山口周のレビュー一覧

  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    ネタバレ

     美意識に限らず、人の感性に訴えるものが重要視されてきているというのは、近年の世界的な潮流です。
     例えばアメリカでは、二〇〇八年のリーマンショック以降、マインドフルネスが一種のムーブメントになっています。シリコンバレーでは、トレーニングとして取り入れていない会社はないほど普及しています。マインドフルネスとは、「いまという瞬間に意識を向けるもの」で、言うなれば外部ではなく、自分の内部に目を向けていくための手法です。創造性の源にもつながっているのではないでしょうか。
     世の中は、何かが過剰になり何かが稀少になると、なんとかバランスをとろうとする動きが常に生まれるものだと思います。例えば、一九七〇

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    2025年04月16日
  • ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す

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    山口周さんの本は毎回面白い。
    「ビジネスは既に役目を終えている」から始まって、ベーシックインカム云々の話に繋がった。まぁどうあるべきかについて正解はでないけど、現状のビジネスという立ち位置について理解が深まった。

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    2025年04月14日
  • 人生の経営戦略 自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20

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    結構面白かった。人生を経営戦略の視点で色々教えてくれる。
    特に、時間資本→人的資本→社会資本→金融資本の変換は面白かった。
    「好き」や「楽しさ」が長期的な価値を生むという記載もあったので、内発的動機を大切にしたい自分に深く刺さった。

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    2025年10月15日
  • 知的戦闘力を高める 独学の技法

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    内容、主張、具体例、の一部は、同著者の『自由になるための技術 リベラルアーツ』と重複している。よりハウツー的な要素を知りたい人は本書の方がオススメだと感じた。

    以下は本書の内容の解釈。

    Q:独学の戦略の本質は何か?
    A:自分の本性や興味関心を起点として、自分らしい「問い」や「論点」を持つこと。

    Q:アウトプットを極大化するためのインプット(読書)技法の本質は?
    A:日常の疑問を捕まえて「問い」を持って読書する。長期的視点よりむしろ偶発的な興味関心で関連分野もまとめ読みすること。古典作品を深く繰り返し読むこと。

    Q:本質を掴み生きた知恵に変えるにはどうすればよいか?
    A:得られた知識を抽

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    2025年02月19日
  • ChatGPTは神か悪魔か

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    タイトルが象徴するように、未知なモノに対しては、どうしても「敵か味方か」を分けたくなる。その後、敵でも味方でも自分と比較して能力を識別する。それは、社会性生物が個の生命を守るための本能みたいなものだろう。ChatGPTに関してもこれ。だからよくある議論は、ChatGPTが仕事を奪う(悪玉説)、でも新規性は無いしハルシネーションもある(悪の弱点)、故に最終判断や更に創造的な活動は人間が担う(正義は勝つ)みたいなパターン化したもの。そういう話でも良いのだが。

    何冊か読んできて、そこに書かれている内容では無いが、私の思考は次の通り。今のAIの弱点は、ある段階の哲学や価値観によるものである事と、個人

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    2025年02月17日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    問いに答えるためにインプットをする、という部分がとても参考になった。自分で情報収集するときももちろんだが、部下に仕事を振るときにも良いやり方だと思う。
    目的型でのインプットも大事だが、定常的に・乱読的にインプットをする習慣もまた大切とのこと。そして、インプットした情報は検索可能にしておくこと。得た知識をいったん忘れるために、ノートを取るのもしっくりきた。
    断片的な知識や知恵の羅列のような印象の本だが、それでいいと思った。自分の経験や立場と照らし合わせて、取り入れられそうな知見があればそれを活用すれば良い。しばらくしてからまた読んでみたい。

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    2025年02月12日
  • 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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    ところどころ著者特有の論理の飛躍や論理の一貫性の欠如に基づく批判があったりして首を傾げる箇所はありつつも、新たな知見がテンポ良く得られて有意義な書籍だった。
    以下、心に残った箇所。
    【人】
    多少理不尽が混じっている方が人は動く(カルバンの予定説からの論理的発展として)。
    報酬連動じゃない方が成果は上がる(デシ)。
    人々の妬みややっかみを刺激することでブランドは成り立っている(ニーチェのルサンチマン)。
    自由とはあまりにも苛烈な責任を伴う(フロム、サルトル)。
    悪とはシステムを無批判に受け入れてむしろ真面目に働く者によってなされる(アーレント)。
    人が良心と道徳に従って行動できるかは、同じ道徳に

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    2025年01月25日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    著者山口周さんは「人文科学と経営学の交差点で仕事をする」戦略をとる。過去作も世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?など印象的な作品が多い。

