久坂部羊のレビュー一覧

  • 老乱

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    認知症になった老人の気持ちがすごくわかった。読んでよかった。何度も読み返したい本。最後は号泣してしまった。

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    2024年05月23日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    帯にあるように、「これぞ久坂部羊の集大成」と言った言葉がぴったり。私自身、身近な人の自死を経験したことがあるが、自死を止めるのが人道的には正しいとされているけれど、果たしてそれはその人の気持ちに寄り添っているのか、それとも自分の理想や生きていてほしい、というエゴを突きつけているだけなのか、ということについて改めて考えさせられた。

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    2024年03月20日
  • 老乱

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    とにかく泣けた。始めからずっと淀みなく読み進められる。引き込まれていく力が強い文章。介護される側する側の両視点から、描かれるている。もっと早くから読みたかったと思わせた一冊。

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    2024年03月16日
  • 老父よ、帰れ

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    感謝の気持ちと敬意をもって接すれば、認知症でも穏やかになるということを聞き、自宅介護に踏み切った好太郎。持ち前の楽観主義があるとはいえ、この時点で尊敬に値するとまずは思った。現実はなかなか厳しいものがあり、なかでも排泄の問題は避けては通れないがゆえ、凄まじいと痛感した。一生懸命お世話をしている人に必ずしも見返りがあるわけではないし、メンタル面の持続も大変だと思った。好太郎の家族や弟たちが、介護をする好太郎を、客観的にみて、的確な言葉をかけているのも印象的だった。当事者は懸命になりすぎて見えなくなることもあるということも参考になった。
    それぞれの家の中で、介護に奔走する人たちがたくさんいる。きれ

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    2023年12月19日
  • 老父よ、帰れ

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    実体験がないと書けない話しです。

    最後にお父さんが死んでおわるなかと思ったら 元気に回復して終わりました。

    あらあら

    またまだ介護は続くやうです。

    痴呆は人それそれ

    主人の両親は見送りました。

    自分の両親は 弟が主になって見送りました。

    今度は私の番です。

    どんな痴呆生活が待っているんでしょう?

    母は明るく楽観的は人で そのようにボケました。

    自分がどうなるかはわかりません。

    子供がみるのが 正しいとも言えません。

    明るく楽しい施設生活ができるといいですね!

    介護は抱え込むと大変です。

    この本では あまりふれていませんが 同居をOKした奥さんや娘さんも 大変だったと

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    2023年11月27日
  • オカシナ記念病院

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    うーんそうかもしれない!

    私も死ぬ時は こういう病院にかかりたい!

    現代の病院が忘れてしまったこと

    自分が死ぬ時 どんな病院にかかりたいかということを

    考えさせられました。

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    2023年11月23日
  • 廃用身

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    久坂部羊氏の鮮烈なデビュー作。
    後半視点が複数になるあたりからの怒涛の登場人物印象ひっくり返し、何度読み返してもいい。
    一つの視点にとらわれる危うさ、行動を突き動かす信念はどこからくるのか、など思うことは多い。
    ぶっちゃけ、大好きです。

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    2023年11月20日
  • 介護士K

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    家庭での介護疲れによる虐待や無理心中、殺人、施設の中での同様の事件や事故、自殺ほう助や安楽死の問題は年々増えてきているように感じます。

    介護する側、される側共に、どうにも身動きの取れない状況があり、福祉サービスで改善されれば幸運ですが、現実はそうではないようです。

    また日本では安楽死や尊厳死に対する理解も低いままです。

    この作品では介護士Kが果たして事件の中心人物なのかどうか、最後まで微妙な立ち位置にいましたが、あとがきで著者が「罪と罰」のラスコーリニコフを意識して執筆したと書いているのを読んで納得しました。

    中学時代、読書感想文を書いたものですが、社会に出る以前の、人生経験皆無の、底

    #切ない #タメになる #深い

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    2023年11月16日
  • 人間の死に方 医者だった父の、多くを望まない最期

    購入済み

    親子で医師であり、自然体の生涯を貫くことができたのは、うらやましいです。
    老いや病、生死の知識があったからだと思いますが、何より強い決意と覚悟があって為せること。

    寝たきりの父のノロウィルス感染やおしめ交換など、具体的に率直に書いてくれていたのは現実感があり、勉強になりました。

    介護は、周囲を巻き込んでの本音とたてまえ、気持ちのゆらぎや体力など、様々な問題がありますが、介護する側、される側が、どちらもあるがままの流れでいられたら、それが一番なのでしょう。

    #共感する #ほのぼの #タメになる

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    2023年11月15日
  • 悪医

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    がん末期になっても、最後まで治療してほしいと願う患者。なぜなら、治療をやめるということは死を受け入れることだから。

    がん末期になったら、最後まで治療しないほうがよいと言う医者。なぜなら、副作用で体力が奪われるよりも、体力が残されているうちに有意義に過ごした方が患者のためだと思うから。

