山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ山口氏によるプロマネ本。
ほんとこの人は文章、構成、見せた方がうまい。
メモ
•勝てないプロジェクトを見極める。
目的が不明確なものはポシャる可能性高い
•人材が先、計画が後
このメンバーでは戦えない など適時主張を行う。
•プロジェクトの意義をメンバーと共有する
•排除できるリスクはできる限り排除する
•チームの稼働にあそびを持たせる
•参加メンバーの期待と懸念を把握する
•期待値をコントロールする三要素
期間、リソース、成果
•目的を伝えるのに最も適したタイミングは判断に迷ってリーダーに相談してきたとき
•プロジェクトの士気を高めるために、意義を伝える、期待役割を明確化して伝える
•チーム内で流通する情報の量は重要
•最初に立てたお題にはこだわる
•力量を引き出すためには動機づけと権限委譲。
人は意義を食べてモチベーションを生み出す
•行動ではなく目的を伝える
•フィードバックは具体的に。どう行動するかも伝えてあげるとよい
•一番先に話し始める
•いつも上機嫌でいる
•リーダーに求められる条件
正直、未来志向、情熱的、有能、フェア
•リーダーに必要な一貫性
時間的一貫性、関係的一貫性、状況的一貫性
•リーダーの仕事は目的を決めること -
Posted by ブクログ
情報が溢れている時代において、求められるのは「役に立つ人物」ではなく、「この人にお願いしたい」人材です。本書ではそのメカニズムを「スキルよりセンス」の観点から紐解いている本です。
スキルは代替可能な個別技術のことで、現場では無駄にスキルがある人が逆に使いずらいという現象が起きています。一方で、センスは分野を超えて使える能力であり、事象に固有の「意味」を与える力です。センスというよりは「大局観」のほうがしっくりくるのではないでしょうか。
本書でいう「仕事ができない人」は、無意識に「プロキシに逃げる」という傾向があると指摘されています。本来の目的である「成果」ではなく、分析・調査というテンプレート上の作業をこなす満足してしまうというこの「作業の誘惑」には、私も身に覚えがありどきっとしました。
対して、「仕事ができる人」はトンネルを山の両側から掘るように、ボトムアップの分析とトップダウンの直感を融合させる人です。その筋のいい直感は「自分はどうしたいから」という内側からの意志を起点とする「インサイドアウト」の思考にあります。
このような人材を目指すには、日々の事象を抽象化をする訓練が必要です。知識を溜め込むのではなく、日常の解像度を上げて「要するにどういうことか」という本質のパターンをストックしていくことが大事とのこと。普段本を大量に読む私ですが、読んだら抽象化することを心がけていきたいです。 -
Posted by ブクログ
はじめにナチスドイツvsイギリス・チャーチルの歴史的背景から、いまのトランプ政権によりDEIやESGが失われていく姿が似ているのではないかと、いまの日本は歴史的に重要な局面を生きていることを訴えています。
ハイネケン、ホグウェイ、マースク、スペース10、エヌレップ、ING、フィリップス、トニーズ・チョコロンリー、フェアフォンなどの事例をもとに、いまさらではなく、いまこそ本当のサステナビリティとはどういうことなのか。
そしてそれはこれからの日本企業を良くするためでもあると。
サスティナブルとは、第一優先を地球を守ることではなくて、ビジネスを持続的に続けることと、磯貝さんは強く訴えています。
確かにわたしも温暖化や気候変動の原因はCO2の排出とは関係ないという話しを聞くようになり、段々とサスティナブルな考えは遠ざかっていました。
SDGsのようなことは前からやってるよという企業の役員の方、アンチESG、アンチサスティナビリティな人々にも読んでほしい。
日本のビジネスのやり方を変えていければ、人間も、他の生き物も、地球も、ウィンウィンになっていくことでしょう。
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Posted by ブクログ
経済的安定性を求めて選択をしがちな中、経済的安定性がゴールではないことに論理的に築かせ導いてくれる本。人生をプロジェクトとして俯瞰的にみてゴールと勝利条件を再設定し、戦略的に人生を進めていく考え方がわかる。
すべてのゴールはウェルビーングを得るためであること。
