久坂部羊のレビュー一覧

  • 人はどう死ぬのか

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    前に読んだのに、それを忘れてタイトルに惹かれて再読。死についての漠然とした恐怖を紐解き、どのように迎えるか、現場で何が起きているか、を知り、考えるきっかけになる良書。覚悟をする、ということの大切さを思った。また忘れた頃に再読したい。

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    2026年02月21日
  • あなたの命綱

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    癌だけが疾病の中で特別視されていることを受けての如何にも久坂部氏らしい回答小説。癌疾病の命綱候補を丹念に紹介しつつ、まったく命綱になっていない現状と、癌になっても死なない生き方(受容)に行き着くまでをドラマ仕立てで描く。それにしても主人公・中道颯子のとてもノンフィクションライタとは思えない浅学と直情径行さに終始イライラさせられ、その魅力のなさで物語を結構台無しにしている(そういう役回りであっても酷すぎる)。それはそれとして、書かれている内容は面白かった。

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    2026年02月19日
  • 悪医

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    抗がん剤治療では癌はなくならないことを初めて知った。私の祖父も癌でなくなったが、最期は治療が辛いからもう死なせてほしいというようなことを言っていたと聞いた。
    しかし、治療が難しいと聞いても最初からすんなり諦めて残りの人生を楽しもうと気持ちを切り替えるのは難しいと思う。本人も家族も。
    知識がないから尚更いろんなものに縋ってしまうのだろう。

    小仲のような傲慢な患者に対しても治療をしなければいけない医療従事者は大変だなと思った。あんな自分のことしか考えてないやつまで救わないといけないのか。

    私なら癌と宣告されたらどうなるのかと考えざるを得ない一冊だった。

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    2026年02月19日
  • 人はどう老いるのか

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    老いには抗わない。無為自然。不幸には敏感だが、幸福には鈍感。

    いつ死んでも良いように心がける。

    作者のお父様は、65歳で定年退職した後、87歳まで趣味や娯楽に専念してお亡くなりになられたとの事。自分もそうなりたい。

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    2026年02月18日
  • 命の横どり

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    ネタバレ

    心臓移植と脳死の問題。他の臓器は心停止後移植きてても、心臓は脳死が前提。「死に切る権利」と脳死という難しい問題と、日本の臓器移植の現状を読みやすい小説の形で書いてある。

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    2026年02月15日
  • 廃用身

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    しばらく前に電子書籍で購入後放置。年明けからぼちぼち読み始め、だんだん面白くなってきた。最後の結末はちょっと嫌いな片付け方だったけど、ああこれミステリー小説だもんなって思うことにした。漆原の心情はなんとなく推測できるけど、奥さんの菊子の気持ちはよく分からない。
    でもトータルでみるとすごく面白かった。一昨日読み終わって、こんな面白い本なんで知らなかったんだ、じつは何かの賞をとってるのかと調べてみたら映画化決定していると知ってタイムリーでびっくりした。内容的に映画にしたら視覚化されてキツイな。

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    2026年02月07日
  • 廃用身

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    読後感が悪しです。露悪的すぎて受け止めるには人間的力量が必要そう。でも人間って怖いな気をつけなきゃって再認識できます。

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    2026年02月06日
  • 廃用身

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    現実的には理解されないだろうね。四肢欠損の視線に対するサポートと、それを上回る科学的根拠が必要。
    実際、介護する側にとっては視覚的な違和感はあるが、楽になるのは確実。 考えさせられる小説でした。

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    2026年02月03日
  • 命の横どり

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    ネタバレ

    脳死判定された患者からの心臓移植を題材にした医療小説。

    臓器移植コーディネーターの女性を主人公にして、心臓を提供する側とされる側の重くて複雑な心境、臓器移植推進と反対派の奥深い葛藤をあぶり出す。

    心臓病の専門病院で、適切な臓器の斡旋を行う臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。
    彼女が担当する患者は、拡張型心筋症を患い心臓移植を待つ池端麗。

    麗は、五輪金メダリスト候補のフィギュアスケーターだったが、血液型が、日本人には500人に一人と言われるRHマイナスであり、ドナーの少ない日本で、移植を受けるのは至難の技で、絶望の淵にたたされていた。

    ところが、くも膜下出血で倒れ脳死判定を受けた

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    2026年02月01日
  • 命の横どり

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    「横取り」か「贈り物」か。立場によって正反対だけど、対象が「命」だとそうも言ってられない。たっぷり双方の主張展開。どれも理解できる。美しい善意からの行為が、ちょっとした行き違いで崩れていき、善人がわがままな人達に見えてしまうのも哀しい。人権派?弁護士以外、誰もハッピーじゃないと落ち込む寸前で救われた。

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    2026年02月01日
  • 廃用身

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    映画化されるとの事で、CMを偶然見て衝撃を受ける。
    翌日すぐに本屋さんへ。
    書き方、あまりにもリアリティー。
    半分くらいで え、もう終わり?と思ってからが本番。

    介護を生業としている側としては、いらんやろこの手足!と思う事は毎日あるんだけど実際入院して「Aケア」された人を見ると知っててもギョッとするし話題にしていいかめちゃくちゃ気を遣う。
    知り合った頃から無ければ気にならないけど、知った仲になってから手足を切ってしまうとなかなか。
    いやー、面白かったけどこれどんな気持ちで今から寝ればいいの?