    両者とも、もっともな思いだから、伝え方が大切だと思った。特に、がん末期の患者や家族にとって、その医者からの言葉は最期通告にしか聞こえないから。

    私は両親をがんで亡くしたので、とても他人事とは思えない小説だった。

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    2023年10月15日
  • 悪医

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    ネタバレ

    「もし、私や身内が癌になったら」と考えながら読みました。

    有効な治療が無いことを上手く伝えられない事に悩む医者の様子を読んでいると、無理に治療を求める患者を煩わしく感じました。しかし、もし自分や家族が患者という立場になった時、私は医者の言葉を素直に受け止める事ができるのか。この小説を読んで、医療現場で働く人の考えを知ってもいざ自分が当事者となるとなかなか難しいと思います。

    ならないのが1番ですが、もし実際に直面した時この小説を思い出したいです。

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    2023年09月29日
  • 善医の罪

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    あまりスッキリできる結末ではなかったけれど、法律で安楽死、尊厳死が良しとされていない日本の現状のような気がして個人的には好きです

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    2023年09月25日
  • 老乱

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    年老いた母にプレゼントしてしまった。1年以上前に読み終わり、感想を書こうと思ったらほぼ忘れている私は認知症だろうか。また読み直そう。

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    2023年08月14日
  • 廃用身

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    大満足。読み終わったあとの幸福感がすごい。
    終盤の展開に驚いた人も多いと思う。
    内容もとても考えさせられる。是非読んでみてほしい。

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    2023年08月14日
  • 寿命が尽きる2年前

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    きっと誰もが『その時』になったら、焦るし、泣くし、怒ると思う。でもそんな時に心の片隅にこの先生のコトバがあれば少しは落ち着ける、かな。
    また何年後かにも読んでみたい。

    CEA/ 肺、食道、胃、大腸、胆道、膵臓、乳がんに反応の腫瘍マーカー

    PSA/ 前立腺がん

    メメントモリ = 死を想え→ 死を意識して生きよ、今を楽しめ!

    2009年東大病院調査
    「望ましい死を迎えるために、最後まで病気と、闘うことが必要か」 がん患者の約8割は必要、慰謝料約2割は必要。

    プラセボ効果= 効くと思ってのむと実際に効く心理的効果のこと

    安心は幻想、心配は妄想

    『莫妄想』= 妄想すること莫れ/

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    2023年08月10日
  • 老乱

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    認知症で施設に入所している母が部屋で書き殴っていたメモと幸造の日記が重なる。
    アホだ、私はバカになった、死にたい、、、、

    認知症は本人が一番辛くて苦しいはず。自分が自分でなくなる恐怖と日々闘っているのだ。
    母も精神科に入院し、施設スタッフが介護しやすいようになって退院した。歩けていたのに目の前の母は車椅子で紙オムツで生気がなかった。それでも皆、母を取り囲んで「良くなりましたねー」と言う。まさにこの本に書かれていた通りの体験をした。
    自分で母を介護はできない私は、母を姥捨山に置いてきていると日々戒めている。

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    2023年08月02日
  • 寿命が尽きる2年前

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    ネタバレ

     死に時は早めに設定(Ex60歳)しておいたほうが、死ぬときに悔いが少ないと考えた久坂部羊さんの「寿命が尽きる2年前」という発想を具体化した本です。2022.10発行。寿命とは、寿命を延ばす方法、寿命を縮める病気、寿命に逆らう苦しみを説明したのち、2年後の死は予測できないけど、理由なしに食欲がなくなり、活動量が減ってくると、死の準備を勧められています。死にたくない人は死が迫ったとき必ず医療に頼り、失敗する最期を迎えてしまう。いったん死のスイッチが入ったら、どんなに医療を施しても、それを止めることはできない。泰然と死を受け入れるには、十分に生きたという実感をもてればいい。2年間あればいろいろなこ

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    2023年07月18日
  • 寿命が尽きる2年前

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    現役医師である作者の死生観について書かれている内容。これは、人生の教本と言っても良い作品だと思う。常に不安を抱えている現代日本人への標となりうる名著。

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    2023年07月09日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    薫子の家族全員闇を抱えていて結末も家族バラバラになってしまう。

    母親の自殺から始まり、次兄の殺人、長男が精神を病み、父親は末期ガン。薫子も遺族に対して心情を重んじない行動をとるなど1人マトモだとおもっていたが家族に対して見ざる聞かざるという行動に出ていた事が判明。読んでいて自分は次兄の意見に同調していたが薫子の死んだら終わり、家族が悲しむ、の意見に同調する人もいる。どっちが正しいのか、今自殺する人が多いが生きろ、相談しろの声が多数を占めている。死にたいと願う人はどう感じているのだろうと色々考えさせられる内容だった。

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    2023年07月01日
  • 院長選挙

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    久坂部さん範疇の医療作品だが、一味違うコメディ作品だが最後まで笑って一気読みする。大病院の医者、看護婦、薬剤師、事務・技師のカースト化された体制、又医者内でも細分化された診療科の優劣への拘りを背景とした次期院長選挙のストーリー。
    次期院長を狙う、其々の診療科のトップでその診療科に近い派閥科を束ねる4人の副医院長の軋轢が子供の喧嘩レベルで笑える。「面白い巨塔」の章ネーミングセンスやダジャレの効いた登場人物の名前も壺にハマる。
    エリート意識の高い医者の世界は、多かれ少なかれ差別意識、コンプレックス、優越感を抱えているのは良く聞く話で周りは笑えるが当の本人は真剣何だろうと思える。

    舞台は、日本医療

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    2023年06月30日