久坂部羊のレビュー一覧

  • 命の横どり

    Posted by ブクログ

    立場が違えば考えも違うだろうなぁ。まだ決まったわけでもないのに連絡するところや相手に勝手に会いに行ってしまう場面には疑問を感じた。それはないなぁと。

    0
    2026年07月12日
  • 破裂(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    白い巨塔に迫る作品。
    裁判に勝って、主人公たちは清廉潔白な展開が好きだがそうはならないのが現代風なのかもしれない。

    0
    2026年07月11日
  • 命の横どり

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん。移植医療の難しさをレシピエント、ドナー、コーディネーター、医師なと様々な立場から丁寧に描かれていた。頭では理解していても自分が当事者になった時に故人の意思を尊重することに納得できるのだろうかと考えさせられた。ラザロ現象や移植の際に神経を繋がないことなど知らなかった知識に大いに驚いた。いつ何時振りかかる事にも後悔することなく前向きに生きていくのは本当に難しい。

    0
    2026年07月08日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    リハビリ職である私には臨床チックな場面や介助量など共感できることが多くて読みやすかった。
    漆原氏の遺稿を呼んでいると異人坂クリニックの従業員のようにひどく納得している自分がいて一種の洗脳を受けている気分でゾッとした。

    0
    2026年07月06日
  • 砂の宮殿

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    先週まで読んでいた、エピクロスの処方箋とはまったく違うダークな医療ミステリーだった。
    才所先生も、金儲けではなく、患者に希望を与えるため、命を救うため、に行っていたことなのかな、と思うと悲しい結末だった。

    0
    2026年06月30日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この話はノンフィクション?フィクション?どっちだろう。リアリティがありすぎることに驚き、深く考えさせられる小説だった。※小説なのだが、研究発表のような形でストーリーが進むので、一見リアルな話かと思ってしまう。

    『廃用身』とは…脳梗塞などで身体が麻痺し、回復する見込みがない手足のことを言うらしい。
    小説の中で漆原(うるしばら)医師が提案する『Aケア』というものは、廃用身を切断し、介護する者の手助けをするもの。
    (『切断』=アンピュテーションということから)

    介護の現場は本当に大変だと思う。小柄な女性ならまだしも、体重が80キロ、90キロあるような方の介護をするのは想像するだけでキツイと思う。

    0
    2026年06月23日
  • 砂の宮殿

    Posted by ブクログ

    最先端の医療を自由診療で行い、特に海外富裕層を相手にクリニックを運営する理事長は、外科医の才所。
    医療に対する彼なりの理想はあるようだがしかし………
    すべての事において自分は正しいと彼は思っていたのだろうか

    0
    2026年06月21日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    映画化されて気になり読みました。テーマが医療であり、内容が難しくないか心配でしたが読みやすく話に引き込まれました。Aケアは見た目を言えばや気になるのもしれない。それって私たちからの見方で本人はどう捉えるか。関わる人の見方で偏見は変えられそうな。本人のQOLをどう満たすか、それが大切なのでは。世間から驚かれる方法かもしれないけどAケアについてケアされる人、する人の双方で話してみる問題だと思った。

    0
    2026年06月21日
  • 破裂(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良い。
    医療事故を扱った作品。本当にこのような事があるのだろうか。あるとしたら怖くて医者に掛かれない、運に任せるしかない。

    0
    2026年06月20日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    漆原先生は本当に患者と介護者のことを考えて、Aケアをやったんだと思う。でも生来の強い嗜虐性も本当なんだと思う。
    現実ではAケアの話こそ聞かないものの、安楽死の合法化は期待されていると思うし、作中より少子高齢化からくる介護問題は大きくなっていると思う。日本はどうなっていくんだろう

    0
    2026年06月18日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    麻痺などで動かなくなった手足を切断するという、現代の医療ではありえない治療法を紹介しているが、そのメリットとして介護問題の解決や医学的な治療効果を具体的に挙げて説明されると、妙に納得させられてしまう。その治療法が本当に有効で近い将来標準治療となるのではないか、という気持ちにさせられてしまう、そんなリアリティを感じた。物語の展開についても、作中作であることをうまく利用し、二転三転と読者が驚くような構成になっており、読みやすい文体であることも併せて、あっという間に読み終わってしまった。

