久坂部羊のレビュー一覧

  • 第五番 無痛II

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    内容も結末もわかっていて、心の半分以上が次はほのぼのした作品を読みたいといってるのに、コロナの報道ばかりに疲弊した雨の夜、再読してしまった。実際、善人顔した悪魔が私たちの身近な生活を、日本を、世界を操っているのだろう。善かれと思う対策が悪しき結果を生むことも多々ある。今回は、守健奴(健康を守る奴隷)って造語が余韻に残る。

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    2021年06月19日
  • 老乱

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    これは、今後介護に関わることになるであろう人、今後ボケてしまうかもしれない人(きっとほとんどの人)に読んでおいて欲しい本。
    当人はまだらぼけだから、気付くと大惨事になってて、周りが引いてて、え、何で…?っていう状況になってる。
    本人も辛いし、周りも辛い。
    出口のない問題なんだけど、この本を読むと少し、お互いの気持ちを理解し、どうしたら良いのか見えてくる気がする。
    小説なんだけど、教えてもらっている気がする。

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    2021年02月21日
  • 介護士K

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    久坂部羊『介護士K』角川文庫。

    介護施設を舞台にしたミステリー・サスペンス。2014年に川崎の老人ホームで実際に起きた事件に着想を得ているようだ。

    介護という厳しい職場の闇と行き過ぎるマスコミの報道。老いて、身体が思うように動かなくなり、他人の手を煩わせてまで生きることに意味はあるのか。

    タイトルの『介護士K』とは主人公の小柳恭平のことであり、彼が働く介護施設『アミカル蒲田』で起きた入居者の転落死亡事故に彼が関与したのかということが物語の根幹を成している。なかなか真実は明らかにならぬままにストーリーは二転三転し、第2、第3の死亡事故が起きる。果たして恭平は……

    本体価格720円
    ★★★

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    2021年01月08日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

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    とても面白かった。常日頃から長生きすることに疑問を感じていたので、これを読み早く死にたくなった。誤解を招く表現だが、自殺願望は一切ない。感銘を受けた部分を抜粋。『実際の長生きはつらく過酷なものだ。あしこしがよわって好きなところにも行けず、視力低下で本も読めず、聴力低下で音楽も聴けず、味覚低下で美味しいものもわからず、それどころかむせて誤飲のきけんが高まり、排泄昨日も低下し、おしめをつけられ風呂も毎日入れず、容貌も衰え、なんの楽しみもなく、まわりの世話にばかりなる生活が“長生き“の実態だ』
    認知症になればまだましだが、頭がしっかりしているとことさら辛いことだろう。
    貯金使って美味しいもの食べたら

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    2021年01月02日
  • 老乱

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    とても読み応えがあり、すいすい読めた。
    老いるのが怖くなった。現状、家族構成から、当方が介護側になることは無く、される側にはなりうる。やっばり家族に負担は掛けたくないと思う。だから決めた!!高級施設に入る為の貯金を今からしよう。
    しかし、著書にある通り、長生きするから認知症なんてなるんだ。生活習慣病だって昔はなかった。無理な長生きはやめよう。

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    2020年11月25日
  • 悪医

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    治療は病気を治す事では無い
    治療すれば治る病気なんて数少ない
    進行を抑えるのが目的の治療の方が実際は多い

    副作用と治療の有益性のバランス

    医者の一言って大きいんだなと思った

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    2020年11月17日
  • 悪医

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    余命宣告された52歳の末期がん患者は、「もう治療法がない」と告げた若き外科医を恨み、セカンドオピニオン、新たな抗がん剤、免疫細胞療法、ホスピスへと流浪する。2人に1人ががんになる時代、「悪い医者」とは何かを問う、第3回日本医療小説大賞受賞の衝撃作。

    余命を言い渡された患者の絶望的な気持ちや、何かにすがりつきたいと思う気持ちが痛いほど伝わってきた。確かに医師は自分の仕事を精一杯努めるしかないだろうが・・がん難民いつか誰にでも訪れるだろうと思うと切なかった。

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    2020年09月23日
  • 悪医

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    一気読み。久坂部先生のマジメ本ではトップクラス。感動する作品です。
    「余命三か月」と医師からこう宣告され残された時間を有意義に生きなさいと宣告される患者。
    セカンドオピニオン外来から始まり、がん免疫療法と現実を受け入れることなく、最期まで諦めません。結局ジタバタすることが、有意義な過ごし方だったんです。
     治る見込みのない患者をこれ以上抗がん剤で苦しめずに、残りの時間を体力のあるうちに有意義に暮らしてもらうにはと悩む医者と必死に生きようとする患者が交互に出てきます。
    癌に罹患していない今だから冷静に読める本ですね。

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    2020年08月30日
  • 悪医

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    医療小説は好きでたくさん読んだけど、私にとって1番の衝撃作。

    医者の立場の言い分もわかる。
    患者の立場の言い分もものすごくわかる。

    ウチの息子には医学部に進んで欲しい反面、医者になるのは可哀想な気もする。。。

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    2020年08月30日
  • 廃用身

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    すごいインパクト!
    最初、書き方の感じからして、「これはノンフィクションだ」と思っていたけど、え?こんなことあったっけか?
    えーっ?
    って思って、調べてみたり、最後の方を読んだりして、、、混乱してしまいました(笑)

    すごいわー。
    こんなやり口、なかなか思いつかないですよね!
    実際、「それもアリなんじゃない?」などと思ってしまったんですけど・・・(汗)

    ほんと、引き込まれて読みました!
    どんどん久坂部羊読もう!読もう!

