き着くところは、宗教、哲学、経済が必要なんだと気づきます。
しかし、日本の義務教育ではこの3つとも取り上げることはなくベースの考え方がありません。
この本では、その不足している分を補うベースとなる本を作者マンダラケ(図)で表し、かつ読書方法について書かれています。
※宗教についてはあまりありません。
これを頼りに読み進めると一皮剥けそうな気がするので、これから一冊ずつ読み進めていきたいと思います。
Posted by ブクログ
専門性と広く浅くを両立させたくてたまらなくなり、読書意欲を物凄く刺激される。「ビジネス書マンダラ」に紹介されている本とは今までほぼ縁がなく、だから読書が仕事に直結していなかったのかと思い当たる。「イケス」は実行してみたいが、作業が面倒。より楽にできる方法を検討したい。
Posted by ブクログ
読書は「量」より「質」だ——本書を読んで、そんな当たり前のようで見落としがちな視点に改めて気づかされました。
山口周さんは、読書を「時間の投資」として捉えています。限られた時間の中で、どの本にどれだけ時間を使うか。その判断基準を持つことが、読書の質を高める第一歩だと感じました。気分に合わない本は無理に読まなくていいし、複数冊を同時並行で読むことで「今の自分」に合う本と自然に出会える。著者自身が10冊以上を並行して読んでいるというのも、読書に対する自由な姿勢を象徴しています。
また、「読書は忘れるためにする」という考え方も印象的でした。大事な部分だけを転記しておき、脳の容量を空ける。必要なときに外部ストックから情報を引き出せるようにしておくことで、安心して忘れられる。これは、日々のメモやタスク管理にも通じる考え方で、実践的なヒントが多く得られました。
「本棚は外部化された脳」という表現も秀逸です。本棚を眺めながら思考することは、著者との対話に近い行為。何年も開いていない本は、もはや対話の相手ではない——この指摘にはハッとさせられました。本棚の整理を通じて、自分の思考の棚卸しもできそうです。
読書に対する価値観を見直すきっかけになる一冊でした。読書を仕事や日常に活かしたいと考えている方には、特におすすめです。
Posted by ブクログ
一回読んで満足していないか。ただの物知りになっていないか。気付かされた本。
そもそも読むとは何か。文字を一言一句最後まで読むことが読書?自分自身そうではなく、読んだ知識を仕事や人生に活かしたいと思って読んでいるつもりが気づけば最初から最後まで読んで非効率に、しかも読んだことが活かせてないように思えて、正しい読み方、本との向き合い方を教えて貰った。
パレートの法則に従って自分にとって必要な情報は2割。
それを効率よく見つける為にまず、目次からまとめの章を探す。
まとめを読むだけで本のメッセージが分かる。
その後気になった章の一文を読んで見る。
面白いか面白くないかで読むか飛ばすかの判断。
ビジネス書と教養書で読み方がちがうが
教養書は読んですぐに仕事に活かせるとは限らないので、いつでも情報を引き出せる様に
ノートにまとめる。
ノートのコツは最低3回読む
1回目は興味深い箇所をどんどんペンで線を引いていく。
ポイントではなく、文全体を引くことで読み直した時にすぐ思い出せる様にする
知識は入れるだけでなく抽象化する
抽象化=要するに○○であると自分で仮説をたてる
2回目は線を引いた箇所からより重要に感じた箇所をピックアップする
3回目は転記する
何故面白かったか?
ビジネスや生活における示唆
具体的アクションの仮説
得た情報を忘れてもいいように、忘れた時に思い出せる様に自分の中でまとめて転記することで
すぐに振り返る様にできる様にする
Posted by ブクログ
読書を仕事に活かす為の考え方がまとめられている本。タイトル通り、仕事につなげるという意味では有益な内容でした。
紹介されていたおすすめビジネス書は読んでみたい。
今後は「仕事に活かす」ということを意識しながら読書したい。
とはいっても、好きな小説をのんびり読む時間も大事にして読書を楽しみます。
Posted by ブクログ
この本は10年前に読んではいたものの、文庫化されたとのことで実質的には再読です。
大事なところに線を引いたり、読書メモを簡単につけたり、ということはこれまでも行ってきており、確かに血肉になっているようには思います(私はエバーノートではなくGoogle Keepを使っています)。
また、本書で提示されているビジネス書マンダラのようにきれいには描けないですが、自分なりのテーマを見つけてマンダラ化していたりします。
ビジネス書については多くの本が元本となるものがある、というのはその通りで納得感があります。私も5年ほど前から新刊のビジネス書がつまらなくなり、やたらめったら読むことをやめました。
最近なかなか本を読む時間が取れなくなったと感じていましたので、またこの本に記載されている基本に戻り、読書ライフを楽しもうと思います。
Posted by ブクログ
読書をしたいが、気が進まない時に気になって読んだ本です。著者の本の読み方や考え方が書かれた本で、全てが全て納得するわけではないが、そこが面白く、読書術とともに著者の考え方の傾向知れて面白かったです。
私は、一冊を読み切るまで、他の本は読まないようにしていましたが、何冊か同時並行で読むようになったおかげか、1日の読書量が増えました。この本を読むことで、本をどのように読むか、どう生活に活かすかなど、読書に対する意欲が湧くような本です。全ページ読まなくても良いと思いますが、おすすめの本です。
