【感想・ネタバレ】劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~のレビュー

あらすじ

日大アメフト部監督による暴行指示と事件発覚後の雲隠れ/神戸市や横浜市の教育委員会等によるいじめ調査結果の隠蔽/財務省による森友・加計問題に関する情報の改竄・隠蔽/大手メーカーによる度重なる偽装・粉飾・改竄――いいオトナによる下劣な悪事の数々は必然的に起きている! ビジネス書大賞2018準大賞受賞作『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』著者による、日本社会の閉塞感を打ち破るための画期的な論考!

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Posted by ブクログ

現在43歳。筆者の言う4ステージモデルの中のセカンドステージ。サード以降にチカラを発揮するために、チャレンジ、蓄えることに引き続き邁進しよう。

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2025年07月04日

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『没落してゆく民族がまず最初に失うものは節度である。』

『逆にいえば、オピニオンもエグジットもしないということは、権力者の言動を支持しているということでもあります。』

いろんな示唆に富んでいて役に立つ。

貼った付箋の数:9
払ってもいい金額:1,000円

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2025年04月11日

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これからの社会を生きるために必要な考え方を学ぶことができた。
まだ20代の私にとっては、「人生を決定付ける期間」なのだと意識して生活していきたい。

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2025年01月19日

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この本から時代のフェーズは少し変わってきている感じがします。
バブル期を若い頃に経験していない世代が管理側に出てきていて、いま山口周さんがこの本を書かれたらどういう書き方になるかなと思いながら読んでいました。
結晶性知能が活躍できる場と出来ない場があるのもなるほど、、説得力がありました。

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2024年03月28日

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納得感が高くスラスラ読めた。なぜ、これまでは年を食ったオッサンが尊重され今後はそうでないのかが良くわかった。リスキリングの必要性がよく言われているが、その理由をロジカルに説明されていてわかりやすい。翻って間もなくサードステージに突入する自分の年齢や状況に引き寄せた時に劣化するオッサンになっていないだろうか、なりかけていたとしても本の中に書かれているように「もう遅すぎる」と言い訳せずに学び直してアートとサイエンスに強くなり、教養を蓄え100年の人生に備えたい。

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2023年08月21日

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会社に不満を抱きながら「オピニオンもエグジットもせず、ダラダラとその日の糧を得ている」自分自身にハッとさせられ、情けない気分になった。このまま自分も燻りながら40代になり、「戦力外通告」を受け、3流の経営者の下で惨めな日々を過ごすのだろうか。。
実は先日まで、転職するか悩んでいて、結局今の会社を続けることを選んだばかりである。まさに、サーバントリーダーになりたいと思ったから。今の会社の上層部は強権的なオッサンばかりだが、自分は若者を惹き付ける人材として成長したいと心から痛感した。

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2021年07月23日

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劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~
著:山口 周

年をとっただけで「老いる」ということはない。つまり「オッサン」というのは、好奇心を失い、謙虚さも失い、驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言う。

そしてその人物像とは①古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する②過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない③階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る④よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

本書はそんな「オッサン」への処方箋について以下の8章により説明している。
①なぜオッサンは劣化したのか
②劣化は必然
③中堅・若手がオッサンに対抗する武器
④実は優しくない日本企業
⑤なぜ年長者は敬われるようになったのか
⑥サーバントリーダーシップ
⑦学び続ける上で重要なのは「経験の質」
⑧セカンドステージの挑戦と失敗の重要性

若い若いと思っていたものの、気づけばすっかり「オッサン」になっていた。本書でいう「オッサン」にはなりたくはないものの、もしかしたら自分も気づけばそんな「オッサン」への道に進んでいるのかもしれない。

自分は違うと言っても決めるは外部。しかし、危機感を持ち、謙虚な気持ちで変わりたい。変わる中で驚きを持って学び続けることを継続していればそんな「オッサン」には成り下がらない。

