山口周のレビュー一覧

  • DX進化論 つながりがリブートされた世界の先

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    互いに気を遣ってき、深い掘り下げや反論が無いため論理が薄く広く、一般論的な見解のお披露目といった鼎談。そんな中にも気になるテーマが幾つかあって、面白い着眼点だなと思った。

    例えば、「一回性」の話。観光地の誤謬のように、継続的な活用が担保されなければ、一度きりの利用者に対してサービスの質が低くなっても、短期的に利益を回収することの方がメリットがあるという思考だ。ぼったくりバーに通ずる。関係の永続性と言うものをコミュニティーに復活させることが重要である。

    あるいは、宗教の布教おける3段階について。教祖から直接体験得るカルト、その体験を布教するエバンジェリストが活躍するセクト、これらの死後、布教

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    2022年09月07日
  • 「仕事ができる」とはどういうことか?

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    上司が貸してくれた。
    2人のインテリおじさんが会話形式で「仕事に必要な能力は何か」について語ってる本。
    横文字が多いのが鼻についたけど、本人たちはきっとそれが当然の世界で生きてるんだろうなってのはわかった。
    「イイ仕事をするにはスキルよりもセンスが大事」って考え方には完全同意です。
    仕事にセンスを感じられる人が好きだし、自分もセンスを磨いていきたいなって常々思ってます。

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    2022年09月06日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 図解表現23のテクニック

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    どう見せるか・見せるべきかについて学べるが
    その大前提となるそもそも何を見せるか,見せるべきか(中身)については触れられてないので,そこは別の本で.

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    示唆を出すというのは、ポジションを取ること、言い切ること、勇気がいること。
    「分析はできるがポジションがとれないという人が多い」

    "ポジションを取る、という事は逆にポジションを取る人に戦いを挑む、と言うことです。いつも戦いに勝とうと思えばこそ視聴#にする努力が生まれる。ポジションを取る、と言うのはアウトプットここリティの根幹に関わる問題なのです。"

    グラフで使う数字は実数値、構成比

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    2022年07月19日
  • 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~

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    過去は老人が重宝された理由がわかり、今は尊重されづらい理由がわかった。また、サーバントリーダーシップの必要性の背景がわかった。

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    2022年07月11日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    ネタバレ

    リベラルアーツとは「自由になるための技術」。
    リベラルアーツの真髄は、「問う」ための技術。
    社会を生き抜くための功利的な武器になりうるのは、「なぜならイノベーションには相対化が必要だから」

    →当たり前を疑う
    ★ただし、よく言われる「常識を疑う」でなく、「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選択眼を持つ。

    →相対化するための「知的な足腰」を得る
    ★それは、哲学や古典・歴史などの普遍的なスキル・知識である。
    リベラルアーツは「したたかに生きる」ための足腰になる。

    複雑で不安定な現代に「分析」「論理」「理性」の絶対的サイエンス重視の意思決定や方法論が限界にきており、自らの「真」「善」

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    2022年06月19日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    【読むきっかけ】
    Prime Readingの本を眺めてる中で、山口周の著作があり、短時間で読め、身になると思ったため。

    【要約】
    タイトルにある通りに知的生産の技法が99個紹介されている。それぞれの項目の分量は多くないものの、ものによってはマトリクス等を用いた深い説明のされ方がされている。

    【感想】
    99個学んだ技法のうち、全てが印象に残っているわけではなく、残っているもの中から、明日使えるものはと考えるとさらに絞られるが、隙間時間でパートごとに読むことができたのは便利であった。特に冒頭部分と終盤部分が濃かった印象。

    【印象に残った箇所】
    0.まえがき
    ・システムの出力はボトルネックに

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    2022年05月22日
  • ビジョンとともに働くということ 「こうありたい」が人と自分を動かす

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    目的は現状と将来ありたい姿のギャップと言っている本があったが、この本ではその上で将来のありたい姿(ビジョン)が見つけにくい時代であり、見つけることが重要としている。
    ビジョンが描ければ目的がはっきりしモチベーションが上がる。

