久坂部羊のレビュー一覧

  • 告知

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    在宅医療、終末期医療の何たるかがリアルに描かれている。
    私達にも訪れるであろう未来の話。
    急死とは違い、覚悟を決めて向き合う死の話。
    父が母を自宅で看取った時、こんな覚悟だったんだと今更ながらに気が付きました。

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    2024年12月05日
  • 健康の分かれ道 死ねない時代に老いる

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    善き。一家に一冊。
    人間ドックやめよーかな、と思った。

    人間には感謝力や満足力もあると私は思います。
    健康のために余計なことはせず、人の悪口は言わず、自慢もせず、細かい事にはこだわらず、人と比べず、足るを知り、失敗しても笑ってすませ、無駄があってもよしとし、人に何か言われても気にせず、死が迫っても、ただ静かに笑っている。
     そう言う人に私はなりたいです。

    最後の文。そうなりたいと思った…

    医者作家なので、根拠、理論が整然としていて読んでいて清々しい。
    今から読んでいても、いざ、となると焦るものだし、憤り無様になるのだろうか… 人の死は受け入れ難いし、何度経験しても悲しい。時薬…
    何度も読

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    2024年11月23日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    生の欲動が当然という考えた方があまりにも常識的すぎて、死の欲動については衝撃的だった。
    憶測でや推測では、人の気持ちを完全にわかることはできない。
    思いやりとは、肯定するのでも否定するのでもなく、その人の気持ちをありのままに受け入れ、わかろうとする姿勢のことなんだと思う。

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    2024年11月17日
  • 人はどう老いるのか

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    何で本書を知ったのか?
    覚えていないんですが、ようやく読めました。

    私が〝タブー〟だと思っていることをズバズバを書いていて、納得させられることが多い。
    父と義母が80歳を超え、色々と覚悟しなければならないタイミングで読めてよかった。

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    2024年11月13日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    医師である久坂部氏が、自宅で同じく医師である父を看取ったときの経験からの人間の死に方について書かれている。
    ここにも書かれているが、ひと昔前は病院ではなく、普通は自宅で最後の看取りをしていた。過剰な医療、延命治療に対する疑念は、だんだんと広まってきているように思われる。
    実際、認知症に効く薬はなく、その副作用を考えると、果たして処方する必要あるのかとも思う。
    高齢化が進み、これからはしっかりと医療情報を収集ひ、自らの医療を、自らできちんと選択していくことが必要なのであろう。
    そのためにも本書は是非一読すべき一冊である。

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    2024年11月03日
  • 人はどう老いるのか

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    医師だからわかる綺麗事ではない、老いるとはどういう事なのかを、赤裸々に語っています。医療、医師への信仰とも似た過度な期待。
    まさに老いる事について、死について予習することができる一冊。

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    2024年10月23日
  • オカシナ記念病院

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    医療について考えさせられた。
    延命治療や過度な検査は歳を重ねると、
    本当に良い事なのか。
    自分はどのような医療行為を今後求めたいのか。
    何となく手に取った小説でこんなに考えることになるとは思わなかった。
    周りに医療関係の知り合いがおらず、実際の医療と乖離するところはあるのかも知れないが大切にしたい価値観を知ることができた。

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    2024年10月13日
  • 寿命が尽きる2年前

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    きれいに死にたいなら病院に行くな。
    まさに、今、出会いたかった本。がんで亡くなった医師の話は正に死を見てきたからこそ。

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    2024年10月10日
  • 人はどう悩むのか

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    「老後がどうなっていくのか」が分からないから徒に「老化」を恐れる。著者の自嘲的な事実も踏まえユーモア溢れる「人生の予習参考書」

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    2024年10月02日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    真也が紡ぐ言葉がよくわかると言えば、少数派ゆえに変わった人だと言われるのだろうか。

    善意で正義を振りかざす妹のような人に接するたびに、必要以上に関わることを避けたくなる。
    自分の考えていることはすべて正しく、他の意見はすべておかしいと切り捨てることは簡単だけれど、とても残酷だ。

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    2024年09月30日
  • 人はどう死ぬのか

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    とてもよかった。まさに教科書

    人はどう死ぬのかの教科書的な解説と、他の国との比較により日本はいかに「死」「死ぬこと」そのものをタブー視しているか。

    がんについての解説もわかりやすい。

    自分自身について考えるだけでなく、家族やパートナーにも自分が延命措置をされたいのかされたくないのか、具体的にどこのどの部分を話し合うべきか、ACPの大切さなどいろいろ書いてありとても勉強になった。