「オッサン」は世界の闇であるものの、ここ日本ではそんな「オッサン」が生まれるべくして生まれる環境でもある。

処方箋があれば対応が100%できるとまでは言わないものの、避けるだけではなく、立ち向かう局面の際に役立つことが記されている。

「オッサン」は自分自身を「オッサン」とは思っていない。そう自分にも言い聞かせながら「オッサン」と向き合い続けたい。

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2021年05月19日

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ネタバレ

新卒一括採用、年功序列形式の旧来の日系スタイルでは会社の上層部は「オッサン」が占めている。私が過去に勤めていた日系企業においても年配者の影響力が強く、新しいものを始めるのにスピード感がなかった。そんな状況を論理的に分析し、若者がどう対処するのかの処方箋を提案してくれている、自分はオッサンにはなりたくない!常に新しいことに挑戦し、成長を続けていこう!

人的資本+社会資本=モビリティ
汎用性の高い、知識やスキルなどの人的資本と信用や評判といった社会資本を厚くすることでモビリティを高めることができる。

経験は量よりも質!
成長において経験の量は重要ではない。
分かるという事はそれにより自分が変わることだ!
学習とは変化することであるは単なるメタファーではなく、物理的な事実である。学習によって人の脳は変化するのである。
学習が新しい経験によってドライブされるのであれば、私たちの成長は新しい経験の密度によって大きく左右される。

1.組織のトップは世代交代を経るごとに劣化する
2.おっさんは尊重するべきだという幻想を捨てよう
3.オピニオンとエグジットを活用しておっさんに圧力をかけよう
4.美意識と知的戦闘力を高めてモビリティを獲得しよう

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2021年02月06日

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◾️目的
おっさん化する自身についてセルフチェックするため。最前線に居続けられるおっさんになるためひ。

◾️本質
学び続けよ

◾️感想
おっさんが暴走する理由について構造的に紐解かれていたのは、なるほどであった。そして、なぜ組織が劣化していくかの考察も納得感のあるものであった。

️ポイント
・年齢だけでリスペクトするのはNG
・自らの真善美を持つことが大切であり、それを磨き続けることも大切。
・オピニオンとエグジットを使い分けて、闘争する。特にエグジットは明確に有用
・転職などを踏まえた自らをストレスフルにする環境を作ることによって成長できる。

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2024年08月13日

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ネタバレ

著者が示している三流に牛耳られている社会というのはよく理解できた
一流と二流は互いの存在や能力を理解しているが、三流はそれらを理解できずに、低いレベルでのスタンダードを振りかざし、劣化した社会(組織)を作り出す
また、ライフスタイルが、以前の3rdステージ制から4thステージに移行しており、それに伴って既存の年代への考え方を刷新していくのが自然
チクセントミハイの挑戦とスキルの相関もとても興味深かった
自分が不安→強い不安(→覚醒)を繰り返しているのは間違っていないと確認できた

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2024年07月17日

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そもそも組織は経年劣化するのがパレート分布と各層の思考で簡単に説明がつくのに驚いた。歳を重ねていっても、常に学び続けていくことでオッサン化しないように心掛けたい。特に社外活動は現在の職場環境では意識的に取り組まないと行わないことなので、定期的に振り返りたい。

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2024年06月25日

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ネタバレ

面白く読んだ。
一方で気になったのは以下の点。
1、「今は第三次ガラガラポン革命の前夜」(第二章)
 80年周期から組織が一新されるのは2025年前後という予想。明治維新と太平洋戦争終結による組織の一新からの年数からの推論だが、では明治維新以前の80年前は、あるいは160年前は、と考えていくと……。この種の予想は希望を持たせるためのものなのかもしれないが逆効果ではないか。そもそも尋常ではないレベルの外圧や未曽有の敗戦がなければパラダイムシフトができないということになってしまうのではないか。
2、「アートにもサイエンスにも弱いオッサンたち」(第一章)
 前著で欧米先進企業と日本企業との対比をくっきりとさせるため「半ば確信犯的に」(p34)日本企業=サイエンスには強いがアートに弱い、欧米企業=サイエンス重視からアート重視へ舵を切っているという図式の強引さをこの本の中で認めている。それと同じように今回の本ではオッサンと対比する形で若者を高く評価し過ぎているのではと思うのだがどんなものだろうか。日本の現実は劣化したオッサンと劣化した若者が増えているというのは悲観的すぎる見方だろうか。
3、主に第五章と第六章
 「宗教が規定するエトス=行動様式」(p96)を変えることなく、見えるところを欧米風に変えたところでうまくいくのだろうか。筆者は前向きにいろいろと提言しているのだけれど読んでいる自分としては暗澹たる思いにとらわれた。漱石の「現代日本の開化」の影響を強く受けすぎているのだろうか。