    とても面白かった。作者のほかの作品も読んでみたい。

    0
    2026年06月13日
  • 人はどう老いるのか

    Posted by ブクログ

    スピノザの副読本的にも読めて、よかった。医療が発展して、とても長生きになった現代。死は非日常となりタブー視され、健康情報が溢れている。
    上手に老いる、老いの準備をしていくのも大事だよなー、と思った47歳。

    0
    2026年06月12日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    いろんな意味でグロい
    高齢者や子ども、障がい者といった立場の弱い人を、本当に対等な存在として、人として見ることができているのか
    立場が「弱い」っていうのもなぁ

    0
    2026年06月10日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    Aケア、画期的なようにも思えるけど、患者の同意が「同調圧力や強制力の働かない、完全な本人の意思による同意」なのかどうかを見分けるのが難しい以上、安易に進めるべきではなかったんだろうな……。

    0
    2026年06月10日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    職場の人からこの作品を教えてもらい、興味を惹かれて原作ゲット。そして一気読み。
    長年「高齢者介護」に携わってきた者として、とてもショッキング&目から鱗なお話だった。
    この作品が描かれて20年ちょっと経つのに、いまだ「Aケア」が実現化されていないのが不思議…って思ってしまうのがこわい。
    フィクションなはずなのに妙に現実味があるのは、作者さんが医師だからなのかな。とにかく現場の声がすごくリアル。
    今まで一生懸命、麻痺側をおそるおそる守ってきたけど「確かに切っちゃえばお互い(本人も職員も)楽だよね」って…なんなら「なんで今まで気付かなかったんだろう」って視界がひらけた気さえする。
    介護に携わ

    0
    2026年06月09日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    おもしろい
    Aケアの有用性には2026年に読んでも説得力がある
    前例が無いものに対して何を正しいとするのか
    マスコミや人々の証言なども何が正しいのか
    人間の感情や心理を客観的に見ることの難しさ
    色々考えられる作品

    こういう脳みその知らない部分を触られるような本を探している

    0
    2026年06月07日
  • 嗤う名医

    Posted by ブクログ

    心臓外科医であることが、よりリアリティを読者に知らしめる作品。主人公はいずれも優秀な医師だが、反面、優れた面を維持していく苦しさや悩みも持ち合わせている。
    6篇の小話はいずれも最後になって平静を取り戻している、いや、穏やかになっているのが良い。

    0
    2026年06月04日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    ----------------------------------
    この楽園は
    異常
    ですか?
    ----------------------------------
    インスタ?か何かで見て気になってたら、
    いつも行く書店に映画化ということで面陳されてました。

    すごかったです…

    廃用身とは、
    脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。

    老人医療にあたる医師の漆原は、
    患者の廃用身を切断していく。

    次々に四肢を切断していく漆原に
    マスコミが騒ぎ立てる。

    一番最初の感想は、
    「これは小説…?」でした。

    前半は医師の漆原が執筆した原稿、
    後半は漆原の原稿を世に出そうとする編集者の原稿

    0
    2026年06月01日
  • 廃用身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画を観たので再読。非常にシビアで現実的な高齢化社会に対する予測、介護の今後、老人虐待問題などで何が善とも悪とも言い切れない重い内容になっている。がまあ普通にマスコミは一意にカス
    「自分が本当は心底で何を思っていたか」なんて自分にも理解し得ない。それを周囲に誘導されてしまった面も否めず、「頭はわたしの廃用身」という遺書がとても悲しい。自分の頭、考えることを廃用身と言えてしまうほどの悲しみはない。反面まあ「不要だから取った方がマシなのでは」から実際に切断まで行けてしまう人間は全然怖い
    割合で言うと「良くなった」と感じている老人の方が多く、しかし悪い例が凄惨すぎて単純には肯定できない難しさがある。

    0
    2026年05月31日
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新米研修医が気づいた真実、引きこもり患者を救う精神科医、無差別殺人犯への緊急手術、友人の脳腫瘍に向き合う脳外科医、深夜の出産に奔走する医療チームなど、医師作家9名がそれぞれの知識と経験をもとに描く医療小説アンソロジー。

    医療小説としてのドラマ性だけでなく、診療の段取り、医師同士の距離感、病院という組織の空気、患者や家族とのすれ違いが自然に描かれている。医療者が読むと「わかる」と思う場面が多い。

    使命感、判断力、患者を助けたい気持ち。
    一方で、自己正当化、権威性、論文や業績への欲、組織内の空気の悪さ。
    医師という職業を美化しすぎず、かといって冷笑しすぎてもいないところが読みやすい。

    精神科

    0
    2026年05月30日