久坂部羊のレビュー一覧

  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医療にかかわる方たちの文体の素晴らしさに感心します
    小説家とはまた別に作ろうとしているのではなく
    日々の中でおこった事象に文体が多いついていく感覚
    健康であるという妄想を当たり前のように支えてもらっていることに
    改めて感謝です

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    2025年05月29日
  • 絵馬と脅迫状

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    「病」をめぐる6篇の短編集。
    医師であり作家だからこそ鋭く描けているなぁと思う。
    それぞれ違った角度で攻めてくる、ちょっとブラックな感じが楽しめる。

    「つめの伸びた遺体」学生時代に自殺した親友と瓜二つの男が、新人医師として入ってくる…どっちがサイコパス!

    「闇の論文」2年以上もの年月をかけての努力が、何の価値も残らない無駄なものになるという医療の世界の不都合な真実。

    「悪いのはわたしか」新聞の人生相談が好評の精神科女医に脅迫状が届くが、女医には別人格が…。

    「絵馬」信心よりも医学のみを信奉する内科医が、同僚の外科医が書いた絵馬を誤って割る。それ以来、気になって仕方がない。

    「貢献の病

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    2025年05月27日
  • 謎解き診察室、本日も異状あり

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    短編集で読みやすかった!
    短い中にきれいに内容がつまってるかんじで
    その先も読みたいと思う物語ばかりでした。

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    2025年05月23日
  • 無痛

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    刑法39条をについて考えるきっかけになった作品。
    とてもリアリティのあるシーンが多くてとても想像しやすかった

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    2025年05月19日
  • 怖い患者

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    久坂部医師作家の医療系短編集です。どの作品も久坂部先生のブラックさが、際立っていて楽しめました。特に老人ホームの話はカオスでした。自分の将来が怖いです。

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    2025年05月13日
  • 人はどう老いるのか

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    高齢者の介護に長く携わっていた筆者だからこその視点で書かれた死生観に関する一冊。
    認知症、がんに関しては医者ではない一般人からしたら「こんな風に考えたことなかった」と目から鱗ではないでしょうか。また、そのエピソードがリアルでサクサクと読み進められるのも特徴的です。
    医者だって金を稼がないといけないとか。秀逸です。
    老いにしても、死にしても、受け入れることが寛容で。
    かつ、あらかじめどれだけ考え、準備しておくかが自分らしく生きることに繋がる。こう考えさせられました。

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    2025年05月11日
  • 院長選挙

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    国立大学の最高峰といわれる天都大学医学部付属病院(天大病院)の院長が謎の死を遂げ、次の院長候補の副院長4人が選挙に向けて動き出す。
    そんな天大病院に「医療崩壊」をテーマに、ノンフィクションライターの吉沢アスカが乗り込む。
    ちょうど院長選挙に絡めての取材にもなり、面白い記事が書けるのではないかという思いもあったが…
    なんとも破天荒でメチャクチャな副院長たちに、愕然とする。
    とてもじゃないけど、これが天下の大学病院の医師なのかと疑問じゃなくて、恐怖を感じる。

    登場人物の名前も面白く付けられていて、それぞれのキャラの濃さも読み応えがあった。

    2025.5.8

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    2025年05月08日
  • 人はどう老いるのか

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    気がついたら両親が亡くなった年に近づいている。
    これから先どう生きたらいいものか?その思いに答えになるかなと
    思い読んだ。
    鏡をみれば白髪、シワの顔、歯はガタガタ、腰痛は良くならない、背中を丸めて歩くようになった。
    老いる自分の姿は悲しい。
    だけどジタバタしたところで仕方ない。
    老いを受け入れ今を楽しむ。

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    2025年04月28日
  • 死が怖い人へ

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    助からない患者を見たときの医者の対応。
    日本の安楽死の矛盾。
    管や穴だらけにされて苦しみたくないのと、パプアニューギニアの人のようにポジティブに死を受け入れたい。

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    2025年04月23日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    ネタバレ