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2023年07月07日

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組織のトップは世代を経るごとに劣化していく、そうして各組織のトップに収まっているオッサンは一流から二流、二流から三流になっていく。
オッサンは長生きはしているものの、それだけでは尊敬には値しない。
ダメなオッサンには、オピニオン(意見)とエグジット(離反)を使って圧力をかけよう。
若者は、組織外でも生きられるモビリティを獲得せよ。

どっちかというと、若者が読む前提で書かれた本でしたね。無能なのに権力の座にすがっているオッサンにどう対応していくか、ということで、所属した組織へ依存しなくても済むようスキルを身に着け、やめるやめないの選択肢を得るという至極当然な結論だったように思います。
あんまり世の中がーとかは興味ないのですが、書かれていた経団連の惨状が事実だとして、またこんな三流のトップばかりが営利・非営利問わず、あちこちの組織に散在しているのだとすると、事なかれ主義が横行する日本では、かなり悲惨なことになってるかもなあ。と思います。

オッサンとしてはどうすればいいの?というのに関して印象に残った言葉の引用。
>「オッサン」というのは、好奇心を失い、謙虚さも失い、驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言うのです。
一つ山登ったら、また次の山に登るとか、そういうたとえをされますが、自分の可能性を信じて挑戦し続けないとダメなオッサンになってしまうということですね。わかってはいるけど、エネルギーが必要。ほどほどにがんばる。

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2022年10月25日

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30半ばの自分にはとても心に刺さった本。

人生100年時代になった今、まだまだ若造であること、いろいろな挑戦をどんどんしていくことの必要性が十分すぎるほど理解できた。

転職もしたことないままこの年になったことを悲観していたが、まだ遅くない。

「学び直し」が当たり前になる世界を生きる。

人生は変えられる。

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2022年10月23日

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50代を見据えて生きているワタシ、40代後半は100年人生に於いて“キャリアの折り返し点にも至っていない可能性あり”と知り、勇気がもらえました(笑)

謙虚な気持ちで新しいモノゴトを積極的に学び続けたい

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2022年09月07日

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学びを止めてはいけないこと、常に謙虚に逞しく生きるコツを面白く教えてくれる一冊でした。
社会に出て暫く経つと、幼い頃の、または学生の時のピュアな心を失いそうになる瞬間が何度もある。
だけど、あの頃みたいに学びたい、常に新しいものを、と枯渇した心を満たす泉を探す冒険心こそが人生を輝かせてくれることを思い出させてくれる。
どんなに学んでも世界は広くて、まだまだ学び足りないことだらけ。
日常に慣れることは簡単だけど、いくつになっても常に新しいことに挑戦しつづけたい、そう強く思える勇気が湧く本。

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2022年08月18日

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山口さんの少し前の書籍。
ある人が薦めていたので、読んでみました。

タイトルからは、そんなに期待していなかったですし、
読んでいて少し論理展開に無理があるなぁ…と思いながら読んでいたのですが、
さすが山口さん、山口さんの思考をなぞるのが途中から楽しくなってきました。

確かに、細かい点で突っ込みたいところは色々とありましたが、
それでも山口さんがこれまでインプットしたリベラルアーツから、
この考えを抽出されたのかと思うと、とても興味深く読めました。

・明治維新・太平洋戦争と革命ともいえる変革は、80年周期で起こっていると考えると、次は2025年(もう、すぐそこ!)。
・権力者に圧力をかける方法は、オピニオンとエグジット。何もしないのは、権力者に同意しているのと同じ。
・イノベーションには大物とバカが必要。
・人が最も変化しやすいのは、新たな経験と自身がもつ既存の理論とがぶつかるとき。(ジェームズ・E・ズル))
・なにかにチャレンジをするということはそれまでにやっていたなにかを止める、ということ。
・オッサンが再び輝く方法:サーバントリーダーシップと学び直しによる自身の社会的な位置づけのパラダイムシフト

