久坂部羊のレビュー一覧

  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    面白い!死について今まで色々考えたことはあったけど、自殺についてはあまり深く考えたことなかったので、真也と薫子の意見の対立は非常に興味深かったな〜どちらかというと真也よりの考えなので、薫子の独善的な思考は、甘ちゃんやなぁと読んでて歯痒くもあったけど最初から最後まで一貫した善さみたいなのを持ってたから、キャラクターとして矛盾はなかったな。最後は真也の方が、気持ちと思考を切り離しきれなくて苦しんでて、人間らしさがあった。
    というか、自殺に対する考え方の話だと思ってたのに、最終的にサスペンスになってしまったのはちょっとビックリ。でも、そこも含めて面白かったですよ!

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    2026年03月07日
  • あなたの命綱

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    ネタバレ

    2026/01/27 5 
    榊先生って博識。皮肉っぽいことも言うが一番診てほしい先生。癌になった人が自費医療や代替療法に頼りたくなるのは自然なこと、そこにつけ込む金儲け医療こそ取り締まってほしいのに野放し。ブラックな面を書くことで知らせる久坂部氏の本は安定の面白さ。ただ今回の作品は専門用語がとても多く次々に出てくるので私の頭ではとてもついていけない。作家の颯子はとてもノンフィクション作家と思えない言動、偽小早川は優秀過ぎ、罹患した愛美はAIにのめり込み過ぎ、みんな超個性派。

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    2026年03月04日
  • 怖い患者

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    ネタバレ

    現役医師の久坂部羊さんが書いたダークな医師小説の5編の短編集。

    精神状態が不安定な患者がセカンドオピニオンが信じられずに、その医師のプライベートを暴き、誹謗中傷や痴漢冤罪の罠にハメ、クリニックを閉鎖にまで追い詰める。しかし実はそれが同姓同名の医師だったという話。
    医者として、人に不幸を告げる…患者に不治の病であることや余命を告げる瞬間が快感になってしまった医者の話。
    いずれもダークで読んだ後に嫌な気持ちになる『イヤミス』な内容が続く…そして一番なんとも言えないどんよりさを感じたのは『老人の園』という短編だ。

    医師の傍らデイサービスの施設を作り、たくさんの老人を集めたが、やがて老人の中にヒラ

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    2026年03月03日
  • あなたの命綱

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    煉獄の苦しみとは言い得て妙。人はなってみて初めて理解する。だから、自分の気持ちは他人には分からない。

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    2026年02月28日
  • 祝葬

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    死に対する夫々の向き合い方が描かれていました。久坂部医師の作品は専門用語も出てきて、リアル感がありますね。最後の章では近未来の医療が書かれていて考えさせられました!

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    2026年02月23日
  • 人はどう死ぬのか

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    前に読んだのに、それを忘れてタイトルに惹かれて再読。死についての漠然とした恐怖を紐解き、どのように迎えるか、現場で何が起きているか、を知り、考えるきっかけになる良書。覚悟をする、ということの大切さを思った。また忘れた頃に再読したい。

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    2026年02月21日
  • あなたの命綱

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    癌だけが疾病の中で特別視されていることを受けての如何にも久坂部氏らしい回答小説。癌疾病の命綱候補を丹念に紹介しつつ、まったく命綱になっていない現状と、癌になっても死なない生き方(受容)に行き着くまでをドラマ仕立てで描く。それにしても主人公・中道颯子のとてもノンフィクションライタとは思えない浅学と直情径行さに終始イライラさせられ、その魅力のなさで物語を結構台無しにしている(そういう役回りであっても酷すぎる)。それはそれとして、書かれている内容は面白かった。

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    2026年02月19日
  • 悪医

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    抗がん剤治療では癌はなくならないことを初めて知った。私の祖父も癌でなくなったが、最期は治療が辛いからもう死なせてほしいというようなことを言っていたと聞いた。
    しかし、治療が難しいと聞いても最初からすんなり諦めて残りの人生を楽しもうと気持ちを切り替えるのは難しいと思う。本人も家族も。
    知識がないから尚更いろんなものに縋ってしまうのだろう。

    小仲のような傲慢な患者に対しても治療をしなければいけない医療従事者は大変だなと思った。あんな自分のことしか考えてないやつまで救わないといけないのか。

    私なら癌と宣告されたらどうなるのかと考えざるを得ない一冊だった。

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    2026年02月19日
  • 人はどう老いるのか

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    老いには抗わない。無為自然。不幸には敏感だが、幸福には鈍感。

    いつ死んでも良いように心がける。

    作者のお父様は、65歳で定年退職した後、87歳まで趣味や娯楽に専念してお亡くなりになられたとの事。自分もそうなりたい。

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    2026年02月18日
  • 命の横どり

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    ネタバレ

    心臓移植と脳死の問題。他の臓器は心停止後移植きてても、心臓は脳死が前提。「死に切る権利」と脳死という難しい問題と、日本の臓器移植の現状を読みやすい小説の形で書いてある。

