久坂部羊のレビュー一覧

  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    高齢者の方に関わる仕事もしている身としては、色々と考えさせられました…!
    今後、高齢者がたくさん増えていく中で、介護問題は本当に大きな問題だと思います。大事な家族だとしても、介護は綺麗な面だけではないので、負担が大きかかったり、当事者も仕方がないことだとしても、迷惑かけてしまってと申し訳ない気持ちになってしまったり…
    最初は腕や足を切断するなんて恐ろしいという気持ちでしたが、読み進めていくうちに、しっかり説明し、本人家族も希望している、そして、メリットがあるなら、選択肢としてありなのでは?と実際に思ってしまいました。
    主人公については、さまざまさな人間性や一面が描かれており、単純に良い人悪い人

    0
    2026年07月21日
  • 命の横どり

    Posted by ブクログ

    臓器移植についてさまざまな立場からの考え方を書かれている本

    人の立場だけでなく、病院側の背景や対象者への優先順位の付け方などあまり知らない、考えることもなかったので現実はどうなのかなと気になった

    自分も免許証に丸で書いてはいるものの、家族には話したこともないな

    0
    2026年07月20日
  • 死が怖い人へ

    Posted by ブクログ

    年齢的にも人生の先が短くなりつつあり、実際に死にかけたこともあるので、この種の本はつい手に取ってしまう。

    決してスピリチュアルな本ではなく、死を避けることのできない現実として捉え、そこに備えるための実践的な考え方を述べている。

    医師でもあり小説家でもある著者の立場から、現代の医療に関する問題点、医師としてのジレンマなどにも触れつつ、最終的には「より良い生き方」を解く本になっている。

    文章が上手いためか、内容がすんなり頭に入ってきて、読んでいて一種の安心感が得られる。「やりたい事をやり遂げようと思うな」との主張にはなるほどと思った。
    なかなかの良書と感じた。

    0
    2026年07月20日
  • MR(下)

    Posted by ブクログ

    この作品の中にも、病院でただ延命治療されることを良しとしない、自分が納得した形で死を受け入れるべきという久坂部イズムがしっかり組み込まれていた。ここまで悲惨なのは物語の中だけにして欲しいが、MRに関する物語は少ないので最後まで面白く読み進められた。

    0
    2026年07月19日
  • 神の手(下)

    Posted by ブクログ

    自分が死ぬ時に苦しみたくないから安楽死はあったらいいと漠然と思っていたが、安楽死は単にする側だけの問題じゃなかった

    政治や金が絡むと、医師の本分である(と思っている)命を救うことが手段になったり、命の扱い方に合理性や効率性を求めるようになったりするところが描かれていて、人間って怖いなと思った

    0
    2026年07月17日
  • 医人の夢

    Posted by ブクログ

    初めはつまらないと思ったのだが、読み進めていると、とても興味深く読む事ができた。
    テレビドラマでよく見る名医が難病を解決するものではなく、きれいごとではなく医療界の現実を鋭くついたものだった。
    ある面教えられた。

    0
    2026年07月17日
  • 嗤う名医

    Posted by ブクログ

    久坂部小説は読むのに勇気がいる。収載されている5話まではその通りであったが、最後の作品は爽快であった。デザート的な意味合いなのだろうか。

    0
    2026年07月13日
  • 命の横どり

    Posted by ブクログ

    立場が違えば考えも違うだろうなぁ。まだ決まったわけでもないのに連絡するところや相手に勝手に会いに行ってしまう場面には疑問を感じた。それはないなぁと。

    0
    2026年07月12日
  • 破裂(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    白い巨塔に迫る作品。
    裁判に勝って、主人公たちは清廉潔白な展開が好きだがそうはならないのが現代風なのかもしれない。

    0
    2026年07月11日
  • 命の横どり

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。移植医療の難しさをレシピエント、ドナー、コーディネーター、医師なと様々な立場から丁寧に描かれていた。頭では理解していても自分が当事者になった時に故人の意思を尊重することに納得できるのだろうかと考えさせられた。ラザロ現象や移植の際に神経を繋がないことなど知らなかった知識に大いに驚いた。いつ何時振りかかる事にも後悔することなく前向きに生きていくのは本当に難しい。

