久坂部羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレがん治療の国家プロジェクトの利権を巡り、それに参加する内科、外科、放射線科、免疫療法科による派閥争い。患者が見えなくなるほどカネや名声に執着する面々の腐り切った姿は「白い巨塔」を彷彿とさせます。
読んでいると思わず顔をしかめ、眉間にしわを寄せてしまいそうなほど醜い登場人物たちの姿に辟易しながらも、論文捏造や医療ミスなどのスキャンダルに見舞われながら進行していく泥仕合がどうなっていくのか。また、そんな医学会の中で異彩を放つ雪野などの(ごく一部の)真面目な人たちが今後どうなるのか。
そうした先の話が気になって、久々に短時間で一気に読み切った本となりました。