あらすじ
戦略からインプット、抽象化・構造化、ストックまで、知識を使いこなす最強の独学システム。MBAを取らずに独学で外資系コンサルになった著者の武器としての知的生産術。歴史・経済学・哲学・経営学・心理学・音楽・脳科学・文学・詩・宗教・自然科学……武器になる教養書11ジャンル99冊必読ブックガイド付き。
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Posted by ブクログ
リベラルアーツ(=教養)は身につけたいが、何だか小難しくとっつきにくい印象がある。そこを学びたい関心が高まったため本書を読んでみた。記されたことを全てやるには時間が足りないので、できることから始めていきたい。早速読書メモをまとめて実践したい。
Posted by ブクログ
知的戦闘力を高めるという目的に沿って分かりやすく、戦略立案、ストック、構造化・抽象化、ストックの順に解説されていました。上記は予定調和的に行われないということも踏まえながらも、戦略的に考えて、知的戦闘力を高めていきたいと考えさせていただける一冊でした。また、お勧め本も興味を持ったものは読んでいきたいと思いました。
Posted by ブクログ
勉強は無目的でいい
自由に好きなことを学ぶ
いつの日かそれがいきる
リベラルアーツは基本の学問
何にでも使える
ビジネス書のような要約本では
背景が理解できず血肉にならない
古典を何回も読んで血肉にする
Posted by ブクログ
ジャンルよりテーマ。
濫読
プリコラージュ
キャリアは予測できないし、するべきでもない。
教養はあるが仕事ができない人にはなるな。そりゃそうだ。。。
Posted by ブクログ
知識を持っているだけでなく活かし方が大事
・知識の廃れが早いから勉強しろ!独学大事
・全てを学べないから学ぶ分野を決めておけ
・人生の大半は偶然だから、役に立つより面白いかで判断
・自分の既に持っている軸に+αでアイデアを出せ
・古典に触れろ
・知識は体系化し応用
・とにかくインプット
Posted by ブクログ
ジャンルで選ぶなら、テーマをたてろ。
今年は50冊以上、実力向上のために本を読もうと思ってたのでとても気づきの多い本でした。
最大の気づきは、ジャンルで選ばすテーマで選び、独学の戦略の方向性をつけること。
特にファイナンスに絞って読み漁ろうと思ってたのですが、例えば「ファイナンスの観点でどう組織をまとめ企業価値を向上させるのか」など、いくつかテーマをまとめインプットの戦略を立てる。これにより実践(アウトプット)まで意識されたインプットになり、効率が上がり、知のストックも構造化が可能となる。
Just do it
Posted by ブクログ
独学をシステムとして捉え、説明していることが特徴的な書籍。
戦略
インプット
抽象化・構造化
ストック
この4つを構築して、知的生産システムとする。
ジャンル別にお勧めの書籍9冊ずつ紹介されている。
まずは、学ぶべきテーマを何にするのかを思い浮かべて、いくつかのジャンルから書籍を選んぶことから始めてみてはいかがだろう?