個人的には、オッサンにも問題があるだろうけど、
イケてない若者もたくさんいて、
オッサンからすると突っ込みたくなるような気がしないでもないです。
イメージ、経営者になるような人は、オッサンでもそれなりの見識と価値観をお持ちなような気がしますが、
窓際部長で生き残ろうとしている人は、
確かに本に書かれているようなオッサンに当てはまるかな、という心象。

加えて、悩ましいのは、若者の中で本物のイノベーションを生み出すバカ者を見つけるのが、
至難の業ということ。加えて、バカ者のアイデアも百発百中という訳ではないだろう。
イノベーションなんてそんなもの(裏で失敗がたくさんある)、
というのは重々承知している前提で、この問題は、
オッサンの質が低いという著者の主張と本質は一緒なような気がする。
ひるがえって、(日本と比べて)アメリカではイノベーションがたくさん生み出されると仮定すると、
アメリカにはオッサンがいなからイノベーションが起こるのではなく(多分、アメリカにも相当数のイケてないオッサンはいるはず)、
一定母数の大物(バカ者をサポートする人、アメリカの場合はVC)がいることではないか、と個人的には考える。
イケてないオッサンの中の一定割合(ただし、割合は限りなく低い)で大物がいるとすれば、
大切なことは母数を増やすこと、つまり人口が多い国(あるいは、マーケットの大きな国)の方が結局は有利ということか。。
なんてことを考えながら、本を読みました。

細かい賛否はあるかもしれませんが、
こういうスタンスが取れるような人にはなりたいと思います。

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2022年05月25日

Posted by ブクログ

著者の社会構造の考察を通じて「劣化したオッサン」を分析している。そして今後の社会構造として、長く働く事や長く生きる事を前提に、学び直しや50歳以降の人生の歩み方の道標も示している。
新しいことにチャレンジするのに歳は関係ないと言い切っている点が良かった。

一方で個人的には「いつ取り組んでも遅くない」というなら、若いうちにうまく苦労できなかった人や、頑張れなかった人も「いつからでも取り組める」という内容があるといいなと思った。あくまで若い頃の良い仕事経験が前提のような感じがした。

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2022年04月30日

Posted by ブクログ

・なにかにチャレンジする、ということはそれまでにやっていたなにかを止める、ということでもあります。
・「学ぶ」ということは本質的な意味での「若さ」を保つ秘訣でもあります。‬‪
・年をとっただけで「老いる」ということはありません。つまり「オッサン」というのは好奇心を失い、謙虚さも失い、驚きながら学び続けるという姿勢を失ってしまった人たちのことを言うのです。
・最もシンプルかつ重要な処方箋は、私たちの一人ひとりが謙虚な気持ちで新しいモノゴトを積極的に学び続ける、ということになると思います。

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2022年02月24日

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日常、政界やビジネスの場で感じることが言語化されていて非常に勉強になった。つくづく年功序列のエスカレーター企業/政界が癌だと思った。変化を楽しむ国や社会でありたい、、!!!

人生100年時代、出口治明さんも言うように、今後定年制の考え方はなく、多様性のある魅力的な組織で経験を積むこと、廃れない教養を深め、好奇心を常に持つことが大切だと思った。

刺激のない価値観に照らして合わない組織にはOpinion or Exit 意見するか退出する。
そのためにも、個人としてはどこでも通用するスキルを高め、人間関係を増やす・深める。

私個人としては、今後は、
・子育てしながら新たな経験、家族経営、コミュニティ参加を満喫する
・仕事、仕事上の人間関係やトライを通じてマーケティングや組織運営の知識経験を積む
・人生の夏から秋にかけて、趣味や運動、語学、旅行などで常に豊かな心を耕す

ということを頭に据えて邁進します!