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    2022年05月26日
  • 仕事選びのアートとサイエンス~不確実な時代の天職探し 改訂『天職は寝て待て』~

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    ネタバレ

    読みやすかった。

    哲学や歴史などから様々な引用や例えを持ってきていて、著者の教養の深さに驚いた。

    以下印象に残った内容
    ・「何になりたいのか」と「何をやりたいのか」は全く違う
    問題解決が好きだという人に、普段の生活の中で常に問題の解決方法を考えている人は少ない。
    放っておいてもやってしまう、人に話したくなる、そういうことが好きなことなのであって、憧れと好きを混同するのはよくない。

    ・「いまの仕事、いまの人脈をまずは大事に」
    このあたりで三段階の人脈について触れている。「いい偶然」をももたらすのは、育ち方など全てを知っている親友ではなく、仕事ぶり程度のことを知っている同僚たち。

    ・「関連

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    2022年05月01日
  • 自由になるための技術 リベラルアーツ

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    リベラルアーツとは、日本では教養と訳される事が多いが、本来意味するのは、「自由になるための手段」という事らしい。これが、捲って1ページ目。少し違和感があるが、リベラルアーツは、奴隷階級と自由人を区分した上で、自由人が身につけるべき3学4科の事であり、とりわけ3学が文法、修辞、論理として思考様式に関わる学問であり、奴隷が身につけるべき技術とは一線を画すもの。やや乱暴に言えば企画職と技術職を分け、企画職が身に付けておくべき心構えや考え方のような感じか。頭のスキルと手のスキルの違い、とも言えるだろうか。同様に、ノブレスオブリージュに通底する所もあり、即ちエリートが身につけるべき教養という意味で理解を

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    2022年04月30日
  • 外資系コンサルの知的生産術~プロだけが知る「99の心得」~

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    上司の話をきいてる感覚になった。上司の話にしてはまとまってるけど。
    内容としては普通に仕事を通じて身につく内容がほとんど。

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    2022年04月13日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 作例集―実例から学ぶリアルテクニック

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    PART1がとても参考になりました。
    シンプルな考え方なので理解しやすいです。
    事例は、私も、個人的には見にくいと感じたものも多くありました。

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    2022年04月09日
  • 仮想空間シフト

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    ちょっと体調を崩していたので、
    寝そべりながら読める気楽な本を未読本の中からチョイス。

    アフターデジタルの個人版とも言えそうな、
    デジタルな世の中で個人の生き方を指南した本。
    コロナ下になって、仮想空間でますます生きやすくなったと著者たちは言います。

    対談なので気楽に読める反面、
    コロナから2年ほどたった今は、
    そこまで新情報ともいえる内容もなかったかなという印象。

    そして、ロシアがウクライナに侵攻する現在、
    予想以上に旧態依然とした勢力の権力保持に対する抵抗が強い印象も受ける。。
    ロングスパンでは本に書かれていたような変化が起こっていくんだろうけど。
    著者たちの予想に対して、現実がどの

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    2022年03月22日
  • 思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント

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    ネタバレ

    個人的にビジョナリストと思っている著者の対談本。
    コロナ禍で、今までずーっと通勤するからどこそこに住む、という当たり前になっていたことが変わり、毎日会社に行かなくて良く、どこに住んでも構わないという、働き手の制約条件が大きく緩んで、自分の意思で選択しなければならない時代になりました。これは、個人として、どう生きたいかを自分で決めないといけない、という社会になってくるとのことで、自分にとって大切なものは何か、どのような人生を送りたいのかを考えるツール、これをコンパスと表現し、読者に提供したいとのことです。
     対談者との掛け合いがある分、いつもよりは頷けるところが個人的には少ない印象でした。
    気に

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    2022年02月28日
  • 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~

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    書かれている内容は「Life Shift」共通の主張が多いけれど、「オッサン」という平成エスタブリッシュ世代を立板に水にディスる話芸を混ぜている。2018年の執筆当時の50代以上を指している。著者は1970年生まれなので当時48歳。文章の立ち位置として「オッサン」を揶揄するニュアンスがある。

    「サーバントリーダーシップ」については知らなかった。グリーンリーフの著作を購入した。

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    2022年01月30日
  • 「仕事ができる」とはどういうことか?

