久坂部羊のレビュー一覧

  • 人はどう死ぬのか

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    死についてかなりリアルに考えることができた

    終末期を家で過ごし、がんで亡くなった祖父のことを思い出しながら読んだ。確か当時小4で、そりゃそうだけど死ついて何もわかっていなかった。他人が死ぬということから目を背けていたなぁと思う。自分のことしか考えていなかった。もっと祖父のことを考えて接していればよかった。
    こんな後悔を今後せずに済むように生きたい。

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    2026年07月08日
  • 医人の夢

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    高校生向けかもしれないが読みやすい。医師になりたい高校生が悩み色々な人にアドバイスしてもらいながら現実を知っていく。医師は理不尽に耐える、厳しいけどそのとおりなんだろう。医療に正解はないだろうし、相手は素人だから間違えたり思い違いしたり体調が悪いから医師に当たる人も多い。正義に燃えて医師になり想像と違うと思ったりするのかな。著者の限りある保険料や医療を必要な人に届くようにという思いは痛いほど伝わる。いい本でした。

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    2026年07月07日
  • 健康の分かれ道 死ねない時代に老いる

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    健康をいかに維持するかのHOWTO本かと思いきや真逆の内容で驚いた。
    著者はアンチ健康を提唱する稀有な作家だ。健康を目的とする事で人生の満足度や楽しさを下げては本末転倒である。健康診断は会社の義務であるくらいに留めておいて重要異常箇所以外の項目は無視していこうと腹が座った。長生き信仰がまだ根強い日本だが平均寿命に惑わされずに60歳まで生きれたら個人的には御の字ぐらいの気持ちでいれば65で死んで世間でいう早死でも気にならなくなる。つまり自分軸が大切という事だ。あえて傍若無人に不摂生をしようとは思わないが適度に楽しみ適度に気にするくらいが一番楽しく生きれるのではないだろうか。
    これからの長寿社会を

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    2026年07月05日
  • 医人の夢

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    医療だけではないが、世の中に完全というものはなく、異常潔癖で何でも白黒つけたがる国民性に、グレーな等身大医療の現実をつきつける、いつもの久坂部節炸裂。大病経験もして、普通にERCPで炎症経験ある身からすれば、至極当然のことが書かれている。医者は病気を治すのではなく、一所懸命に治す手伝いをしているという当たり前のことが理解できない者たちが多いからこそ成立する本だともいえる。

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    2026年07月04日
  • 無痛

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    ネタバレ

    再読。
    面白かった。最初読んだ時より面白く読めた。
    病気がわかるという、ファンタジー寄りの設定だけど、嫌悪感なく読めた。

    責任能力のない人間を罰することは、非人道的なことなんや。それは罪の償いやない。ただの報復や。それがどれだけ恐ろしい人権侵害につながるか、わかるやろ。

    刑法三十九条の話。

    無罪はおかしいと思う。病気でもなんでもその人がやったんだから。嘘か本当か判断がつかないなら、全部悪にしてしまったらいいのに。

    最後はイバラが消えて終わり。
    為頼先生は麻痺が残った。
    ナミコの理想主義はイライラした。
    イライラする登場人物ばかりなんだけども。

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    2026年07月02日
  • 廃用身

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    内容の重さと文章量に圧倒されながらも面白くて手が止まらない本でした。

    あらすじ

    廃用身という言葉、すなわち麻痺したり事故や病気によって動かなくなった体に出会った漆原医師は、廃用身を切断し、残った人体で生きていく。そんな医療を考案して、自身が経営するデイサービスの患者に対して行っていた。しかし、その理屈を理解できない、またはその恐ろしさに狂乱するマスコミと大衆、漆原医師周辺の思惑によってどんどん自体は悪化していき。


    廃用身という言葉自体も初めて聞きましたね。麻痺くらいで使うのかと思いきやもっと率直な意味、使い道のない体のパーツ、医療用語にはそういうものが多くあります。本当にその通りです。

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    2026年06月21日
  • 廃用身

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    映画見る前に絶対に原作を読みたい!と思い、急いで読み始めたけど、面白すぎてすぐに読み切ってしまった。こんな面白い作品が20年近く前の作品なんて信じられない。もっと早く読みたかった!
    物語として面白いのはもちろん、今現在の介護の状況にもリンクしていて、凄く考えさせられた。初めの方は四肢が欠けた老人の姿を想像して思わずゾッとしてしまい、流石にダメでしょ…なんて思っていたのに、読み進めるうちにだんだんとAケアの有効性や効果に気持ちが傾くのが自分でも分かって、なんともいえない気持ちに襲われた。
    漆原医師の人間性についても凄く興味深くて自分なりに色々考えさせられた。確かに思うところは沢山あるけれど、漆原

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    2026年06月19日
  • 廃用身

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    映画化を期に、原作ものだと知り手に取りました。2005年にこの作品が書かれていたことに、まず衝撃を受けました。2026年の今読むと、本作はより現実味を帯びて感じられます。

    構成が非常に秀逸で、医療をテーマにした作品ならではの重さと恐ろしさがありました。きつい描写も多く、読み進めるのはかなり体力が必要でした。

    久坂部さんの他の著書も読んでみたい気持ちはあるものの、またあの重さに向き合うには覚悟がいるため、なかなか重い腰が上がりません。読み続けたら精神を病みそうなので笑。

