久坂部羊のレビュー一覧

  • 神の手(上)

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    2015/10/29-16/05/11
    読み手を裏切らない。痛快だ。ただ、入院中はリアルすぎて読み進めなかった。

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    2016年05月11日
  • いつか、あなたも

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    -2015/10/28
    医師や看護師の仕事とは、痛みや苦しみを取り除くことだ。病や怪我を治癒させても結局死との対面がある。過去の町医者が行ってきた「塩化カリウム注射による看取り」は、偽善や犯罪や罪悪だったのだろうか。
    住みにくい生きにくい死ににくい時代になった。

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    2015年10月28日
  • 第五番 無痛II

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    あの『無痛』の続編。事実と創作とが見事に融合した医療ミステリー小説。

    前作よりもスケール感があり、ストーリーも非常に面白い。勿論、続編ということで、前作同様、天才医師の為頼英介と先天性無痛症のイバラの二人が物語の中心人物となる。

    エボラ出血熱、エイズ、変種型クロイツフェルト・ヤコブ病、SARSに次ぐ、日本を恐怖に落とし入れる『第五番』の奇病の発生…新型カポジ肉腫。そして、ベートーヴェンの『第五番』…この意味は…

    物語の見所は、ウイーンの日本人会医療所で医師を務める為頼英介、刑務所から出所した先天性無痛症の青年イバラ、新型カポジ肉腫の治療にあたる菅井憲弘の三人を中心に展開し、次第に意外な形

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    2015年09月19日
  • いつか、あなたも

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    実話を元にした短編集。在宅医療の物語。どの話も 良かった。こんな在宅医に診てもらえたら良いだろうなと思った。やはり 家で 最期を迎えたいと思う。なるべく医療に関わりたくない。が、こんな親身なってくれる先生を探したいな。
    身につまされる話だが、生きた様にしか死ねないだと思う。

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    2015年01月29日
  • いつか、あなたも

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    ただただ壮絶。
    その一言につきる一冊。
    「綿をつめる」での死後処理の大変さ
    「セカンドベスト」でのALS患者の実態。
    の2話は特に全く知識がなかったぶん衝撃も大きく
    家族を看取るのも、自分が看取られるのも
    大変なことなのだと、腹をくくる覚悟が
    少しは持てたかな、と思う。

    自宅で最期を迎えたいかどうか
    家族に迷惑をかけてまで、と考えると
    なかなか難しいなぁ。でもなぁ。

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    2014年11月15日
  • いつか、あなたも

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    とある在宅医療クリニックを舞台にした短編6編。あとがきによれば、著者の実体験をベースにしているという事で、なるほど時には顔をしかめざるを得ないほどのリアリティがあります。「罪滅ぼし」には泣かされました。

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    2014年11月05日
  • いつか、あなたも

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    ネタバレ

    在宅医療、患者さんはホント良くなることはない。そして、いつか、あなたも。家族、将来のこと、考えさせられる。亡くなった方の処置、訪問看護師さん尊敬する、告知の問題も難しい。「まだよくわかっていない。大事なことは、病気に振り回されないこと、病気を治すことに執着していると、残された寿命が、何年あっても、悩んでばかりになります、気にし過ぎるとストレスで悪くなる。病気は考えないほうが良い。やりたいことに時間を費やして、楽しい気分になること」

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    2014年10月15日
  • いつか、あなたも

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    実話に基づいているとあとがきにはあったけれど、やっぱり自分にはピンとこなくて想像にも限界がある。
    でも死は誰にでも訪れ、これから在宅医療や介護も他人事ではなくなるのだから、少しでも垣間見たことを心に留めておきたい。

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    2014年10月13日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    医者は消極的にでも安楽死に手を染めることができない、というのはどうかなと思う。入院してしまうと自然死できなくなるなんて。

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    2014年01月05日
  • 医療幻想 ―― 「思い込み」が患者を殺す

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    なかなかよかった。訪問看護で歩けるようになると介護側の負担が増えて喜ばれないなど、症状がよくなればいいっていう単純な問題ではないこと。患者様の希望の通りといっても、当の本人が気持ちが定まらないという実態。薬の認可にまつわる人々の求める理想(治るんだ)と現実(製薬会社は治るとは一言も謳っていない、効果がある)という認識ギャップ。経営して雇っている人たちをたべさせていくために不要な診療をせざるをえない矛盾。
    人々が求める医療の期待と実際の医療側の困難、同時に逆パターンで、医療側が技術としてより延命や改善をさせても家族介護側が余計に負担となる現実、をこの本は書き出していると思う。

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    2013年06月29日
  • 医療幻想 ―― 「思い込み」が患者を殺す

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    医者である著者が「幻想」という言葉を使って、何でもかんでも医者にかかればいいという警鐘を鳴らす。自分が病気になった時の立ち位置が変わりました。

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    2013年04月13日
  • 医療幻想 ―― 「思い込み」が患者を殺す

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    ■医療幻想

    A.一般の人は、抗がん剤の治療でがんが治ると思っている。
    だが、抗がん剤はがんを治す薬ではなく、数カ月程度の延命効果を期待するだけのものである。

    B.点滴は脱水症には有効だが、それ以外では意味がない。血液を薄める作用があるため、むしろ有害なことが多い。

    C.コラーゲンなどのサプリメントは効果がない。それでも売れているのは、幻想にだまされる人が多いからである。

    D.高血圧の診断基準は厳しくなった。かつては収縮期血圧160mmHg 以上が高血圧だったが、今は140 以上で高血圧とされる。その裏には、製薬会社の存在がある。報道によれば、基準を決める学会の委員全員が製薬会社から寄付