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2021年10月22日

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今まで経験知として機能していた年配上司がサイクルの早さで劣化していき三流が上に残る日本社会を論じた本。
クソみたいな老害が見当はずれなこと言っているのも理屈が通る。
大隈重信と南極探検の話は笑えたが簡単にいえばアホ(念のために大隈重信のことではない無知なこと)でも若手を全力でサポートすれば成果がでることの証でもある。
自分は初老の身ではあるが仰っていることはその通りだと思う。そもそも低い結晶性知能を高めたいと思う。

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2021年07月15日

Posted by ブクログ

◾️概要
中長期キャリアを考えるヒントとするため、読みました。本書の要点は「新しいことに前向きに挑戦し変化し続けることが、個人・組織双方にとって極めて重要」です。その前段として、止めることが必要というのは示唆に富みました。

◾️所感
学習し変化し続けることは、個人のキャリア形成ひいては幸福に直結すると再確認できました。不安定こそ安定、自分はどこに行ってもやっていけるという根拠のない自信を持つこと、それに繋がる挑戦と失敗を重ねたいと思います。

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2021年07月11日

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高齢者での仕事を、と政府は推奨しているが、70歳までできる仕事はほんのわずか、ほとんどの経営者は好んで雇うことはまず無い。だが、高齢者=経験者であることは会社の人事・人間関係・組織など関われることもある、それはでしゃばらないでやることかもしれない。

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2021年04月15日

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ネタバレ

世の中に大量にいる三流に支持されるのは二流の人間。二流の人間は一流を恐れ排斥しようとする。そして二流の人間がいなくなると三流の人間がトップになり、組織の経時劣化が起こるという話。凡人に天才は見抜けず、凡人は凡人しか育てられない。

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2019年01月14日

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ネタバレ

この著者の話は結構分かり易く纏まっていて結構好き。
この人の定義している「オッサン」にならないようにせねば。(^^;

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2023年11月10日

Posted by ブクログ

山口周の主張。美意識が何故必要かや、アートの重要性は本著でも語られる。同質性の罠から抜け出すためにアートを重視する欧米企業。対して、サイエンスさえままならない日本。完璧な論理、再現性ならば、もはやAIで十分という時代がくる。大事なのは感性だ。

本著で胸にくる言葉に出会った。ストレス=緊張がない状態は、チャレンジではないと。読み開くと、チクセントミハイのフロー図。フロー状態こそが幸福の条件ではないかと。緊張感が無いと、生きる実感が無い。データによるメタ解析による予定調和の人生では、責任者も明確ならず、責任の概念が無ければ、緊張感がない。従い、AIに仕事を委ねた後には、生きがいが喪失し、アバターを育成するような投射的な暮らしを慰み程度に遂行しながらやり過ごす事になるのだろうか。無味無臭の代理人生において、本体である肉体は医療技術の向上により、そのバッテリーを長らえるが、もはや没個性で長寿化の意味なし。

学びの量は、失敗の回数に正相関するらしい。失敗なき予定調和、AI代替可能人生などつまらない。オッサンよ、挑戦せよ。年齢に負けるな。

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2022年10月19日

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過去は老人が重宝された理由がわかり、今は尊重されづらい理由がわかった。また、サーバントリーダーシップの必要性の背景がわかった。

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2022年07月11日

Posted by ブクログ

書かれている内容は「Life Shift」共通の主張が多いけれど、「オッサン」という平成エスタブリッシュ世代を立板に水にディスる話芸を混ぜている。2018年の執筆当時の50代以上を指している。著者は1970年生まれなので当時48歳。文章の立ち位置として「オッサン」を揶揄するニュアンスがある。

「サーバントリーダーシップ」については知らなかった。グリーンリーフの著作を購入した。

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2022年01月30日

Posted by ブクログ

人生100年時代。実り多いサードステージにするためには、セカンドステージの過ごし方がカギになる。サーバントリーダーシップの発揮や学び直しによるパラダイムシフトで「オッサン」は輝ける。刺激と勇気をもらえる本だと思う。

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2021年11月28日

Posted by ブクログ

タイトルほどどぎつくはなく、自分の生き方の指針となる視点を与えてくれる本。すごい発見があるわけではなかったが、特に終盤に踏み出す勇気をもらった。

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2021年11月10日

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