額賀澪のレビュー一覧
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白黒でしか見たことのない戦争の記録。
それをカラーにした本が発売になる。
その本の帯を書く若い書店員、広島出身の編集者、その本を題材に課題を書く中学生、文化祭の展示にそれを使う事になったクラスに転校してきたアメリカミックスの高校生。
彼らが、カラーになってより鮮明になった戦争の記録とどのように向き合うのか、何を思い未来に向かうのか、戦争のエピソードの入った若者たちの話。
ほんわかとしたストーリーの中に、戦争という重い題材が入り、一人一人の背景や考え方をじっくり読み解くような感じだった。
戦争の内容はあまり多く無く、正直ちょっと肩透かしというか、もう少し突っ込んだ内容だと良かったかなぁと思う。
差別や偏見の話も、もう少しグサッと刺さる何かが欲しかったかな。
とはいえ、読んで良かった本。
子供達と戦争について話す良いきっかけになりそうな本だった。 -
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ネタバレ未谷千晴
入社二年目のキャリアアドバイザー(CA)、二十七歳。新卒で大手の広告代理店に就職したが、働きすぎでダウン。叔母・洋子に勧められてCAになる。
来栖嵐
毒舌だが、内定率ほぼ百パーセントの凄腕CA。「転職の魔王様」と呼ばれている。千晴の上司で三十三歳。新卒で商社に入社したが、交通事故の後遺症で左足が不自由になり、転職。洋子にスカウトされてCAに。木製の杖をついている。
落合洋子
社長。千晴の叔母。五十三歳。無職の千晴に自分の会社で働くことを提案した。
広沢英里香
童顔で小柄のベテランCA。千晴と同じチームで働く頼りになる先輩。三十五歳。この会社に転職する前もCA。
横山潤也
営業担当。二十七歳。千晴と同い年。スタンドプレーが過ぎる来栖に日々イライラさせられている。
タピオカ
千晴が大学三年のときに拾ったメスの白猫。洋子が引き取り、毎日、洋子と共に出勤するコーポレートキャット。何故か来栖に懐いている。
フランクリン恵恋
国内外で大人気のSNS「トリルビィ」を運用するIT企業トリルビィ・ジャパンのプロモーション部勤務。入社二年目。
染川
恵恋の上司。
近藤沙梨
恵恋の同期。営業部。
天間聖司
キャリアアドバイザーの新メンバー。二十八歳。
皆川晶穂
三十歳。都内の製薬会社で働いていたが、先月退職し無職。製薬業界での転職を希望。
石岡遥太
フリーライターだが一年以上記事を書いていない。収入の大半はファミレスのバイト。
品川
新卒で飲料メーカーに入社し、商品企画部を志望したが営業部に配属された。五年も営業を耐え、商品企画部に異動。
吉木
大学卒業と同時にITベンチャー企業に進んだ。
平井
大学時代に遥太と同じゼミにいた。いい意味でも悪い意味でもお人好しで、よくゼミやサークルの面倒事を押し付けられていた。二年付き合った彼女と結婚する。
八王子正道
シェパード・キャリアで三回、人生でトータル七回も転職している転職王子。三十九歳。
下館
八王子が所属する班の班長。上司。三十歳。
小林
八王子と同期。二十四歳。
澤村
八王子が勤めるエイダン不動産渋谷センターのセンター長。四十六歳。
優吾
晶穂とは大学のサークルで知り合った。卒業後、大手百貨店に入社し、販売部を経て現在は販売促進部でイベントや物産展の企画に携わっている。
日下部
晶穂が入社した乙葉製薬の同じ営業部の三歳年上の先輩。
児玉修一郎
三澄エネルギー産業の海外事業本部。来栖とは商社時代の同僚。来栖をヘッドハンティングに来た。
滝藤航平
三十五歳。東京西部に広く支店を構えている地方銀行に勤めていた。映画業界に転職希望。 -
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ネタバレ未谷千晴
新卒で業界最大手の広告代理店「一之宮企画に入社。第一営業企画部でおよそ三年勤務し退社。叔母の洋子が経営する人材派遣会社「シェパード・キャリア」で転職活動を始める。試用期間一年で「シェパード・キャリア」で見習いCAになる。
落合洋子
千晴の叔母人材紹介会社。「シェパード・キャリア」の社長。
来栖嵐
「シェパード・キャリア」の凄腕キャリアアドバイザー。「転職の魔王様」の異名を持つ。
千晴の母
結婚前、百貨店のアパレルコーナーで働いていた。今も今女のショッピングモールにある衣料品店でパートをしている。
