久坂部羊のレビュー一覧

  • MR(上)

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    読み物として楽しめました。人間関係の話が多いので、実態を知る、実務の参考にというより、フィクションの色が強い印象です。

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    2024年10月19日
  • オカシナ記念病院

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    都会の大病院での研修を終えた主人公が、今度は離島での研修のため、岡品病院へ赴任する。若く使命感に燃える主人公は、島民のために前の病院でやってきた通り、老人に延命治療を施したり、訪問医療やがん検診を積極的に提案する。

    昨日、テレビでがん検診を推奨するような番組を見たし、私の会社でもがん検診を受けるようにいわれているので、がん検診のくだりはなかなか考えさせる内容だった。

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    2024年10月16日
  • MR(上)

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    製薬会社の営業職であるMRが題材になっている話。
    自分と同じ仕事だからか、読んでいて苦しい気持ちになった。病気で苦しんでいる患者さんのために。と言いつつも、営利企業として利益も出さなければならない側面もある。

    医療従事者から信頼されるパートナーを目指して働きたい。

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    2024年10月06日
  • 生かさず、殺さず

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    医療従事者と介護者と認知症の本人

    あんなこともこんなことも有り
    感じ方も考え方もそれぞれ
    ご本人の認知の力はどのくらい?
    子供?赤ん坊?
    それとも……

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    2024年09月26日
  • R.I.P. 安らかに眠れ

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    読み応えがあった。強烈だし、重い。腹にズドンと来る一冊というのは本書のような作品の事を言う。
    自殺志願者たちを殺め続けた男の真相とは。
    世間の声とは大抵がメディアが作り出した「作られた声」に過ぎない。誰もがそれに乗っかって発言しているのがほとんどだろう。
    本作ではサイコパスへの認識がいかに遅れているか、メディアがいかに扇情的な事件を欲しているかも描かれている。
    だがあくまで本書はミステリ。怒涛の如し展開で終盤は目を見張った。違和感は現実になり、架空の出来事がこちらを指差してくる。そしてこう言うのだ。
    お前はまともか? 本当に? と。

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    2024年09月23日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    9人の作家(医師)による9篇の物語
    それぞれの作家自らの経験なのかはわからない
    ただ、それぞれの作家の医療への思いが短い作品の中に散りばめられていると感じた

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    2024年09月18日
  • 人はどう老いるのか

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    死について安心できている人なんていない。
    突然なのか告知されてなのか、どちらにしても迷うことや悩むことだらけ。
    著者は医師であるが外務省に勤めて医師の現場に立つことになった。この経歴も興味深いが、医師の現場に戻ったデイケアクリニックでの出来事が興味深い。
    認知症の症状や個人差もあり、そのやりとりはやはり生々しいがユーモアを忘れない老人との会話もある。
    目次もなかなか工夫されており、それはよまなきとなる。
    準備しても仕切れないが最後はそこだよなと哲学的になる。

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    2024年09月16日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    9人の現役医師による医療小説アンソロジー。
    医師作家でしか表現できないと思われる臨場感あふれる詳細な描写、ヒューマンでミステリアスなストーリーが魅力の作品集だ。
    1〈研修医ヒナノの洞察〉
    上司からパワハラを受けている研修医が患者の膠原病を見つけ上司を見返す痛快な話
    2〈魚類譚〉
    封建的で理不尽な医大の内部構造、詳細な手術シーンにミステリーとホラーの要素を取り入れた作品
    3〈パイナップルのある光景〉
    同じような引きこもり系の精神疾患でも、一方は入院治療、一方は家族による対処という示唆をする精神科医。専門的な見解が押し付けなく、ふわっと伝わってくる秀作
    4〈救いたくない命〉
    救急外来に運び込まれて

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    2024年09月04日
  • 寿命が尽きる2年前

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    生きがいがなく、早くあの世に行きたいといつも言う人に、「いつまでも元気で長生きしてね」という決まりきった文言を送ることにいつも違和感を感じている私。
    この本では、病気や死を過剰に恐れて、死が迫ったときにでも最期まで病院に頼ってしまうことが正しいのか、どんなことをしても長生きすること、人間ドックを定期的にうけることも本当に必要なのかなど書かれている。俯瞰してよく考えてみると、生き方として本来あるべき姿を教えてくれている一冊

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    2024年09月03日
  • オカシナ記念病院

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    本作は久坂部医師の作品の中では、比較的楽しく読める作品でした。医療行為とは?改めて考えさせられました。

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    2024年08月30日
  • 第五番 無痛II

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    ネタバレ

    シリーズ全二作おわり。
    なんか全体的に為頼センセ運に頼り過ぎじゃね?と思いながらも飽きずには読めました。
    昔Superfly主題歌でドラマ化してたかな?みたいな記憶で読む。先入観なくすために、読み終わってからキャストを見ましたが為頼センセと白神センセはまあイメージとあんま相違ないけど、他はだいぶん脚本脚色してたんかな?サトミ役が浜辺美波やったんやへぇ〜

