山口周のレビュー一覧

  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    著者山口周さんは「人文科学と経営学の交差点で仕事をする」戦略をとる。過去作も世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?など印象的な作品が多い。

    本書には今ビジネス社会におきている新たなパラダイムの台頭について書かれている。多くの人が「そういうものだ」「仕方がない」と甘んじて受け入れている現状に対して批判的な考察を行い、現状とは異なる「あるべき姿」を提示することで、多くの人が共感する「新しい問題」を生成してビジネスを生み出すのがクリティカルビジネスであると。

    そういえばSDGsがどうだと騒がれ出して久しいが、身の回りを見渡せば、ランニングシューズの生地に再生材が使われ出すとか、ストローがプラか

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    2025年01月26日
  • 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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    広く深く哲学には通じている著者の見識に感心した。哲学の結論だけではなく、その結論に至った経緯や視点の転換に注目する、という考え方は納得であった。オーディブルで聴いて概要は分かったので、今度は書籍版でもう一度精読したい。

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    2025年01月03日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    リベラルアーツは常識にとらわれずに「問い」を立て、イノベーションを生むために必要な、知恵の基盤だと解釈した。
    リベラルアーツを通じて普遍的な常識と疑うべき常識を区別できる。
    歴史、宗教、哲学……etc.の古典と呼ばれる書籍も、今後は食わず嫌いせずに貪欲に取り込んでいく。

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    2024年12月28日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    既存の社会システムの中で上手く儲けようという思考の人が跋扈する世の中において、クリティカルビジネスによってシステムを少しでも良きものにしていこうという生き方に確信を持てた。

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    2024年11月27日
  • 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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    哲学を生活や仕事上へ活きた形で実装できる。個人的にこれまで言語化できなかったがなんとなく感じていた違和感などを哲学として説明されており、頭の中の言語化が進んだ。

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    2024年11月25日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    グローバルやイノベーションは思考停止ワードになりがち。イノベーションは予定調和ではないので、そういうワードを連発する会社は得てしてイノベーションから遠い。創造とは新しいものを作り出すことではなく、既存の要素を組み合わせることに他ならない。面白そうな読みたい本を読む。ただし共感性の高い本ばかり読んでも知識のアップデート効果は低い。日本語はマイナー言語なので、情報検索の上では英語でのインプットも心がける。「違和感」を大切にする。

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    2024年11月01日
  • ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す

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    やはりこの人の本は面白い。というか、共感することが多い。コンサマトリーという言葉でまとめられたありたい姿。やや抽象度が高いこともあるが、考えしろを与えられているものとも考えられる。資本主義というもののあり方を改めて考えさせられる。役に立つことを超えて、意味をどう生み出すか。同じモノづくりにおいても、その捉え方で何を結果として求めるのかが変わりそう。何をもってして豊かとするのか今一度考えてみたい。

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    2024年10月26日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

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    スライドでの重複を減らす。
    インク量を減らす。
    スライド作成は引き算。
    図解表現は非常に勉強になった

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    2024年10月17日
  • ニュータイプの時代―――新時代を生き抜く24の思考・行動様式

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    バブル、リーマン、震災、20世紀、令和、コロナなどなど何かのインパクトを境にして、世代分けして比較しているよくある内容と感じました。
    著者の考えでまとめられているので、とても共感できるところあり、難しく感じるところあり、新しく聞く考え方ありで読み応えのある書籍でした。

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    2024年10月16日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    市場のニーズを調査しそれに応える従来型のビジネスに対比して、市場や顧客に批判的な=クリティカルな立場を取るビジネス(クリティカルビジネス)を今日より重要なビジネスのあり方として紹介している。
    筆者の主張は明確で、私自身も概ね賛成であるのだが、自分の主張を補強するために事例となる企業を一面的に切り取っているように見られる部分もあり、「クリティカル」に読むと躓いてしまうときもあった。
    ブルネロ・クチネリについては初めて知ったが、よい企業のあり方だなと感じた。

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    2024年09月29日
  • 仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し 改訂『天職は寝て待て』~

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    読後感としては、取り立てて心に残るものはないな、という感じ。でもあわてて転職しなくていいかな、という気持ちにはさせてくれた。

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    2024年09月22日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

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    スライド作成における基本事項が過不足なくまとまっている良書。
    スライドの良し悪しはメッセージで決まる、という主張には納得した。

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    2024年09月07日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    これからのビジネスの主流と目されるクリティカル・ビジネスの解説書。

    成熟社会において、批判的考察を通して、遠くの・未来の他者への共感から、「歓びに充ちた節制と解放する禁欲=joyful sobriety and liberating austerity」(イヴァン・イリイチ)の実践(この言葉が個人的には一番気に入った)など、
    社会とビジネスの課題を解決を目指すための、実例とアプローチ方法が多数述べられている。