竹原
一之宮企画第一営業企画部の部長。
宇佐美由夏
派遣会社からアカツキ文具という文具メーカーに営業事務として派遣されている。
村松愛
トイレ掃除をあつもサボるアカツキ文具の社員。
中田七恵
由夏と同じ派遣会社から派遣されている。由夏より七歳年下。村松と組んで営業事務をしている。
渋井克行
アカツキ文具が商品のパッケージデザインを発注している会社のデザイナー。由夏と付き合ってるが、別れを切り出した、
広沢英里香
キャリアアドバイザー。来栖チーム。
笹川直哉
新卒で広告代理店「武蔵野広告社」の営業マンになって三年半。
西田
笹川の上司。
大宮
笹川の先輩。
山辺
光友製薬の部長。
上岡
デザインチームの女性デザイナー。笹川から大量に流れてきた修正で、頑張りすぎて倒れた。
高橋
笹川の同期。
剣崎莉子
三十二歳。来栖の元カノ。
綾野周介
莉子と同棲して二年。漫画家志望。
戸松卓郎
大学卒業後、八年で三社の転職。
安永真奈美
過労で居眠り運転で交差点の横の電柱に衝突して亡くなった。戸松と同じ職場、同じ部署の同期だった。 -
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彼女できない、仕事できない芳野荘介と覚悟のできない河合裕紀、2人の目線から描かれるお仕事小説。
タスキシリーズでの熱さを知っているだけに「夜越町農業王国プロジェクト」成功の為に2人の男性が熱く切磋琢磨しながらも成功を収める物語…を想像していたが、ちょっと違ったかな…
タスキシリーズのような熱さではなかった…^^;
でもこれはこれでリアルな現実。
30代…仕事人として1人の人間としてこれから先このままでいいのだろうか?転職するなら…結婚するなら…と一度は考えるタイミングなのでしょう。
そんな迷いがリアルに伝わってくる。
人生ドラマのように劇的な変化が常にあるわけじゃない。
いつもの毎日の中に時々訪れる転機やチャンス。
それをどんなふうに受け止めてどんなふうにその後の自分に結びつけていくのか…慎重に物事を進める人もいれば、チャンスに乗っかれ!と勢いで波に乗る人もいる。
人それぞれだ!
迷いながら悩みながら人生の波に揉まれて毎日が過ぎていってるなぁ
いろ〜んな「覚悟」…自分も出来てないかもなぁ^^; -
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前作から約1ヶ月後にリリースされた本書。新キャラとして「転職の天使様」が登場。魔王様とは違い、求職者のためなら直接会社に出向き、1日体験を通して、大丈夫と判断できた企業を推薦する方法をとっている。
現実を直視させ、自分の弱さ・はがいなさを認識してもらうことで、自分から積極的に動くよう仕向ける魔王か、全て体験した上で決断してもらうよう仕向ける天使か。
どちらも優れたキャリアアドバイザーであり、どちらが良い悪いといった評価をなかなかくだすことはできない。ただ、決断は自分でしないと意味がない。全編を通して、他人やものに判断を委ねることのマズい点が指摘されているように思う。 -
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ネタバレ安原槙人
武蔵映像大学、通称・ムサエイに通う。映画が大好きで天才肌、でも口下手で天然、しかも要領の悪い貧乏学生。北川より二歳年上。
北川賢治
武蔵映像大学、通称・ムサエイに通う。映画プロデューサーの息子で何でも器用にこなし、人を動かすのが上手い策士。
高島先生
講評会の度にきついことばかり言ってくる。
溝渕先生
細かいところをねちねち追求するのが大好き。
原田佐緒里
撮影・照明コースの四年生。安原の卒制『終わりのレイン』の撮影。
北川乃々香
北川の二歳年下の妹。
篠岡勇子
安原の卒制『終わりのレイン』のチーフ助監督。
橋本健太
安原の卒制『終わりのレイン』のセカンド助監督。
木脇和泉
安原の卒制『終わりのレイン』のサード助監督。
羽賀玉美
安原の卒制『終わりのレイン』のスクリプター。
箕島純平
安原の卒制『終わりのレイン』の照明。
坂井マリ
安原の卒制『終わりのレイン』の録音。
水森護
安原の卒制『終わりのレイン』の編集。
双海大樹
安原の卒制『終わりのレイン』の主人公・波田野透役。芸能事務所に入っている.二十五歳。
入田琴葉
安原の卒制『終わりのレイン』のヒロイン・奈々役。日東大学芸術学部演劇学科一年。石川県金沢市出身。
