久坂部羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても面白かった。常日頃から長生きすることに疑問を感じていたので、これを読み早く死にたくなった。誤解を招く表現だが、自殺願望は一切ない。感銘を受けた部分を抜粋。『実際の長生きはつらく過酷なものだ。あしこしがよわって好きなところにも行けず、視力低下で本も読めず、聴力低下で音楽も聴けず、味覚低下で美味しいものもわからず、それどころかむせて誤飲のきけんが高まり、排泄昨日も低下し、おしめをつけられ風呂も毎日入れず、容貌も衰え、なんの楽しみもなく、まわりの世話にばかりなる生活が“長生き“の実態だ』
認知症になればまだましだが、頭がしっかりしているとことさら辛いことだろう。
貯金使って美味しいもの食べたら -
購入済み
内容が医療モノなので、ちょっと難しかったですが、途中からサクサク読めました。高齢化社会はこれからの課題ではありますが、そんな無茶苦茶な解決策は。。でも終わりは、まぁ一応無事に着地したかなと思いました。
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Posted by ブクログ
ネタバレがん治療の国家プロジェクトの利権を巡り、それに参加する内科、外科、放射線科、免疫療法科による派閥争い。患者が見えなくなるほどカネや名声に執着する面々の腐り切った姿は「白い巨塔」を彷彿とさせます。
読んでいると思わず顔をしかめ、眉間にしわを寄せてしまいそうなほど醜い登場人物たちの姿に辟易しながらも、論文捏造や医療ミスなどのスキャンダルに見舞われながら進行していく泥仕合がどうなっていくのか。また、そんな医学会の中で異彩を放つ雪野などの(ごく一部の)真面目な人たちが今後どうなるのか。
そうした先の話が気になって、久々に短時間で一気に読み切った本となりました。