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    2024年08月29日
  • 人はどう死ぬのか

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    誰にも訪れる「死」。しかし、実際にどのようにして死んでいくのかを知っている人は少ない。人がどのような末期を知らないと、虐待に等しい終末期医療に苦しみ、悲惨な死を迎えることになりかねない。肉親が迎えたとき、そして自ら死を覚悟したとき、どのような死に方を選べばいいのか。在宅診療医として数々の死を看取った、作家の久坂部羊氏が、人がどのような死を迎えるのかをリアルに描き、安らかな死を迎えるために、私たちが知っておくべきことを解説する。その日に備えて、読んでおきたい「死の教科書」

    はじめに
    第一章 死の実際を見る、心にゆとりを持って
    第二章 さまざまな死のパターン
    第三章 海外の「死」見聞録
    第四章

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    2024年08月25日
  • 健康の分かれ道 死ねない時代に老いる

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    ネタバレ

    参考になった。
    長生きするのは幸せなのかと考えさせられた。
    現在、医療は限界があり、治療をして延命するのが幸せとは限らない。辛い思いをせず、寿命を受け入れる覚悟を持って生きることが良いのかもしれない。

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    2024年08月17日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

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    医師が描く小説はリアリティがあります。専門的な用語も飛び交うがそれもまた面白い。本短編集はよく知った医師作家が多かったので、新たな面も見れて楽しめました!

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    2024年08月07日
  • 人はどう老いるのか

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    老いも衰えも受け入れて付き合っていくしかない。
    仏教では諦と言う文字は真理の意味がある。
    努力をすればリスクは下がる。しかし0にはならない。そのことを認識しておかないと、努力しない人以上の苦しみに陥る危険がある。

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    2024年07月26日
  • 無痛

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    ネタバレ

    むかーしSuperflyが主題歌歌ってドラマ化してなかったっけ??(違うかも)な記憶で読んだ。
    内容まったく知りませんでしたが医療系のサスペンスでした。これドラマ化できんの??ちゃんとエグい描写があります。
    全く飽きさせない展開で読みやすかったけど、若干エンタメに振りすぎてるのが気になったので★×4.5かなぁ~
    続くみたいなので次も読む。

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    2024年07月04日
  • 無痛

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    ネタバレ

    徴候診断でその人が抱える病気が「見える」医師。だけれど、見えるがゆえに、先がわかりどうすることもできない虚無感を抱えている。

    「見える」から、治る患者だけを治療し、お金を持っている人には最高のサービスを提供しよう、安心を買ってもらおうとする医師。

    二人は同じように「見える」が考え方は真逆。

    病気が見える見えない、施設の子供たちの治療方針などで意見が最後まで合わなかった菜見子。

    ずっと対立、わからない、理解できないで終わるかたちもアリかもと思った。ちゃんと意見のぶつかり合いがあったので。

    菜見子の元夫の行動。ストーカー。刑法39条を悪用しようとする。(ネットで検索。履歴残るからバレるで

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    2024年06月24日
  • 老乱

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    認知症の介護の話。
    最初は高齢者の車の事故が増えていることから、義父にも運転をやめてもらった方がいいと嫁の雅美が言い出したことから始まる。
    義父を説得しているうち、何か様子がおかしいと思うようになり、なんとか脳ドックという名目で病院に連れていく。
    初めは事故が起こったら自分たちにも被害があるとか、世間体ばかりだった。
    とにかく介護が進むに連れて色々なことがある。
    介護される側もする側も疲れてくる。
    壮絶な日々である。
    自分も近いうちに介護をする側になり、その先には介護される日が来るだろう。
    それがわかっていても、受け止められないような過酷で残酷な真実がある。
    そんな重い話でも、目を背けることは

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    2024年06月09日
  • 生かさず、殺さず

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    誰もが直面する現実。だからこそたくさんの人に読んでほしい作品だと思いました。
    認知症病棟で働く人は本当に大変で、人の親のために、こんなにも一生懸命働いていてくれることに感謝と尊敬しかないです。
    簡単にネットで調べられるようになった医学の知識が、本当に正しいのか、その選択で合っているのかを家族はよく考えないと行けないとも思いました。
    ただただ暗くなるようなこの病棟の話を、サスペンスも含めて描かれているこの作品は読みやすく、勉強にもなりました。

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    2024年05月27日
  • 悪医

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    がん患者を診る医者と患者の両面の心理を、細かな描写で綴っている。どちらの心理も胸を突く内容で、どちらも辛い。患者側の心理が時間と共に安らかに落ち着いていく様が興味深い。あがいてあがいてどこまでも治療に執念を燃やす気持ちに、健康な自分は理解ができないが、その立場になればどうなるんだろうと恐ろしくなる。
    最後には、両者が寄り添うようなシーンがあり、読んでいてスッキリする瞬間がある。

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    2024年05月21日