    本書には今ビジネス社会におきている新たなパラダイムの台頭について書かれている。多くの人が「そういうものだ」「仕方がない」と甘んじて受け入れている現状に対して批判的な考察を行い、現状とは異なる「あるべき姿」を提示することで、多くの人が共感する「新しい問題」を生成してビジネスを生み出すのがクリティカルビジネスであると。

    そういえばSDGsがどうだと騒がれ出して久しいが、身の回りを見渡せば、ランニングシューズの生地に再生材が使われ出すとか、ストローがプラか

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    2025年01月26日
  • 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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    広く深く哲学には通じている著者の見識に感心した。哲学の結論だけではなく、その結論に至った経緯や視点の転換に注目する、という考え方は納得であった。オーディブルで聴いて概要は分かったので、今度は書籍版でもう一度精読したい。

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    2025年01月03日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    リベラルアーツは常識にとらわれずに「問い」を立て、イノベーションを生むために必要な、知恵の基盤だと解釈した。
    リベラルアーツを通じて普遍的な常識と疑うべき常識を区別できる。
    歴史、宗教、哲学……etc.の古典と呼ばれる書籍も、今後は食わず嫌いせずに貪欲に取り込んでいく。

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    2024年12月28日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    既存の社会システムの中で上手く儲けようという思考の人が跋扈する世の中において、クリティカルビジネスによってシステムを少しでも良きものにしていこうという生き方に確信を持てた。

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    2024年11月27日
  • 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

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    哲学を生活や仕事上へ活きた形で実装できる。個人的にこれまで言語化できなかったがなんとなく感じていた違和感などを哲学として説明されており、頭の中の言語化が進んだ。

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    2024年11月25日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    グローバルやイノベーションは思考停止ワードになりがち。イノベーションは予定調和ではないので、そういうワードを連発する会社は得てしてイノベーションから遠い。創造とは新しいものを作り出すことではなく、既存の要素を組み合わせることに他ならない。面白そうな読みたい本を読む。ただし共感性の高い本ばかり読んでも知識のアップデート効果は低い。日本語はマイナー言語なので、情報検索の上では英語でのインプットも心がける。「違和感」を大切にする。

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    2024年11月01日
  • ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す

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    やはりこの人の本は面白い。というか、共感することが多い。コンサマトリーという言葉でまとめられたありたい姿。やや抽象度が高いこともあるが、考えしろを与えられているものとも考えられる。資本主義というもののあり方を改めて考えさせられる。役に立つことを超えて、意味をどう生み出すか。同じモノづくりにおいても、その捉え方で何を結果として求めるのかが変わりそう。何をもってして豊かとするのか今一度考えてみたい。

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    2024年10月26日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

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    スライドでの重複を減らす。
    インク量を減らす。
    スライド作成は引き算。
    図解表現は非常に勉強になった

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    2024年10月17日
  • ニュータイプの時代―――新時代を生き抜く24の思考・行動様式

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    バブル、リーマン、震災、20世紀、令和、コロナなどなど何かのインパクトを境にして、世代分けして比較しているよくある内容と感じました。
    著者の考えでまとめられているので、とても共感できるところあり、難しく感じるところあり、新しく聞く考え方ありで読み応えのある書籍でした。

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    2024年10月16日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    市場のニーズを調査しそれに応える従来型のビジネスに対比して、市場や顧客に批判的な=クリティカルな立場を取るビジネス(クリティカルビジネス)を今日より重要なビジネスのあり方として紹介している。
    筆者の主張は明確で、私自身も概ね賛成であるのだが、自分の主張を補強するために事例となる企業を一面的に切り取っているように見られる部分もあり、「クリティカル」に読むと躓いてしまうときもあった。
    ブルネロ・クチネリについては初めて知ったが、よい企業のあり方だなと感じた。

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    2024年09月29日
  • 仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し 改訂『天職は寝て待て』~

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    読後感としては、取り立てて心に残るものはないな、という感じ。でもあわてて転職しなくていいかな、という気持ちにはさせてくれた。

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    2024年09月22日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

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    スライド作成における基本事項が過不足なくまとまっている良書。
    スライドの良し悪しはメッセージで決まる、という主張には納得した。

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    2024年09月07日
  • クリティカル・ビジネス・パラダイム――社会運動とビジネスの交わるところ

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    これからのビジネスの主流と目されるクリティカル・ビジネスの解説書。

    成熟社会において、批判的考察を通して、遠くの・未来の他者への共感から、「歓びに充ちた節制と解放する禁欲=joyful sobriety and liberating austerity」(イヴァン・イリイチ)の実践(この言葉が個人的には一番気に入った)など、
    社会とビジネスの課題を解決を目指すための、実例とアプローチ方法が多数述べられている。

    これからの社会人だけでなく、これまで既に会社人人生を送ってきた壮年層含め、今後の生き方を見つめるのに最適なボリューム感の著作。

    まずは行動から。

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    2024年08月15日