山口周のレビュー一覧
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ネタバレ
今後はスキルと呼ばれてきたものの多くを生成AIが担う。
人間に残された知的センスはセンスへ集約されていく
仕事は結果責任を伴う→人間
作業は結果責任を伴わない→ AI
人と会って話す、人を見るということは、センスを磨くための基本中の基本
思考の五悪 怒り 恨み 妬み 悔やみ 悩み
情報のストック これは面白いな、人に話したいな
考える→対象を理解する
理解→物事の構造や因果を捉える新しい枠組みやフレームが自分の中に同時にできあがる、つまり自分自身が変容して、従前の自分とは同じでいられない
意外だけど、納得感がある ハッとしてグッと
仮説が先、AIが後
自分の中で、対話を起こすことがアウトプットの原動力になる
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Posted by ブクログ
・AI登場後の知的生産上の差別化の源泉は、「1.アジェンダの設定」「2.仮説の構築」。正解を出すよりも、問いの質の差になる。
・現在の世界は「正しさ」そのものが断片化している。様々な「正しさ」が存在し、普遍的な規範を存在しなくなってきている。
・「問を立てる力」「前提を疑う力」は、経営課題の整理に直結する。ビジネスパーソンには「複数の視点を獲得することが重要であり、それこそが人文知(リベラルアーツ)である。
・産業では過剰供給されると何がおこるかというと、ボトルネックが隣の工程に移動する。いま過剰供給されているのはAIの能力。
・いまボトルネックとなっているのは、「おもしろい問を立てる能力」「出した解を実行する能力」。「正解を出せる人」を相変わらず求めているが、それはもはやボトルネックではない。
・ホモサピエンスは、基本的に儀式をしないと集団での合意形成ができない。そのコンセンサスを得るために、ものすごいコストを人類はかけてきた。昔は占い儀式であり、今はコンサルフィー。それができる人が、その社会で最も高い報酬を得ている。 -
Posted by ブクログ
山口周さんと深井龍之介さんの対談本。なのでもし音声で聞けるならそれが一番読み(聴き)やすいように思う。2人の声と顔を思い浮かべながら読んだ。
歴史って過去のことだから、それを学ぶのはどれほど大事なことなのか、学生時代はまるで理解してなかったし、大人になった今も取り立てて歴史についての知識を深められていない自分を恥じた。歴史を知ることで、未来の予測ができる。深井龍之介さんはすごいと思う。
リベラルアーツを学ぶことの大切さも改めて知ることができて、良かった。アメリカの大学では最初の2年くらいはリベラルアーツをみっちり勉強することが多い理由につながった。 -
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「理系こそが正義」と思い込んでいた自分が、なぜ今ビジネスの現場で文系知の価値を確信しているのか。
ソフトウェア開発の最前線でAIと向き合う中で見えてきた、「人文知という名の無意識の筋トレ」の必然性を言語化してくれた一冊。
昔は「理系でなければキャリアに役立たない」と考え、生まれ変わるなら、あるいは自分の子どもには理系に進んでほしいとすら思っていた。
しかし、法学や経営学といった文系分野を学び、ソフトウェア開発・販売企業でビジネス職(POなど)を務める今、強く感じることがある。
それは、「開発職をはじめとする理系人材だけでは、進むべき方向性を描き、意思決定を下すことはできない」ということだ。
本書は、その違和感に対するひとつの明確な答えを提示してくれた。
正解や常識が絶えず揺らぎ、無数に分岐する現代において、画一的な基準や規範だけで物事を判断することはできないし、すべきでもない。
コンテキストや関係性、関係者の意思を汲み取ったとしても、絶対の正解など存在しない。
だからこそ最後は、「好き」「やりたい」「こうあるべきだ」という個人の主観や美意識が判断の軸になる。
最近は業務でAIと対話する機会が増えたが、AIに対して「正誤」を指摘することはほとんどない。
むしろ「なんとなく違和感がある」「美しくない」「別の視点から捉えるとこうではないか」といった指摘が大半を占める。
これは正解を知っているからではなく、これまで思考し蓄積してきた文脈を、無意識のうちに総動員して判断しているからだ。
哲学や歴史を学ぶ意義は、まさにこの「無意識の筋トレ」にある。
直線的にすぐ目に見える成果へ結びつくわけではなく、じっくりと時間がかかる。
だが、だからこそ長期的なリソースを投下する価値があるのだという本書の主張に、深く膝を打った。
新書らしい手軽さがあり、ポッドキャストや動画でも触れられるトピックという側面はあるものの、日々の実務実感と知見がクリアに結びつく本だった。
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本書のメッセージは帯にも書かれているが、極めて単純明快。
・自分が得意、好きな仕事なんて分からない(仕事選びの予定調和は無理)
・いろんな事を試して、しっくりくるものを選ぶ。(自分をオープンな状態に保ち、素直に受け入れる)
