久坂部羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
善き。一家に一冊。
人間ドックやめよーかな、と思った。
人間には感謝力や満足力もあると私は思います。
健康のために余計なことはせず、人の悪口は言わず、自慢もせず、細かい事にはこだわらず、人と比べず、足るを知り、失敗しても笑ってすませ、無駄があってもよしとし、人に何か言われても気にせず、死が迫っても、ただ静かに笑っている。
そう言う人に私はなりたいです。
最後の文。そうなりたいと思った…
医者作家なので、根拠、理論が整然としていて読んでいて清々しい。
今から読んでいても、いざ、となると焦るものだし、憤り無様になるのだろうか… 人の死は受け入れ難いし、何度経験しても悲しい。時薬…
何度も読 -
Posted by ブクログ
とてもよかった。まさに教科書
人はどう死ぬのかの教科書的な解説と、他の国との比較により日本はいかに「死」「死ぬこと」そのものをタブー視しているか。
がんについての解説もわかりやすい。
自分自身について考えるだけでなく、家族やパートナーにも自分が延命措置をされたいのかされたくないのか、具体的にどこのどの部分を話し合うべきか、ACPの大切さなどいろいろ書いてありとても勉強になった。
こういう本を読める人には一読おすすめ。
ピンピンダラダラ、ヨロヨロヘトヘトが面白かった。死後の世界が何カアル派と何モナイ派の話も。
「人間も生き物だから、死ぬ間際にはある程度の苦しみがあるのは当然」という一文 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ100年時代とプラス面ばかりいわれているが、メディアのいうようなプラス面ばかりみていてはいけないなと思った。
高齢になると人間は皆体がおかしくなる。去年までの幸運を喜ぶべきで、いつまでも無症状のままが当たり前と思うほうがまちがっている。「老い」にはつらいこと、悲しいことが多い。具体的に書かれていて、わかりやすい。
心の準備のある人は、ある程度受け止められる。心の準備のない人、すなわちいつまでも元気でいられると思っていた人は、「なんでこんなことに」とか「こんなことになるとは」と、よけいな嘆きを抱えるので、反応性のうつ病になる危険が高まる。
知症の介護をはじめるなら、認知症の人が起こすトラブル -
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