Posted by ブクログ
読書に対しての価値観が変わる。
読書に対して所持していた罪悪感を「自然と発生するもの」として捉え、開き直ることから発生する新たな気づきにカルチャーショックを受けた。
本を汚く読むこと
ビジネス書と教養書の読み方、記録の仕方の違い
ビジネス書への向き合う順番、
ビジネス書マンダラ
書店の散歩
など。
自然と取り組んでいたこともこのように文章に落としてもらい、顕在化してもらうことで、新たな発見があった。
2015年の書籍なので、多少の古さは感じる。
記載のあるエバーノートは、当時は良かったが、個人的にはNotebookLMもおすすめです。
Posted by ブクログ
・読書は拾い読みでいい
目次で気になったとこだけ
→パレートの法則
大事な部分の80%は20%の部分に
記載されてる
・ビジネス書は狭く深く
→古典を読む
教養書は広く浅く
→どこで知識が使えるかわからないため
・1冊を読み終えるまで次の本を
読まないのではなく10冊以上同時に読む
→1冊だと気分に乗らないと読めないが、
10冊以上読んでいるとどれかの本が
その時の気分にヒットする可能性が高くなる
・本を読んでいて書いてある内容に対して理解ができなかった場合や面白いと感じなかった場合は10ページ飛ばしてみる→さらに読んでいて合わない場合はさらに10ページとばしてみる→それでも合わない場合は一度本棚にしまう
・ビジネス書のベストセラー本は読まなくていい
→古典で書かれていることが違う表現とかで書かれているだけ
・本との相性のチェック法
概要を読む→目次読む→気になったページ1ページ読む
面白かったら買い→よくわからない、つまらないの場合は50ページぐらい飛ばしてもっかい読む
何度か繰り返しておもろくなかったら買わない
Posted by ブクログ
友達に勧められて読んだ本。
巻頭と巻末にある「ビジネス書マンダラ」だけでこの本の値段は回収出来てるんじゃないないか?という気になる。
本を汚しながら読む、書き込んで完成させる、など、僕は性格的に向いてないな、と思うところも多くあったけど、リベラルアーツ系の本を読む際に参考にしようと思うところも多々あった。
このマンダラに記載のある本を、まずは1冊手に取ってみようと思う。
Posted by ブクログ
ビジネス書でよくみる著者なので読んでみた
この本で推奨していることの全体の7割くらいはやっているような状況でちょっと安心した。できてないのは、良かった本の再読と、教養本の読書と、自分のプロデュースの思考あたり。良かった本の再読は今まであまりしてこなかったが、ここ5年くらいで響いた本をもう一回読み直すと1回目とは違う示唆が生まれるかも。今までは同じ本を読むのは時間の無駄な感覚が離れなかったが、その思考は無くなった。少し頭が柔らかくなった気がする
多読から自分の強みをどう捉えるかというのもなかった視点。ジョブズのデザイン×コンピュータの例は非常に分かりやすい。好きな分野でどんな掛け算が自分にとって良いか考えるきっかけとなった。
本棚は今度大きいものが家に入るので、カテゴリー別に整理してみて、本と本の組み合わせからいろいろ発想してみようと思う
Posted by ブクログ
ほんの読み方のひとつの方法。
これを全てマネしたからといって著者になれるはずないけど
自分なりのやりかたで読み流さず自分の知識や礎にしてはじめて身になるっていうことはよくわかった
Posted by ブクログ
●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。
山口さんだし、本をお金にしたいと日頃から考えてたので。ただし!パラッと見たが、マーカーの線引きをすすめてたので、自分には合わない箇所があった。あと、たぶんあえて「仕事につなげる」というタイトルにしたのかもしれないが、私的にはすとれに「読書をお金稼ぎにつなげる」と書いてたら、すぐ買ってたな。
東京大学・書籍部スタート。
Posted by ブクログ
本を読んでいるけど、身につかないと思っていて手に取った本。
だいたい書いてあるようなことは自然としていた。
役に立ったのは、私は常に20冊ぐらい読みかけだったり読んでない本がある状態で、それはどうなかと思っていたけど、本には読む気分のモードがあるから、その気分に合うように常に同時進行で複数の本を読むことがいいらしい。
あと、これはという本をひたすら読むのが良いとのこと。これだけ読めばいいビジネス書マンダラが記載されていて、これから制覇していこうと思う。
・リベラルアーツに関連する本は、役に立つかどうかよりも、面白いかどうかのほうがずっと大事な評価軸。
Posted by ブクログ
この著者の以前の著作「外資系コンサルの知的生産術 (光文社新書)」などにもあった、知識・情報の収集方法をまとめなおした内容。
大きなアップデートや変更はなさそうな様子。
Posted by ブクログ
勉強になりました。元の本読んでました笑
■ 私のポイント
・読書は投資。費用対効果を得るために2割を得て8割は捨てる
・本は読んだあとに得たもの活かさないと意味がない
・ビジネス書は即実践
・教養書は大事なところ5-9箇所を選定して電子化、あとは忘れる(選定も覚えるためのポイントとなる工程)
・1回目線引く、2回目線から選ぶ、3回目転記する
・ファクト→抽象化→アクション
・本をノート化してガンガン書き込む
・教養書が人との差を生む
■ アクション
・イケス作る
・色々本を読む