人生100年の時代、社会と関わり続けるかぎり、学び続けないと変化に取り残される。何より、学ぶことは楽しいこと。楽しみ方の一つの方法を本書で学べる。
Posted by ブクログ
・知識をストックしていつでも引き出せる状態にしておく
・自分ができて当たり前のことを深掘りすることで武器となる
・抽象化して仮説を立てる。実行して反省することで経験となり地肉になる
Posted by ブクログ
『独学の技法』を読んで
独学というテーマに興味があり、タイトルから独学の具体的な方法が学べそうだと思い手に取った。本書では、まず「なぜ独学が必要なのか」という背景から始まり、独学を進めるための具体的な方法、そして最後にはリベラルアーツとして読むべき本がいくつか紹介されている。
最初はノウハウ集のような内容を想像していたが、実際には「行動の目的」や「思考のプロセス」にまで踏み込み、理論的かつ実践的に解説されており非常に学びが多かった。特に印象的だったのは、「システムとしての抽象化」という考え方だ。これは、単に本の内容を要約するのではなく、そこから導かれる原理を「どんな状況にも応用できる仮説」として再構築するという発想であり、新鮮だった。
今後はこの抽象化のプロセスを、自分の読書ノート作成にも取り入れてみたいと思う。また、巻末で紹介されていた本の中にも興味を引かれるものが多く、今後の学びを広げるきっかけになりそうだ。
Posted by ブクログ
有意義な内容ではあったが、ビジネスマン対象に書かれているため少し効率重視な感じがした。
リベラルアーツといわれる幅広い教養を得ることで、問題解決能力を高め、知的戦闘力を高める。
つまり様々な分野の知識を吸収することで、分野超えた幅広い解釈や洞察が出来るというわけだ。
変化の激しい現在では、インプットした情報は短期間で陳腐化してしまうため、「覚えないこと」を前提にし、その情報を自分なりに抽象化・構造化したうえで、外部のデジタル情報として整理しストックするという「脳の外部化」を提唱している。(p8)
後半では、それぞれの分野のお勧めの本が紹介されている。
私自身、これからは古典や長年にわたって読まれている本を読もうと思っていたので、非常に参考になりそうなラインナップである。
Posted by ブクログ
ついつい、自分の弱点を埋める書籍を選びがち。ただ、時間には限りがあるし、「何を学ぶのか何を学ばないのかを明確に」する事を意識して自分の軸を強化しておかないとと思った。とりあえずはリベラルアーツと言われる領域にも手を出してみよう。
Posted by ブクログ
納得感の強い本でした。
内容は山口周さんの他書籍と重複する箇所もいくつかありましたが、今この時フットする本という所が、
最近の自身の読者体験でも大いに共感する内容でした。
リベラルアーツを学ぶ初心者向けの本の紹介などあり、
教養をビジネスに繋げたいと思う方へのとっかかりには良い本だと思いました。
Posted by ブクログ
内容、主張、具体例、の一部は、同著者の『自由になるための技術 リベラルアーツ』と重複している。よりハウツー的な要素を知りたい人は本書の方がオススメだと感じた。
以下は本書の内容の解釈。
Q:独学の戦略の本質は何か?
A:自分の本性や興味関心を起点として、自分らしい「問い」や「論点」を持つこと。
Q:アウトプットを極大化するためのインプット(読書)技法の本質は?
A:日常の疑問を捕まえて「問い」を持って読書する。長期的視点よりむしろ偶発的な興味関心で関連分野もまとめ読みすること。古典作品を深く繰り返し読むこと。
Q:本質を掴み生きた知恵に変えるにはどうすればよいか?
A:得られた知識を抽象化(=仮説化)し、他の分野に当てはめて考える場数を踏むこと。
Q:いかに知識をストックすれば、活用できるか?
A:「事実」→「示唆・洞察」→「行動」の軸で得られた知識を転記する。「示唆・洞察」では、自分の実生活やビジネスにおける仮説も考える。タグ付けして後から精度良く検索できるようにして"忘れられる"ようにする。
Posted by ブクログ
独学システム
1戦略、2インプット、3抽象化・構造化、4ストック
✔︎テーマが主で、ジャンルが従
✔︎テーマは5つくらい(私はコンサルスキルをどのように上げるか等)
✔︎深く読む本を見つける
#山口周
Posted by ブクログ
(ビジネスにおける)知的生産の方法を指南する一冊。
序章、第1章あたりまで読めば後半は流して読んでも、読まなくても大丈夫。これは誉め言葉です。構成がしっかりしているという意味なので。冒頭で大事なことが要領よく整理されて、後半は冒頭で述べたコンセプトを噛み砕いて説明するという構造がクリアだ。
