久坂部羊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの話はノンフィクション?フィクション?どっちだろう。リアリティがありすぎることに驚き、深く考えさせられる小説だった。※小説なのだが、研究発表のような形でストーリーが進むので、一見リアルな話かと思ってしまう。
『廃用身』とは…脳梗塞などで身体が麻痺し、回復する見込みがない手足のことを言うらしい。
小説の中で漆原(うるしばら)医師が提案する『Aケア』というものは、廃用身を切断し、介護する者の手助けをするもの。
(『切断』=アンピュテーションということから)
介護の現場は本当に大変だと思う。小柄な女性ならまだしも、体重が80キロ、90キロあるような方の介護をするのは想像するだけでキツイと思う。 -
Posted by ブクログ
職場の人からこの作品を教えてもらい、興味を惹かれて原作ゲット。そして一気読み。
長年「高齢者介護」に携わってきた者として、とてもショッキング&目から鱗なお話だった。
この作品が描かれて20年ちょっと経つのに、いまだ「Aケア」が実現化されていないのが不思議…って思ってしまうのがこわい。
フィクションなはずなのに妙に現実味があるのは、作者さんが医師だからなのかな。とにかく現場の声がすごくリアル。
今まで一生懸命、麻痺側をおそるおそる守ってきたけど「確かに切っちゃえばお互い(本人も職員も)楽だよね」って…なんなら「なんで今まで気付かなかったんだろう」って視界がひらけた気さえする。
介護に携わ -
Posted by ブクログ
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この楽園は
異常
ですか?
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インスタ?か何かで見て気になってたら、
いつも行く書店に映画化ということで面陳されてました。
すごかったです…
廃用身とは、
脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。
老人医療にあたる医師の漆原は、
患者の廃用身を切断していく。
次々に四肢を切断していく漆原に
マスコミが騒ぎ立てる。
一番最初の感想は、
「これは小説…?」でした。
前半は医師の漆原が執筆した原稿、
後半は漆原の原稿を世に出そうとする編集者の原稿 -
Posted by ブクログ
ネタバレ映画を観たので再読。非常にシビアで現実的な高齢化社会に対する予測、介護の今後、老人虐待問題などで何が善とも悪とも言い切れない重い内容になっている。がまあ普通にマスコミは一意にカス
「自分が本当は心底で何を思っていたか」なんて自分にも理解し得ない。それを周囲に誘導されてしまった面も否めず、「頭はわたしの廃用身」という遺書がとても悲しい。自分の頭、考えることを廃用身と言えてしまうほどの悲しみはない。反面まあ「不要だから取った方がマシなのでは」から実際に切断まで行けてしまう人間は全然怖い
割合で言うと「良くなった」と感じている老人の方が多く、しかし悪い例が凄惨すぎて単純には肯定できない難しさがある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ新米研修医が気づいた真実、引きこもり患者を救う精神科医、無差別殺人犯への緊急手術、友人の脳腫瘍に向き合う脳外科医、深夜の出産に奔走する医療チームなど、医師作家9名がそれぞれの知識と経験をもとに描く医療小説アンソロジー。
医療小説としてのドラマ性だけでなく、診療の段取り、医師同士の距離感、病院という組織の空気、患者や家族とのすれ違いが自然に描かれている。医療者が読むと「わかる」と思う場面が多い。
使命感、判断力、患者を助けたい気持ち。
一方で、自己正当化、権威性、論文や業績への欲、組織内の空気の悪さ。
医師という職業を美化しすぎず、かといって冷笑しすぎてもいないところが読みやすい。
精神科