山口周のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事も、暮らしも、全てが仮想空間にシフトするという週刊ダイアモンドのウェブ記事で紹介されていたので、ポチりました。欧米で先行していた在宅ワークが日本ではコロナ禍で強制され本来10年程掛けて進むところを1年足らずで進めることになったとするも、そのメリットを挙げながら生産性の高い新しいワークスタイルそして、新しいライフスタイルを提唱します。しかしながら万人が自己管理をできるものではない、今まで培った人間関係に依存している場合は早晩貯金が無くなる、新しい人間関係を築くことができない、などのデメリットについても言及してます。対談形式ということもあり、ややまとまりのない仮想シフトの話が断続的に続いたりま
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Posted by ブクログ
コロナによって、少しずつ進んでいた仮想空間への移行が加速している。「適応して進化する人」、「もとの生活に戻ろうとしてついていけない人」が分かれてきている。(キャズム理論)
仮想空間を使えば移動時間を無駄にせず、圧倒的な生産性の向上に繋がる。その結果、働く場所が縛られなくなり、人生設計にも変化をもたらす。
日本社会が変化するのはいつも外的な要因による。「黒船」、「世界大戦」、「コロナ」。
本書のヒット内容ベスト3
♦︎ミレニアル世代は「お金(ライスワーク)」よりも「目的」や「意味合い(ライフワーク)」を重視。ミッションへの共感や、リーダーの人望によって「やりたい」と思えるかが変わる。→魅力 -
Posted by ブクログ
作図の際の基本ルールをまとめた1冊。著者もあえて定石破りをしたりしているが、定石を知っていて効果的に破るのと、テキトーにやっているのでは意味合いが違う。
正直、「スライドに正直これだけ情報を盛り込んだら理解しにくいんじゃない?」と思われる図もあったのだが、作成する資料に応じて、取捨選択して使うといいだろう。
もっと読みたくなったのが、「世界を変えた視覚表現」で、「ナイチンゲールの鶏冠グラフ」「メンデレーエフの元素周期表」「東京オリンピックのピクトグラム」など、歴史的に高い評価を受けている視覚表現が5つ紹介されている。これだけ集めても面白い読み物ができそうだ。 -
Posted by ブクログ
ー 多分野にわたって列挙したこれらの反証例が示唆しているのは「日本人が創造性に劣っているとはとても考えられない、むしろ世界トップレベルにあるはずだ」ということです。
個人の創造性がすでにトップクラスである以上、このポイントに問題解決の論点を設定しても大きな改善は期待できません。システムの出力を大きく向上させるには、常にボトルネックに着目することが必要です。
では、日本企業でイノベーションの促進を阻害するボトルネックファクターは何なのか?
それは「組織」です。 ー
個人がイノベーティブになるためには、組織風土、組織構造、リーダーシップが重要で、そこにメスを入れない組織開発ではイノベーショ -
Posted by ブクログ
・スジの良い仕事と悪い仕事がある
・時には仕事に対してパッシブにアプローチするのも吉である
・早くから脚光を浴びすぎると、必要なインプットが不足する。20代から成果を求めすぎず、読書などの勉強の時間に当てよう
・人は仕事を通じてでしか成長しない
・努力の反語は怠惰ではなく、思考である
→これからは努力という言葉ではなく、思考という言葉を用いよう
・クソダチとは付き合うな
・悪口は賞賛の裏返し
・ビジネス上のコミュニケーションは「質問」「主張」に「事実」「洞察」「行動」を加えたものしか存在しない
・世界は公正ではない。人目につかない努力は意味がない
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Posted by ブクログ
ネタバレ資料作成のセオリーは,いくらでも吸収しておきたい。この本から得たセオリーは以下のとおり
○ レイアウトの基本ルールをマスターする。
メッセージ,タイトル,グラフ等,脚注,出所,ページ番号
○ メッセージは2行以内
○ メッセージがあいまいなスライドは作らない。
→グラフなどを先に書かない。
○ 1スライド1メッセージ
○ グラフで用いる主な数値は,実数,構成比,指数の3種類
○ 円グラフは,大きさを直観的に比較しにくい。
この本は,どちらからというと,じっくり見ることができる資料ではなく,プレゼンテーションのような場における,一目で分かりやすい資料のためのセオリーが記載されている本であ