    こういう本を読める人には一読おすすめ。

    ピンピンダラダラ、ヨロヨロヘトヘトが面白かった。死後の世界が何カアル派と何モナイ派の話も。
    「人間も生き物だから、死ぬ間際にはある程度の苦しみがあるのは当然」という一文

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    2024年09月28日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    ネタバレ

    医者が医療の限界を知っていることに安堵した。こんな医者なら診てもらいたい。
    両親の最期を迎える心の準備をするきっかけになる。
    それにしてもこのお父さん好きです。
    認知症、せん妄、知りたかったことが盛りだくさん。

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    2024年09月13日
  • 介護士K

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    介護は難しい…と「難しい」で思考をとめ考えたくない楽な方向へいきがち。
    医療がつくりあげた長生きの弊害が福祉現場を逼迫させている。日本が経済優先で労働力として家を崩壊させたツケがきている。命が当たり前に守られ誰もが生命の危機を忘れた傲慢さが今きている。
    この本を読み痛烈に感じた。
    誰もが歳をとる、長生きの幻想に踊らされているんだね。みんな高齢者になり嫌でも誰かのお世話になることは間違いなし!
    さぁ、覚悟をきめて今を生きよう。

    介護職員ファーストにすることが解決かもね。


    ぜひ〜

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    2024年08月21日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    フィクションなんだけど
    現実にあってもおかしくないくらい
    リアルなストーリーばかり。

    医療は全てが完璧じゃないから
    理想と現実にギャップがありすぎて
    理不尽過ぎることを言われることもあるし
    誰のために頑張ってるのか
    よく分からなくなることもある。

    だけどこの本を読みながら
    自分の捉え方次第かましれないとか
    もう少し頑張ってみようかなぁとか
    前向きに考えられるような気がしました。

    背中を押してくれる本って素敵ですよね。

    医療に関わる人も関わらない人も
    ぜひ読んで欲しい1冊です。

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    2024年08月15日
  • 人はどう老いるのか

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    ネタバレ

    100年時代とプラス面ばかりいわれているが、メディアのいうようなプラス面ばかりみていてはいけないなと思った。
    高齢になると人間は皆体がおかしくなる。去年までの幸運を喜ぶべきで、いつまでも無症状のままが当たり前と思うほうがまちがっている。「老い」にはつらいこと、悲しいことが多い。具体的に書かれていて、わかりやすい。

    心の準備のある人は、ある程度受け止められる。心の準備のない人、すなわちいつまでも元気でいられると思っていた人は、「なんでこんなことに」とか「こんなことになるとは」と、よけいな嘆きを抱えるので、反応性のうつ病になる危険が高まる。

    知症の介護をはじめるなら、認知症の人が起こすトラブル

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    2024年08月04日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    ネタバレ

    秀作。
    概ね同意。だけど、死に直面してこのようになるがままにふるまえる自信はない。
    寿命をとらえて、苦しむのでなくやりたいことをやり、食べるものを食べていきたい。

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    2024年07月27日
  • 人はどう死ぬのか

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    死ぬことは怖いこと、避けるべきことというのが普通の考えだと思っていたが、この本を読むことで死がいい意味で身近に感じる事ができた。生きているうちに死ぬときに後悔しないように周りの人と接する事、いつ死ぬかわからないので毎日楽しく生きる事が大事なのだと感じた。また、病気になって延命措置をして、人間らしい生き方を出来ないくらいなら苦しまずに死ぬことも選択肢の一つという事がよくわかった。

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    2024年07月23日
  • 健康の分かれ道 死ねない時代に老いる

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    この本は読んで良かった!健康センター勤務医だから思うことをしっかり吐露している。

    なんだそうだったのかと目から鱗のもの
    やっぱりなあ、そりゃそうだと思っていたよ
    なんてのがたくさんあった

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    2024年07月15日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    最後の短編は感動致しました!素晴らしい。
    題名は、峠を越えてきた命、です。皆さんもぜひお読みになって下さい。

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    2024年07月14日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    現役の医師たちが綴る医療小説ということでどれも手に汗握るような臨場感で溢れていた。
    まだ読んだことのなかった作家の方も含まれていたので、また読みたい本が増えて嬉しい。

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    2024年06月16日