まあ、「知的戦闘力」は差別化のために付けたワード、あるいは営業用のワードという印象なので、そんなに真に受けなくてよいと思う。
Posted by ブクログ
著者の読書量や知識量がすごいのは分かるが、その見せつけ感が溢れてるのは否めない。知識をバックグラウンドにした例示や比喩が多く、主張にたどり着くまでに時間を要する。
というデメリットはあるにせよ、学びは多い本だった。日常の疑問をストックしておくことや、読書の方法はなるほどと思わされるし、是非実行に移したいと思う。
情報が溢れている現代において、どんな情報は捨てるかという判断も大切。
Posted by ブクログ
知的戦闘力を高めるための生産性の上がるシステム構築
漠然と取り組みがちな学習に対して背景に照らした視点を明確にしてくれる内容
戦略=テーマ(何について学ぶか)は持つべき
インプットの評価は知識量を増やすことではなくそこから新たな問いの量を増やすことができたかどうかが基準となる。(本やネットで拾えるものをそのまま取り込むことは不効率)
構造化、抽象化が身につけるということ。クロスオーバーに直結。人生三毛作、個性・強み・自己ブランディングはクロスオーバー(=領域をまたがる)知見。
イノベーション、知は予定調和しない。セレンディピティ、偶有性によって生まれる。クロスオーバーが大事。
Posted by ブクログ
読んでいてドキッとする内容が多かったです。特に教養が単なるコンプレックスの埋め合わせになっていないか、という指摘は正直結構身に覚えがあるので、知識がそれを得ること自体が目的になっていないかは常に自問自答が必要だなと思いました。
Posted by ブクログ
変化が早く、従来の常識がすぐに通用しなくなる現代において、「知的戦闘力」を高めるための効率的なインプット、それを使える知識として整理しておく抽象化・構造化、ストックが重要だと説く。本書では、インプットすべき内容(リベラルアーツ)の紹介を含め、それらの具体的な方法について解説している。
人生を豊かに生きるためというよりも、ビジネスにおいて自分というブランドを確立し、生き抜いていくための戦略、戦術を解説した本といったほうが適切だと思います。
Posted by ブクログ
◯なりたい自分に合わせて自分のテーマ(追求したい論点)を7つまで設定し、テーマに対する自分なりの答えとなるヒントや気づきを得るために学ぶ。
◯心に浮かんだ問いをメモに書き留める。
◯本は5〜9箇所転記したら自分なりの示唆や行動を書き出したら終了。
Posted by ブクログ
アウトプットにつなげるインプットをしないとと思った。宗教、文学など選んでいないジャンルも本を読んで見たくなった。
教養があるけど仕事ができない人になることは怖いと思った。少しでも教養を活かしたい(教養が増えたら…)
内容理解のためもう一度読みたい本。
Posted by ブクログ
私はある時から衝動的に読書に目覚め、興味や問いの赴くままに、日々本を読み耽っています。それでもふと、「あれ、こんなんでいいのかな?」と思ってしまうことはあります。
独学だ、研究だと自分に言い聞かせながら、どこかで“役に立つこと”を意識してしまう。そんな自分はやっぱり、この時代の常識に絡め取られているのだなと感じます。
独立研究者・山口周さんの『独学の技法』は、れっきとしたビジネス書。
もちろん社会で役に立つことを前提に書かれていますが、ところどころで、「刹那的な興味関心で読むこと」も勧めていて、読んでいて嬉しくなりました。
やっぱり、無目的に、貪るように読書することはものすごく大きな可能性を秘めていると思う。そんな生き方も、もっと奨励される社会であってほしいなと思いました。
もはや目指すは、脱・戦闘力ですね。
Posted by ブクログ
山口周の著書を何冊か読んでいると、本書と似たような内容も書かれている気がするが、それはそれで良し。繰り返しで更に気付く事もあるし、勿論それだけではなく、全くの新たな視点も得られるので。今回は以下の内容。
ー ここで重要になるのが「何の役に立つのかよくわからないけれども、なんかある気がする」というグレーゾーンの直感です。これは人類学者のレヴィ・ストロースが言うところの「プリコラージュ」です。… あり合わせのよくわからないものを非予定調和的に収集しておいて、いざというときに役立てる能力のことを、レヴィ・ストロースはプリコラージュと名付けて近代的で予定調和的な道具や知識の組成と対比して考えています。