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    楠木建氏と山口周氏の対談形式の仕事についての話。
    全章通して仕事におけるセンスとスキルの考察を討論している。

    誰もが知っている企業の代表者の行動や対話術を取り上げたり、時代の流行の在り方にも及ぶ。

    仕事が出来る人になりたい、稼げる人になりたい、出世して肩書きが欲しい。
    世の中の仕組みや現存する会社や組織の有権者の中、それをどう落とし込んで行くか考えていない、そう言われているかのようだった。

    見習うべきも並んではいるものの、周囲あってのセンスとスキル。
    コレをやっておけば絶対安心とか間違いがない。
    そうしたものがあれば良いけれど、全体をみると正解なんてないのかあったとしても正解は変化する。

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    2022年01月29日
  • 仮想空間シフト

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    山口さん、尾原さんのお二人の著作は何冊読んでおり、講演も聞いている状態で、本書を読んだ。
    ウィズコロナからアフターコロナへの社会や個人の変化を論じている内容だが、すでに別の著書や講演で聞いた内容が多く、目新しさは無かった。
    お二人の考えに触れていない方には、考え方のスタンスが見えるので、良いと思う。

    良かった内容は、第五章にまとめられている
    ・境界性領域を作る
     自分のアイデンティティの切り替えができるアイテムを持つ
    ・ナメすぎず、ビビりすぎない
     相手の時間を奪いすぎず、質問をする
    ・アジェンダを設定する
     何のための会議なのかを明確にする
    ・仕事に意味合いを作る
     モチベーションは、リソ

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    2022年01月28日
  • 思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント

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     山口周さんはこれまで何冊か読んできて、新刊として案内が来たのでポチリとして調達をしたのですが、これまたなかなか考えさせられるというか、僕にとっては難しい本でした。 幾人かの著名人と対談形式でのやり取りをまとめ上げられた本なのですが、多様な方々との対談となっていて、「で、結局この章では何を読者に伝えたいんだろう?」となること多数。 いや、まさにそのために書いた本なんですよ、と、山口さんに言われそうで、まさに『ノーマルなき世界を生きるヒント』という書籍なんだろうなぁ。考えさせられる本でした。 

     本自体は、PHPビジネス新書ということで、ボリュームも多くないし文庫本サイズで持ち運びしやすいので

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    2022年01月16日
  • 思考のコンパス ノーマルなき世界を生きるヒント

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    今後の不安定な世界を生きるための方向性、ヒントを、各方面の有識者との対談形式でまとめたもの。全部の内容を理解出来たわけでは無いが、都会が人間が作った仮想空間である、都会は田舎よりも情報量が少ないとのコメントはなるほどと妙に納得してしまった。自分が都会嫌いで自然好きなのは、そういる事が理由かも知れない。

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    2022年01月16日
  • 外資系コンサルのスライド作成術 作例集―実例から学ぶリアルテクニック

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    パターンを網羅的に学ぶことはできる。ただ、会社や領域によって、使うパターンは限られているので、このように網羅的に学んでも、実際の仕事でダメだしを食らうことは多々あると実感。結局この手のスライド作成は上司や会社の好みがすべてだなと思う。

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    2022年01月12日
  • どこでもオフィスの時代 人生の質が劇的に上がるワーケーション超入門

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    人生の主導権を取り戻すためのひとつの方法として、場所と時間をデザインするワーケーション思考が有効な事は理解できる。実際に物づくりしてるメーカーで働いている者として、全部取り入れるのは無理だが、できる所から参考にしていこう。

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    2022年01月02日