    とはいえ、その他の著書も読破したい位面白い。

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    2026年06月19日
  • 廃用身

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    介護の限界に挑んだ確固たる信念か、それとも四肢への異常な執着か。本書が描く医師の姿には、割り切れない闇が潜んでいます。綺麗事では済まない介護の過酷な現実と、歪んだ個人の性癖が、医療の論理によって奇妙に結びついてしまったかのような生々しさ。現実の人間が持つ複雑さと醜悪さが、小説を超えた圧倒的な衝撃として心に刺さります。

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    2026年06月15日
  • 廃用身

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    ずいぶん興味をそそられる本を読んだ。
    介護しやすいように、麻痺している手や足を切断するという「Aケア」という手法が、術後患者のメンタルや症状が回復するという事象が発生する。
    いいこと尽くめのようなこの手法が、やはり受け入れられない自分がいる。
    ただ、自分が患者の家族ではなく患者本人だったら…?
    自分が当事者だったら受け入れるか否か、いつまでも答えが出なさそうだが介護の現場を見る機会があるたびにこの話を思い出すと思う。

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    2026年06月13日
  • 廃用身

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    ノンフィクション気がして怖くなってしまい、何度もフィクションだよね?と思ってしまった・・・

    倫理的に簡単に受け入れるのが難しいテーマなのに説得力がありすぎるし、とにかく様々な意味で凄い作品だった・・・

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    2026年06月13日
  • 老乱

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    ネタバレ

    最後は涙。

    お嫁さんすごいよ。最初からちゃんと舅さんの心配して、これでいいのかって自問自答して。
    ちゃんと施設にも通って、介護して。
    私だったらどう?義母はもちろん、両親ですらできる気がしない。
    両親のことは憎んでいるから。
    そうするとこれから先介護が必要になった時どうしたらいいんだろう。
    穏やかな気持ちで見守ることができるだろうか。
    作者さんが番組で、楽に死ぬ準備をするって言っていたけど、認知症だとなかなかそうもいかないよね。
    自分がなったら嫌だなぁ。迷惑かけたくないってやっぱり思う。
    長寿はいいことなのかな。


    ラスト
    十二月二十日、午前三時五分。
    ベッドサイドにはだれもいない。
    夜明

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    2026年06月13日
  • 廃用身

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    すごいのを読んでしまった。

    映画館が都心過ぎてビビってしまったので読み始め。
    介護保険の始まりくらいの時期に書かれたから20年くらい前?の話のはずなのに。

    重すぎて苦しくなる。なにも言葉が出てこない。
    ただもしAケアを提案されたなら受けると思う。

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    2026年06月08日
  • 廃用身

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    ネタバレ

    >ぼくの親切の源は、圧倒的な優越感だった。

    「親切」と評価されるわたしの行動、差し伸べている手は、本当に純粋に、相手のためを思ってのものなのか。
    それとも、無意識のうちに「与える側」という特権的な立場や優越感をもち、与えることで相手に「親切な人だと思ってほしい」という自己の浅ましさから来るものなのだろうか。
    そう思うと、漆原氏と同様、わたしの頭も廃用身なのかもしれないな、と、絶望に近い気持ちにもなる。

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    2026年06月07日
  • 廃用身

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    映画化と聞いて、読んでみた作品。
    これが2003年に書かれたとは思えないほど現在の高齢化社会とリンクしており、ゾッとした。
    自分が高齢になった時にもあり得る話だと思い、とても考えさせられた。

    また時間をあけて読みたいと思う。

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    2026年06月02日
  • 悪医

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    人はいつか死ぬ
    残酷だけどそれは変えることは出来ない…
    そして、医者の葛藤も胸に迫るし
    患者の生きたいという気持ちにも
    涙が溢れました。

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    2026年05月30日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師作家のアンソロジー。自分の好みの医師作家の発掘のためには最適な一冊。私もやはりこの人は好きだな〜。この人はちょと苦手かも〜。などと楽しみながら読みました。好みはあれどどれも読み応えの医療短編でした。

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    2026年05月30日
  • 廃用身

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    映画を観てから読んだ
    映画も良かったし、映画みた後に本読んだ方が楽しめる。答え合わせ的な
    介護の現場の過酷さ、人の内面の複雑さよ…
    フィクションだけど現実的
    人間を描くのが上手い!
    Aケアについてはありだと思う

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    2026年05月27日
  • オカシナ記念病院

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    今までモヤモヤしてたものはコレだった⁈と気づかせてくれた本。現代の医療をネタに楽しく教えていただきました。ありがとう!

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    2026年05月27日
  • 廃用身

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    ネタバレ

    映画公開に伴い、原作から履修することにした。
    とても読みやすい。
    後半漆原の心の内に秘めた残虐性が目立ったが、老人デイケアの現状・本人の障害に対しては合理的な"ケア"にも思えてしまう。
    これが約20年前執筆なのが驚きだが、超高齢化社会に拍車がかかるこれからを考えさせられる一冊だった。すき。

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    2026年05月27日