久坂部羊のレビュー一覧

  • いつか、あなたも

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    ネタバレ

    人間は不平等なものだが、ひとつだけ平等なものがあるとしたら、誰でも1回は絶対死ぬということだろう。でもその死に方は決して平等ではなく、大往生で安らかにピンピンコロリを上等としたら、親に虐待されて死ぬ子供や強盗に押し込まれて殺される被害者、災害で、戦争で、いじめで自殺…

    この本では、在宅看護で死をみとる訪問医療の現実をリアルに描く。「良かったねぇ」の死にざまなどほとんどない。特に最終話、ハッピーエンドと思いきやの大苦のラスト…、何もこんな終わり方にしなくとも…と思ったが、作者は敢えてこれを伝えたかったのだと思う。

    いつか俺も死ぬんだが、できれば苦しみは少なくしてほしいし、何より誰かがしんどい

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    2023年01月31日
  • 老乱

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    物語りとしてすごく面白いかったかというと
    そうでもない

    認知症になる自分や家族の心情が、まるで実際のことのように描かれているので、とても勉強になる

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    2023年01月30日
  • 黒医

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    作者が医者なんで、医療が前面に出てるのは、そうやけど医療ミステリーやないな。イヤミスでもない。
    後味が悪いという意味では、かなりやけど…
    世間の矛盾というか、気にしながらも、どうにもなってないのを強烈に皮肉る感じ。
    タイトルも何かありそうな感じ。
    「無脳児…」は、タイトルからして、おい!そんなタイトルええんか!って思うけど…中身は、間違いでしたで済ませられんオチ。
    何にしても、絶対はないのは分かるけど、医者に言われると不安になる…そうしか言えんのやろうけど。
    「のぞき穴」は、安易に電車で読めない…覗かれたら、色んな文言で誤解されそう…
    にしてもあかんやろ!この医者!

    って感じの短編集7つでご

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    2023年01月26日
  • 介護士K

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    現在進行形で母の介護をしているので、身につまされる内容だった。一気に読んでしまった。
    ただ、最後の部分だけは納得できない。
    最後はもっとスッキリしたかったな。

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    2023年01月22日
  • オカシナ記念病院

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    久坂部羊『オカシナ記念病院』角川文庫。

    医療とは何かを考えさせる少しコミカルな小説。

    確かに今の医療は過剰とも思われる検査や予防医療と延命治療など、やり過ぎの部分があると思う。まるで病院は製薬会社や医療機器メーカーと手を組んで患者や国から多額の医療報酬を搾取しようとしているかのようだ。

    その結果、高齢者が激増し、高齢者施設は順番待ちの大行列で、死んだ頃にやっと施設に空きが出たと連絡が来るという笑うに笑えない状況。余りにも高齢者が増加したので、政府は高齢者の医療負担や介護負担を増やすというが、もはや焼石に水。待機児童ならぬ待機老人であふれた今の日本に未来は無い。

    南国の南沖平島にある岡品

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    2023年01月06日
  • 老乱

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    両親が認知症で日々大変、、な中、とても親近感覚え読みました。リアルで、そうそう、と思うところ多々あり。

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    2022年12月28日
  • 人はどう死ぬのか

    購入済み

    良い死に方をするには準備が必要

    医師の立場で数多くの患者の看取りをしてきた筆者が、死に方の良しあしを様々なケースをあげて教えてくれる。
    日本で病院で死ぬのであれば、延命治療をどこでやめてほしいのかあらかじめ医者に伝えておいたとしても、そのとおりにしてもらえるかは分からない。おだやかな死を望むのなら自宅で逝くのをすすめている。うまく死ぬには残される人と意識を合わせ準備をしておくことが必要。

    #怖い #タメになる #切ない

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    2022年12月17日
  • 寿命が尽きる2年前

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    書かれていることは、今までの久坂部作品で述べられていることの繰り返しだが、何度読んでも納得感あることばかりで生きるということを考えさせてくれる。

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    2022年11月27日
  • 嗤う名医

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    私がどんなに努力してもなれない職業の一つ、医師。とてつもなく頭のいい人、でも、だから、きっとどこか欠点とか性癖とか裏の顔とか持ってるだろなぁ、きっとこんな医師いるんだろなぁ、

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    2022年11月19日
  • 介護士K

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    難しい問題だと思います。
    許されることではないが、当事者からしたら許してほしい問題ですから。
    ただ小柳はいったい何をしたかったのでしょう。
    意図が掴めぬまま…。

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    2022年10月25日
  • 破裂(上)