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    2026年01月31日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    ネタバレ

    自分も物心ついた頃から希死念慮があり、非常に興味深い内容だった。希死念慮は自分で解決できない問題を抱えており、0−100思考、視野狭窄、酩酊などの条件が重なると自殺既遂に至る。

    後半を読み進めていくと、白鳥先生の洗脳による犯行というのが明らかになっていくのだが、最近見た映画「恋に至る病」と似ている内容だった。

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    2026年01月21日
  • 人はどう死ぬのか

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    死ぬならがん、と書いてあって、なるほどなと思った。

    どうやって死ぬのか、色々読んでいくと、苦しみたくないけど長生きもしたくなくて、でも準備もしておきたくて、と思うと、がんかなぁと思えた。

    どうやって自分は死ぬのかな…。避けられないし、どうしても考えてしまう。がんで死ねるのが、いちばんよさそうって、思考を180度捻ってくれた貴重な一冊。

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    2026年01月24日
  • 人はどう老いるのか

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    脳梗塞になり6年ほどずっと寝たきりだった大叔父の最後を思い出して辛くなった。
    私はどう最後の人生を迎えたいだろうか。

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    2026年01月12日
  • 人はどう死ぬのか

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    死ぬのが怖かった。生まれ変わった先の人生が超無理ゲーだったらどうしよう、とか考えたり、例えば脳梗塞でめっちゃ強い痛みを感じて死んだらどうしようとか考えていた。しかし死ぬのも人生の一部。生まれてきたらみんな必ず死ぬ。これを書いてる次の瞬間に死んだとしても、明日通勤途中に車に轢かれて死んだとしても、あるがままに受け入れるしかない。

    その代わり、いつ死が訪れるか分からないという気持ちでいると、今日を精一杯生きようと思える。あと死ぬのが怖いのは、今が幸せで今が終わって欲しくないから、あとはこの人生でまだやり追えてないことがあるから人生を終わらせたくないのだと気づいた。

    最後は自己肯定と感謝!!

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    2026年01月11日
  • 人はどう老いるのか

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    医療が発達しすぎたから、うまく死ねなくなったし、死なない、老いないと思うようになったことが、私たちの大変なことの一部。
    諦めること、受け止めること、自分を添わせる柔軟さ、そういうことが、最後まで生きて上手く老いることにつながっていくんだという内容だった。

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    2026年01月01日
  • 命の横どり

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    臓器移植の提供する側とされる側の思いに踏み込んだ作品
    息子の脳死を受け入れられない母親
    心臓を移植するが、以前のパフォーマンスが出せずに絶望するアイススケーター
    その間を取り持つコーディネーターや医師たち
    どちらが正義と言えない中、時間をかけて故人の想いに身を馳せる家族
    実際には、脳死を受け入れることは簡単ではないだろう
    しかし救われる命があるのであれば救いたいという人は少なくないと思う
    臓器提供について、この著書で考えるきっかけとなった
    なかなか普段接することのないテーマなのでもっと多くの人に今の臓器提供の状況を知ってもらうことが急務だと思った

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    2025年12月26日
  • 命の横どり

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    重いテーマだった。先が気になり一気に読んだ。
    臓器を提供する患者と家族、臓器を提供される患者と家族、それをつなぐコーディネーターのお話。
    脳死を人の死と認めるかどうかで議論される場面があった。認めていない弁護士の論調が稚拙で共感できなかったが、私の夫が子供達が脳死と判断されたら、死と受け入れられるだろうか?
    私的には、臓器移植には否定的だ。考えさせられる作品だった。お医者さんが書いているので、医学的な説明が多い。

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    2025年12月25日
  • 命の横どり

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    命の贈り物とみるか、命の横どりと捉えるか。現代日本の脳死と臓器移植(特に心移植)を取り巻く状況を解説しつつ、登場人物を通じて臓器移植の賛成派と否定派それぞれの意見を紹介しているので、自分はどう考えてどう行動するか、考えるきっかけとなった。そして免許証の裏に意思表示を記入した。綺麗事ばかりのストーリーではないし、単純なハッピーエンドでもないのが良かった。

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    2025年12月21日
  • 命の横どり

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    心臓移植を巡る物語。

    心臓病の専門病院で、臓器移植コーディネーターとして働く立花真知は、将来の五輪金メダリスト候補とされるフィギアスケーター・池端麗を担当する。

    心臓移植しかない麗のドナーが見つかったとき、ドナーの家族の中で母親だけが納得してなかったのだが、真知が取った行動が…。


    命の横取りをしないでと叫んだ母親だが、臓器提供は命の贈り物だと…
    強要そのものは禁忌だが、消極的なままだと助かる命が失われるわけで…
    助かる患者の喜びの裏で、別の悲劇を生むことも…


    読みながらも複雑な思いに駆られる。
    自分ならどうするだろうか…
    どちら側にしても直ぐに答えを出せない。
    命は重いからこそ、簡

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    2025年12月19日