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    2013年04月10日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    ネタバレ

    昔から引退後の生活を見据えていまを犠牲にするという考え方に違和感があり、いつしんでもいいやと思ってテキトーに生きてきたが、それでも「上手く、しに時にしぬ」ことがいかに難しいか知らされるだけで果たしてラクな臨終を迎えることができるのか不安になる。もっともな主張とそれを裏付ける豊富な臨床例、構成もまとまっていて非常に読みやすかったです。ひさびさに新書でアタリだった気が、、、

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    2012年12月25日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    日本人の平均寿命が世界第一位であることは有名ですが、平均で男性は六年、女性は七年、最後は要介護状態になるという数字が出ているそうです。私の父方の祖母もパーキンソン病を何年も患い、胃ろうでした。最後の数年は精神的にも不安定だったことが母の日記から読み取れます。死ぬ時期や死ぬ要因は自分で選べないことがほとんどだと思いますが、延命治療は残される人たちの思いのために施されるべきではない、という一文を憶えておこうと思いました。

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    2012年12月27日
  • 思い通りの死に方

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    私はまだ世間的には、死を意識するような年ではないけれど、思い通りの死に方、について様々な思うところがあるので、読んでみた。
    しかしこれが痛快!このふたりの高齢者医療に携わる医者のふたりは、私が常々疑問に思ってたけど、不謹慎かも知れないと感じていたことを、次から次へとバサバサ斬り込んで、膝を打つような話を気持ちよくしてくれた。
    例えば、70を(60でも?)過ぎて癌の手術をするなんてのは、本人にも社会にも大いなる無駄ではないか?と、感じていた。医療費の削減の為に必要なことは、ちゃんとヒトをヒトとして死なせる、ということではないかと。
    このふたりは、医療費についてはなにも言わないけれど、なにより本人

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    2012年11月17日
  • 神の手(上)

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    いつもながら複雑な気分にさせてくれる。
    安楽死推進派と安楽死阻止派の手練手管の交渉。
    『廃用身』の時もそうだったが「回復の見込みのない」状況にあるものをどう扱うべきか?可能性がゼロでなければ救う必要があるのでは?と言いつつも医学的見地から様々な見解が出るのは当然で(例えば内科医の見解と外科医の見解)白黒ハッキリ出来ないのが症例の殆どであろう。勢い、責任回避の為に延命治療するのが不正解にならない選択、ということになるのだろうが、、、
    推進派の方が積極的に未来を選択し切り開こうとしているように思う。

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    2012年06月21日
  • 神の手(下)

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    ネタバレ

    安楽死の是非をめぐる問題が主題。作者が医者であることもあって、専門用語がたくさん使われており、現場の臨場感を感じることができてとっても面白い作品だった。

    医者にとっての安楽死や安楽死を望む患者側の視点や家族の視点に加えて、官僚や政治家・製薬会社まで巻き込んだ論争を描いているのが良かった。ただ、安楽死推進派がカルト的な要素を含んでいるところとかに少し偏見をかんじた。推進派・否定派の論拠もありきたりなものに加えて、あまり言われていないような論拠もあり勉強にもなった。


    ストーリー的には、自ら望んでないにもかかわらず矢面に立たされた医師が主人公というものであり、とっても楽しめた。真面目なのだが、

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    2012年05月28日
  • 神の手(上)

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    ネタバレ

    安楽死の是非をめぐる問題が主題。作者が医者であることもあって、専門用語がたくさん使われており、現場の臨場感を感じることができてとっても面白い作品だった。

    医者にとっての安楽死や安楽死を望む患者側の視点や家族の視点に加えて、官僚や政治家・製薬会社まで巻き込んだ論争を描いているのが良かった。ただ、安楽死推進派がカルト的な要素を含んでいるところとかに少し偏見をかんじた。推進派・否定派の論拠もありきたりなものに加えて、あまり言われていないような論拠もあり勉強にもなった。


    ストーリー的には、自ら望んでないにもかかわらず矢面に立たされた医師が主人公というものであり、とっても楽しめた。真面目なのだが、

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    2012年05月28日
  • 日本人の死に時 そんなに長生きしたいですか

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    ネタバレ

     やはり、衰弱して老死。が、一番幸福なようだと改めて思った。
     私の家族で、病院で死んだ人がいないため、実は病院で死ぬとはどんなことなのかを知らなかった。無理やり生かされる、というのがどんなにつらいものなのか。よくわかった。
     私の曽祖父・祖父ともに、自宅で看取った。二人とも幸せな最期を過ごせてよかったのだな、と今になって思える。
     ただ、自宅で看取ってもらいたい人は、「家族」を大切にしなければならない。愛してもいないものを、たかが「家族」という繋がりだけで面倒を見ることができるわけがない。
     病院で死にたくないと思う人が増え、家族を大切にする人が増えてくれればいいと思う。
     

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    2011年06月09日
  • 破裂(上)

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    社会問題が盛りだくさんの衝撃作。
    医療や命の尊厳に関する理想と現実という重いテーマがあり、読後にはずしりと何ともいえない不気味さと後味の悪さが残ります。これは人間として避けられない死への恐怖と老人福祉への不安にも重なります。
    久しぶりに寸暇を惜しみ一気に読んだ作品でした。

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    2011年04月02日