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    2020年07月29日
  • 破裂(下)

    購入済み

    内容が医療モノなので、ちょっと難しかったですが、途中からサクサク読めました。高齢化社会はこれからの課題ではありますが、そんな無茶苦茶な解決策は。。でも終わりは、まぁ一応無事に着地したかなと思いました。

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    2020年07月05日
  • 悪医

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    一気読みでした。

    抗がん剤は毒で、逆に命を縮ませることもあるから、残りを有意義に生きるためにやめた方がいい。という医者の気持ちも分かります。

    ただ、患者からすると、治療法が無くなるのが怖いのです。
    特に、色々な治療をしてきた人にとっては、使う薬が無くなったと言われると、死ぬしかないのか。ってなると思います。

    医者と患者のこの距離がどこまで縮めることができるか。これが、この本の読みどころなのかなと、思いました。

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    2020年06月18日
  • 思い通りの死に方

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    30冊目。「大往生したけりゃ医療とかかわるな」を読まれた久坂部先生が対談を申し込まれたそうで、ユーモアもたっぷりだった。

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    2020年05月01日
  • 破裂(下)

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    28冊目。上編からあっと言う間に読んでしまった。面白い。第2の「白い巨塔」とも言われるそうな。医療ミスを巡る裁判に並行して、厚労省官僚(佐久間)の企てる高齢者抹殺計画(このキャラといい、腐敗屍骸像と言い手塚治虫作品を彷彿とさせる)。時あたかもコロナ禍も背景に陰謀があるのではと思ったりする。

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    2020年04月23日
  • 悪医

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    今の時代、がん=不治の病という認識はだいぶ変わってきてはいるものの、やはり医師からがんを宣告されたら、誰でも大きなショックを受けるでしょう。
    小説の主人公は50代のがん患者。そして、もう一人の主人公は30代の医師。数ページ単位で、それぞれの話が進んでいきます。
    この本の著者は現役の医師で、がん治療の描写がとてもリアルです。(私の身内にがん患者だった者がいて、それとの比較です)

    山崎豊子さんの白い巨塔のようなベストセラー本にはなっていませんが、とても現実的で、私も主人公と同じ立場になったらどうなるかと考えさせられる一冊でした。

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    2019年10月21日
  • 院長選挙

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    久坂部羊『院長選挙』幻冬舎文庫。

    大病院に行くのが怖くなるようなブラック医療コメディ。医者と言えど、人間だから色々な性格や精神構造の方が居て当たり前なのだが、社会的地位の高さや恵まれた生活環境により、一般人より性格の悪い部分だけが増長されるのかも知れない。それにしても、こんな病院には絶対に行きたくないぞ!(^_^)

    天都大医学部の病院長、宇津々が謎の死を遂げ、近々、病院内で新院長選挙が行われることに。候補者の4教授はいずれも歪んだ性格の変人ばかりで、互いに足を引っ張り合い、新院長の座を譲らないのだが……

    本体価格600円
    ★★★★★

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    2019年08月10日
  • 破裂(下)

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    長かった…予想以上の文字数です。
    そして何よりも怖かった。
    個人的には、佐久間が個性強くて好きだなあ。
    高齢者社会に警鐘を鳴らしている本作は、今最も読んだほうが良い作品かと思います。
    最近じゃ、介護疲れもあり殺人事件にまで発展してしまう日本。
    だからこそ、佐久間は将来の自分の為にも安楽死を認める施設に躍起となっていたが、快適な死はどこにもない。
    ポックリ死を実現したかった佐久間が、結構愛おしいキャラクターでもあります。
    キーマンじゃないかなあ、佐久間みたいな人は。

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    2019年07月29日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    同感。最近はなかなか簡単に死ねない。
    医者は病気を治療することに一生懸命になりすぎて「死」に対しては考えられてこなかった。
    PPKがいかに難しいことか思い知らされる。
    本人の意思ではなく周りの自己満足で無駄な引き伸ばしをされるほど辛いものはない。
    末期になるまで症状がなく手遅れでパッと逝きたい。

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    2019年03月23日
  • 告知

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    久坂部先生の本はみんな本当の話をのように生々しい。
    患者側、看護師側、患者側の家族側、先生側の本音と建前と交錯する。
    いつ自分がアルツハイマーの当人になるか、難病の本人もしくは家族になるか、誰にもなりうることで、人ごとではない。

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    2019年02月19日
  • 破裂(上)

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    相変わらずのゾッとするような面白さでした。
    白い巨塔のような、医療裁判…果たしてどうなるのか?
    ここぞとばかりに、医療界のどす黒さを暴く内容。
    得られる知識も沢山ありました。
    下巻読みます。

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    2019年01月23日