山口周のレビュー一覧
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「毎日忙しい。でも、自分の仕事は本当に社会を良くしているのだろうか?」
そんな気持ちを抱えながら働いている人に、本書はかなり刺さると思います。
山口周さんの『クリティカル・ビジネス・パラダイム』は、単なる経営書ではなく、「これからの仕事は何を目指すべきか」を考えさせる本でした。
本書で語られるのは、「お客さんが欲しいものを作る」だけではなく、「社会の前提そのものを問い直す」ビジネスへの転換です。
つまり、ただ商品を売るのではなく、「このままで本当にいいのか?」という違和感から、新しい価値を生み出していく。
特に印象に残ったのは、テスラやパタゴニアの話です。彼らは単なる人気企業というより、 -
Posted by ブクログ
前書きと第一章だけでお腹いっぱいになったが、なるほどたしかにという本質であった。
タイトル通り、まさに「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まることを1冊かけて語り、何がリーダーに重要なのかを解釈している。
従来のリーダーシップ論は、「優れたリーダーは○○をする(傾聴する、任せる等)」という行為が中心だったが、同じ「仕事を任せる」という行為も、文脈次第で「信頼の証」にもなれば「無責任な丸投げ」にもなり得る。
同じ行為でも、文脈=コンテキストに応じて「最高」にも「最低」にもなるということ。
つまりリーダーシップは行為という静的・画一的なものではなく、過去から現在に至る人間関係や、その場の状 -
Posted by ブクログ
今まで読んだ筆者の本を並べると、美意識・ニュータイプ・ビジネスの未来・リベラルアーツと来て人生の経営戦略が本書のテーマです。
経営する意思はビジネスだけでなく我々の人生にも必要と言う要旨には同意しますが、過去の著作が世の中に対する筆者なりの洞察をベースにした人生を経営する意思にも働きかける幅と深みのあるものだったのに対して、本書は経営する方法と言う少しテクニカルな面に寄りすぎていると感じてしまいました。
筆者は経済的成功か自分らしく生きるか『どちらか』ではなく『どちらも』と言っていますが、方法論の難しいところは、その方法が最適かどうかは人と時と場合によるとなってしまう点にあると思います。
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サステナビリティを制約ではなく戦略として捉えて成長を描く。そのためにどうするべきか世界の豊富な事例をもとに山口周氏と磯貝友紀氏との対談形式で日本企業の在り方を問う。
まず海外の事例は非常に参考になる。SXの成功事例(何を以って成功とするかはやや主観的だが)としてVUCA時代の新たな経営の形を学べる。一方で両氏が日本企業を卑下しすぎ、「海外企業がこうだから日本企業もそうすべし」とやや乱暴な議論が多いように思う。哲学書や思想家の高尚な引用もよいが、国内外の企業がなぜそういう形であるのかもう少し込み入った分析や議論が欲しかったところ。サステナビリティ経営の目指す姿のヒントはもらえる本。 -
Posted by ブクログ
読書法や読書論についての本を、たまに無性に読みたくなります。
本書もそんな動機で手にしました。
本書で新しく得たものは2つ。
①「ビジネス書マンダラ」を自分の職業に当てはめて作ってみようということ。
②リベラルアーツに関して「イケス」と「テーマ」を再確認しようということ。
①については、必読書を中心に、同心円状に著者の勧める本が位置付けられています。そのどれもが「原典・古典的」的な本。
流行りの本は「方法」を手っ取り早く掴むのにはよいですが、その「方法」に流れている理論や思想、物語などへの記述が不十分であることがあります。私の専門分野でも、技はあるけど目的や理論が曖昧なため、十分に成果に -
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ネタバレ仕事で読まなくてはいけなくて読みましたので、難しい言葉も私にとってはたくさんありましたが、興味深い点もたくさんありました。
サステナビリティへの意識が高い企業と、とりあえず流行のようにサステナビリティを掲げておけば良いという企業があり、儲けることも、環境配慮も、両立できなければ長続きしないこともわかりました。
感銘を受けたのは、オランダの認知症の村、ホグウェイ。聞いたことはありましたが、ここまでだとは! 若い子が大学選ぶみたいに、私、おばあちゃんになったらこの施設入りたいんだよね〜っていう話題になるような、すてきな介護施設が増えたらいいなと思いました。国のルールが厳しいから無理、、ではなく、ル -
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ネタバレクリティカルビジネスパラダイム=社会運動・社会批評としての側面を強くもつビジネスのこと
企業のビジョンには顧客を意識したものを掲げることが多いが、ここでは社会課題を提唱する企業を例としてとりあげられていた。
例えばオランダのスマートフォンスタートアップ企業のフェアフォンは、サステナブルな設計でリペアしやすいものを販売している。アップルが正規店でしか修理不可、修理できないものは次の端末へ買い替えを考えると対比がよくわかる。フェアフォンを使うことは、環境理念に共感しているということにもつながる。
そのほかにもGoogleやテスラの企業理念が、
市場に存在する潜在的あるいは顕在的な顧客の不満不安不便