乱読を肯定するような内容でもあり、無秩序な好奇心を良しとするようでもある。実際私も、大半の読書は、実用を考えずに読むし、その方が単純に楽しいし視界が広がる感覚もある。
ー 多くの組織論の研究が、多様な意見のぶつかり合いによる認知的な不協和がクオリティの高い意思決定につながることを示しています。要するに、どんなに知的水準の高い人でも「似たような意見や志向」を持った人たちが集まると知的生産のクオリティは低下してしまうということです。これは個人の知的ストックにおいてもまったく同様だといえます。
読書や会話をしていて、自分と異なる考えに触れる瞬間はチャンスだ。不協和こそ、新規性を生むという考えはよく分かる。ならば、知的ストックには先入観を取っ払う事も重要だろう。
ー なぜメモが大事かというと、メモが癖になると、感じることも癖になるからだ。人より秀でた存在になる条件は、人より余計に感じることである。
報告するために取材をする場合と、漫然と話を聞く場合でも異なる。昔、小学校で教科書に「書き込み」をする事が推奨され、気付いた事の意見を言い合ったが、ああいう授業は良い。質問必須と言われた講演会と、無目的に出席している講演会でも、得られるものは大きく異なる。
戦闘する必要はないのだが、ぼんやり生きるのは勿体ない。ぼんやり生きて、戦いを避けられるなら、それに越した事はないが。
Posted by ブクログ
両学長のおすすめ書籍にあったので読んでみた
この本を読んでの気付きは
◯読書してもほとんど記憶できない
◯何をインプットするかより何をインプットしないかが重要
◯本はすでにテキストが入ったノート
◯アンダーラインを9箇所程度により抜き、示唆、行動をセットで転記する
今まではアンダーラインを引いたほとんどを転記していたが
それは止めようと思った
選り抜き箇所はアンダーラインの色を変えて再読しつつ数を絞っていき
10箇所程度になったらスプレッドシートに転記する
選り抜き箇所と一緒に「示唆・行動」をセットで書くというのは難しそう
Posted by ブクログ
漫然と似たようなジャンルの本を読みがちなので、テーマ(仮説)を持って、ジャンルをクロスオーバーさせて読書すべしというのは納得感があった。
ただ、筆者の別の著作と被る内容が多かったのは、ちょっと残念。
Posted by ブクログ
①戦略
何をインプットするか考える。それは、何をインプットしないかを定めることにもなる。戦略には差別化が必要。人と違う力。それには、取捨選択が必要。何をしないかを決めるのは、何をするかを決めるのと同じぐらい大事だ。
自分をプロデュースするつもりでジャンルを選ぶ。他の人にはない組み合わせを。
グローバル企業の幹部が哲学や文学などの教養をあらためて学び始めている実態があるが、彼らがそのような教養を学んでいるのは、変化の激しい世の中に引きずられて価値を失うことのないよう、礎になるような知識を求めているからだ。
②インプット
本が最もわかりやすい例だが、日常の生活を通じて様々なものをインプットする事が大切だと言う。
情報は量より密度。筋のいいインプット、テーマに沿ったインプットがキモ
③抽象化・構造化
歴史小説の生情報を抽象化し、現在にも通じるような示唆や洞察を得る。
④ストック
抽象化・構造化した知識をいつでも引き出せるようにストックしておく。
知ることが難しいのではない。いかにその知っていることに身を処するかが難しいのだ。司馬遷『史記列伝』
フランシス・ベーコン
血は力なりという名言で有名。
信じて丸呑みするために読むな。話題や論題を見つけるためにも読むな。しかし、熟考し熟慮するために読むがいい。
クランボルツ
成功する人は、さまざまな出会いや偶然を、前向きに楽しめるという共通項がある。
スティーブ・ジョブズ
創造とは、新しい何かを生み出すことではなく、新しい組み合わせを作ることだ。
Posted by ブクログ
【星:3.5】
読んでいて「いい本だな」と思う部分と、「得るものが少ない本だな」と思う部分の落差がかなり大きいという今までにないタイプの本だった。
①最初から7割部分【星:2.5】
はっきりいって駄本。独学のための「戦略」「インプット」「抽象化」など、どの本にでも書いてあることの単なる焼き直しといった感じ。
②残り3割部分【星:4.0】
リベラルアーツが知的戦闘力UPに繋がるという点を説明している。学者が哲学などリベラルアーツと呼ばれる分野が役立つことを書いているのはよくあるが、著者のようなコンサルタントが書いているのは珍しくとても説得力を感じた。
このリベラルアーツ分野が得意というのがビジネス界での著者の強みのようなので、この部分をメインにして書けばもっと良い本になったと思う。