    地獄への道は善意で舗装されている
    なるほど…ドクターでありながらここまで書けるのはこのお父様に育てられ、一貫した生死観を持ち合わせているからなのだろうか。
    くれぐれも一般人は真似しないように、と言いながらも医者は体をよく知っているが故に、そして親子とも医者であるという特異な環境のもと、自宅で父親の最期を迎えた。この家族、この家族構成だからできたことで、誰にでもできることではない。
    死に目に会えるかどうか、それは多分大して重大なことではない。

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    2025年04月21日
  • 第五番 無痛II

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    再読!
    本当にありそうな医療ミステリーで、毎回どきどきはらはらさせられます
    カウンセラーの菜見子がちょっとずれてて、でもそのおかげで終盤がうまくまとまる1面もあり、登場人物のキャラが立ってておもしろいです

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    2025年04月20日
  • 絵馬と脅迫状

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    6編の著者ならではの短編集。

    最後にクスっと嗤うオチがあるものが多く、風刺が効いている。実際に起こりそうなものばかりの医療界隈だ。

    表題にもなっている2つが好きだ。
    ・悪いのはわたしか
    ・絵馬

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    2025年04月20日
  • 廃用身

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    書き手が変わってく感じが面白かった。
    私は母親が祖父母を自宅介護していて。色々と考えさせられた。
    実際に介護する側だったら?受ける側だったら?
    Aケアすれば実際介護する側は楽になるだろうな。

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    2025年04月17日
  • 絵馬と脅迫状

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    流石、久坂部氏は小説はハズレなしで粒ぞろい。特に「爪の伸びた遺体」「絵馬」「闇の論文」あたりは流石。「悪いのはわたしか」も面白いが、これ医師作家オムニバス「謎解き診察室、本日も異状あり」と重複です。

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    2025年04月16日
  • 人はどう老いるのか

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    高齢者医療に長年携わってきた方だけに、高齢者の具体的事例が沢山書かれており、とても参考になる。健康診断やがん検診を受け、悪いところが見つかったとしても、高齢になったらあまり意味がない。ジタバタせずに、充実した最後を送るべきだと思った。無駄な治療をしたところで、満足のゆく結果は得られない。怪しげな治療法やサプリの類は無視すべし。何だか、老後のことについて、とても気が楽になりました。

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    2025年04月06日
  • 人はどう老いるのか

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    老いについて肩意地張らずに読めました。

    1年でも長く生きることが良いことなのか、を改めて考えさせられました。

    医療従事者である私としては兎に角合点が行く話ばかり。

    筆者は安楽死や胃ろう、人工透析などについていても語っていて本人の意思よりその周囲の意見が結果的に本人を社会を苦しめているとの意見にとても賛同しました。

    今を生きる。

    その積み重ねが未来を作っていく。

    元気でまだ若い時の読むことができてよかった。

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    2025年04月02日
  • 死が怖い人へ

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    メンタルを崩した時、もっとも怖かったのは人の死だった。回復した今でもフラッシュバックがある。おそらく自分に対しても、人に対しても何も出来ていない自責があるからだろう。今出来ることから逃げず、いつ死んでも良いように。

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    2025年03月29日
  • 老乱

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    医師作家さんなので、いわゆるボケから始まって、アルツハイマーを経て、終末期に向かう本人とその家族の心境が見事に書かれていました。なるべく周りに迷惑をかけずに、最期はボヤケた中で亡くなるのが理想だと思います

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    2025年03月17日
  • 人はどう死ぬのか

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    家族にガン診断が出て、右往左往した。
    少しずつ状況を受容していくうちに、苦痛な治療などせず家で最後まで過ごしさせてあげたいと思うようになった。そんな時に、ふと目にとまった一冊。

    悲惨になる治療現場もあることを知り。
    ただ、そればかりで、治療をしないことも間違いの場合もり、結局右往左往するしかないけれど。

    いつかは死ぬ。死を絶対否定しないこと。
    それまで、どう過ごすが、どう受け止めるか。
    生きてる間は、なるべく穏やかな環境、心持ちでいたい。

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    2025年03月09日
  • 悪医

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    途中まで、ガン患者のどうしようもない気持ちの描写に気分が鬱々としましたが、
    最後、自分を客観視して昇華されて…きれいな終わり方でした。

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    2025年02月22日