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    450ページの二段組みで読み応えありました。
    厚労省の悪者官僚が超高齢化社会の問題を解決する為、意図的に医療を悪用してPPP(ピンピンぽっくり)を画策し、合法的に高齢者の突然死を実現させようとするお話し。
    最後は悪は敗れるとなるのですが、今の日本の平均寿命と健康寿命の乖離を見るに、考えさせられるものがあります。
    登場人物の描写などが非常に細かく書かれており、それが長編になってる理由というのもありますが、ダラダラ感はなく情景がよく分かります。また舞台になっているのが身近な所ばかりなのでその点も良かったです。面白かった~!ドラマ化したら話題になるやろなぁ。

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    2022年10月25日
  • 無痛

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    刑法39条について考えさせられました。社会的弱者を救済する為にできた法律なのに、悪用する輩が本当に許せない。痛みに弱い私としては不謹慎ながら無痛症を羨ましく思う反面、痛みは心身を守るためにあるので無理せず頑張ろうと思います。(ネタバレを回避していたらこうなった)

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    2022年09月08日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    ネタバレ

    久坂部さんの著書はどれも引き込まれる

    「Rest in peace」

    「善良なサイコパス」と「邪悪な健常者」

    ある日突然殺人容疑者の妹になった薫子の思いも常識的なものだが、真也の発言も当事者の気持ちに寄り添ったものだったりしてわからなくなる

    「生きることを無意識にいいことだと思い込んでいる」 
     死の欲動が強い人として女の太宰治といわれた久坂葉子という作家をあげている

    真也は最後に自殺について
    「漫然と憐れむことの無神経さ、思慮のなさにおまえは気づかないのか、そういう悪気のないふつうの感覚が、浅はかな自殺の否定につながっているんだ。」と薫子に言っている

    ほんとうの思いやりとは…

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    2022年09月03日
  • 告知

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    在宅医療の大変さを知ることができたのは良かった。
    苦しまず、家族に迷惑をかけず、最後を迎えたいと強く強く思った…

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    2022年08月14日
  • 悪医

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    何もかもが共感させられる。ものすごくリアル。医療者側の気持ちも生活も悩みも、患者側の気持ちも病状の描写も両者全てにおいて。何が正しいのか安易な正解も示されていないところがなんとも現実的。現実はとっても複雑だから。そういうのがそのまま描かれておりぐさぐさきました。

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    2022年07月22日
  • 悪医

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    いろいろ考えさせられました。
    現時点で健康な自分は医者側目線というか、森川の考えに頷きながら読んでた。
    でも自分が患者になった時、小仲のような気持ちや思いになるんだろうか……
    なってみないと分からないけど、いやいや絶対になりたくないし、もしそうなってしまった時、この本のことを思い出そう。

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    2022年06月15日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    家族のことを思うことや、死を悲しむことまで
    エゴだと言われてしまうと、何も言い返せない。

    でも、エゴと言われても人間には感情というものがある。
    でも、本人が本当に悩んだ結果としての自死を
    本人を尊重してあげるのも分かる。
    でもその本人のために自分の感情をないがしろにするのも
    なんか違う気がするし。

    あ~難しい。正解なんて無いよなー。

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    2022年05月25日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    自殺志願者を殺めた真也の妹、薫子の視点で物語は語られる。家族の立場と当事者の立場の違いで、何が最善の選択なのか答えは出ない。生き方の多様性 は受け入れられるが、極論過剰な気がした。

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    2022年05月12日
  • 老乱

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    私も母の認知症の介護経験があるので、すごく共感するところがあった。私も主人公と同じで先のことを心配しすぎて本人の気持ちになかなか寄り添うことができなかった。ありきたりだが、もう少し早くこの小説に出会えていれば、母との最期の時間をもう少し穏やかに過ごせたのではないだろうか。
    認知症本人の気持ちや介護職、医師側からの視点も書かれている。施設や精神科医療の現状は悲しいものだが現実だろう。私は介護には関わっていないが田舎の義父は認知症を患っているし、私自身も可能性はあるのだからこの学びを活かしていきたい。

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    2022年05月09日
  • 無痛

    購入済み

    エログロあり

    展開が読めずどう登場人物が繋がっていくんだろうと思いながら読み進めて、後半一気に展開して各登場人物が絡み合っていき一気読みしてしまいました。
    途中のストーカーの気持ち悪すぎる描写にきちんと文字を読み進めることができなかったけど、それ以外のグロ描写は割と大丈夫でした。
    久坂部先生の小説はやっぱ最後がゾッとする終わり方をしますね。
    続きがどう展開するのか想像もつきませんが、読むのが楽しみです。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2022年05月07日