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    2026年02月15日
  • 命の横どり

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    ネタバレ

    脳死判定された患者からの心臓移植を題材にした医療小説。

    臓器移植コーディネーターの女性を主人公にして、心臓を提供する側とされる側の重くて複雑な心境、臓器移植推進と反対派の奥深い葛藤をあぶり出す。

    心臓病の専門病院で、適切な臓器の斡旋を行う臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。
    彼女が担当する患者は、拡張型心筋症を患い心臓移植を待つ池端麗。

    麗は、五輪金メダリスト候補のフィギュアスケーターだったが、血液型が、日本人には500人に一人と言われるRHマイナスであり、ドナーの少ない日本で、移植を受けるのは至難の技で、絶望の淵にたたされていた。

    ところが、くも膜下出血で倒れ脳死判定を受けた

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    2026年02月01日
  • 命の横どり

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    「横取り」か「贈り物」か。立場によって正反対だけど、対象が「命」だとそうも言ってられない。たっぷり双方の主張展開。どれも理解できる。美しい善意からの行為が、ちょっとした行き違いで崩れていき、善人がわがままな人達に見えてしまうのも哀しい。人権派?弁護士以外、誰もハッピーじゃないと落ち込む寸前で救われた。

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    2026年02月01日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    ネタバレ

    自分も物心ついた頃から希死念慮があり、非常に興味深い内容だった。希死念慮は自分で解決できない問題を抱えており、0−100思考、視野狭窄、酩酊などの条件が重なると自殺既遂に至る。

    後半を読み進めていくと、白鳥先生の洗脳による犯行というのが明らかになっていくのだが、最近見た映画「恋に至る病」と似ている内容だった。

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    2026年01月21日
  • 人はどう死ぬのか

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    死ぬならがん、と書いてあって、なるほどなと思った。

    どうやって死ぬのか、色々読んでいくと、苦しみたくないけど長生きもしたくなくて、でも準備もしておきたくて、と思うと、がんかなぁと思えた。

    どうやって自分は死ぬのかな…。避けられないし、どうしても考えてしまう。がんで死ねるのが、いちばんよさそうって、思考を180度捻ってくれた貴重な一冊。

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    2026年01月24日
  • 人はどう老いるのか

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    脳梗塞になり6年ほどずっと寝たきりだった大叔父の最後を思い出して辛くなった。
    私はどう最後の人生を迎えたいだろうか。

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    2026年01月12日
  • 人はどう死ぬのか

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    死ぬのが怖かった。生まれ変わった先の人生が超無理ゲーだったらどうしよう、とか考えたり、例えば脳梗塞でめっちゃ強い痛みを感じて死んだらどうしようとか考えていた。しかし死ぬのも人生の一部。生まれてきたらみんな必ず死ぬ。これを書いてる次の瞬間に死んだとしても、明日通勤途中に車に轢かれて死んだとしても、あるがままに受け入れるしかない。

    その代わり、いつ死が訪れるか分からないという気持ちでいると、今日を精一杯生きようと思える。あと死ぬのが怖いのは、今が幸せで今が終わって欲しくないから、あとはこの人生でまだやり追えてないことがあるから人生を終わらせたくないのだと気づいた。

    最後は自己肯定と感謝!!

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    2026年01月11日
  • 人はどう老いるのか

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    医療が発達しすぎたから、うまく死ねなくなったし、死なない、老いないと思うようになったことが、私たちの大変なことの一部。
    諦めること、受け止めること、自分を添わせる柔軟さ、そういうことが、最後まで生きて上手く老いることにつながっていくんだという内容だった。

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    2026年01月01日
  • 命の横どり

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    臓器移植の提供する側とされる側の思いに踏み込んだ作品
    息子の脳死を受け入れられない母親
    心臓を移植するが、以前のパフォーマンスが出せずに絶望するアイススケーター
    その間を取り持つコーディネーターや医師たち
    どちらが正義と言えない中、時間をかけて故人の想いに身を馳せる家族
    実際には、脳死を受け入れることは簡単ではないだろう
    しかし救われる命があるのであれば救いたいという人は少なくないと思う
    臓器提供について、この著書で考えるきっかけとなった
    なかなか普段接することのないテーマなのでもっと多くの人に今の臓器提供の状況を知ってもらうことが急務だと思った

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    2025年12月26日
  • 命の横どり

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    重いテーマだった。先が気になり一気に読んだ。
    臓器を提供する患者と家族、臓器を提供される患者と家族、それをつなぐコーディネーターのお話。
    脳死を人の死と認めるかどうかで議論される場面があった。認めていない弁護士の論調が稚拙で共感できなかったが、私の夫が子供達が脳死と判断されたら、死と受け入れられるだろうか?
    私的には、臓器移植には否定的だ。考えさせられる作品だった。お医者さんが書いているので、医学的な説明が多い。

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    2025年12月25日
  • 命の横どり

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    命の贈り物とみるか、命の横どりと捉えるか。現代日本の脳死と臓器移植(特に心移植)を取り巻く状況を解説しつつ、登場人物を通じて臓器移植の賛成派と否定派それぞれの意見を紹介しているので、自分はどう考えてどう行動するか、考えるきっかけとなった。そして免許証の裏に意思表示を記入した。綺麗事ばかりのストーリーではないし、単純なハッピーエンドでもないのが良かった。

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    2025年12月21日