山口周のレビュー一覧
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ロジカルシンキングなど思考の技術は、知的生産における「道具の一つ」でしかない。ビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込むことで初めて価値が生まれる。参考になったのは次の点。
●知的生産の戦略
知的生産の戦略策定を最初に行う。知的成果の受け手が既に持っている知識を理解した上で、その差別化により新しい付加価値を生み出すことを考える。プロフェッショナルとして80%の力で継続的に成果を出していく。
●インプット
まずはインタビューを押さえる。その際、事前に知りたいことを明確化しておく。良い質問は良いインプットに直結すると心得る。インプットにおいては学習のS字カーブを意識する。インプット量 -
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ネタバレ山口周氏の本。世の中に対するスコープを深めるべく読書。世の中の重要論点に対して議論がなされておりめちゃおもろい。
メモ
・来るべき世界に対する考察
仮想空間へのシフト
反都市化への反転
ライフスタイルの多様化・複層化
・自然派圧倒的に情報量が多く、人間が想像し作ったものはそれらを超えない。
そもそもアートはどこまで自然に近づけるかというもの
・交換ではなく、贈与であることの意味。関係性の違い。
・身体性。インプットに対する感受性の高さをどう担保するか
機能性、意味の追求からの脱却。
意味のないことの意味
・インフォーマル社会の存在
依存と自立の表裏一体性
貸し借りから -
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「美意識」が単なる流行りや無理やり作った標語でないことがよくわかった。人々がなにを求めているか、ひと昔前に求めいていたものがなぜあまり求められなくなったか。
書名から受ける軽薄さと違い、中身はいい意味で裏切られ、面白かった。それはそのまま、いかに私がその辺について考えていなかったか、ということでもある。
想像していたより、はるかに演繹的で視野の広い内容だった。
どういう順でどういうことを考えるのかということも書いてあり、仕事だけでなく生活においても、いやむしろ生活を中心にして取り組んでみるのがよいのだと感じた。
ただ、ときおり論理が無理やりなところがあると思えた。
カーライル本社オフィス -
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イノベーションを起こす人と発明する人は
異なることが多い
また、その分野に入って日の浅い人ほど
イノベーションを起こすというのが面白かった
以下メモ・・・
野蛮であるということは 、すぐれたものを認めないということではないか 。エッカ ーマン 『ゲ ーテとの対話
日本人は日本人が持つ創造性を認識できてない
アニメや建築など
日本の美は鑑賞のためにある西洋と違って生活の中に根ざした美
個人の持つ高い創造性を 、組織が活かしきれていない
→カリスマ創業者
ウォークマンにおける井深大
→全権を持ったスターエンジニア
零戦における堀越二郎
東海道新幹線における島秀雄
■多様性の重 -
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強烈なタイトルだが、
残業が悪と言っているわけではなく、
思考停止で努力に逃げるなということを示している。
初めて山口周さんの本を読んだが、20代を過ごす上での哲学や美学が語られており、とても面白く参考になった。定期で読み返したい
そしてごく普通の毎日が運命の日である
という視点は大切にしたい。
残業をすれば一生懸命やっているように見える
→一種の逃げになっている
努力に逃げず結果にこだわる
○以下響いた内容メモ
・自分という船の船長になる
・決断の際、人からは意見ではなく、判断に必要な情報を聞く
→アドバイスは価値観によって異なるから
・20代は初夏。焦らずタネを撒いて育てる時期 -
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勉強になった。
哲学や美術に造詣が深く、電通やBCGなどでの勤務経験を持って多数の著作を持つ山口周による、ビジネススライド作成のハウツー本。スライド作成に関わる考え方の原則を紹介している。大きく分けて、スライド作成全般、グラフ、チャート、情報の取捨選択の4パートに分けて23のテクニック(考え方)を紹介。本書を読むことで、スライド作成者はどうやって考え行動すべきかがわかる。
本書の考え方の原則は要は以下の点である
①明確な目的を軸にスライドを作成せよ
ー対応箇所: パート1
②グラフ・チャートには目的をサポートさせろ
ー対応箇所: パート2.3
③不要か非効率な情報は減らせ
ー対応箇所 -
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<目次>
はじめに アフターコロナの世界を生きるためのコンパス
第1章 夢中になれる仕事を見つけられない日本の社会システムとは?~北野唯我
第2章 「資本主義はもうダメだ」では社会は変わらない。「隙間」を埋める言葉を~近内悠太
第3章 五感から情報化するために人間は「ノイズ」を求める~養老孟司
第4章 タンザニア商人に学ぶ制度や組織に頼らない生き方~小川さやか
第5章 生物的な仕組みの理解なしに資本主義は成り立たない~高橋祥子
第6章 毎月7万円のベーシックインカムが日本の閉塞感を打ち破る~井上智洋
第7章 ゆるやかに今を楽しむライフスタイルが徐々に広がっていく~広井良典
<内 -
Posted by ブクログ
日常、政界やビジネスの場で感じることが言語化されていて非常に勉強になった。つくづく年功序列のエスカレーター企業/政界が癌だと思った。変化を楽しむ国や社会でありたい、、!!!
人生100年時代、出口治明さんも言うように、今後定年制の考え方はなく、多様性のある魅力的な組織で経験を積むこと、廃れない教養を深め、好奇心を常に持つことが大切だと思った。
刺激のない価値観に照らして合わない組織にはOpinion or Exit 意見するか退出する。
そのためにも、個人としてはどこでも通用するスキルを高め、人間関係を増やす・深める。
私個人としては、今後は、
・子育てしながら新たな経験、家族経営、コ