    これからの社会人だけでなく、これまで既に会社人人生を送ってきた壮年層含め、今後の生き方を見つめるのに最適なボリューム感の著作。

    まずは行動から。

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    2024年08月15日
  • 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~

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    ◾️目的
    おっさん化する自身についてセルフチェックするため。最前線に居続けられるおっさんになるためひ。

    ◾️本質
    学び続けよ

    ◾️感想
    おっさんが暴走する理由について構造的に紐解かれていたのは、なるほどであった。そして、なぜ組織が劣化していくかの考察も納得感のあるものであった。

    ◾️ポイント
    ・年齢だけでリスペクトするのはNG
    ・自らの真善美を持つことが大切であり、それを磨き続けることも大切。
    ・オピニオンとエグジットを使い分けて、闘争する。特にエグジットは明確に有用
    ・転職などを踏まえた自らをストレスフルにする環境を作ることによって成長できる。

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    2024年08月13日
  • 世界で最もイノベーティブな組織の作り方

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    メモ

    日本は権力格差指標が高い

    リーダーシップは、文脈に照らし合わせる必要がある。フォロワーとの、関係性、もしくは周囲の環境との関係性の中で成立する概念。

    6つのリーダーシップスタイル
    指示命令
    ビジョン
    関係重視
    民主
    率先垂範
    育成

    是非は文脈=コンテクスト次第
    いのべーていな組織はビジョン型が多い。

    リーダーの仕事はビジョンを示すこと。
    ビジョンに求められるとこ。where、why、how。換気力のあるwhere。共感のえられるwhy。納得できるhow。

    イノベーティブな組織
    人材の多様性。
    常に自分の意見を持ち、口に出すこと
    人に意見を求めること。指示待ちと嘆く前に、意見を

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    2024年08月11日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    現代を生き残るためにリベラルアーツを学ぶ。。。趣味で本を読み続けて来た自分にとって、ありがたい時代だ。興味の赴く間に集めた情報が活かせる!この本はそんな考えを後押ししてくれて、また「もっと学べ!」と背中を押してくれる。小手先のテクニックじゃないんだな。生き残れない、気付かされました。

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    2024年07月25日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    今に始まった訳ではないが、世の中を生き抜くためには、専門外の領域でも自分の意見を考え、発言できるための教養であるリベラルアーツが必要である。これは、物事の本質、生き方の本質とは何かを常日頃意識して身につける必要がある。これには「人・本・旅」が必要と出口氏が発言している。本は古典になっている名著が良い。『菊と刀』では、西洋を「罪の文化」、日本を「恥の文化」と称しているとのこと。とても納得。コロナ対策時に営業自粛を守らないパチンコ店の話をイタリア人の夫に伝えたら、なぜそれがペナルティーになるのか理解できないと言われたヤマザキマリの話も面白かった。
    情報が溢れる現代において、社会の本質を見抜くレンズ

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    2024年07月24日
  • 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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    様々な哲学者を取り上げているが、それを時代別や思想別に並べず、現代的・日常的なテーマを設定し、それにあてはまる哲学思想を分かりやすく説明してある。
    そのため、特に”哲学とは”と大上段に構えて読むのではなく、それぞれのテーマに興味を持ったところを読むだけでも参考になる。
    様々なテーマを見つけ、そこにうまく哲学者をあてはめた作者の力量が見事。
    文章も読みやすく、意外と?楽しめる。

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    2024年07月23日
  • 仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し 改訂『天職は寝て待て』~

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    ネタバレ

    【フラットな立場からの転職アドバイス】

    ・キャリアアンカーで「何が譲れないのか」を明確にすること
    ・「英語」はやっぱ頑張る
    ・クランボルツ、偶然を呼び込む為にまずは目の前の仕事、人を大切に。宙ぶらりんの自由に耐えてチャンスを待つ。

    転職のリスク、コストをフラットな語り口で伝えてくれるので、肩に力を入れずに読めました。

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    2024年07月22日
  • ニュータイプの時代―――新時代を生き抜く24の思考・行動様式

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    【どんな本か一言で】
    ざっくり言うとこれまでの古い人間のタイプは、マジで淘汰されていくよ。だから新しいタイプの人間になる必要があるよ、という話。
    その思考法について書かれている。

    時代背景として、この世はモノで溢れかえっている。また、正解を出す事の価値が下がってきている。
    これからは「意味」と「問題提示」が必要。

    【ちょっと一言】
    山口さんの本は、面白い。
    だけど難しい言葉、他の本の引用も多く少し読みづらい。カロリーが高く胃もたれする。
    だけど面白い。
    一気に読めないから休み休みやみました。

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    2024年07月20日