久坂部羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うむ〜最近ニュースでも話題となる自殺幇助に関する内容で多岐の事情は異なるが精神的に生きる事への執着が薄れるのも病と考えるので有れば、医師による安楽死(尊厳死)とも関係も少なからず有ると思う。。
ダイバシティ化が叫ばれる世の中に有り、虐め、SNSによる誹謗中傷も酷い世の中にあっては全否定出来ない難しい内容。
読むにつれて3人の自殺希望者を殺害した村瀬真也の言い分は一貫性も有り理解も出来るのは筆者の力なのだろう。
真也が3人(若い芸術家の男性、失恋に悩む女性、不治の病の男性)の自殺希望者とSNSで「希使天使」の名で知り合い希望に添い殺人と遺棄を行った裁判を通して話が進む。真也は兄一也、妹薫子の3 -
Posted by ブクログ
この手の本は初めて手に取る。知識ゼロ状態で読むには、ちょうどいい本だった。
・死生観は、これまでは先に持つことで今を一生懸命生きれるという使い方だったが、本当の言葉そのままに「どのように死ぬか」という視点でも押さえておくべきだなと思った。いわゆる終活。
・なるべく長く生きたいと思っていたが、健康寿命を長くしたい、ということなんだな、と自己理解が高まった。ある意味甘かったなあ。
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・長寿は反対、天寿なら良い。健康寿命までを人生と捉えてそれまでにやりたいことはやっておけ、それ以降は抗わず死んでいけ。という論。
・なぜならただ生き延びるだけの生き方は、本当に悲惨だから。精神的、体力的、社会的 -
Posted by ブクログ
介護士 小柳恭平の周りで起こる介護に纏わる様々な問題を炙り出していく物語だが、特徴的な登場人物が話を彩っていると感じた.レポーターの朝倉美和、黒原悟郎医師、週刊誌の松沢俊紀記者、良からぬことを計画している須知智毅、姉の真里亜と接触の合った塚本秀典などなど.恭平の働く施設で3人が連続して死亡する事件を舞台に、介護士たちの実態や施設管理者の動きが克明に描写されており楽しめた.老人たちの存在自体を自分自身で問いかける恭平の複雑な思いが随所に現れており、問題の複雑さを実感した.恭平の言動が揺れ動くのもある程度理解できると思った.このような事態を解消する打開策は簡単には見出せないと思うが、傍観することも