まず得意な仕事はやる前から分からないので、やっていくうちに試行錯誤して見つかるもの。(得意or不得意どちらでも)また、好きを仕事に、と言うが憧れと混同するケースが多い。憧れは、何になりたいか、を指す事が多いが本来は何がやりたいのかを問う事の方が重要。憧れの職業に就いたとしても、それが好きで得意かは不明であるし、憧れは時代やその時の個人の状況で変異しやすい。それより職業の肩書に関わらずどんな事をしたいのか、を思考した方が軸ができてブレない。
その上でじゃあどう仕事選びしたらいいのか、という問いに対しては、万人に当てはまる答えはないから自分なりの軸(譲れないもの/判断基準)を定めた上で、何事にもオープンマインド臨み納得いくまで色んな仕事にトライしよう、という答えを提示する。
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リーダー論の新しい切り口だと感じた。リーダーには決まった行動パターンがあるのではなく、その時々のコンテキスト(状況)に合わせて、自分の行動を変えることが大切。
部下には、年齢、性別、経験、得手不得手、モチベーションなど、さまざまな違いがある。その一人ひとりのナラティブ(物語)を読み取り、必要に応じて適切な編集を加えることで、本人のやる気を引き出し、ありたい姿へ導くことがリーダーの役割なのだと思う。
そのためには、「なぜ、そうするのか?」を自分自身がしっかり考えることが必要である。目指す「ありたい姿」をイメージ出来なければ始まらない。
考えることが仕事である。 -
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ネタバレすべての出来事は過去に起きている。
古典ラジオファンとしてはいつも深井さんが言っていることだなと思った。何度も聞いている話なので、すんなりと腹落ちしたように思う。
山口さんの本は知ってるけどちゃんと読んでないので読んでみたいと思った。実際、ビジネスマンのトップの人の話だろうと思ってあまり手に取ろうとは思ってなかった。
今回の本で、トップでもビジネスマンでもない自分にも少しできることはありそうだと思えた。例えば、歴史の価値を伝えること。歴史の面白さを教えること。学ぶことは、解ること。解るとはいうことは、自分が変わるということ。自分が変わるということは、自分の行いに対して、一歩引いてメタ認知すること。教科書読んで、わかった気になるだけではダメで、やはり自分と違う価値観の人と繋がって、ぶつかって、振り返ってしないとな。
自分は問いはあるけど、考えが薄い。そしてそれをうまく人に伝えることはできていない。それをまずは、自分の中ではっきりさせ、誰かに伝えることをもっとやりたいなと思った。
最後に、ふとおもったのは、このままだと負ける。いや、勝てるみたいな話は、ビジネスにおいて大切なのは解るが、勝つ負けるってなんなんだろう?勝たなきゃいけないんだっけ?と問いができた。 -
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繰り返しが多くて途中から少し退屈した。
理系が大事!と言われる時代に哲学とか社会学、外国語や比較文化の分野が好きな自分としてはちょっと嬉しく感じた。人文知が土台となって意思決定などに役に立つのはわかるけど、終わりがない、はっきりとした答えがない学問だと思う。学ぶにはかなりの時間と労力がかかるし自分がわかるようになる自信はない。まず一歩踏み出すなら、色んな宗教についてもう少し学んで他国の文化のベースとなる考えを学んでみたいなと思った。
日本人は柔軟で曖昧も許せて、なんだかんだフットワーク軽い、言外の意志を読む、新しいものに適応していける、他国のものを取り入れて改造する、というのが他の国の人とは異質で興味深いと思っていた。この本を読んで、それを強みととらえて他国の真似ではなくもっと活かしていければいい、という視点が得られたのは良かった。
読書メモ
自分とは全く異なる価値観や信仰を持つ人たちがどういうロジックでその判断に至っているのかを理解する。
人間はどうしても自分の人生経験から考えてしまいがち。歴史を勉強したり本を読んで空間的にも時間的にも幅広く知ることで相対的に自分が所属する社会について知ることができる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ・社会は高原社会に
・経済マトリックスの外の問題
・問題は解くために作られ続ける
・それ自体が報酬となるコンサマトリーな仕事
・人生を生きる価値のあるものにする
・自分の中のアーティスト衝動をうごかす
・ビジネスで自分のアートを作る
・一時的でない本当の価値を作る
・無駄や浪費の中に衝動を探す
・労働の喜び=人が喜んでくれる
・責任のある消費、応援の意味の消費
・幸福感受性の低下
・フローな状態=コンサマトリー
・余暇は労働なしには成立しない
・不確実性が大きすぎると挑戦できない
・you're part of the problem -
Posted by ブクログ
【まずは美術館へ行ってみようか。】
でいいんじゃないですか。
そこで見て、感じて言葉にする。これが美意識につながる。
そもそも、美意識を鍛える理由なんて、、、
犯罪を犯さないようにするため。だったり、
人生を評価する自分のモノサシ(審美眼)を持つこと。だったり、
目の前でまかり通っているルールや評価基準を相対化できる知性を持つこと。だったり、
なんとでも言えますよ。
その中で自分にとって、正解のないことについて何が良いかを判断する力を持つこと。これこそが美意識を鍛える理由だと著者は力説する。
美意識は誰かの押し付けに従ってる限り培われない。意思決定基準を外部から内部へと転換する必要がある。