辻井哲平
美大生。油絵専攻。
荒屋敷一樹
演技派として高い知名度を誇る俳優。双海の父。
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私は、とある専門職養成大学卒で、実習をしながらそのまま就職していて、しかも、子育てで退職してからは家業の手伝いをしながら、今に至っているので、就活もしたことがない。
だから、この小説で、一般企業で会社員として働くことの厳しさを"垣間見た"という感じ。
社会人の皆さん、毎日、大変な思いでお仕事に従事なさっているのですねー。
社会人として生活していくための要となる仕事、会社。
それほど大切だから、自分の長所が無理なく発揮できて、人間関係でもストレス少なく、できれば楽しくできる仕事であり、充実して過ごせる場所でありたい。
社会人として、会社員として、仕事して生きていくってすごく大変で、また、そのリスタートをするための転職って、自分の今後の生き方をも左右することだから、
本当に本当に大変なんですねー! -
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※
転職の魔王様 第二弾
転職をする側から転職を支援する側に変わった
主人公が、転職希望者の悩みや希望に耳を傾け、
心の奥にある本音を掬い上げる手助けをして
くれる物語。
転職を通して仕事や働き方を考え、
どんな人生を歩みたいか、何が好きで、
何が好きでないかを見つめ直す。
モヤモヤした不満や漠然とした不安、
曖昧でぼんやりしたものを言語化する
手助けをしてくれる、一見お節介だけど
親身で優しいCA達と出会えるお話。
『気持ち悪い社畜』と来栖に言われた
主人公が、転職希望者や同僚と関わりの中で
次第に変わっていく様子はきらきらしていて
読んでいて眩しくて心地よいです。 -
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若者(20代、30代)のお仕事奮闘小説。
読んでていて思ったのはものすごく爽やか。
若者だともがき苦しんでいる姿も微笑ましい(それだけ私が年取ったって事なんだと思う)から不思議なものです。
学生でもないのに、なんでこんなに爽やかなんだろう?と思いながら読んでいましたが、解説にそのヒントが!
”年齢は関係がないのだ。重要なのは、その人物がもがいているか否か。”(抜粋)
と、いう事は、40代の私でもやろうと思えば、今からでも青春が出来るという事です。
(体力的に青春出来るか、現実問題が出てきますが。)
何かを始めるのに年齢は関係ないと言うけれど、青春もその一つであるわけですね。
余談ですが、この著者にかかれば、おっさんやおばさんがもがいている姿も爽やかに書いてくれそうな気がする。笑
本を読んでなるほど、と思ったフレーズ。
”「仕事もけっこんもさあ、どういう奴とどういう風に過ごすかっていう選択なんだから。だから、俺の人生のクオリティを上げるチャンスは、ちゃんと捕まえておこうと思って」”(抜粋)
こういう視点で何かを決めたことがなかったんですよね。今後、何かの決断に迫られた時に、こういった選択肢もあるって事を頭の片隅に入れておいてもいいと思いました。
人生を変える決断って相当な負荷がかかりますからね。
自分一人で踏ん切りがつかない時は、誰かの力を借りる。誰かの決断にのっかるのもアリですね。
同志がいると心強いよ、やっぱり。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作は完全に忘れているが、なんとなく来栖が強烈なキャラクターだったこと、未谷が転職してCA(転職エージェント)になったことだけは覚えていた。それでも一話完結型なので楽しめる。
来栖は転職を求めてくる人間の本質を見抜いてはっきりと物申す。CAは慈善事業ではないのだから、求職者をいい加減に扱うこともできるのに、来栖は絶対に「いい加減」にはしない。そのせいで求職者が激怒することもあるのだが笑。
しかし、そんな来栖も自身の身の振り方についてはなかなか迷っていたようで、人間らしいと思った。
転職を繰り返す人は、それでも職に就けるのだから優秀だと思うが、やはり問題を抱えている場合が多いのだろうな。
本作には八王子という有名な転職マンが登場するが、彼は最後、自分で会社を作るという結論に至る。その考え方、恐れ入った。
八王子が作る会社なら私も入りたかった。