社会資本(信用、ネットワーク)は時間資本からしか、金融資本は社会資本からしか増えないから、時間資本を効果的に投資すること。その考え方がシンプルでストンと腹落ちし、頭がすっきりした。
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人生の経営戦略は、ウェルビーングを高めることをゴールとし、そのために持っている資本を配分して勝利に導いていくための戦略。
だから、まずゲームの勝利条件を明らかにする。
どんな人生を送ったら勝ちなのか?お金や名声を得ることではなく、自分にとってのウェルビーングを高めることがゴール。
ウェルビーングの構成要素①自己効力感→人的資本②社会的つながり→社会資本③経済的安定性→金融資本の3つを大きくしていく目的で戦略を立てていく。
■スジの良い仕事に投下する
「手っ取り早くラクに稼げる」仕事は資本の累積が進まないスジの悪い仕事。時間がたつほどに袋小路の厳しい状況に追い込まれる。
■勝利に近づく選択をする
パフォーマンスを上げることはゲームに勝つことにつながるとは限らない。
ゲームの勝利条件を確認せず、目の前の仕事のパフォーマンスを上げることを近視眼的に追求しがち。
■能力よりも立地
多動して「自分の居場所」を見つける。ポジショニング理論
人間の価値は「需要と供給の関係」によって決まる。
流行の資格や学位は戦略的には「スジの悪い選択」
■「強み」ではなく「特徴」に着目する
ダニング=クルーガー効果:能力の低い人が自身のスキルを過大評価し、高い人は過小評価する認知バイアス
自分の能力より高く見積もり勝ちだから、「強み」ではなく「特徴」に着目する。長く続けてきたこと。
■選択肢は広げておく
人生には大きな不確実性が伴うので、選択肢が減るようなアクションは基本的に悪手
やりがいを求めてNPOの仕事に全振りなどは注意
■流動性知能と結晶性知能
流動性知能 ー40代
結晶性知能 40代〜
人生の秋と結晶性知能は相性がいい。サーバントリーダーシップ。
■決断に必要なのは思考の累積量
ライフマネジメントにおける意思決定において真に問題となるのは「勇気」でも「度胸」でもなく、「自分の居場所の調整についてどれだけ論理的に考え抜くかと言う「思考の累積量」 -
Posted by ブクログ
■ 読み心地:軽快な対話の裏にある「本質」
経営学者とコンサルタント。異なる視点を持つ二人が「仕事ができるとは何か?」をテーマに、縦横無尽に語り合う一冊です。
対談形式なのでスッと頭に入ってきますが、語られている内容は極めて鋭い。現場感へのツッコミどころは多少あるかもしれませんが、それ以上に「思考の型」を整理してくれる恩恵の方が遥かに大きいと感じました。
■ 印象に残った3つのポイント
1. 「すべての行動は利益につながっているか?」
「仕事ができる人」は、コピー取り一つとっても、それが「WTP(顧客が支払いたい価値)を上げるのか」それとも「コストを下げるのか」という全体の樹形図の中で捉えている、という指摘にはハッとさせられました。作業を単なる「点」ではなく、利益構造という「線」で結ぶ意識。これがセンスの正体なのかもしれません。
2. 「チェックリスト」ではなく「シークエンス(順序)」
プロの仕事は、やるべきことを並べた箇条書きではなく、「AがあるからBが生き、結果としてCに繋がる」という時間的な奥行き(ストーリー)があるという点。戦略とは、まさにこの「順序の論理」なのだと痛感しました。
3. 「インサイド・アウト」の意志を持つ
「世の中がどうなるか(予測)」に振り回されるのではなく、「自分はどうしたいか(意志)」を基点に動くこと。面白い人の話には、常にこの「自分はこう思う」という主観が宿っている。予測不能な時代だからこそ、この「自律的な意志」こそが生存戦略になるのだと勇気をもらえます。
■ 読後の変化:読書という「事後性」のジレンマ
本書で特に印象的だったのが「読書の効用は、読んだ後にしかわからない(事後性)」という話です。
「効率的な読書法」を求める人ほど、実はその果実を得られない。四の五の言わずに読み、自分を客観視し続ける。その地道な積み重ねが、いつか「仕事のセンス」として結実する……。そんな読書の本質を突きつけられた気がします。
■ こんな人におすすめ
日々の業務が「こなすだけの作業」になっていると感じる人
「仕事のセンス」を論理的に理解したい人
今のキャリアに、自分なりの「意志」を注入したい人