善医の罪

善医の罪

1,001円 (税込)

5pt

4.2

彼女は善意の名医か、患者を殺した悪魔か――

救急医・白石ルネは、意識不明で運ばれてきた男性を、家族の同意のもと延命治療を中止、尊厳死に導く。しかし3年後、ルネを嫌う麻酔医が、ルネは積極的に安楽死を行ったと病院に告発。身に覚えのないルネだが、やがてマスコミも巻き込む大問題に発展、遺族も白石を告訴するが……医療×法廷ミステリーの新たな傑作誕生!

※この電子書籍は2020年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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善医の罪 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月25日

    あまりスッキリできる結末ではなかったけれど、法律で安楽死、尊厳死が良しとされていない日本の現状のような気がして個人的には好きです

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    Posted by ブクログ 2024年01月22日

    くも膜下出血の終末期医療を行った医師が、悪意も落ち度もなかったにもかかわらず、周辺の思惑に押し流され、殺人罪で有罪判決を受ける。

    実際に起きた事件を元に書かれたという本書は、安楽死、尊厳死が制度化されていないために、終末期医療の現場で医師たちが負わされている過大なリスクと責任を如実に示した。

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    0

    Posted by ブクログ 2023年12月27日

    事実を基にしたフィクションとのこと。
    それだけに真に迫った説得力があり、死を肯定する安楽死や尊厳死の問題に目を向けない世間に対し、鋭く問いかけるサスペンス。
    主人公の女医白石ルネが担当する患者が、これ以上生存の見込みがない状態に陥る。延命治療を断っていた患者を思い、最善の治療を行うが、その甲斐無く死...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月12日

    法律が必ずしも正しくないことを思い知る。
    医療との相性が悪いというか
    本職の方には悪いけど正しさをこじつけるための
    手段という印象を受けた。
    有罪のままなら延命治療する医者はいなくなるな。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月02日

    白黒をはっきりさせるのが裁判なのか?
    判決という形で線を引いても、それはとりあえず今はとしか思えない線引きもある気がする。
    生きているのと死んでいるのは はっきり違うけれど、その間には無数の状態があって、ここが境目という箇所は無いに等しいのかもしれない。

    医師はどんな思いで治療をし患者はどんな思い...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月07日

    うーん。こう、終わるんか。
    もう一歩進んで終わらんかい。
    ちょっともの足らんわ。
    廃用身を読んだ時のような新鮮味や驚きが無いなあ。

    0

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