    0
    2026年07月08日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    リハビリ職である私には臨床チックな場面や介助量など共感できることが多くて読みやすかった。
    漆原氏の遺稿を呼んでいると異人坂クリニックの従業員のようにひどく納得している自分がいて一種の洗脳を受けている気分でゾッとした。

    0
    2026年07月06日
  • 砂の宮殿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先週まで読んでいた、エピクロスの処方箋とはまったく違うダークな医療ミステリーだった。
    才所先生も、金儲けではなく、患者に希望を与えるため、命を救うため、に行っていたことなのかな、と思うと悲しい結末だった。

    0
    2026年06月30日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この話はノンフィクション?フィクション?どっちだろう。リアリティがありすぎることに驚き、深く考えさせられる小説だった。※小説なのだが、研究発表のような形でストーリーが進むので、一見リアルな話かと思ってしまう。

    『廃用身』とは…脳梗塞などで身体が麻痺し、回復する見込みがない手足のことを言うらしい。
    小説の中で漆原(うるしばら)医師が提案する『Aケア』というものは、廃用身を切断し、介護する者の手助けをするもの。
    (『切断』=アンピュテーションということから)

    介護の現場は本当に大変だと思う。小柄な女性ならまだしも、体重が80キロ、90キロあるような方の介護をするのは想像するだけでキツイと思う。

    0
    2026年06月23日
  • 砂の宮殿

    Posted by ブクログ

    最先端の医療を自由診療で行い、特に海外富裕層を相手にクリニックを運営する理事長は、外科医の才所。
    医療に対する彼なりの理想はあるようだがしかし………
    すべての事において自分は正しいと彼は思っていたのだろうか

    0
    2026年06月21日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    映画化されて気になり読みました。テーマが医療であり、内容が難しくないか心配でしたが読みやすく話に引き込まれました。Aケアは見た目を言えばや気になるのもしれない。それって私たちからの見方で本人はどう捉えるか。関わる人の見方で偏見は変えられそうな。本人のQOLをどう満たすか、それが大切なのでは。世間から驚かれる方法かもしれないけどAケアについてケアされる人、する人の双方で話してみる問題だと思った。

    0
    2026年06月21日
  • 破裂(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    医療事故を扱った作品。本当にこのような事があるのだろうか。あるとしたら怖くて医者に掛かれない、運に任せるしかない。

    0
    2026年06月20日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    漆原先生は本当に患者と介護者のことを考えて、Aケアをやったんだと思う。でも生来の強い嗜虐性も本当なんだと思う。
    現実ではAケアの話こそ聞かないものの、安楽死の合法化は期待されていると思うし、作中より少子高齢化からくる介護問題は大きくなっていると思う。日本はどうなっていくんだろう

    0
    2026年06月18日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    麻痺などで動かなくなった手足を切断するという、現代の医療ではありえない治療法を紹介しているが、そのメリットとして介護問題の解決や医学的な治療効果を具体的に挙げて説明されると、妙に納得させられてしまう。その治療法が本当に有効で近い将来標準治療となるのではないか、という気持ちにさせられてしまう、そんなリアリティを感じた。物語の展開についても、作中作であることをうまく利用し、二転三転と読者が驚くような構成になっており、読みやすい文体であることも併せて、あっという間に読み終わってしまった。

    とても面白かった。作者のほかの作品も読んでみたい。

    0
    2026年06月13日
  • 人はどう老いるのか

    Posted by ブクログ

    スピノザの副読本的にも読めて、よかった。医療が発展して、とても長生きになった現代。死は非日常となりタブー視され、健康情報が溢れている。
    上手に老いる、老いの準備をしていくのも大事だよなー、と思った47歳。

    0
    2026年06月12日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    いろんな意味でグロい
    高齢者や子ども、障がい者といった立場の弱い人を、本当に対等な存在として、人として見ることができているのか
    立場が「弱い」っていうのもなぁ

    0
    2026年06月10日