【感想・ネタバレ】教養としての日本改造論のレビュー

あらすじ

【内容紹介】
■「もやもや」する日本
□「日本ってどういう国?」が分からなくなっている
■信号は守るのに、コンプラ違反天国
□日本には「世間」はあるが、「社会」がない

7割の日本人が「この国は衰退している」と考えている。
私たちはいったい何を失ってきたのか、
あるいは、何を失わずにすんだのか──。

常に新しい意識・視点を提供し続ける
思想家2人が語り尽くす。

「西洋式の物差し」とは異なる
日本人がいまだ気づいていない
新しい日本の「経営戦略」があるはずだ。

「らしさ」を再定義し、イノベーションを生む
日本の新しい「設計思想」とは。

……もしかしたら日本が
これから世界の手本になるかもしれない。

【著者紹介】
[著]茂木 健一郎(もぎ・けんいちろう)
脳科学者。1962年東京都生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞受賞。『クオリアと人工意識』(講談社)、『日本の歪み』(講談社、共著)など著書多数。

[著]山口 周(やまぐち・しゅう)
独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等を経て現在に至る。著書に『ビジネスの未来』(プレジデント社)、『人生の経営戦略』(ダイヤモンド社)などがある。

【目次抜粋】
■まえがき|日本人の「本気スイッチ」を探して /茂木健一郎
■第一章|「資本主義」の先へ 日本らしい道を探る
■第二章|定常社会での豊かさ 自分たちの美意識を取り戻す
■第三章|歴史から現代を捉える 近代化のトラウマから脱する
■第四章|あいまいな日本のなごみ戦略 極東ローカルの強みを意識する
■第五章|2050年、日本人が幸福になる方法 日本にかけられた呪いを解け
■終章|いま、ここから始まる日本改造への道
■あとがき|新しい物語を紡ぐために /山口 周

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Posted by ブクログ

書店で見かけて思わず著者名買いしてしまいました。

現状の日本の状況に関するトピックですが、問題点や推定される原因、加えて方向性も2人の対談でクリアにされており、かつ納得感が高いです。

国という比較的大きなものを扱った話ではあるものの、同心円を小さくすると自分の身の回りで発生していたり実践できたりすることも多く、今後の行動指針として多くの言葉を頂戴したような気がします。

改めて「自分の声に従って情熱を持ってことにあたる人のみが物事を変えられる」ということを実感しました。

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2025年11月23日

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